JPH0148739B2 - - Google Patents

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JPH0148739B2
JPH0148739B2 JP61116292A JP11629286A JPH0148739B2 JP H0148739 B2 JPH0148739 B2 JP H0148739B2 JP 61116292 A JP61116292 A JP 61116292A JP 11629286 A JP11629286 A JP 11629286A JP H0148739 B2 JPH0148739 B2 JP H0148739B2
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JP
Japan
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flavor
chewing gum
oil
lecithin
gum
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Expired
Application number
JP61116292A
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English (en)
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JPS6211056A (ja
Inventor
Gurasu Maikuru
Koosero Binsento
Ei Oorandei Danieru
Guzosukii Antonii
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Warner Lambert Co LLC
Original Assignee
Warner Lambert Co LLC
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Filing date
Publication date
Application filed by Warner Lambert Co LLC filed Critical Warner Lambert Co LLC
Publication of JPS6211056A publication Critical patent/JPS6211056A/ja
Publication of JPH0148739B2 publication Critical patent/JPH0148739B2/ja
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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/06Chewing gum characterised by the composition containing organic or inorganic compounds
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23GCOCOA; COCOA PRODUCTS, e.g. CHOCOLATE; SUBSTITUTES FOR COCOA OR COCOA PRODUCTS; CONFECTIONERY; CHEWING GUM; ICE-CREAM; PREPARATION THEREOF
    • A23G4/00Chewing gum
    • A23G4/02Apparatus specially adapted for manufacture or treatment of chewing gum

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Confectionery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は感覚受容器官に対して増感されたチユ
ーインガム組成物の製法およびそれより製造され
る製品に関する。 チユーインガム組成物へのフレーバーの添加に
関する問題の1つは、特定のフレーバー、とりわ
けミントフレーバー、メントール等が、ある特定
のレベルの添加量が粗野で苦い調子(harsh
bitter notes)をあらわすということである。こ
れらの苦い調子はチユーインガムに不快な味およ
び許容できない感覚受容器官特性を生じさせる。 本発明はフレーバーの粗野で苦い調子を解決す
る独特の方法に関するものであり、これによる
