JPH0148336B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0148336B2
JPH0148336B2 JP2413285A JP2413285A JPH0148336B2 JP H0148336 B2 JPH0148336 B2 JP H0148336B2 JP 2413285 A JP2413285 A JP 2413285A JP 2413285 A JP2413285 A JP 2413285A JP H0148336 B2 JPH0148336 B2 JP H0148336B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
heating furnace
quenching
tray
charging table
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP2413285A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61183410A (ja
Inventor
Teruo Mizuguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Chugai Ro Co Ltd filed Critical Chugai Ro Co Ltd
Priority to JP2413285A priority Critical patent/JPS61183410A/ja
Publication of JPS61183410A publication Critical patent/JPS61183410A/ja
Publication of JPH0148336B2 publication Critical patent/JPH0148336B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルミニウム型材、管材、棒材等の
長尺材の浸漬焼入方法およびその設備に関するも
のである。
(従来の技術) 長尺材を焼入温度に加熱したのち、焼入槽の液
中に加熱材を浸漬させることにより浸漬焼入を行
うものとして、特開昭49−47207号公報が知られ
ている。この公報に開示される浸漬焼入方法およ
び設備は、加熱炉の一方端下方に焼入槽を配設
し、走行台車上に処理材を積載し、この台車を加
熱炉内に装入することにより、台車上の材料を焼
入温度まで均一に加熱し、その後、台車を焼入槽
上に抽出し、エレベータ等の昇降装置により処理
材を台車ごと焼入槽の液中に浸漬させて処理する
ものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前記従来の浸漬焼入設備におけ
る焼入方法では、加熱後の処理材を積載した台車
を、一旦、加熱炉から焼入槽上に抽出し、その
後、処理材を台車とともに液中に浸漬させるもの
である。したがつて、炉外に位置する時間が長く
なり、その間に処理材温度が降温し、良好な焼入
処理ができない。また、処理材は傾斜状態のまま
胴体部から液中に浸漬するため、特に、処理材が
管材であると、管内部の空気抜けが悪く、管の内
外周面が同時に冷却されず、焼入歪が発生すると
いう問題点を有する。
一方、設備面では、処理材を積載する台車の駆
動装置および台車の昇降装置等を必要とし、か
つ、駆動装置が大型化して、全体の構造が複雑化
するばかりか、設備費が増大するという問題点を
有する。
(問題点を解決すべき手段) 本発明は前記問題点を解決するために、長尺材
を加熱炉内で焼入温度に加熱した後、焼入槽の液
中に、直ちに、長手方向一端側から斜めに浸漬す
るようにして行うようにした。
また、設備としては、複数の長尺材を積載する
トレイを支持するトレイ支持部材を有するバツチ
式加熱炉に、装入テーブルを一体に取り付け、該
装入テーブルの下方に焼入槽を配設するととも
に、前記加熱炉に、該加熱炉を炉長方向に傾動さ
せる傾動装置と前記トレイを炉内外へ移動させる
搬送装置とを設けた構成としたものである。
(実施例) つぎに、本発明を一実施例である図面にしたが
つて説明する。
本発明にかかる浸漬焼入設備は、大略、一端に
処理材装入・抽出扉(以下、扉という)2を備え
たバツチ式加熱炉(以下、加熱炉という)1と、
この加熱炉1の扉2側に設けた装入テーブル20
と、この装入テーブル20の下部に設けた焼入槽
24とからなり、前記加熱炉1と装入テーブル2
0とは加熱炉1の扉2側下に設けた軸受部14を
