JPH0149108B2 - - Google Patents
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- JPH0149108B2 JPH0149108B2 JP59087387A JP8738784A JPH0149108B2 JP H0149108 B2 JPH0149108 B2 JP H0149108B2 JP 59087387 A JP59087387 A JP 59087387A JP 8738784 A JP8738784 A JP 8738784A JP H0149108 B2 JPH0149108 B2 JP H0149108B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/04—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
- B29C70/28—Shaping operations therefor
- B29C70/40—Shaping or impregnating by compression not applied
- B29C70/50—Shaping or impregnating by compression not applied for producing articles of indefinite length, e.g. prepregs, sheet moulding compounds [SMC] or cross moulding compounds [XMC]
- B29C70/52—Pultrusion, i.e. forming and compressing by continuously pulling through a die
- B29C70/525—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
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Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は建設、土木、造船などの現場におい
て、作業者の歩行に使用される足場板用の長繊維
補強合成樹脂発泡体の製造方法に関するものであ
る。
て、作業者の歩行に使用される足場板用の長繊維
補強合成樹脂発泡体の製造方法に関するものであ
る。
(従来技術とその欠点)
近時、従来の杉や合板製の足場板に代わつて、
軽量で、耐水性にすぐれたものとしてガラス長繊
維で補強された合成樹脂発泡体製の足場板が提案
されている。
軽量で、耐水性にすぐれたものとしてガラス長繊
維で補強された合成樹脂発泡体製の足場板が提案
されている。
このようなものを製造する方法としては例えば
特開昭53−58570号公報に記載されている様に、
樹脂液を含浸させた長繊維束を成形用通路に連続
的に導入し、この中で発泡・硬化を行わせて製造
する方法が提供されている。しかしながら、この
様な方法で製造されたものは長繊維方向に沿つて
割れやすく、足場板として使用する場合、安全性
の面で十分でないという欠点を有している。
特開昭53−58570号公報に記載されている様に、
樹脂液を含浸させた長繊維束を成形用通路に連続
的に導入し、この中で発泡・硬化を行わせて製造
する方法が提供されている。しかしながら、この
様な方法で製造されたものは長繊維方向に沿つて
割れやすく、足場板として使用する場合、安全性
の面で十分でないという欠点を有している。
又、合成樹脂発泡体を芯体とし、FRE板を表
面材として上記芯体に被覆してサンドイツチ構造
体を製造することも知られているが、この様な製
法では製造工程が複雑化し経済性に劣り、又長尺
体を連続的に製造することも困難である。更に、
上記いずれの方法においても、得られるものは表
面が平滑であり、足場板の機能として要求される
滑り防止効果を付与するためには製造した後で成
形体の表面を研削して凹凸にしなければならず、
後加工に時間がかかり経済性に劣る。
面材として上記芯体に被覆してサンドイツチ構造
体を製造することも知られているが、この様な製
法では製造工程が複雑化し経済性に劣り、又長尺
体を連続的に製造することも困難である。更に、
上記いずれの方法においても、得られるものは表
面が平滑であり、足場板の機能として要求される
滑り防止効果を付与するためには製造した後で成
形体の表面を研削して凹凸にしなければならず、
後加工に時間がかかり経済性に劣る。
(目的)
本発明は上記の欠点に鑑み、機械的強度、特に
