JPH01500109A - 肥料製造装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 肥料製造装置 本発明は農業用製造装置に係り、とりわけキノコ育成用の肥料製造装置に関する 。

肥料塊全体により均一に石こうを分散させて、製造される肥料の特性を改良する ことにより、肥料製造に必要なすべての作用を結合することができる肥料製造装 置を提供することである。

従来の技術 肥料製造の過程は労力消費を要し、キノコ育成に用いるすべての労力の約４０％ を要する。

現在、完成された肥料製造装置は、第１の肥料固形物成形室と、肥料固形分撹拌 機または切断機および肥料固形物の表面に石こうを塗布する装置からなる一組の 装置を備えている。

各装置は１つの特殊な作用にのみ用いられるものであるから、この肥料製造用の 一組の装置は、明らかに複雑な装置となってしまう。この複雑な装置は、全体と してかさが大きくなり、金属材料を多く含んだ装置からなっている。このような 複雑な肥料製造装置は、大きな労力と動力入力を必要とする。

肥料固形分の表面に石こうを塗布する装置が知られている。この装置は内燃機関 と傾斜底面の石こうタンクとを支持するガントリーフレームを備えている。

この石こう塗布装置は次のように作用する。

装置を始動する前に、タンクに石こうを充てんするため正面端部ローダが用いら れる。次に石こう用ローダが、肥料固形分の端部に運ばれる。ローダが肥料固形 物に沿って移動を開始すると、この固形物はガントリーフレーム下方に来て、そ の表面が特殊な厚さの石こう層によって覆われる。

この石こう塗布装置は、肥料固形分の表面にのみ石こうを塗布するものであり、 そこで石こうがすばやく粘着性を有して、湿りかつ固まるため、問題がある。さ らに、この石こうの塊を混合したり、肥料固形物の表面に均一に分散させたりす ることは容品でない。このため、良質の肥料を製造することは困難である。

さらに、この装置は肥料固形分の囲りに石こうの層を塗布する作用のみしかでき ず、また１ヘクタールのキノコ貯蔵室において、−週間毎に打う作業はあまり重 要でないという問題がある。そのような装置は近代農業において経済的でないこ とは明らかである。

技術的設計および達成される結果の両面において、最も最近の従来例は、キノコ 育成用肥料製造装置である（ＳＵ、Ａ、８９５３５１号）。これは、排出シリン ダおよび傾斜コンベアを有する原材料貯蔵タンクと、肥料合成物を積極的に処理 する装置とを支持するフレームを備えている。またこの処理装置は、混合材料を 成形室に供給するための一連の撹拌機を有する取入用掻取シリンダからなってい る。さらに装置の支持フレームは、結合装置によって互いに連結された２つの部 材からなっている。

この従来の肥料製造装置は次のように作用する。

まず第１に肥料固形分を成形しかつ配置する工程の前に原材料が正面端部フォー クリフトロータによって貯蔵タンクに収納される。

貯蔵タンクの傾斜コンベアは、例えば含水ゎらおよび鶏のこやしからなる原材料 を運んで取入用掻取シリンダに入れる。コンベアから供給された原材料合成物層 は、排出シリンダ５によって：Ａ整される。原材料の過剰分は排出シリンダによ って貯蔵タンクの下方部に取除がれる。

取入用掻取シリンダは塊を把んで厚拌システムに投入する。

この段階において、すでに合成物は部分的に混合され掻混ぜられ、酸素を含むよ うになる。撹拌機は材料を粉砕して細断し、特殊な粒子形状とする。撹拌機はも う一度塊を掻混ぜて集中した混合を行ない、回転する撹拌機によって生じた空気 流により酸素を含有させ、塊を成形室に投入する。成形室では特殊形状の固形分 が形成され肥料固形分の攪拌の技術的作用が行なわれるとき、貯蔵タンクは装置 の主フレームから分離している。取入用シリンダの歯が固形分に接触するまで、 装置は肥料固形分の端部まで近づく。装置が作動し、供給取入シリンダは肥料の 塊を把み始め、それを攪拌システムに供給する。

肥料片は撹拌機によって細断されて成形室に投入され、そこで再び矩形状の固形 物に形成される。

この装置は肥料の特性が悪いという問題がある。これは、攪拌または細断作用の 前に、上述のように石こうが金属材料を多く含む独立の動力消費形装置によって 、肥料固形分の表面に導入されるという事実にもとずいている。石こうは肥料媒 体の反応抑制剤であることを強調すべきである。

肥料塊への石こう分散が均一になればなる程、また肥料の酸化が均一になればな る程、その特性は良質となる。

この従来の肥料製造装置は、満足な結果を生んでいない。

これは石こうが肥料固形分の表面に塗布され肥料塊全体に均一に分散しないから である。

発明の開示 本発明は、肥料製造に必要なすべての生産工程を実行できる肥料製造装置を提供 するものである。これは装置の技術的能力を拡大することによって達成され、さ らにこの装置は肥料塊全体により均一に石こうを分散させて製造される肥料の特 性を改良する。

この目的は、傾斜コンベアおよび排出シリンダを有する原材料貯蔵タンクと、最 初の合成物を積極的に処理する装置とを支持するフレームを備え、この処理装置 は取入用掻取シリンダと混合材料を成形室に供給するための一連の撹拌機とから なる肥料製造装置であって、この装置のフレー、ムはその上部に、処理材料が浮 遊する領域の直上に配置されるとともにフレームの開口を介して前記領域に連通 する排出部を有する石こうタンクを支持することを特徴としている。

石こうタンクの底面は傾斜し、かつ排出部にはスライドゲートが設けられること が好ましい。

肥料片によって詰らないよう、装置のフレーム開口を保護する保護シェルが設け られている。このシェルの表面は回転取入用シリンダの方向へ下方に向っている 。

この肥料製造装置は、肥料製造工程に必要なすべての作用を備えており、基本的 に動力消費員を減少させるとともに肥料特性改良に寄与している。

この発明は、基本的に肥料製造装置が従来の装置と異なり、石こう用タンクを備 えている。このことによって肥料固形分の攪拌と、処理材料が浮遊状態の領域へ の石こうの導入を同時に行なうことができる。肥料塊は処理する肥料固形分の幅 と深さ全域にわたって石こうと均一に混合される。装置のフレームに配設された 石こうタンりによって、領域に石こうを導入することができる。これはタンクの 排出部が肥料製造装置のフレームの開口と対応するからである。

タンクは傾斜底面を有し、石こうは排出部を通って供給される。供給量はスライ ドゲートによって：Ａ整される。

保護シェルは装置フレームの開口の詰りを防止するものであり、その表面は取入 用掻取シリンダの方向下方へ向いている。さらに、保護シェルの表面は、石こう を処理材料が浮遊状態の領域へ滑らせるガイドとなっている。

肥料製造のすべての技術的作用がこの装置に備えられているので、肥料製造装置 を製作するために必要な金属材料の減少割合は２．５となっており、動力消賀量 の減少割合は１，５となっている。

肥料の特性は、石こうが固形分に均一に分散されることによって改良される。こ のような良質の肥料特性によって、各年のキノコ床のスクエア当り、キノコは２ ｋｇ追加して育成される。

図面の簡単な説明 本発明の実施例は、添付した第１図によって示される。

第１図は、本発明による肥料製造装置の概略図である。

発明を実施するための最良の形態 キノコ育成用の肥料製造装置は、２つの部材からなる溶接フレーム２を支持する ハウジングを備えている（第１図）。これら部材のうちの１つは、最初のすなわ ち原材料用の貯蔵タンク３と、排出シリンダ５を有する傾斜コンベア４とを支持 している。またフレーム２の他の部材は肥料成分を活発に処理する装置を支持し ている。そしてこの装置は、取入用掻取シリンダ６と順次連続的に配置された撹 拌機システム７とからなり、材料を細がく切断して成形室８へ供給するようにな っている。