支点として傾動し、装入テーブル20の大半が焼
入槽24の焼入液25中に浸漬可能となつてい
る。
前記加熱炉1は、第1図において、右端にモー
タ4により正逆回転駆動するフアン5を有すると
ともに、炉内上下部にマツフル6,6を備え、前
記フアン5により炉内雰囲気を適宜、逆転させて
矢印で示すように循環させるようになつている。
7はトレイ13を支持するローラで回転自在に軸
支されている。また、前記マツフル6と炉天井あ
るいは炉床間で形成される雰囲気通路8には、加
熱手段であるラジアントチユーブ9が設けてあ
る。
一方、加熱炉1の上部には、トレイ13を炉内
外へ移動させる搬送装置である油圧モータ10等
で駆動する巻取ドラム11と、この巻取ドラム1
1に巻回されたワイヤ12とからなるウインチ装
置Wが設けられ、このワイヤ12は、下記するよ
うに、ローラ7上に載置されたトレイ13の一端
に係脱可能に係止されている。
16は、基礎15に揺動自在に取り付けたシリ
ンダ装置で、ロツド先端は前記加熱炉1の炉床に
揺動自在に取り付け、軸受部14とで傾動装置を
構成する。
前記装入テーブル20は、加熱炉1の炉床下部
に設けたチヤンネル21の一端部に構成されたト
ラス22の上面にローラ7を設けたものである。
なお、17は傾動時における横振れを防止するガ
イドレールで、装入テーブル20の先端部を案内
するものである。
つぎに、前記構成からなる浸漬焼入設備によ
り、管材を熱処理する場合を説明する。
まず、加熱炉1および装入テーブル20は、前
記シリンダ装置16により軸受部14を中心に傾
動して一点鎖線で示すように水平状態にあり、か
つ、トレイ13は装入テーブル20の加熱炉1側
に抽出されるとともに、扉2は昇降装置3により
開放状態にある。
ここで、前記パイプPを装填し、その一方の開
放側を金網等で傾動時に抜け出ないように装着さ
れたパイプラツク23をクレーン等(図示せず)
で前記トレイ13上に載置し、パイプラツク23
とトレイ13とを図示しない固定手段で固定す
る。
そして、ウインチ装置Wを駆動してパイプラツ
ク23をトレイ13とともに、加熱炉1内に装入
した後、扉2を閉鎖してラジアントチユーブ9お
よびフアン5を駆動して、ラジアントチユーブ9
により加熱された雰囲気を、フアン5により吸
引・昇圧して矢印で示すごとく、適宜、循環経路
を逆転させながら、パイプP内を通つて循環させ
ることによりパイプPを均一に加熱する。
パイプが所定温度に加熱されると、ラジアント
チユーブ9およびフアン5の駆動を停止するとと
もに、前記シリンダ装置16を伸張させて装入テ
ーブル20および加熱炉1を傾動させ、装入テー
ブル20を焼入液25に浸漬する。そして、扉2
を開放するとともに、前記ウインチ装置Wをゆる
ませる。つまり、トレイ13はローラ7上を自重
により降下し、パイプPはほぼ長手方向に順次、
焼入液25中に浸漬される。なお、トレイ13が
炉外に抽出すると、扉2をワイヤ12の部分を除
いて閉鎖する。
前記のようにして、焼入れが終了すると、ウイ
ンチ装置Wでワイヤ12を引き上げ、パイプラツ
ク23を扉2近傍に位置させ、シリンダ装置16
を駆動して装入テーブル20を水平状態とし、パ
イプラツク23をクレーン等で所定場所に搬送す
る。そして、つぎのパイプラツク23をトレイ1
3に載置固定し、扉2を再度開放し、以下前記工
程を繰り返す。
また、パイプPを焼入れすることなく、単に加
熱のみを行う場合には、パイプPを前記同様加熱
炉1で均一加熱したのち、二点鎖線で示すよう
に、前記装入テーブル20と加熱炉1とを若干傾
動させて、前述のようにパイプラツク23を扉2
の前方に抽出したのち、装入テーブル20を水平
状態としてパイプラツク23をクレーン等で所定
場所に搬送するものである。
なお、加熱炉1の構成は前記実施例に示すもの
に限らないことは勿論である。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明にかかる
浸漬焼入方法によれば、加熱炉内で焼入温度に加
熱した長尺材は、従来のように、一旦加熱炉から
炉外に抽出されたのち昇降手段で焼入液中に浸漬
するものでなく、一端側から直ちに斜め方向に長
手方向に降下して焼入液に浸漬するため、加熱炉
から抽出されて浸漬するまでの時間は、たとえ
ば、従来方法の約20秒から15秒以下へと大巾に短
縮され、処理材の温度低下が少ないため良好な焼
入処理をすることができる。
また、処理材が管材である場合、管は長手方向
に焼入液に浸漬するため、管内の空気は管の液へ
の浸漬につれて逐次排出されるから、管の内外面
はほぼ同時に冷却され、不均一冷却にもとずく焼