幅方向の曲げ強度にすぐれ、表面に多数の滑り止
め防止用の突起が設けられた足場板用の長繊維補
強合成樹脂発泡体を連続的に製造する方法を提供
するものである。
幅方向の曲げ強度にすぐれ、表面に多数の滑り止
め防止用の突起が設けられた足場板用の長繊維補
強合成樹脂発泡体を連続的に製造する方法を提供
するものである。
(構成)
本発明の要旨は短時間で発泡し硬化し得る発泡
性樹脂液が含浸された連続長繊維束をエンドレス
ベルトで構成される成形用通路に導き、該成形用
通路内で上記樹脂液の発泡及び硬化を行わせて長
繊維補強合成樹脂発泡体を製造するに際し、成形
用通路の入口から、成形用通路の上部又は下部の
内面と上記連続長繊維束との間に挟まれるよう
に、成形用通路のエンドレスベルト側から順次多
数の孔が穿設されたベルトと合成樹脂フイルムと
格子状補強材とを連続的に挿入して、成形用通路
内で上記発泡性樹脂液の発泡・硬化を完了せしめ
ることを特徴とする足場板用長繊維補強合成樹脂
発泡体の製造方法に存する。
性樹脂液が含浸された連続長繊維束をエンドレス
ベルトで構成される成形用通路に導き、該成形用
通路内で上記樹脂液の発泡及び硬化を行わせて長
繊維補強合成樹脂発泡体を製造するに際し、成形
用通路の入口から、成形用通路の上部又は下部の
内面と上記連続長繊維束との間に挟まれるよう
に、成形用通路のエンドレスベルト側から順次多
数の孔が穿設されたベルトと合成樹脂フイルムと
格子状補強材とを連続的に挿入して、成形用通路
内で上記発泡性樹脂液の発泡・硬化を完了せしめ
ることを特徴とする足場板用長繊維補強合成樹脂
発泡体の製造方法に存する。
本発明においては短時間で発泡し硬化し得る発
泡性樹脂液が用いられるのであるが、この樹脂液
は始め液状であり、その後加熱や硬化剤の存在等
により硬化し、同時に発泡する性質を有するもの
であり、硬化のための適宜な硬化剤ないしは硬化
促進剤、発泡せしめるために反応型発泡剤、熱分
解型発泡剤等が添加されて良い。本発明に用いら
れて好適な上記樹脂液の種類としてはポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、フエノール樹脂等が挙げられ
る。
泡性樹脂液が用いられるのであるが、この樹脂液
は始め液状であり、その後加熱や硬化剤の存在等
により硬化し、同時に発泡する性質を有するもの
であり、硬化のための適宜な硬化剤ないしは硬化
促進剤、発泡せしめるために反応型発泡剤、熱分
解型発泡剤等が添加されて良い。本発明に用いら
れて好適な上記樹脂液の種類としてはポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、フエノール樹脂等が挙げられ
る。
又、連続長繊維束とは切断されていない多数の
長繊維が一方向に揃えられて集合されたものであ
り、これに用いられる繊維としてはガラス繊維、
炭素繊維等の無機系繊維であつても、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフイン等の合成樹脂
から製せられた有機系繊維であつても、又は木
綿、麻、羊毛等の天然繊維であつても良い。又、
該繊維は単繊維であつても複数本のものが撚られ
たものであつても良い。しかして本発明により得
られる長繊維補強発泡体を足場板として使用する
場合には、上記繊維としてガラス長繊維を用いる
のがコスト面及び諸物性の点から好ましい。
長繊維が一方向に揃えられて集合されたものであ
り、これに用いられる繊維としてはガラス繊維、
炭素繊維等の無機系繊維であつても、ポリアミ
ド、ポリエステル、ポリオレフイン等の合成樹脂
から製せられた有機系繊維であつても、又は木
綿、麻、羊毛等の天然繊維であつても良い。又、
該繊維は単繊維であつても複数本のものが撚られ
たものであつても良い。しかして本発明により得
られる長繊維補強発泡体を足場板として使用する
場合には、上記繊維としてガラス長繊維を用いる
のがコスト面及び諸物性の点から好ましい。
次に本発明に使用される成形用通路はエンドレ
スベルトで構成されており、互いに平行に配置さ
れた複数のエンドレスベルトで囲まれた空間が所
望する製品の輪郭を形作る様に成形用通路が形成
されたものである。そして該エンドレスベルトは
発泡性樹脂液の発泡硬化時の膨張力によつて進行
方向に対し垂直方向に弯曲するのを防止するため
に、ローラーベアリングや筒状体で支持されてい
るのが好ましい。
スベルトで構成されており、互いに平行に配置さ
れた複数のエンドレスベルトで囲まれた空間が所
望する製品の輪郭を形作る様に成形用通路が形成
されたものである。そして該エンドレスベルトは