と、粒状レシチンと液体フレーバーの合わさつた
予備混合物量がチユーインガム組成物のガム部分
へ配合されるのである。 レシチンは従来ではガムベースの軟化剤とし
て、およびフレーバーの乳化あるいは分散剤とし
て使用されてきた。伝統的には、レシチンは製造
中にガムベースに加えられてきたものであつて、
チユーインガム部分には加えられなかつた。参照
例として、米国特許第4490395号、第4466983号、
および第4448789号があり、これらは乳化剤とし
てのレシチンの使用について論じている。 レシチンがフレーバーと予備混合されてチユー
インガム組成物のガム部分へ添加されると、オフ
−ノート(off−notes)および粗野で苦い調子が
噛む人にとつて知覚できないレベルまで有意に緩
和されるということがわかつた。チユーインガム
中のフレーバーの約90%までが、チユーインガム
の塊中に捕獲されており、そのために所望のフレ
ーバー知覚を達成するためには、この問題を相殺
するべくより多くの量のフレーバーが添加される
ということがよく知られている。そのようにして
も、しかしながら、なかでもメントール、ベパー
ミント油、スペアミント油、ウインターグリーン
の油(サリチル酸メチル)、シナモン油のような
特定のフレーバー類はガムを消費者にとつて許容
できないものにする粗野で苦い調子が生じてしま
う。さらに噛んでいる間に放出されるフレーバー
の部分は典型的には物理的に甘味料と関連するも
のでそれらの同時に起こる放出が甘味とフレーバ
ーの両方の包括的な効果を相互依存的に増幅させ
るということが知られている。本発明はレシチン
を独特の方法で使用しようとするものであり、こ
れによれば、フレーバー粒子およびレシチン粒子
は予備混合されそして甘味料へ添加されるのであ
る。予備混合物/甘味料の混合物はそれからガム
ベース部分とは別のものとしてチユーインガム組
成物のチユーインガム部分へ加えられる。 より特徴的には、1つの実施態様においては、 本方法は、 (a) エラストマー、軟化剤および場合によつては
コーンシロツプよりなるガムベースを調製する
こと; (b) 約8から約25%の量の粒状レシチンおよび約
92から約75%の量の液体フレーバーよりなる予
備混合物(premix)を形成すること(すべて
の量は予備混合物の%に基づく); (c) (b)の予備混合物を甘味料に添加して甘味料と
予備混合物の混合物を形成すること; (d) 得られた(c)の混合物を(a)のガムベースに添加
すること; (e) フレバリング、軟化剤、乳化剤、着色料、可
塑剤およびそれらの混合物よりなる群から選択
される付加的な従来の成分を添加して均質な塊
状物を得るべく混合すること; (f) それよりチユーインガム片を形成すること、 という段階からなるものである。 本発明では、特定のレベルのフレーバーに共通
する粗野で、苦いオフ−ノートに関連した不利益
をともなうことなく、高レベルのフレーバーの添
加が許容されるのである。高レベルのフレーバー
は即ち無関係に添加されることができて、これが
次には増大された呼吸清涼感と同様に増大された
フレーバー知覚をも与えるのである。 フレーバーは固体であるよりはむしろ液体また
は半液体であることが重要である。そうでなけれ
ば、明らかな感覚受容的改良は有り得ない。固体
フレーバーも場合により含まれてもよいが、しか
しながら、液体フレーバーに対して付加的なもの
である。成分の混合は従来の工程装置を使用しな
がら行なわれる。 レシチンおよびフレーバーの相対的な量はやは
り本発明にとつて重要である。本方法は、フレー
バーの粗野で苦いオフ−ノートを軽減または防止
するための手段としての、咀しやく時の、レシチ
ンおよび液体フレーバーの予備混合物の同時に起
こる放出を特異的に許すためおよび容易にするた
めに発明された。レシチンとフレーバーの個々の
成分のチユーインガム処方のチユーインガム部分
への単純な添加では、それらが物理的に結合する
ことがなくそれ故に異なる速度において放出され
るという簡単な理由からして、これらの成分の同
時放出は起こらないということがわかつている。 本発明はまた、 (a) レシチンが接着して均一にフレーバーと混合
するようにレシチンおよび液体および半液体の
フレーバーの混合物を形成すること; (b) (a)の予備混合物をチユーインガム組成物へ添
加すること;および、 (c) 得られた混合物をチユーインガム片へ成型す
ること、 からなる段階によるチユーインガム製品の製造方
法を提供する。 本方法に使用されるレシチンは高品質で高純度
でなければならず、実質的にフレーバーオフ−ノ
ートを含まないか残存フレーバーが無いものでな
ければならない。普通は、95%アセトン不溶物の
