JPH01500262A - スルホン化ポリマーによる改良された被覆 - Google Patents

スルホン化ポリマーによる改良された被覆

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 スルホン化ポリマーによる改良された被覆発明の適用分野 本発明はスルホン化されたエラストマーポリマーの有機溶液からエラストマー被 覆が形成されることを特徴とする特許 在来技術の説明 固体(例えば基質、パイプ、スラブ、薄板、など)を障壁または保護被覆物質を 用いて外部環境から保護することができる。水または湿分から保護するには、ポ リマーまたは有機物質が広く用いられている。しかし費用効率のためにこれらの 物質は一般に薄いフィルムとして用いられる。フィルムの厚さは水から保護する 必要程度によって異なる。フィルムが厚ければ厚い捏、水の浸透速度を遅くし易 くなる。フィルムを断続的なものにしようとする各種の応力のために効率的な薄 い被覆を造ることは実施上困難である(例えばフィルムの破裂、ピンホール)。
フィルムは応力が限界を超すと破裂する。フィルムを破裂させようとする横方向 の応力はフイルム厚さの累乗に反比例する。フィルムが薄い程破裂し易い。フィ ルムに強度を与えるには、現在の方法では、硬化により被覆の中に架橋を作る必 要がある。架橋(硬化)によって水に対する被覆の抵抗を増すこともできる。比 較的不規則な原子配列の、非常にからみ合った分子から成る薄いフィルムは、比 較的コイル状に近いからみ合いの少ない分子を含有するフィルムよりすぐれてい る。したがって会合性のイオン基(イオノマー)を含有し、分子の相互作用の著 しいポリマーはすぐれた保護用また障壁用フィルムとなる。
様々な有機液体中にポリマーを濃縮するがゲル化した溶液には多くの用途がある 。また、このような系を製造するのに多くの物理的ならびに化学的な方法がある 。本発明はすぐれた障壁性を持つエラストマー被覆に関する。
保護、装飾または特殊な目的に用いられる被覆は通常そのような被覆に必要な特 性を与えるために50マイクロメーl・ル程度またはそれ以上の厚さに造られる 。被覆の欠陥、または被覆物質の特性上の弱点を補うために一層厚くする必要が ある。
すぐれた特性を持つ被覆は厚さが1から 100マイクロメートルの範囲の薄い フィルム状に造られるが2から20マイクロメートルの範囲が好ましい。このよ うな被覆が使用できるためには、被覆は次の基準の1つ以上を満たさねばならな い。すなわち被覆物質はすぐれた障壁特性を示さねばならない;造られた薄い被 覆は欠陥の少ないまたは欠陥のない連続フィルムでなければならない;そして被 覆される物質と被覆との間が適切に接着されねばならない。
薄いフィルム被覆に使われる物質が不利な条件のもとに使用に耐え得るためには 、弾力性、強靭性、硬度、耐摩耗性のような緒特性を目的に合うように釣合良く 持たねばならない。特殊な被覆は表面張力または摩擦に関する特性のような表面 の特性を満たしていなけらばならない。
スルホン化イオノマーにフィルム形成能力のあることが発見されたために、その 用途をQ業における放出を制御された製品(例えば放出制御肥料)などの被覆用 に拡大できるようになワた。放出制御肥料において、スルホン化イオノマーの被 覆は肥料中の水溶性成分のための障壁となり、数日から数ケ月間水溶性成分が過 早に水環境中に放出されないよう遮断する。スルホン化イオノマーは独特の障壁 特性を持つから、費用効率の良い放出制御肥料を造るのに利用できる可能性があ る。この被覆を用いることによって、得られる利点には、労力の節約、作物収量 の増加、窒素利用効率の増加、および時間の節約などが含まれる。利益の額は放 出制御製品に用いられる被覆の費用に直接関係する。したがって、必要な農産物 を造るのにできるだけ少ない被覆物質を用いることが経済的に重要である。しか し放出制御製品に用いられるべき被覆の量は経済的な配慮に支配されるだけでな く、要求される効果によっても支配される。殆んどの場合、必要な性能には農業 物質の放出または溶解性の制御が含まれるが、これは微細なピンホールまたは欠 陥のない被覆を行なうことによって達成できる。ここに放出制御肥料の大きな問 題が存在するのであって、特に在来の通常の被覆の場合、被覆が薄い、すなわち 被覆物質の使用量が少なければ少ない程、欠陥のない被覆が造り難いのが問題で ある。したがって、商業的に入手できる放出制御肥料製品は必要な性能(例えば 20℃水中で7日間に水溶性栄養物の放出が620%)を得るために厚< (> 40ミクロン)被覆される。その結果、これらの製品は高価であり用途が少ない 。しかしスルホン化イオノマー被覆の発見によって薄く (620ミクロン)、 欠陥のないフィルムが放出制御化1上に作られるようになった。これを利用すれ ば、安価な放出制御肥料を製造する有望な方法が得られる。
本発明はスルホン化ポリマー塩の溶液が薄いフィルム被覆を改良するのに必要な 多くの要件を満たし得ることを開示している。
本発明の要約 本発明は有機液体とスルホン化ポリマーの有機溶液から、すぐれた障壁特性を持 つ可塑性エラストマーの薄い被覆を形成する方法に関する。
図面の簡単な説明 1図は本発明の被覆と対照試料についての水中浸漬時間対放出のプロットを示す 。
一般説明 本発明はスルホン化ポリマーの有機溶液から、すぐれた障壁特性を持つエラスト マー被覆を形成させる方法に関する。
本方法の成分物質は一般に、水に不溶性のスルホン化ポリマーを含有し、このポ リマーは有機の溶媒系に溶解して0.1から20重量パーセントの濃度水準の溶 液どなっている。この溶媒系は有機溶媒から成り、アルコールまたはアミンのよ うな極性の助溶媒をともなう時もあり、ともなわない時もある。溶媒はポリマー の主鎖を溶解する能力のある有機の液体であればよい。イオン種の結合に由来す る会合部分を破壊するのに助溶媒が必要になることがある。
本発明の水不溶性スルホン化ポリマーは100グラムのポリマーあたり約4から  200 mg当量のペンダント様のスルホン酸塩の基、さらに好ましくは10 から 100 mg当量のペンダント様のスルホン酸塩の基から成る。殆んどの 場合本発明において用いられるスルホン酸塩は酸であるかまたは元素の周期表の IVA、VA、VIA、■A1■A11BおよびIIBの各族から選ばれる遷移 元素および鉛、スズおよびアンチモンならびにアンモニウムやアミンの対イオン で中和される。本発明の方法に用いられるスルホン化ポリマーには可塑性または 弾性両方のポリマーが含まれる。特殊なポリマーにはスルホン化ポリスチレン、 スルホン化メチルスチレン、およびスチレン−t−ブチルスチレン、スチレン− メチルスチレン、スチレン−イソブチレンなどのスルホン−化共重合体、スチレ ン化エチレン共重合体、スルホン化アククチツクプロピレンポリマー、およびプ ロピレン共重合体、スルホン化スチレン/アクリロニトリル共重合体、スルホン 化スチレン/メチルメタクリレート共重合体、スチレン/エチレンオキシドのス ルホン化ブロック共重合体、アクリル酸とスチレンの共重合体スルホン化インブ チレンイソプレン共重合体(ブチルゴム)、スルホン化エチレン−プロピレンタ ーポリマー、スルホン化イソプレンスチレンまたはブタジェンスチレンブロック 共重合体、およびスルホン化水素化ブロック共重合体などが含まれる。本発明の 好ましいスルホン化ポリマーはエチレンプロピレンターポリマー、ブチルゴムお よポリスチレンであってその中でもエチレン−プロピレンターポリマーとポリス チレンが最も好ましい。
上述のポリマーを適当な金属水酸化物、金属酢酸塩、金属酸化物または水酸化ア ンモニウムなどを用いて中和するのは業界で公知の方法によって行なうことがで きる。
例えば少量の0.3から 1.0モルパーセントの不飽和物を含有するブチルゴ ムの場合のようなスルホン化プロセスはU、S、特許番号3.838.511に 開示されており本書に参考として組み入れられているようにトルエンのような適 当な溶媒中で、スルホン化剤として硫酸アセチルを用いて行なうことができる。
得られるスルホン酸誘導体をその後ナトリウムフェノラートおよび類似の金属塩 のような各種多様な中和剤を用いて中和できる。このような中和剤の使用量は化 学量論的にはポリマー中の遊離酸プラス残留する未反応試薬の量に関係する。完 全な中和を確保するために中和剤の量は当初用いたスルホン化剤にひとしいモル 数プラスlOパーセント増しであるのが好ましい。
ポリマー中に存在するスルホン酸基を50パ一セント以上、好ましくは90パ一 セント以上中和するためにもっと多量の中和剤を用いる必要がある。そして最も 好ましいのはこのような酸基を殆んど完全に中和すべきである。
このように、当該スルホン化された基を中和する程度は0(遊離酸の形)から1 00モルパーセント以上まで変化する。そして50から 100モルパーセント が好ましい。
本発明の中和されたスルホン酸塩を用いる場合、中和の程度は殆んど完全である 。すなわち遊離の酸は殆んど存在せず、しかも中和を確実にするのに必要以上の 塩基の過剰分の殆んど無いのが好ましい。中和されたスルホン酸塩はそれらが酸 の形である時よりも熱的にはるかに安定である。したがって、本発明において通 常用いられるポリマーは殆んど中和されたペンダント様の基から成る。
そして実際には中和物質の過剰を用いても本発明の目的を妨げないことが明らか である。
本発明のスルホン化されたポリマーの数平均分子量は 1,000から10,0 00,000、好ましくは5,000から1、.000.000 、最も好まし くは10.000から eoo、oooである。
このポリマーは業界で公知の方法で製造できるが例えばU、S特許番号3.84 2.728を参照され度い。またこれは本書に参考として組み入れられている。
スルホン化されたエチレンプロピレンターポリマーのような、本発明において使 用するのに好ましいスルホン化ポリマーはI(、S、7コウスキイ(Makov sky)、R,D、ルンドベルグ(Lundberg)およびG、H,シンガー ル(Slnghal)の名前で1972年10月2日に受理されているU、S、 特許番号3.870.841に開示されており、本書にも参考として組み入れら れている手順によって製造できる。
本発明のスルホン化されたポリマーの中和を有機溶媒と混合する前に行なうか、 酸の形のものを其の場で中和して行なう。調製後、酸誘導体を直ちに中和する方 が良い場合がある。例えばEPDMターポリマーのスルホン化を溶液中で行なう 時は、その酸誘導体の中和をスルホン化工程の直後に行なうことができる。中和 されたポリマーを本技術分野の精通者には公知の方法によって、すなわち凝析、 水蒸気ストリッピングまたは溶媒蒸発などの方法によって単離できる。それは中 和されたポリマーは熱的に十分安定であるから、後程本発明に使用するために乾 燥できるからである。公知のとうり中和されない酸誘導体は熱安定性が悪く、そ して上記の処理によってこの問題が起こらないようにできる。
中和されたスルホン化ポリマーの溶液中の濃度は0.1から20重量パーセント 、さらに好ましくは0.5からlO1最も好ましくは0.5から6.0重量パー セントである。上述のとうり、各種のポリマー主鎖が良好な特性を示すことが本 発明で発見された。
各種のポリマーに対し用い得る有機液体の特殊な例は次のとうりである。
ポリマー 有機液体 スルホン化ポリス ベンゼン、トルエン、エチルベンゼン ンゼン、メチルエチ ルケトン、キシレン、スチレン、エチレン ジクロリド、メチレンクロリド。
スルホン化ポリ−ベンゼン、トルエン、キシレン、t−プチルースチ エチルベ ンゼン、スチレン、tレン −ブチルスチレン、脂肪族油、 芳香族油、ヘキサン、ヘプタン、 デカン、ノナン。
スルホン化工チン ベンクン、およびツルベントンプロピレンター riooニ ュートラル」、「150ポリマー ニュートラル」および類似の油のような脂肪 族ならびに芳香族 溶媒油、ベンゼン、ジーゼル油、 トルエン、キシレン、エチルベ ンゼン、ペンタン、ヘキサン、 ヘプタン、オクタン、イソオフ タン、ノナン、デカン、芳香族 溶媒、ケトン溶媒。
スルホン化スチレ ジオキサン、ハロゲン化脂肪族ンーメチルメタク 化合物、 例えばメチレンクロリリレート共重合体 ド、テトラヒドロフラン。
スルホン化ポリイ 飽和脂肪族炭化水素、シイツブツブチン アレン、トリイソ ブチレン、芳香族およびアルキル置換芳香族 炭化水素、塩素化炭化水素、n −ブチルエーテル、n−アミル エーテル、メチルオレアート、 脂肪族油、主としてパラフィン 起源の油およびナフテン系炭 化水素を含有する混合物。「ソ ルベント100ニニートラル」、 「ソルベント150ニュートラル」 およびすべての類似の油、スフ アレンのようなポリマー油、ホ ワイト油および芳香族含有EIBO パーセント以下のプロセス油。
スルホン化ポリと トルエン、ベンゼン、キシレン、ニルトルエン シクロヘキ サン、エチルベンゼン、スチレン、メチレンクロリ ド、エチレンジクロリド。
スルホン化されたポリマーの有機炭化水素溶液の粘度を下げて注型処理の時にそ の有機炭化水素溶液が利用できるようにするために、極性の助溶媒をこのスルホ ン化ポリマーの有機炭化水素溶液に加えて、ペンダント様のイオノマー基を可溶 化することができる。この極性助溶媒は10.0以上、好ましくは11.0以上 の溶解度パラメーターを持ち、有機液体、水不溶性のイオノマーのポリマーおよ び極性助溶媒の合計に対し0.01から15.0重量パーセント、好ましくは0 .1から5.0重量パーセントを占める。
極性の助溶媒は室温において液体であるのが通常であるが必ずしもその必要はな い。本発明に用いられる量の極性助溶媒が有機液体に可溶性であるか、混合し易 いということは好ましいが必要条件ではない。この極性助溶媒は主としてアルコ ール、アミン、2−または3−官能性アルコール、アミド、アセトアミド、リン 酸塩、またはラクトンおよびそれらの混合物から主として成る群から選ばれる。
特に好ましい極性助溶媒はメタノール、エタノール、n−プロパツール、イソプ ロパツール、l。
2−プロパンジオールのような脂肪族アルコール、エチレングリコールからのモ ノエチルエーテルおよびn−エチルホルムアミドなどである。
本発明のエラストマー被覆は浸漬被覆または噴霧被覆または薄く展延するための 他の方法(例えば刷毛ぬり)によって雰囲気温度または10から50℃でスルホ ン化されたポリマーの有機溶液を基質に塗布することによって行なわれる。それ からこの有機溶媒系を空気または窒素ガスのような強制乾燥ガスの助けを借りる かまたは借りることなく蒸発させることができる。この段階は乾燥工程と呼ばれ る。乾燥ガス温度は雰囲気温度から有機溶媒系の沸点まででよい。乾燥ガスの温 度は20℃から 100℃の間が好ましい。有機溶媒系を速かに蒸発させるのに 最も好ましい乾燥ガスの温度は約70℃である。乾燥後、塗布被覆の厚さは約1 マイクロメートルから約100マイクロメートルである。性能および経済性の両 方の理由から最も好ましい被覆厚さは2から20マイクロメートルである。
塗布被覆の厚さを制御するために、スルホン化されたポリマーの溶液濃度は0. 5から6重量パーセントで用いられる。濃度は約5重量パーセントが最も好まし い。スルホン化されたポリマーの被覆溶液は単一層または多層に塗布されるが、 これは必要な被覆厚さによって異なる。
どの場合も各層の塗布の後に有機溶媒系を蒸発させる。
スルホン化ポリマー被覆は好みの基質または既設の被覆の上に施工できる。後者 の場合、このような方法によって被覆系の性能を変更したり改善することができ る。
スルホン化ポリマーの被覆は肥料、微量栄養物または他の固体物質のような目的 物の障壁または放出制御被覆として用いられる。
尿素またはその他の水溶性肥料の粒状物を被覆して蒸発、窒素固定、および浸出 による損失を最小限にして、植物が供給された肥料を最大限に吸い上げるように できる。尿素の被覆は流動床被覆のような適当な方法によって尿素粒状物の滝の ような流れにスルホン化されたイオノマー、例えば亜鉛スルホEPOMを噴霧す ることによって行なわれる。流動床被覆方法の例には、固体の微粒子が流動床の 上からまたは下からの被覆溶液噴霧によって被覆される在来の噴霧被覆;ウルス タ−(警urster)装置;または回転するベッド支持板を備えた流動床など がある。被覆された尿素または他の肥料微粒子は各種の環境条件のもとに使用で き、なおかつ窒素または他の水溶性の栄養物の放出は目的の植物(例えば穀物) の必要とする時に利用できるように制御できる。
好ましい具体例の詳細な説明 次の例はスルホン化ポリマーの障壁用被覆としての性能を実証する。
U、S、特許番号3,838,511の手順であって本書に参考として組み入れ ている手順に基づいて、スルホン化EPDMターポリマー(TP−320)を調 製する。 100℃にて40ム一ニー粘度のEPDMターポリマー[ロイヤレン 521 (Royalene521)−L:Oイヤル(Uniroyal)]で あって約50重量パーセントのエチレン、約5重量パーセントのENBを含有す るものを硫酸アセチルを用いてスルホン化し、Zll(AC)2を用いて中和す る。これによってEPDMターポリマー100グラム当り10■当量のスルホン 酸亜鉛の基およびEPDMターポリマー100グラム当り25■当量のスルホン 酸亜鉛の基を造る。
帆叉 ポリマー間複合体被覆のすぐれた障壁特性例1のスルホン化EPDMポリマーの 溶液を造り被覆溶液として用いた。尿素が薄いフィルム被覆から水中に抽出され ることに対する被覆の障壁特性を測定するために尿素試料を溶液注型被覆(so lution cast coatlng)した・混合によって溶液Aを調製し た。この溶液は97.5%のトルエンと 2.5%のメタノール試薬から成る溶 媒100グラムの中に、例1に記載したものと類似であって、亜鉛で中和された エチ1/ンブロビレンエチリデンーノルボルネンターポリマー100グラム当り 25mg当量のスルホン酸塩の基を含有する亜鉛スルホ−EPDM (二二ロイ ヤルイオニツクエラストマー2560)を2.5グラム含有していた。
スルホン化EPDMターポリマー溶液から造られたフィルムの障壁特性を調べる ために、尿素スライドを被覆してその浸漬試験を行なった。尿素スライドの被覆 試料の調製および浸漬試験の実施手順は次のとうりである。
試薬級の尿素[フィッシャーサイエンティフィック(Fisher 5clen tif1c)コを顕微鏡のスライドガラス上に沈積させて尿素試料を調製した。
これはスライドガラスを約135から 145℃の温度の溶融尿素中に漬けて引 き上げ、其の後冷却して尿素の層を固化させる方法によった。
4から5回、この浸漬と冷却サイクルを継続すると尿素の層は約7m11の厚さ に達した。この尿素試料を第2の洗清手順を用いてポリマーのフィルムで被覆し た。尿素のスライドを上述の如く繰り返えし7ポリマーの溶液に漬けて引き上げ た。その後70℃の真空炉内で約3時間乾燥させた。1表に示すフィルム厚さが 得られるまで浸漬と乾燥のサイクルを繰り返した。
各種のポリマーフィルムの障壁特性を決定するために、各被覆された尿素のスラ イドを室温において約100gの脱イオン水に入れておいた。水を蒸発させた後 尿素を回収することによって尿素の水中への放出量を決定した。
各試料を初め1日間浸漬しその後3日間新しい水に浸漬しその後1週間毎に新し い水に浸漬した。
1表は室温で水中に入れて置かれた被覆尿素スライドから抽出された尿素溶液に 関する透過率を示す。被覆物質の透過率は定常状態における拡散に関するFic kの法則を適用して決定できる。Pickの法則はJ a = D A a で 表わされ、ここでJll−フィルムまたは薄膜を通る質量流れ(ロス)、八−輸 送面積、C−濃度勾配、δ−フィルムまたは薄膜の厚さでありD−薄膜の拡散係 数であってこれは尿素の薄膜と水への溶解度比(K)に対する透過率(P)の比 にひとしい。
亜鉛−スルホーEPDMフィルムの性能を市販の他の被覆物質の溶液から造られ たフィルムと比較した。第1の市販被覆溶液はきり油溶液であって、これはミシ シッピイ(Mississlppffi)のホームバイ(Formby)によっ て石油留出油中30重量パーセント固体にされていた。第2の市販被覆溶液はあ まに油改質ポリウレタンI型であり、これはNJのミンワックス(Mlnvax )ペイント会社によって石油留出中45%固体に造られていた。この2つの市販 被覆を被覆後48時間70℃で硬化させた。
亜鉛スルホン化EPDMターポリマーフィルムを通しての尿素溶液の透過率はき り油がら造られたフィルムまたはポリウレタンからのフィルムの透過率よりも約 3桁低いことが明らかとなった。きり油およびポリウレタンは水溶性の肥料に対 する放出制御被覆として特許請求されていることに注意すべきである。CU、S 、特許番号!1,321.298と3.223.518)。
この例は亜鉛スルホン化EPDMターポリマー複合体が市販の物質よりもはるか に良好な障壁となることを示している。1表を参照願う。
例3 1図はZSE−10が室温において(約22℃)尿素の水中への溶解を最も良く 防止することを示す。被覆しない尿素は速かに水中に溶解する。しかし同様な試 料に硫黄またはスルホン化しないEPDMおよびPEVACを厚く被覆しても尿 素が水中に溶解するのを十分に防止できない。パラフィンワックスや改質ポリウ レタンl型(ミンワックスペイント会社製)は6日以上尿素が水に溶けないよう に保護した。しかしZSE−10は尿素が水に溶けるのを防止するのに最も好成 績であ、った。この例において、試薬の硫黄とパラフィンワックス(H,P、− 55℃)の厚い被覆を溶融法で行なった(すなわち、これらの物質を融点より約 5℃から10℃高い温度で溶融し、それから尿素の試料をすばやくこの溶融物に 潰して引き上げた後高温の被覆試料を除々に室温まで冷却した)。厚い被覆が得 られるまでこの層をつくる手順を3回から4回繰り返した。スルホン化しないE PDMとPEVACを両方ともスルホEPDMの溶媒と同じ溶媒中の2.5%ポ リマー溶液にして用いた。
放出旦、全尿素に対する% 手続補正口 昭和63年 2月23日

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)基質;および (b)当該基質の1個所以上の面に接着しているポリマーの被覆であって、当該 被覆が約1から約100マイクロメートルの厚さを持ち、かつ当該エラストマー 被覆が中和されたスルホン化ポリマーから成り、当該中和されたスルホン化ポリ マーの100グラム当り約4から約200mg当量のスルホン酸塩を含有するこ とを特徴とするもの、で構成される複合物。
  2. 2.当該のスルホン酸塩基がアンモエウムまたは金属の対イオンによって中和さ れることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の複合物。
  3. 3.当該金属の対イオンが遷移元素および元素の周期表のIA、IIA、IBお よびIIB族の群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第2項に記載の複合 物。
  4. 4.当該スルホン酸塩基が少なくとも90モルパーセント中和されることを特徴 とする請求の範囲第3項に記載の複合物。
  5. 5.当該中和されたスルホン化ポリマーがエラストマーのポリマーから造られる ことを特徴とする請求の範囲第2項に記載の複合物。
  6. 6.当該エラストマーのポリマーがEPDXターポリマーまたはブチルゴムを含 めた群から選ばれることを特徴とする請求の範囲第5項に記載の複合物。
  7. 7.当該基質が肥料であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の複合物。
  8. 8.当該基質が尿素であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の複合物。
  9. 9.当該基質が微量栄養物であることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の複 合物。
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