発泡性樹脂液の発泡硬化時の膨張力によつて進行
方向に対し垂直方向に弯曲するのを防止するため
に、ローラーベアリングや筒状体で支持されてい
るのが好ましい。
次に本発明においては多数の孔が穿設されたベ
ルトが用いられるが、該ベルトは長繊維補強合成
樹脂発泡体の表面に滑り止め効果を付与する多数
の突起を一体に形成するためのものであり、前記
発泡性樹脂液が発泡時後述の合成樹脂フイルムを
押しあげて、多数の孔の中へはいりこみ多数の突
起が形成される。該ベルトは、連続長繊維束が成
形用通路を通過する期間、成形用通路を構成する
上部又は下部もしくは上下部双方のエンドレスベ
ルトと後述の合成樹脂フイルムとの間に介在せし
められるものであるので、帯状のベルトがエンド
レスベルトと同様にループ状になされてエンドレ
スベルトを取り囲む様にして配置され、エンドレ
スベルトと共に成形用通路を移動する様になされ
るのが好ましい。ベルトの材質については特に制
限されることはないが、多数の孔を穿設するとい
う面においてパンチングメタルなどの金属製のも
のがよい。
ルトが用いられるが、該ベルトは長繊維補強合成
樹脂発泡体の表面に滑り止め効果を付与する多数
の突起を一体に形成するためのものであり、前記
発泡性樹脂液が発泡時後述の合成樹脂フイルムを
押しあげて、多数の孔の中へはいりこみ多数の突
起が形成される。該ベルトは、連続長繊維束が成
形用通路を通過する期間、成形用通路を構成する
上部又は下部もしくは上下部双方のエンドレスベ
ルトと後述の合成樹脂フイルムとの間に介在せし
められるものであるので、帯状のベルトがエンド
レスベルトと同様にループ状になされてエンドレ
スベルトを取り囲む様にして配置され、エンドレ
スベルトと共に成形用通路を移動する様になされ
るのが好ましい。ベルトの材質については特に制
限されることはないが、多数の孔を穿設するとい
う面においてパンチングメタルなどの金属製のも
のがよい。
ベルトの厚み、孔の大きさや形状等は付与しよ
うとする突起の大きさや形状に合わせて決めれば
よい。
うとする突起の大きさや形状に合わせて決めれば
よい。
次に格子状補強材とは互いに平行な複数本の短
尺よこ糸と、該よこ糸の表面によこ糸に対して直
角方向に所定間隔を置いて格子状に接着された複
数本の長尺たて糸からなるものであり、これに用
いられるよこ糸、たて糸の材料としてはガラス繊
維、金属繊維、合成繊維等を用いることができ、
この内ガラス繊維が好適である。よこ糸、たて糸
は異なる材質からなるものであつてもよい。よこ
糸、たて糸の太さは、例えばガラス繊維の場合、
直径4〜10μの単繊維を200〜800本集束してスト
ランドとしたものがよく、又、よこ糸、たて糸の
本数は格子状補強材のよこ糸間の間隔及びたて糸
間の間隔が2〜25mmになるようにするのがよい。
尺よこ糸と、該よこ糸の表面によこ糸に対して直
角方向に所定間隔を置いて格子状に接着された複
数本の長尺たて糸からなるものであり、これに用
いられるよこ糸、たて糸の材料としてはガラス繊
維、金属繊維、合成繊維等を用いることができ、
この内ガラス繊維が好適である。よこ糸、たて糸
は異なる材質からなるものであつてもよい。よこ
糸、たて糸の太さは、例えばガラス繊維の場合、
直径4〜10μの単繊維を200〜800本集束してスト
ランドとしたものがよく、又、よこ糸、たて糸の
本数は格子状補強材のよこ糸間の間隔及びたて糸
間の間隔が2〜25mmになるようにするのがよい。
上記格子状補強材としては、例えばガラス繊維
製のものであれば市販品〔日東紡(株)製のGlass
Fiber Scrim Fabric)を用いることができる。
上記格子状補強材は長繊維補強合成樹脂発泡体の
表面層部分に一体に埋設されて長繊維方向に沿つ
て生じるたて割れを防止する効果を付与するもの
であつて、上記のものに限定されるものでなく、
例えば短尺よこ糸がビニロン繊維糸等でスダレ状
に結合されたものであつてもよい。次に合成樹脂
フイルムとしてはポリ塩化ビニル、ポリオレフイ
ンなどの通常の合成樹脂から製せられたフイルム
が用いられてよいが、本発明においては該フイル
ムは、前記発泡性樹脂液が発泡時多数の孔が穿設
されたベルトの孔からはいりこみ、エンドレスベ
ルトと多数の孔が穿設されたベルトとが接着する
のを防止すると共に発泡・硬化後長繊維補強合成
樹脂発泡体と上記ベルトとの離型性を良くするこ
とを主な目的としているので、発泡性樹脂液との
接着性に劣るものを用いるのが好ましい。又、表
面にエンボス加工が施された合成樹脂フイルムを
用いることにより長繊維補強合成樹脂発泡体の表
面に一体に形成される突起の表面に徴細な凹凸を
形成でき、より滑り止め効果が向上する。