純度を有する粒状レシチンが入手可能であり、こ
れが本方法によつて適当である。特徴的には、商
品名“YELKINT”がここに記載された方法に
おいては最も効果的である(YELKINTはRoss
&Rowe(ADM Foods)の商標である)。本方法
では、レシチンが少なくとも約65%アセトン不溶
物そして好ましくは約72%アセトン不溶物の純度
を有することを必要とする。「Condensed
Chemical Dictionary」9版、Van Nostrand
Reinhold(1977)はレシチンを、リン酸のコリン
エステルへ結合した脂肪酸のジグリセリドの混合
物として定義している。レシチンはホスホグリセ
リドまたはホスフアチドとして分類されている。
本発明では、レシチンは最少で約65重量%の存在
するホスフアチドを有していなければならない。
この純度の水準は一般的に“65%アセトン不溶
物”として商業的に入手可能なレシチンを指し示
すものである。“95%アセトン不溶物”という表
現はレシチンのアセトン中での溶解において、レ
シチンの65%(ホスフアチド部分)が不溶のまま
残るということを指すものである。油、水分およ
び可溶非ホスフアチドのような残存不純物がアセ
トンにより溶解されて抽出される35%の物質に相
当するものである。 本発明はレシチンが約65%アセトン不溶物であ
つて好ましくは約72%アセトン不溶物の純度水準
を有することを必要とする。最も好ましい実施態
様においては、純度水準は68%アセトン不溶物で
ある。 本方法を使用するための処方の調製において
は、チユーインガム組成物のガス部分に伝統的に
加えられる甘味料および増量剤の一部または全部
が予備混合物の添加に先立つてガムベースと混合
されてもよい。ガムベースはこのようにして甘味
料および増量剤によつて飽和され結合されて、予
備混合物を吸収しそうにはなくなる。このように
して、ガムベースへの予備混合物の移行は妨げら
れ、それにより予備混合物成分がガムベース中に
封じ込められてしまうことを防止している。 予備混合物は前述したようにレシチンおよび液
体および半液体フレーバー成分よりなる。“液体”
および“半液体”フレーバーという用語は湿潤し
た流れることのできるフレーバー混合物のどのよ
うなものも指すものである。粒状レシチンは好ま
しくは予備混合物の約5から約20重量%の量、最
も好ましくは約12から約14%の量で存在する。フ
レーバーは予備混合物の約80から約95重量%、好
ましくは約85から約90%の量で存在する。 チユーインガム技術においてよく知られている
ブレバリングを本発明のチユーインガム組成物に
加えることができる。これらのフレバリング剤
は、合成フレーバー油植物、葉、花、果実などか
ら誘導されたフレバリングおよび/または油およ
びこれらの組み合せから選択することができる。
代表的なフレーバーオイルは、スペアーミント
油、シナモン油、ウインターグリーン油(サリチ
ル酸メチル)およびペパーミント油およびそれら
のフレバリング置換物を包含する。また、レモ
ン、オレンジ、ブドウ、ライムおよびグレープフ
ルーツを包含する柑橘類果物の油およびリンゴ、
イチゴ、サクラの実、パイナツプルを包含する果
実エツセンスなどのような人工、天然または合成
フルーツフレーバーも有用である。当該技術にお
いて良く知られたその他のフルーツフレーバーも
また使用することができる。 付加的なフレバリング剤が別個にそして予備混
合物中のフレバリングに加えて使用されることが
できる。これらの付加的なフレーバーはフレーバ
ーの種類、ベースの種類そして所望の強度のよう
なフアクターによつて種々の量で使用されること
ができる。一般に、最終チユーインガム組成物の
約0.05〜3.0重量%の量が使用される。約0.3〜1.5
重量%の量が好適でありそして約0.7〜1.2重量%
の量がもつとも好適である。前述したとおり、し
かしながら、予備混合物それ自体のレシチンとフ
レーバーの相対量は本発明の利点を得るために重
要である。予備混合物中のレシチンのフレーバー
に対する比は約1:4から約1:19である。 甘味料は予備混合物に添加されても良いし、別
にガム処方に加えられてもよい。それを予備混合
物に添加することの利点には、フレーバーと甘味
料の同時放出が含まれ、これにより、フレーバー
および甘味料の両方の相互依存的な知覚が実現さ
れるのである。 甘味料は好ましくは砂糖であるが、水溶性甘味
剤、水溶性人工甘味剤、ポリオールおよびジペプ
チドを基にした甘味料(これらの組合わせを包含
する)を含む広範囲な物質から選択することがで
きる。どのような甘味料または甘味料の混合物が
選択されても、それは他のチユーインガム成分と
合わさつたときに正しい処理ができるように適切