入歪が発生しない。
さらに、浸漬焼入設備においては、処理材の焼
入等のための炉外抽出は、装入テーブルと加熱炉
との傾斜にもとずく処理材自重を利用して行うた
め、処理材の炉外抽出のための急速駆動機構は極
めて簡単な構成とすることができる。
なお、実施例に示すように、加熱炉内のトレイ
支持部材を回転自在なローラで構成すると、トレ
イの炉内外への移動を迅速に行なうことができる
とともに、トレイの搬送装置をウインチ装置など
の簡単な機構とすることができる。また、装入テ
ーブルと加熱炉との水平状態への復帰を、処理材
を加熱炉側に位置させて装入テーブルと加熱炉と
の重量バランスを図つて行うようにすると、シリ
ンダ装置等の傾動装置を極力小型のものとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる浸漬焼入設備の断面図
で、第2図は第1図の水平状態における拡大断面
図である。 1〜加熱炉、2〜扉、5〜フアン、7〜ロー
ラ、9〜ラジアントチユーブ、10〜油圧モー
タ、11〜ドラム、12〜ワイヤ、13〜トレ
イ、14〜軸受部(支点)、16〜シリンダ装置、
20〜装入テーブル、23〜パイプラツク、24
〜焼入槽、25〜焼入液、W〜ウインチ装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 長尺材を加熱炉内で焼入温度に加熱したの
    ち、焼入槽の液中に、長手方向一端側から斜めに
    浸漬することを特徴とする長尺材の浸漬焼入方
    法。 2 複数の長尺材を積載するトレイを支持するト
    レイ支持部材を有するバツチ式加熱炉に、装入テ
    ーブルを一体に取り付け、該装入テーブルの下方
    に焼入槽を配設するとともに、前記加熱炉に、該
    加熱炉を炉長方向に傾動させる傾動装置と前記ト
    レイを炉内外へ移動させる搬送装置とを設けたこ
    とを特徴とする長尺材の焼入設備。 3 前記トレイ支持部材が、所定間隔をもつて多
    数配設されたローラであることを特徴とする前記
    特許請求の範囲第2項に記載の長尺材の焼入設
    備。 4 前記搬送装置が、炉内端部にトレイ保持手段
    を有するワイヤと、該ワイヤを巻取るドラム装置
    とからなることを特徴とする前記特許請求の範囲
    第2項または第3項に記載の長尺材の焼入設備。
JP2413285A 1985-02-08 1985-02-08 長尺材の浸漬焼入方法およびその設備 Granted JPS61183410A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2413285A JPS61183410A (ja) 1985-02-08 1985-02-08 長尺材の浸漬焼入方法およびその設備

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JP2413285A JPS61183410A (ja) 1985-02-08 1985-02-08 長尺材の浸漬焼入方法およびその設備

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JPS61183410A JPS61183410A (ja) 1986-08-16
JPH0148336B2 true JPH0148336B2 (ja) 1989-10-18

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JP2413285A Granted JPS61183410A (ja) 1985-02-08 1985-02-08 長尺材の浸漬焼入方法およびその設備

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020153790A1 (ko) * 2019-01-25 2020-07-30 주식회사 엘지화학 이차전지용 음극의 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020153790A1 (ko) * 2019-01-25 2020-07-30 주식회사 엘지화학 이차전지용 음극의 제조방법

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JPS61183410A (ja) 1986-08-16

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