製のものであれば市販品〔日東紡(株)製のGlass
Fiber Scrim Fabric)を用いることができる。
上記格子状補強材は長繊維補強合成樹脂発泡体の
表面層部分に一体に埋設されて長繊維方向に沿つ
て生じるたて割れを防止する効果を付与するもの
であつて、上記のものに限定されるものでなく、
例えば短尺よこ糸がビニロン繊維糸等でスダレ状
に結合されたものであつてもよい。次に合成樹脂
フイルムとしてはポリ塩化ビニル、ポリオレフイ
ンなどの通常の合成樹脂から製せられたフイルム
が用いられてよいが、本発明においては該フイル
ムは、前記発泡性樹脂液が発泡時多数の孔が穿設
されたベルトの孔からはいりこみ、エンドレスベ
ルトと多数の孔が穿設されたベルトとが接着する
のを防止すると共に発泡・硬化後長繊維補強合成
樹脂発泡体と上記ベルトとの離型性を良くするこ
とを主な目的としているので、発泡性樹脂液との
接着性に劣るものを用いるのが好ましい。又、表
面にエンボス加工が施された合成樹脂フイルムを
用いることにより長繊維補強合成樹脂発泡体の表
面に一体に形成される突起の表面に徴細な凹凸を
形成でき、より滑り止め効果が向上する。
次に本発明の製造方法について図面を参照しな
がら説明する。
がら説明する。
第1図は本発明の一実施例の工程を示す説明図
であり、図中1は連続長繊維であり、ガラス繊維
が用いられた。該ガラス長繊維1は集束具31に
より多数本集められて繊維束となされ、これに樹
脂液散布装置2より発泡性樹脂液が散布され、該
樹脂液が含浸せられて、含浸を均一にするために
矢印方向に往復運動をする揉み板32を通され
る。かくして発泡性樹脂液が含浸された連続長繊
維束は成形用通路4に導かれるのであるが、該成
形用通路4はループ状になされたエンドレスベル
ト41とエンドレスベルト41を支持するガイド
ロール42により構成されている。
であり、図中1は連続長繊維であり、ガラス繊維
が用いられた。該ガラス長繊維1は集束具31に
より多数本集められて繊維束となされ、これに樹
脂液散布装置2より発泡性樹脂液が散布され、該
樹脂液が含浸せられて、含浸を均一にするために
矢印方向に往復運動をする揉み板32を通され
る。かくして発泡性樹脂液が含浸された連続長繊
維束は成形用通路4に導かれるのであるが、該成
形用通路4はループ状になされたエンドレスベル
ト41とエンドレスベルト41を支持するガイド
ロール42により構成されている。
尚、成形用通路4は上下及び左右のいずれもエ
ンドレスベルト41とガイドロール42により構
成されているが、図面中下部及び右部については
省略している。
ンドレスベルト41とガイドロール42により構
成されているが、図面中下部及び右部については
省略している。
5は多数の孔が穿設されたベルトであり、円形
の孔が穿設されたパンチングメタルが用いられ
た。本実施例においてはベルト5はエンドレスベ
ルト41と同様にループ状になされ、エンドレス
ベルト41の外側に配置され、エンドレスベルト
41と共に移動する様になされている。このベル
ト5は上下に設けると両面に突起の設けられたも
のが得られる。
の孔が穿設されたパンチングメタルが用いられ
た。本実施例においてはベルト5はエンドレスベ
ルト41と同様にループ状になされ、エンドレス
ベルト41の外側に配置され、エンドレスベルト
41と共に移動する様になされている。このベル
ト5は上下に設けると両面に突起の設けられたも
のが得られる。
6は合成樹脂フイルムであり、表面にエンボス
加工を施したポリ塩化ビニルフイルムが用いられ
た。
加工を施したポリ塩化ビニルフイルムが用いられ
た。
7は格子状補強材であり、本実施例においては
互いに平行な複数本の短尺よこ糸71,71…
と、該よこ糸の表面によこ糸に対して直角方向に
所定間隔を置いて接着された複数本の長尺たて糸
とからなるものが用いらた。
互いに平行な複数本の短尺よこ糸71,71…
と、該よこ糸の表面によこ糸に対して直角方向に
所定間隔を置いて接着された複数本の長尺たて糸
とからなるものが用いらた。
そして、連続長繊維束が成形用通路4に導かれ
る際に、エンドレスベルト41と連続長繊維束と
の間に挟まれるように、エンドレスベルト41側
より多数の孔が穿設されたベルト5、合成樹脂フ
イルム6、格子状補強材7が順次成形用通路4の
入口から挿入される。
る際に、エンドレスベルト41と連続長繊維束と
の間に挟まれるように、エンドレスベルト41側
より多数の孔が穿設されたベルト5、合成樹脂フ
イルム6、格子状補強材7が順次成形用通路4の
入口から挿入される。
8は加熱炉であり、加熱空気送給管71より加
熱空気を送り、発泡性樹脂液の発泡・硬化を促進