な塊を提供しなければならないし、そして咀しや
く時にだ液中へレシチンとフレーバーを移動させ
る適切な手段を提供しなければならない。 砂糖以外のとりわけ代表的な甘味料を下に示す
が、使用される有用な甘味料の範囲を限定するも
のではない。 A 水溶性甘味剤例えば単糖類、二糖類および多
糖類例えばキシロース、リボース、グルコー
ス、マンノース、ガラクトース、フラクトー
ス、デキストロース、シユクロース、砂糖、マ
ルトース、部分的に加水分解された殿粉または
コーンシロツプ固体および糖アルコール例えば
ソルビトール、キシリトール、マンニトール、
タリン(talin)、ジヒドロカルコン、グリシリ
ジン、stevia rebaudiana(ステビオサイド)、
およびこれらの混合物。 B 水溶性人工甘味剤例えば可溶性サツカリン塩
即ちナトリウムまたはカルシウムサツカリン
塩、シクラメート塩、acesulfame−Kおよび
類似物および遊離酸形態のサツカリン。 C L−アスパルチル−L−フエニルアラニンメ
チルエステルおよび米国特許第3492131号に記
載されている物質などのようなジペプチドを基
にした甘味剤。 上記した範ちゆうAに記載された水溶性甘味剤
は、好適には最終チユーインガム組成物の約25〜
75重量%そしてもつとも好適には約50〜65重量%
の量で使用される。これに反して、前記Bおよび
Cに記載した人工甘味料は最終チユーインガム組
成物の約0.005〜5.0重量%そしてもつとも好適に
は約0.05〜2.5重量%の量で使用される。これら
の量は、通常フレーバーオイルから達成されるフ
レーバーの程度とは無関係に所望の程度の甘味を
達成するのに必要である。種々の甘味料の混合物
もまた挙げることができる。 本発明で使用されるガムベースは、当該技術に
おいてよく知られている何れの水不溶性ガムベー
スであつてもよい。ガムベースにおける適当な重
合体の例は、天然および合成のエラストマーおよ
びゴムを包含する。例えば、ガムベースに適した
重合体は、限定のために示すものでないが、チク
ル、ジエルトン、バラタ、グツタペルカlechi
caspi sorra、グラコールゴムクラウンガムおよ
びそれらの混合物のような植物源の物質を包含す
る。ブタジエン−スチレン共重合体、イソブチレ
ン−イソプレン共重合体、ポリエチレン、ポリイ
ソブチレン、ポリ酢酸ビニルおよびこれらの混合
物のような合成エラストマーが特に有用である。 使用されるガムベースの量は、使用されるベー
スの型、望まれる硬度および最終製品を製造する
ために使用される他の成分のような種々なフアク
ターによつて大部分きまつてくる。一般に、最終
チユーインガム組成物の約5〜45重量%の量がチ
ユーインガム組成物における使用に対して許容さ
れる。約15〜25重量%が好適である。 ガムベース組成物はガム成分の軟化を助けるた
めにエラストマー溶剤を含有することができる。
このようなエラストマー溶剤は、ロジンまたは水
素添加した、二量化したまたは重合化したロジン
のような変性ロジンのメチル、グリセロールまた
はペンタエリスリトールエステルまたはこれらの
混合物からなる。使用するのに適したエラストマ
ー溶剤の例は、部分的に水素添加されたウツドロ
ジンまたはガムのペンタエリスリトールエステ
ル、ウツドロジンまたはガムのペンタエリスリト
ールエステル、重合されたロジンのグリセロール
エステル、トール油ロジンのグリセロールエステ
ル、ウツドロジンまたはガムおよび部分的に水素
添加されたウツドロジンまたはガムのグリセロー
ルエステル、およびロジンの部分的に水素添加さ
れたメチルエステルおよびこれらの混合物を包含
する。溶剤は、ガムベースの約10〜75重量%そし
て好適には約45〜70重量%の範囲の量で使用する
ことができる。 例えばラノリン、ステアリン酸、ステアリン酸
ナトリウム、ステアリン酸カリウム、グリセリル
トリアセテート、グリセリンなどを包含する可塑
剤または軟化剤のような種々な伝統的な成分もま
たガムベースに混合して種々な望ましいテクスチ
ユアーおよび硬度性を得ることができる。これら
の個々の追加的な物質は、一般に最終ガムベース
組成物の約30重量%までの量そして好適には約3
〜7重量%の量で使用される。 本発明のチユーインガム組成物は、更に、二酸
化チタンのような着色剤、水酸化アルミニウム、
アルミナ、珪酸アルミニウムのような付加的な充
填剤、タルクおよび炭酸カルシウム2塩基リン酸
カルシウムおよびこれらの組み合せの如きガムベ
ース充填剤、そしてグリセロールモノステアレー
トのような付加的な乳化剤のような従来の添加剤
を含んでもよい。ガムベース中の充填剤の量は、
ガムベースの約10から25重量%の範囲になければ
