JPH0149225B2 - - Google Patents
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- JPH0149225B2 JPH0149225B2 JP23041483A JP23041483A JPH0149225B2 JP H0149225 B2 JPH0149225 B2 JP H0149225B2 JP 23041483 A JP23041483 A JP 23041483A JP 23041483 A JP23041483 A JP 23041483A JP H0149225 B2 JPH0149225 B2 JP H0149225B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- roll
- demodulation
- coefficient
- coefficients
- Prior art date
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- 238000004364 calculation method Methods 0.000 claims description 14
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims description 10
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 8
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 5
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 102100036601 Aggrecan core protein Human genes 0.000 description 1
- 108091006419 SLC25A12 Proteins 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
(1) 発明の技術分野
本発明はデータ伝送システムのモデルの受信部
における復調器とロールオフフイルタとを一体化
し演算量を減少するとともに、量子化ノイズを最
小とした復調用フイルタ装置に関するものであ
る。 (2) 従来技術と問題点 従来のデータ伝送システムのモデルにおいて、
位相変調データを波形整形するために、ロールオ
フフイルタ(ROF)が用いられる。 これはナイキストの理論に基づき、後述するよ
うに直列接続した複数段の遅延回路を設け、それ
ぞれの出力を波形により設定されるフイルタ係数
を介して加算器に入れて出力する。その特性は等
間隔に0点を有し、それぞれの間は余弦特性をも
つように構成された低域通過フイルタである。デ
ータ伝送システムではこの波形整形を送信側、受
信側で分担する場合もあり、受信側で100%行な
う場合がある。 受信側で行なう場合には、第1図で示すよう
に、自動等化器の前段にAGC1、復調回路2、
ROF3に大別した回路が設けられる。この場合、
復調回路2とROF3ではデチタル処理により復
調と波形整形が行なわれる。このため、AGC1
の段階で搬送周波数に対し少なくとも2倍以上の
サンプリングが行なわれてデジタル変換され、こ
の際の量子化ノイズを最小化するためAGOが設
けられる。 第2図は第1図の復調回路2とROF3の詳細
説明図であり、AGC出力を復調回路2で一定の
キヤリア周波数ωcを与え実数成分と虚数成分に
分け、それぞれの出力をロールオフフイルタ3内
のフイルタ回路31,32に送る。フイルタ回路3
1,32は前述したように、複数の余弦特性をもつ
遅延回路41〜4oとそれぞれの出力に対して乗算
部51〜5oで特性に応じたフイルタ係数R1〜Ro
を乗算し、これを演算部6で加算したものをそれ
ぞれROF実数成分、虚数成分として出力する。 この場合、復調データのキヤリア周波数成分
cosωct、sinωctが前述のように少なくとも2倍
以上のサンプリング周波数でサンプリングされ、
これがデジタル変換されてロールオフフイルタ3
の各フイルタ回路31,32の演算に供される。第
3図aの示すように、キヤリア周波数cに対しサ
ンプリング周波数α1〜α7の関係はそれぞれの必要
条件により設定されるから、一般的には繰返しの
サンプリング値は種々の値を示すから、その演算
量は非常に多くなる。さらにデイジタル変換され
るための量子化ノイズが増大するという問題点が
あつた。 これに対し、本発明者は復調器ロールオフフイ
ルタを一体として演算しこれからの問題点に対処
することを考えたものである。 (3) 発明の目的 本発明の目的はデータ伝送システムのモデルに
おいて、復調器とロールオフフイルタの演算量を