フレーム、２の両部材は、互いに装置９により連結されているが、この装置９は 従来技術により公知の方法で製作されている。

石こう用タンク１０が装置のハウジング１の上部に設けられている。石こう用タ ンク１０は処理材料が空中に浮遊する領域Ａの直上に配置された排出部１１を備 えている。この石こうタンク１０の排出部１１はスライドゲート１２を有してい る。また、石こうタンク１０の底面も滑るようになっている。装置のハウジング １は保護シェル１４を有する開口１３を備え、この保護シェルの表面は回転する 掻取シリンダの方向へ向って下方へ曲がっている。

本発明による肥料製造装置は次のように作用する。

肥料固形物を形成し配置するため、原材料がフォークリフトローダによって貯蔵 タンク３に入れられる。そしてコンベア４が、これらの原料成分、例えば含水わ ら、鶏のこやし、等を取入用掻取シリンダ６に供給する。この供給される層の厚 みは排出シリンダ５によって調整され、過剰分は貯蔵タンク３の下方部に取除か れる。

取入用掻取シリンダ６は材料の塊を把持し、撹拌機７に投入する。この段階でも 、材料の塊は部分的に混合し、掻混ぜられ、酸素を含むようになる。撹拌機７は 塊を所望の粒形状に細断し、もう一度掻混ぜて細断し、さらに回転撹拌機７によ って生ずる空気流によって酸素を含をさせる。

材料の塊は最後に成形室８に投入され、ここで特定された形状の肥料固形分が形 成される。この段階では、石こうタンク１０はまだ停止している。

肥料固形分の第１の攪拌が行なわれている時、コンベア４を何する貯蔵タンク３ および排出シリンダ５を支持するフレーム２の一方の部材は、フレーム２の他方 の部材から分離する。装置は肥料固形分上に前進し、取入用掻取シリンダ６が固 形分から肥料の塊を把持し、撹拌機７に供給する。同時にタンク１０の滑り底面 が石こうの位置を変える。すなわち、パケットローダによってタンクに持上げら れた石こうは、排出部１１を通って層状に肥料製造装置のハウジング１の開口１ ３に送られる。そしてこの層の厚さはスライドゲート１２によって調整される。

石こうの排出部１１はハウジング１の開口１３の直上に配置され、これによって 石こうは、シリンダ６の掻取によって投出された肥料粒子が浮遊状態となってい る領域Ａに供給される。これら掻取シリンダ６によって投出された肥料粒子は、 装置全体に均一に浮遊する石こう粉によって被覆される。このようにして、肥料 は石こうと均一に混合する。肥料片は、さらに撹拌機に供給される。

そこからの製造工程は、第１の肥料固形物の成形における製造工程と同様となる 。この工程中、肥料物は石こうと均一に混合する。

肥料固形物のさらなる攪拌作業は、第１の攪拌作業と同様であり、異なる点は石 こう供給装置が作動しない点だけである。

本発明において肥料固形物の第１の攪拌中に石こうの流入が可能である。２つの 作業を組合せることによって作業の数を４から２へ減少させることができる。

産業上の利用可能性 本発明は人工的な土壌で作物を耕作したり、カバーの下でキノコを育成するため の各種農業分野で効果的に用いられる。

国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．傾斜コンベア（４）および排出シリンダ（５）を有する原材料貯蔵タンク（ ３）と、合成物を活発に処理する装置とを支持するハウジング（１）を備え、処 理装置は取入用掻取シリンダと混合材料を成形室に供給するための一連の撹拌機 とからなる肥料製造装置において、ハウジング（１）の上部に石こうタンク（３ ）が配設され、石こうタンク（３）は、処理材料が浮游する領域の直上に配置さ れるとともに、ハウジング（１）の開口（１３）を介してこの領域（Ａ）に連通 する排出部を有することを特徴とする肥料製造装置。
2. ２．貯蔵タンク（１０）の底面は傾斜し、排出部（１１）にはスライドゲート（ １２）が設けられていることを特徴とする請求項１記載の肥料製造装置。
3. ３．排出部（１３）を保護するため保護シェル（１４）がハウジング（１）に設 けられ、前記保護シェル（１４）の表面は回転する取入用掻取シリンダ（６）の 方向下方に曲がっていることを特徴とする請求項１記載の肥料製造装置。