ならない。充填剤の種類と量を変化させることに
より、噛み特性とテクスチユアーが所望により変
化されることができる。 本方法により作られるチユーインガム組成物は
砂糖入りまたは砂糖ぬき種類のものであることが
でき、そして通常のまたは非付着のチユーインガ
ム片に処方されることができる。ふうせんガム、
ステイツクガム、枕型、厚切り、被覆されたもの
そして当該技術分野において良く知られているそ
の他のガム片形態が挙げられる。 従来技術においては、チユーインガム組成物を
調製する方法は、適当なガム容器にガムベースお
よびコーンシロツプおよびレシチンの溶融混合物
を加えることおよび均質になるまで混合すること
よりなる。普通は、約55℃から約65℃の温度で約
6分間で、均質な塊が得られる。砂糖、デキスト
ロース、マルトデキストリンおよび色素がそれか
らおおよそ2分間かけて均質な塊りへ混入され
る。フレーバーは次に加えられ十分均質になるま
で混合される。 本方法においては、レシチンとフレーバーを含
む予備混合物の添加は、好ましくは、レシチンを
別々に乳化剤としてガムベースに加えるよりはむ
しろ甘味料の添加とともに行なわれる。最終段階
で、グリセリンおよびその他の従来の添加剤が加
えられることができる。 以下の実施例は本発明のさらに好例となるもの
であるが、本発明の効果的な範囲を制限するもの
ではない、明細書を通じてすべてのパーセントは
別段記載のない限り最終組成物の重量%である。 実施例 1 この実施例は本方法と従来方法の差を示すもの
である。チユーインガム組成物の処方は表に示
される。 従来方法 従来のチユーインガム組成物AおよびBは以下
に記する段階よりなるチユーインガム組成物を作
る従来方法を用いて作られた。 (1) ガムベース、コーンシロツプおよびレシチン
を混合容器中で均質な混合物が得られるまで混
合すること。 (2) 全甘味料の一部およびフレーバーの一部を混
合すること。 (3) 甘味料とフレーバーの残りを加えることおよ
び均質になるまで混合すること;付加的な乳化
剤、着色料、充填剤その他のような他の従来の
成分の残りと混合すること。 本発明の方法 上記した従来方法とは反対に、本発明の予備混
合物を含んでいるチユーインガム(組成物およ
び)が以下の方法を用いて作られた。 (a) エラストマー、軟化剤およびコーンシロツプ
よりなる従来のガムベース(176キロ)を調製
すること; (b) 約900グラムのレシチンと約5000ミリリツト
ルのペパーミント油を混合することにより予備
混合物を調製すること;レシチンは好ましくは
フレーバーと混合するに先立ちその粘度を減少
させるために加熱し、そして予備混合物の最終
温度は約37〜41℃とする。 (c) 約271キロの砂糖を(b)の予備混合物に甘味料
として添加すること。 (d) 生成した(c)の混合物を(a)のガムベースと混合
すること、続いてその他の従来の成分等が加え
られること。 従来技術および本発明の方法から作られたチユ
ーインガム片はガムの種々の官能的特性を評価す
るための専門のパネラーに与えられた。とりわ
け、パネラーはフレーバー知覚および呼気清涼感
の増大に焦点をあてた。 特別の注意がフレーバーのいかなる不快さ、苦
さまたはオフ−ノートの質に対してもはらわれ
た。 従来方法のチユーインガム(AとB)は本発明
の前混合物を使用しないで作られたことから、コ
ントロールとして用いられた。上記したように、
従来の組成物は、初期の混合段階においてレシチ
ンをガムベースに加えることおよびフレーバーを
それとは別に工程のおわりで加えることにより作
られた。 パネラーはチユーインガム組成物の評価におい
て訓練された専門家であり、それぞれが、本発明
の方法により作られたガム標本9点および従来技
術のガム9点を順位づけした。官能的特性は、
0.5および10噛みの後、および2、5、7および
10分間噛んだ時に順位づけされた。 パネラーは本発明の方法で形成されたチユーイ
ンガムが、フレーバー強度、甘さ、清涼感におい
て従来方法よりも有意に高いものであると順位づ
けした。オフ−ノートまたは不快な、苦い調子は
知覚されなかつた。対照例のチユーインガム製法
は、しかしながら、フレーバーに起因する感じる
ことのできる不快さおよび苦みを現わすガムを与
えてしまつた。 この実施例は、従来技術のチユーインガムのフ
レーバー油の不快な荒つぽさおよび苦みを克服す
るためには、出願人の予備混合物の製法が実施さ
れる必要があるということを明確に示すものであ
る。上記したパネル試験結果から、従来技術のよ
うにチユーインガム組成物へ別々にレシチンとフ
レーバーを加えることのみでは苦いフレーバーノ
ートから起こるところの不快な知覚を効果的にマ
スクしたり和らげたりしないということが明らか
である。
【表】
【表】 実施例 2 ペパーミントおよびスペアミントフレーバー付
きのチユーインガムを、との処方を使つて作
るのに、実施例1の本発明の方法がくり返され
た。処方とのシナモンフレーバーは、等量の
ペパーミントおよびスペアミントフレーバーにそ
れぞれおきかえられた。 訓練されたパネラーは実施例1の方法で得られ
たチユーインガム片を評価した。パネラ試験の結
果は、ガムが従来方法によるガムよりもすぐれた
特性を示し、そして苦みの原因とされるメントー
ルおよびミントフレーバーの比較的高めの量にも
かかわらず、苦いあるいは荒つぽい特徴を示さな
いというものであつた。 本発明は前記のようなものであるため、本発明
を多くの点において変化し得ることは明らかであ
る。このような変化は本発明の精神および範囲か
ら離脱するものとみなされるべくでなくそしてす
べてのこのような変形は本発明の特許請求の範囲
に包含されるものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 少なくとも65%アセトン不溶物に相当す
    る純度を有する粒状レシチン約8〜約25%およ
    び液体または半−液体フレーバー約75〜約92%
    からなり、かつレシチン:フレーバーの重量割
    合が約1:4〜1:19である予備混合物を形成
    すること、ただし粒状レシチンとフレーバーの
    量は予備混合物の総重量に基づいている; (b) (a)の予備混合物を効果的な量の甘味料と混合
    すること; (c) (b)で得られた混合物をエラストマーおよび軟
    化剤よりなるガムベースとさらに混合して均質
    な塊状物を得ること、 よりなる粗野なあるいは苦いフレーバーの調子を
    有しない感覚受容的に快いチユーインガム組成物
    の製法。 2 甘味料が砂糖である特許請求の範囲第1項に
    記載の方法。 3 粒状レシチンが、最終チユーインガム組成物
    の約0.2から約0.3重量%の量で存在する特許請求
    の範囲第2項に記載の方法。 4 ガムベースが天然または合成ゴムよりなる特
    許請求の範囲第2項に記載の方法。 5 天然または合成ゴムが、チクル、ジエルト
    ン、バラタ、グツタペルカ、レシカスピ
    (lechicaspi)、ソルバ(sorva)、グアコールゴ
    ム、およびそれらの混合物よりなる群から選択さ
    れる特許請求の範囲第4項に記載の方法。 6 合成ゴムが、ブタジエン−スチレン共重合
    体、ポリイソブチレン、イソブチレン−イソプレ
    ン共重合体およびそれらの混合物よりなる群から
    選択される特許請求の範囲第4項に記載の方法。 7 甘味料が水溶性甘味剤、水溶性人工甘味料、
    ジペプチドベースの甘味料およびそれらの混合物
    よりなる群から選択される特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 8 可塑剤、フレバリング剤、付加的な充填剤お
    よび乳化剤およびそれらの混合物よりなる群から
    選択される物質が存在する特許請求の範囲第1項
    に記載の方法。 9 フレバリング剤が、スペアミント油、ペパー
    ミント油、シナモン油、ウインタグリーン油(サ
    リチル酸メチル)、レモン油、オレンジ油、グレ
    ープフレーバー、ライム油、グレープフルーツ
    油、りんごエツセンス、いちごエツセンス、チエ
    リーエツセンス、パイナツプルエツセンスおよび
    シトラス組合わせ物よりなる群から選択される特
    許請求の範囲第8項に記載の方法。 10 (a) 少なくとも65%アセトン不溶物に相当
    する純度を有する粒状レシチン約8〜約25%お
    よび液体または半−液体フレーバー約75〜約92
    %からなり、かつレシチン:フレーバーの重量
    割合が約1:4〜1:19である予備混合物を形
    成すること、ただし粒状レシチンとフレーバー
    の量は予備混合物の総重量に基づいている; (b) (a)の予備混合物をチユーインガム組成物へ添
    加すること;および (c) それよりチユーインガム片を形成すること、 よりなるチユーインガムの製法。
JP61116292A 1985-05-23 1986-05-22 チユ−インガム組成物の製法 Granted JPS6211056A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US737299 1985-05-23
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