JPH0149307B2 - - Google Patents

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JPH0149307B2
JPH0149307B2 JP58156135A JP15613583A JPH0149307B2 JP H0149307 B2 JPH0149307 B2 JP H0149307B2 JP 58156135 A JP58156135 A JP 58156135A JP 15613583 A JP15613583 A JP 15613583A JP H0149307 B2 JPH0149307 B2 JP H0149307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
cobalt
water
polyalkylene glycol
ink
Prior art date
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Expired
Application number
JP58156135A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6049073A (ja
Inventor
Zenshiro Iijima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adger Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Adger Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Adger Kogyo Co Ltd filed Critical Adger Kogyo Co Ltd
Priority to JP58156135A priority Critical patent/JPS6049073A/ja
Publication of JPS6049073A publication Critical patent/JPS6049073A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明はチオシアン酸コバルト、又はチオシア
ン酸ニツケルと塩化コバルトを呈色主剤とする水
で消去し得るインク組成物に関するものである。 従来、チオシアン酸コバルト、又はチオシアン
酸ニツケルと塩化コバルトを呈色主剤として含む
水で消去し得るインク組成物は知られている(特
開昭54−10005号公報、特開昭54−19806号公報)。
これらのインク組成物においては、コバルト使用
量を節約するために、濃色化助剤として、ポリア
ルキレングリコールが添加されている。しかしな
がら、この場合、そのコバルト使用量の節約には
限度があつた。即ち、コバルト濃度を減少させて
充分な呈色(青色)を得るには、ポリアルキレン
グリコールの量を多量にする必要があるが、ポリ
アルキレングリコールは粘性のある不揮発性物質
であるため、ポリアルキレングリコール量を増大
させて行くと、粘性が高すぎて、インクとしての
流動性が悪化するという欠点が生じる。また、ポ
リアルキレングリコール含量の高いインクで記載
した文字は、水で消去しても、そのポリアルキレ
ングリコールが不揮発性のために消去跡に残存
し、水分が蒸散するに伴い、その残存ポリアルキ
レングリコールの作用により、幾分の再発生を生
じるという問題もある。従つて、以上のような理
由により、従来のインク組成物においては、最少
コバルト使用量は、金属コバルト換算で約2.5重
量%程度であり、その時のポリアルキレングリコ
ールの使用量は約15重量%程度であり、これ以上
の濃度のポリアルキレングリコールの使用では前
記したような不都合が生じる。 本発明者は、コバルト含量が金属コバルト換算
で2重量%以下及びポリアルキレングリコール含
量が10重量%以下で、しかも、鮮明な青色の呈色
を示し、かつインクとしての流動性にもすぐれた
水により消去可能なインク組成物を開発すべく鋭
意研究を重ねた結果、本発明を完成するに到つ
た。 即ち、本発明によれば、水中にチオシアン酸コ
バルトを金属コバルト換算で0.1〜2.5重量%溶解
させると共に、濃色化助剤として、ポリアルキレ
ングリコール1〜10重量%を溶解させ、かつ水溶
性有機溶剤を1〜20重量%溶解させて、青色に呈
色させたことを特徴とするインク組成物が提供さ
れる。 本発明のインク組成物は、水によつて消去可能
なもので、このインク組成物を用いて紙上に記載
した文字や図案は、その上を水を含ませた布で拭
くことにより容易に消去させることができ、、ま
たその跡は、時間が経過しても再発色することは
ない。また、本発明のインク組成物は、コバルト
含量が低くかつポリアルキレングリコール含量が
低いにもかかわらず、水溶性の有機溶剤を適量加
えて、ポリアルキレングリコールによるコバルト
イオンの青色濃色化を補強していることから、全
体として鮮明な青色を呈し、また不揮発性で粘性
の高いポリアルキレングリコール含量は10重量%
以下であるため、インクとして良好な流動性を示
す。 本発明のインク組成物において、チオシアン酸
コバルト含量は、金属コバルト換算で0.1〜2.5重
量%、好ましくは0.15〜1.5重量%であり、ポリ
アルキレングリコール含量は0.2〜10重量%、好
ましくは0.5〜8重量%であり、そして、水溶性
有機溶剤は、ポリアルキレングリコールの濃色化
作用を補強し、良好な青色を呈する水溶液を与え
るために適量加えられるが、一般的には1〜20重
量%、好ましくは2〜10重量%の範囲である。 本発明のインク組成物において用いる前記ポリ
アルキレングリコールとしては、ポリアルキレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、エチレ
ンオキシドとプロピレンオキシドの共重合体等が
あり、その分子量は特に制約されないが、一般的
には、100〜1000、好ましくは200〜300のものが
適用される。また、このポリアルキレングリコー
ルと組合せて用いられる水溶性有機溶剤として
は、チオシアン酸コバルトに対する有機溶剤とし
て用いられているもの、例えば、メチルアルコー
ル、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブ
チルアルコール、ヘキシルアルコール等のアルキ
ルアルコール、アセトン等のケトン化合物、ジメ
チルエーテル等のエーテル化合物の他、クロロホ
ルム、酢酸メチル等が挙げられる。 また、本発明においては、呈色主剤としては、
前記チオシアン酸コバルトに代えて、チオシアン
酸ニツケルと塩化コバルトの組合せを用いること
ができる。この場合、チオシアン酸ニツケルの使
用割合は、塩化コバルト1重量部に対し、03〜10
重量部、好ましくは0.4〜2重量部であり、また、
チオシアン酸ニツケルと塩化コバルトの含量は、
金属ニツケルと金属コバルト換算の合計量で0.1
〜2.5重量%、好ましくは0.15〜1.5重量%である。 本発明のインク組成物は、筆記用インクとして
好適であるが、増粘剤等の補助成分を添加するこ
とにより、印刷インクや謄写インクとしての応用
も可能である。 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。 実施例 水に対して、チオシアン酸コバルト、ポリエチ
レングリコール(分子量約200)及び有機溶剤を
下記表−1で示した割合(重量%)で加えてイン
ク組成物を調製した。また、チオシアン酸コバル
トに代えて、チオシアン酸ニツケルと塩化コバル
トの組合せを用いた以外は同様にしてインク組成
物を調製した。この場合に得られたインク組成物
の成分組成を次表に示す。なお、呈色主剤の含量
はいずれも金属換算で示されている。
【表】
【表】 前記表−1に示したインク組成物をそれぞれサ
インペンの中綿に含浸させ、ペン芯より滲出させ
るようにした。このサインペンを用いて紙及び布
上に文字を記載すると、組成物No.1〜9のインク
組成物は、いずれもペン芯からのインク流出性も
よく、また鮮明な青色の呈色を示したが、比較の
ために示した組成物No.10のものは、淡赤紫色を示
し、所要の青色は示さず、また組成物No.11及び14
のものは、青色は示すが、ポリエチレングリコー
ル含量が高すぎるためにペン芯からの流出が悪
く、筆記用インクとしては不適当であるし、組成
物No.12,13,15及び16のものは、有機溶媒の添加
がないために、青色の呈色が弱く、淡桃色の呈色
を示し、青色インクとしては不適当でつた。 また、前記のようにして記載した文字の消去性
については、本発明のインク組成物No.1〜9を用
いて記載した文字は、水を含浸させた布を用いて
その文字の上を拭くことにより直ちに消去される
ことが確認された。一方、比較のための組成物No.
11及び14のインク組成物を用いて記載した文字
は、ポリエチレングリコール含量が高いために、
消去し難く、水を含浸させた布で軽く拭いた場合
には、いつたんその青色の呈色は消失するが、時
間が経つと、その青色が再発色した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水中にチオシアン酸コバルトを金属コバルト
    換算で0.1〜2.5重量%溶解させると共に、濃色化
    助剤として、ポリアルキレングリコール1〜10重
    量%を溶解させ、かつ水溶性有機溶剤を1〜20重
    量%溶解させて、青色に呈色させたことを特徴と
    するインク組成物。 2 水中にチオシアン酸ニツケルと塩化コバルト
    を金属ニツケルと金属コバルト換算の合計量で
    0.1〜2.5重量%溶解させると共に、濃色化助剤と
    して、ポリアルキレングリコール1〜10重量%を
    溶解させ、かつ水溶性有機溶剤を1〜20重量%溶
    解させて、青色に呈色させたことを特徴とするイ
    ンク組成物。
JP58156135A 1983-08-26 1983-08-26 インク組成物 Granted JPS6049073A (ja)

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JP58156135A JPS6049073A (ja) 1983-08-26 1983-08-26 インク組成物

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JPS6049073A JPS6049073A (ja) 1985-03-18
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4853036A (en) * 1986-11-25 1989-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Ink for ink-jet recording and ink-jet recording process using the same
JPS6429769A (en) * 1987-07-27 1989-01-31 Terumo Corp Determination of chloride
JPH068812B2 (ja) * 1987-07-31 1994-02-02 テルモ株式会社 塩化物測定用の試験片および試験具
KR910010018B1 (ko) * 1987-10-02 1991-12-10 가부시기가이샤 시세이도 양모제

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