減少しかつ量子化ノイズを最小とした復調用ロー
ルオフフイルタを提供することである。 (4) 発明の構成 前記目的を達成するため、本発明の復調用ロー
ルオフフイルタは位相変調された受信信号を復調
し、復調出力をロールオフフイルタを通し波形整
形して自動等化器に入力するデータ伝送システム
において、前記復調器からの復調キヤリア信号の
単一トーンのサンプル値と対応するロールオフフ
イルタのフイルタ係数との積より成るサンプリン
グ入力信号の係数を保持した係数テーブルを具
え、受信信号の復調と波形整形を同時に演算する
ことを特徴とするものである。 (5) 発明の実施例 本発明では、まず演算量を減少するために、復
調器とロールオフフイルタを1体とし、両方を含
む係数を与える係数テーブルを用意し、同時に演
算を行なう。さらに係数テーブルの内容につき検
討し、係数量を減少するため、復調キヤリア信号
の繰返しのサンプル値の数を減少した。同時に量
子化ノイズを最小とするため、ロールオフフイル
タの複数のフイルタ係数の小さい部分に対しノイ
ズ低減処理を施した。 まず、復調器とロールオフフイルタを一体化
し、復調キヤリアの単一トーンのサンプル値をそ
れぞれZ1,Z2,Z3,……Zoとする。 次に、これらに対応する入力信号のサンプル値
をx1,x2,x3……,xoとすると、復調後のデータ
はx1,Z1,x2,Z2,x3,Z3…,xoZoとなる。一
方、ROF出力はフイルタ係数をR1,R2,R3,
…,Roとすれば、 ROF出力X1,X2,X3,…Xoは X1=x1Z1R1+x2Z2R2+ x3Z3R3+……+xoZoRo X2=x2Z2R1+x3Z3R2+ x4Z4R3+……+xo+1Zo+1Ro 〓 Xo=xoZoR1+xo+1Zo+1R2 +xo+2Zo+2R3…+xo十o-1Zo+n-1Ro (1) となる。ここで従来のROFの係数R1〜Roに対し、 R1Z1、R2Z2、R3Z3、……RoZo R1Z2、R2Z3、R3Z4、……RoZo+1 〓 R1Zo、R2Zo+1、R3Zo+2, ……RoZn+m−1 (2) なる係数をもつ係数テーブルを用意すればよいこ
ととなる。 ここで注意しなければならないのは、このテー
ブルの量が大であれば本方式を導入した効果がな
い。そこでキヤリア周波数とサンプリング周波数
を与えたときのサンプル値の数を例示すると、
における復調器とロールオフフイルタとを一体化
し演算量を減少するとともに、量子化ノイズを最
小とした復調用フイルタ装置に関するものであ
る。 (2) 従来技術と問題点 従来のデータ伝送システムのモデルにおいて、
位相変調データを波形整形するために、ロールオ
フフイルタ(ROF)が用いられる。 これはナイキストの理論に基づき、後述するよ
うに直列接続した複数段の遅延回路を設け、それ
ぞれの出力を波形により設定されるフイルタ係数
を介して加算器に入れて出力する。その特性は等
間隔に0点を有し、それぞれの間は余弦特性をも
つように構成された低域通過フイルタである。デ
ータ伝送システムではこの波形整形を送信側、受
信側で分担する場合もあり、受信側で100%行な
う場合がある。 受信側で行なう場合には、第1図で示すよう
に、自動等化器の前段にAGC1、復調回路2、
ROF3に大別した回路が設けられる。この場合、
復調回路2とROF3ではデチタル処理により復
調と波形整形が行なわれる。このため、AGC1
の段階で搬送周波数に対し少なくとも2倍以上の
サンプリングが行なわれてデジタル変換され、こ
の際の量子化ノイズを最小化するためAGOが設
けられる。 第2図は第1図の復調回路2とROF3の詳細
説明図であり、AGC出力を復調回路2で一定の
キヤリア周波数ωcを与え実数成分と虚数成分に
分け、それぞれの出力をロールオフフイルタ3内
のフイルタ回路31,32に送る。フイルタ回路3
1,32は前述したように、複数の余弦特性をもつ
遅延回路41〜4oとそれぞれの出力に対して乗算
部51〜5oで特性に応じたフイルタ係数R1〜Ro
を乗算し、これを演算部6で加算したものをそれ
ぞれROF実数成分、虚数成分として出力する。 この場合、復調データのキヤリア周波数成分
cosωct、sinωctが前述のように少なくとも2倍
以上のサンプリング周波数でサンプリングされ、
これがデジタル変換されてロールオフフイルタ3
の各フイルタ回路31,32の演算に供される。第
3図aの示すように、キヤリア周波数cに対しサ
ンプリング周波数α1〜α7の関係はそれぞれの必要
条件により設定されるから、一般的には繰返しの
サンプリング値は種々の値を示すから、その演算
量は非常に多くなる。さらにデイジタル変換され
るための量子化ノイズが増大するという問題点が
あつた。 これに対し、本発明者は復調器ロールオフフイ
ルタを一体として演算しこれからの問題点に対処
することを考えたものである。 (3) 発明の目的 本発明の目的はデータ伝送システムのモデルに
おいて、復調器とロールオフフイルタの演算量を
減少しかつ量子化ノイズを最小とした復調用ロー
ルオフフイルタを提供することである。 (4) 発明の構成 前記目的を達成するため、本発明の復調用ロー
ルオフフイルタは位相変調された受信信号を復調
し、復調出力をロールオフフイルタを通し波形整
形して自動等化器に入力するデータ伝送システム
において、前記復調器からの復調キヤリア信号の
単一トーンのサンプル値と対応するロールオフフ
イルタのフイルタ係数との積より成るサンプリン
グ入力信号の係数を保持した係数テーブルを具
え、受信信号の復調と波形整形を同時に演算する
ことを特徴とするものである。 (5) 発明の実施例 本発明では、まず演算量を減少するために、復
調器とロールオフフイルタを1体とし、両方を含
む係数を与える係数テーブルを用意し、同時に演
算を行なう。さらに係数テーブルの内容につき検
討し、係数量を減少するため、復調キヤリア信号
の繰返しのサンプル値の数を減少した。同時に量
子化ノイズを最小とするため、ロールオフフイル
タの複数のフイルタ係数の小さい部分に対しノイ
ズ低減処理を施した。 まず、復調器とロールオフフイルタを一体化
し、復調キヤリアの単一トーンのサンプル値をそ
れぞれZ1,Z2,Z3,……Zoとする。 次に、これらに対応する入力信号のサンプル値
をx1,x2,x3……,xoとすると、復調後のデータ
はx1,Z1,x2,Z2,x3,Z3…,xoZoとなる。一
方、ROF出力はフイルタ係数をR1,R2,R3,
…,Roとすれば、 ROF出力X1,X2,X3,…Xoは X1=x1Z1R1+x2Z2R2+ x3Z3R3+……+xoZoRo X2=x2Z2R1+x3Z3R2+ x4Z4R3+……+xo+1Zo+1Ro 〓 Xo=xoZoR1+xo+1Zo+1R2 +xo+2Zo+2R3…+xo十o-1Zo+n-1Ro (1) となる。ここで従来のROFの係数R1〜Roに対し、 R1Z1、R2Z2、R3Z3、……RoZo R1Z2、R2Z3、R3Z4、……RoZo+1 〓 R1Zo、R2Zo+1、R3Zo+2, ……RoZn+m−1 (2) なる係数をもつ係数テーブルを用意すればよいこ
ととなる。 ここで注意しなければならないのは、このテー
ブルの量が大であれば本方式を導入した効果がな
い。そこでキヤリア周波数とサンプリング周波数
を与えたときのサンプル値の数を例示すると、
【表】
ここでサンプル値の数を求めるには、第1の例
の場合には9600/1700=96/17、すなわち、キヤ
リア周波数17周期毎のサンプル値の数が96とな
り、前述の第3図aの場合と同様に非常に多くの
サンプル値の数となる。これに対し第2の例の場
合には7200/1800=4/1、すなわちキヤリア周
波数1周期毎にサンプル値の数が4となる。これ
は第3図bに示すように4サンプル値は0、+1、
0、−1で示される。従つて式(2)で示される係数
テーブルの係数値のうち半分は0となるから演算
量を半減させることができる。ところが第2の例
ではキヤリア周波数がサンプリング周波数に対し
て決つた周波数に設定しなければならない。しか
し、一般にキヤリア周波数は伝送システムにより
決つてしまうから、本発明では第4図a,bに従
来例と比較して示すように、同図aの従来例では
キヤリア周波数cを受信信号に与えてROFに入
力するのに対し、本発明ではcに近くしかもサン
プリング周波数に対して2以上の整数分の1の周
波数1(これをキヤリア中間周波数という)に変
換しておき、これを用いて係数テーブルの係数値
を減少させる。 次に量子化ノイズを最小にする方法を第5図a
〜cにより説明する。 ロールオフフイルタの代表的な特性は、第5図
aに示すように、同図bの従来の遅延回路41〜
4oとフイルタ特性R1〜Rnに対応し、中央部の係
数の大きい部分○イと両側の係数の小さい部分○ロ、
○ハの部分より成り、量子化ノイズの大きいものは
両側○ロ、○ハの部分と考えられる。そこで、同図c
のROF10に示すように、両側(ロ)と○ハに対する
フイルタ係数R1,R2,…とRo,Ro-1,…とをK
倍してそれぞれ加算器11,12に送つて加算
し、加算されたもの同士をさらに加算し、乗算部
13で1/Kとし、これを全体の演算部14に送
り出力する。 このようにノイズの多い部分のみを抽出してフ
イルタ係数をK倍し結果を1/Kすることによ
り、信号とノイズではフイルタ効果に差があるこ
とからS/N比を向上させることができ、かつフ
イルタ特性を悪化させることがない。 第6図は本発明の実施例の構成説明図である。
同図は受信信号を実数部101、と虚数部102に
入力し、それぞれ第5図cの構成を設ける。この
場合のフイルタ係数KR1,KR2…Ri…KRoの読出
しはカウンタ15によりROF16から順次読出
して乗算部51〜5oに与えられる。 ここでは、復調器とロールオフフイルタを1体
化し、式(2)で示した係数テーブルを用意して復調
と波形整形を演算部14において同時に演算す
る。そして、この復調兼用ロールオフフイルタに
直接適用する前述のキヤリア中間周波数1をサン
プリング周波数の整数分の1に設定して、復調兼
用ロールオフフイルタの入口、出口の乗算部1
7,19でそれぞれキヤリア中間周波数1、これ
とキヤリア周波数cとの差c−1が与えられcに
変換される。これによりキヤリア中間周波数1で
サンプリングされるから、第3図bで説明したよ
うに、繰返しのサンプル値の数が少なくその一部
は0となる。従つて係数テーブルの係数を大幅に
減少することができる。 さらに、第5図bの構成を用いたことにより、
量子化ノイズを最小とすることが可能となる。 (6) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、受信側
の復調器とロールオフフイルタを一体化し、両方
を含む係数を与える係数テーブルを用意し、同時
に演算を行ない、さらにこの係数テーブルの係数
の量を減らすために、復調キヤリア信号の単一ト
ーンの繰返しのサンプル値の数を減少するように
した。次に量子化ノイズを最小とするため、ロー
ルオフフイルタの複数のフイルタ係数の小さい部
分に対しノイズ低減処理を施したものである。こ
のように、係数テーブルの係数を適当に設定する
ことにより、演算量の減少と量子化ノイズの最小
化が同時に得られ、ロールオフフイルタを用いる
データ伝送システムの改善に寄与することが大き
い。
の場合には9600/1700=96/17、すなわち、キヤ
リア周波数17周期毎のサンプル値の数が96とな
り、前述の第3図aの場合と同様に非常に多くの
サンプル値の数となる。これに対し第2の例の場
合には7200/1800=4/1、すなわちキヤリア周
波数1周期毎にサンプル値の数が4となる。これ
は第3図bに示すように4サンプル値は0、+1、
0、−1で示される。従つて式(2)で示される係数
テーブルの係数値のうち半分は0となるから演算
量を半減させることができる。ところが第2の例
ではキヤリア周波数がサンプリング周波数に対し
て決つた周波数に設定しなければならない。しか
し、一般にキヤリア周波数は伝送システムにより
決つてしまうから、本発明では第4図a,bに従
来例と比較して示すように、同図aの従来例では
キヤリア周波数cを受信信号に与えてROFに入
力するのに対し、本発明ではcに近くしかもサン
プリング周波数に対して2以上の整数分の1の周
波数1(これをキヤリア中間周波数という)に変
換しておき、これを用いて係数テーブルの係数値
を減少させる。 次に量子化ノイズを最小にする方法を第5図a
〜cにより説明する。 ロールオフフイルタの代表的な特性は、第5図
aに示すように、同図bの従来の遅延回路41〜
4oとフイルタ特性R1〜Rnに対応し、中央部の係
数の大きい部分○イと両側の係数の小さい部分○ロ、
○ハの部分より成り、量子化ノイズの大きいものは
両側○ロ、○ハの部分と考えられる。そこで、同図c
のROF10に示すように、両側(ロ)と○ハに対する
フイルタ係数R1,R2,…とRo,Ro-1,…とをK
倍してそれぞれ加算器11,12に送つて加算
し、加算されたもの同士をさらに加算し、乗算部
13で1/Kとし、これを全体の演算部14に送
り出力する。 このようにノイズの多い部分のみを抽出してフ
イルタ係数をK倍し結果を1/Kすることによ
り、信号とノイズではフイルタ効果に差があるこ
とからS/N比を向上させることができ、かつフ
イルタ特性を悪化させることがない。 第6図は本発明の実施例の構成説明図である。
同図は受信信号を実数部101、と虚数部102に
入力し、それぞれ第5図cの構成を設ける。この
場合のフイルタ係数KR1,KR2…Ri…KRoの読出
しはカウンタ15によりROF16から順次読出
して乗算部51〜5oに与えられる。 ここでは、復調器とロールオフフイルタを1体
化し、式(2)で示した係数テーブルを用意して復調
と波形整形を演算部14において同時に演算す
る。そして、この復調兼用ロールオフフイルタに
直接適用する前述のキヤリア中間周波数1をサン
プリング周波数の整数分の1に設定して、復調兼
用ロールオフフイルタの入口、出口の乗算部1
7,19でそれぞれキヤリア中間周波数1、これ
とキヤリア周波数cとの差c−1が与えられcに
変換される。これによりキヤリア中間周波数1で
サンプリングされるから、第3図bで説明したよ
うに、繰返しのサンプル値の数が少なくその一部
は0となる。従つて係数テーブルの係数を大幅に
減少することができる。 さらに、第5図bの構成を用いたことにより、
量子化ノイズを最小とすることが可能となる。 (6) 発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、受信側
の復調器とロールオフフイルタを一体化し、両方
を含む係数を与える係数テーブルを用意し、同時
に演算を行ない、さらにこの係数テーブルの係数
の量を減らすために、復調キヤリア信号の単一ト
ーンの繰返しのサンプル値の数を減少するように
した。次に量子化ノイズを最小とするため、ロー
ルオフフイルタの複数のフイルタ係数の小さい部
分に対しノイズ低減処理を施したものである。こ
のように、係数テーブルの係数を適当に設定する
ことにより、演算量の減少と量子化ノイズの最小
化が同時に得られ、ロールオフフイルタを用いる
データ伝送システムの改善に寄与することが大き
い。
第1図はロールオフフイルタの一般説明図、第
2図は第1図の要部の詳細説明図、第3図a,b
と第4図a,bは本発明の減算量の減少に関連す
る説明図、第5図a〜cは量子化ノイズの最小化
に関連する説明図、第6図は本発明の実施例の構
成説明図であり、図中1はAGC、2は復調回路、
3はロールオフフイルタ(ROF)、41〜4oは遅
延回路、51〜5o,13,17〜19は乗算部、
101と102は復調兼用ロールオフフイルタの実
数部と虚数部、11,12は加算器、14は演算
部、15はカウンタ、16はROMを示す。
2図は第1図の要部の詳細説明図、第3図a,b
と第4図a,bは本発明の減算量の減少に関連す
る説明図、第5図a〜cは量子化ノイズの最小化
に関連する説明図、第6図は本発明の実施例の構
成説明図であり、図中1はAGC、2は復調回路、
3はロールオフフイルタ(ROF)、41〜4oは遅
延回路、51〜5o,13,17〜19は乗算部、
101と102は復調兼用ロールオフフイルタの実
数部と虚数部、11,12は加算器、14は演算
部、15はカウンタ、16はROMを示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 位相変調された受信信号を復調し、復調出力
をロールオフフイルタを通し波形整形して等化器
に入力するデータ伝送システムにおいて、前記復
調器からの復調キヤリア信号の単一トーンのサン
プル値と、対応するロールオフフイルタのフイル
タ係数との積より成るサンプリング入力信号の係
数を保持した係数テーブルを具え、受信信号の復
調と波形整形を同時に演算することを特徴とする
復調用フイルタ装置。 2 前記係数テーブルのサンプリング周波数に対
し前記単一トーンのサンプル値の数が2以上の整
数値となるようなキヤリア中間周波数に変換して
ロールオフフイルタの演算を行ない、演算後キヤ
リア周波数に戻すようにしたことを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の復調用フイルタ装置。 3 前記ロールオフフイルタの複数のフイルタ係
数の小さい部分に配列された各係数をK倍して加
算した後、その結果を1/K倍して出力すること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の復調用
フイルタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23041483A JPS60123142A (ja) | 1983-12-06 | 1983-12-06 | 復調用フイルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23041483A JPS60123142A (ja) | 1983-12-06 | 1983-12-06 | 復調用フイルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60123142A JPS60123142A (ja) | 1985-07-01 |
JPH0149225B2 true JPH0149225B2 (ja) | 1989-10-24 |
Family
ID=16907506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23041483A Granted JPS60123142A (ja) | 1983-12-06 | 1983-12-06 | 復調用フイルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60123142A (ja) |
-
1983
- 1983-12-06 JP JP23041483A patent/JPS60123142A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60123142A (ja) | 1985-07-01 |
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