するようになされている。9は引取り装置であ
り、該装置の駆動によつて、成形用通路4内を連
続長繊維束が通過し、それにともなつてエンドレ
スベルト41や多数の孔が穿設されたベルト5が
移動するようになされている。
熱空気を送り、発泡性樹脂液の発泡・硬化を促進
するようになされている。9は引取り装置であ
り、該装置の駆動によつて、成形用通路4内を連
続長繊維束が通過し、それにともなつてエンドレ
スベルト41や多数の孔が穿設されたベルト5が
移動するようになされている。
しかして、成形用通路4内において連続長繊維
束に含浸された発泡性樹脂液が発泡し、硬化する
と、発泡の際エンドレスベルト41と合成樹脂フ
イルム6との間に介在された多数の孔が穿設され
たベルト5の孔内に発泡性樹脂液が合成樹脂フイ
ルム6を押し拡げてはいりこむことにより、第2
図に示す様に、得られる成形体10の表面には多
数の突起11が一体に形成され、引取り装置9に
て成形用通路4より引き取られ、適宜な長さに切
断されるのである。尚、合成樹脂フイルム6は引
取り装置9を出たところで成形体10より剥がせ
ばよい。
束に含浸された発泡性樹脂液が発泡し、硬化する
と、発泡の際エンドレスベルト41と合成樹脂フ
イルム6との間に介在された多数の孔が穿設され
たベルト5の孔内に発泡性樹脂液が合成樹脂フイ
ルム6を押し拡げてはいりこむことにより、第2
図に示す様に、得られる成形体10の表面には多
数の突起11が一体に形成され、引取り装置9に
て成形用通路4より引き取られ、適宜な長さに切
断されるのである。尚、合成樹脂フイルム6は引
取り装置9を出たところで成形体10より剥がせ
ばよい。
この様に、本発明方法により得られる長繊維補
強合成樹脂発泡体は、該発泡体の表面層部分に格
子状補強材が一体に埋設されたものであるので、
機械的強度特に成形体の幅方向における曲げ強度
(第2図の矢印方向)がすぐれたものとなる。又、
発泡体の表面に多数の突起が一体に形成されるこ
とにより、表面が凹凸の状態となつて摩擦抵抗が
増大し、滑りにくいものとなる。
強合成樹脂発泡体は、該発泡体の表面層部分に格
子状補強材が一体に埋設されたものであるので、
機械的強度特に成形体の幅方向における曲げ強度
(第2図の矢印方向)がすぐれたものとなる。又、
発泡体の表面に多数の突起が一体に形成されるこ
とにより、表面が凹凸の状態となつて摩擦抵抗が
増大し、滑りにくいものとなる。
(効果)
本発明方法は上述の通りの方法であつて、成形
用通路の内面と連続長繊維束との間に、多数の孔
が穿設されたベルトを挿入・介在せしめるもので
あるので、成形状の表面に多数の突起を一体に形
成することができる。該突起の形成により摩擦抵
抗が大きくなり、滑り止め効果が向上する。又、
上記ベルトと連続長繊維束との間に合成樹脂フイ
ルムを介在させたので発泡・硬化後の成形体の離
型性にすぐれている。
用通路の内面と連続長繊維束との間に、多数の孔
が穿設されたベルトを挿入・介在せしめるもので
あるので、成形状の表面に多数の突起を一体に形
成することができる。該突起の形成により摩擦抵
抗が大きくなり、滑り止め効果が向上する。又、
上記ベルトと連続長繊維束との間に合成樹脂フイ
ルムを介在させたので発泡・硬化後の成形体の離
型性にすぐれている。
合成樹脂フイルムと発泡性樹脂液が含浸された
連続長繊維束との間に格子状補強材を挿入・介在
させるので、成形体の表面層部分には格子状補強
材が一体に埋設され、幅方向の曲げ強度がすぐれ
たものとなる。
連続長繊維束との間に格子状補強材を挿入・介在
させるので、成形体の表面層部分には格子状補強
材が一体に埋設され、幅方向の曲げ強度がすぐれ
たものとなる。
又、比較的簡単な工程で形成体を連続して製造
することができ、経済的にすぐれている。
することができ、経済的にすぐれている。
第1図は本発明の一実施例の工程を示す説明
図、第2図は第1図に示される工程により得られ
る長繊維補強合成樹脂発泡体の斜視図である。 1……連続長繊維、4……成形用通路、41…
…エンドレスベルト、42……ガイドロール、5
……多数の孔が穿設されたベルト、6……合成樹
脂フイルム、7……格子状補強材、71……よこ
糸、72……たて糸。
図、第2図は第1図に示される工程により得られ
る長繊維補強合成樹脂発泡体の斜視図である。 1……連続長繊維、4……成形用通路、41…
…エンドレスベルト、42……ガイドロール、5
……多数の孔が穿設されたベルト、6……合成樹
脂フイルム、7……格子状補強材、71……よこ
糸、72……たて糸。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 短時間で発泡し硬化し得る発泡性樹脂液が含
浸された連続長繊維束をエンドレスベルトで構成
される成形用通路に導き、該成形用通路内で上記
樹脂液の発泡及び硬化を行わせて長繊維補強合成
樹脂発泡体を製造するに際し、成形用通路の入口
から、成形用通路の上部又は下部の内面と上記連
続長繊維束との間に挟まれるように、成形用通路
のエンドレスベルト側から順次多数の孔が穿設さ
れたベルトと合成樹脂フイルムと格子状補強材と
を連続的に挿入して、成形用通路内で上記発泡性
樹脂液の発泡・硬化を完了せしめることを特徴と
する足場板用長繊維補強合成樹脂発泡体の製造方
法。 2 多数の孔が穿設されたベルトとして、帯状の
ものがループ状になされ、エンドレスベルトの外
側に配置され、エンドレスベルトと共に移動する
様になされたものが用いられる特許請求の範囲第
1項記載の製造方法。 3 合成樹脂フイルムが表面にエンボス加工が施
されたものである特許請求の範囲第1項記載の製
造方法。 4 格子状補強材が、互いに平行な複数本の短尺
よこ糸と、該よこ糸の表面によこ糸に対して直角
方向に所定間隔を置いて接着された複数本の長尺
たて糸とからなるものである特許請求の範囲第1
項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59087387A JPS60229741A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 足場板用長繊維補強合成樹脂発泡体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59087387A JPS60229741A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 足場板用長繊維補強合成樹脂発泡体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60229741A JPS60229741A (ja) | 1985-11-15 |
JPH0149108B2 true JPH0149108B2 (ja) | 1989-10-23 |
Family
ID=13913475
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59087387A Granted JPS60229741A (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | 足場板用長繊維補強合成樹脂発泡体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60229741A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE60395T1 (de) * | 1986-11-24 | 1991-02-15 | Polytex Plastic Sa | Geruestplatte aus kunststoff, verfahren zu ihrer herstellung und vorrichtung zur ausfuehrung des verfahrens. |
US5492743A (en) * | 1992-12-21 | 1996-02-20 | Xerox Corporation | Pultruded member with functional features |
CA2267075C (en) | 1996-10-07 | 2004-05-18 | Mark A. Kaiser | Reinforced composite product and apparatus and method for producing same |
CN110809736B (zh) * | 2017-06-15 | 2023-10-24 | Asml荷兰有限公司 | 表膜和表膜组件 |
JP2023046419A (ja) * | 2020-03-13 | 2023-04-05 | マクセル株式会社 | 足場材 |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP59087387A patent/JPS60229741A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60229741A (ja) | 1985-11-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |