JPH0146355B2 - - Google Patents

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JPH0146355B2
JPH0146355B2 JP20401185A JP20401185A JPH0146355B2 JP H0146355 B2 JPH0146355 B2 JP H0146355B2 JP 20401185 A JP20401185 A JP 20401185A JP 20401185 A JP20401185 A JP 20401185A JP H0146355 B2 JPH0146355 B2 JP H0146355B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axle
arm
fork
arms
wheel suspension
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP20401185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6192985A (ja
Inventor
Ribi Barenchino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP20401185A priority Critical patent/JPS6192985A/ja
Publication of JPS6192985A publication Critical patent/JPS6192985A/ja
Publication of JPH0146355B2 publication Critical patent/JPH0146355B2/ja
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  • Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動二輪車の前輪懸架装置に関する。
(従来の技術) 自動二輪車用前輪懸架装置としては一般的に
内・外筒摺動型のテレスコピツク方式とリンク方
式とに大別され、それぞれの構造にはおのおの特
長があるが、現在では車軸の軌跡が直線的であ
り、且つストロークも十分にとれるテレスコピツ
ク方式が主流となつている。
また一部の車種においては、リーデイング型等
の作動性の良いリンク方式が採用されるが、これ
は車軸の軌跡が円弧状となり、ストロークも十分
にとれないことから特定の車種に限定されている
のが実情である。
そして英国特許第21464号にて収束する2本の
揺動アームを有するガーターフオーク方式の自動
二輪車用前輪懸架装置が開示され、また英国特許
第526116号には2本の揺動アームを有する平行四
辺形リンク方式の航空機用車輪懸架装置が開示さ
れる。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、ガーターフオーク方式は車軸の軌跡
が円弧を描き、一方、平行四辺形リンク方式は一
定範囲までは車軸の軌跡は直線的であるものの、
それを越えるとかなりの円弧状軌跡を描いてしま
う。
従つて本発明の目的は、基本的には機構学上の
スコツトラツセルの定理内容に準じて力を回転方
向に伝達するために作動性の良い四辺形リンク方
式でありながら、十分なストロークと、任意な車
軸の行程路とを同時に得ることができるととも
に、スペースの有効利用をも併せて図つた自動二
輪車の前輪懸架装置を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題を解決して目的を達成すべく本発明
は、自動二輪車の前輪懸架装置において、ヘツド
パイプ11に上部で回動自在に支持されたアツパ
ーフオーク3と、前部に車輪8を軸支したロアー
フオーク6とを前後の揺動アーム4,5で連結し
て側面視四辺形リンクを形成し、該四辺形リンク
に作用する弾発手段7を設け、前後の揺動アーム
4,5を下方に向かつて収束するよう配置すると
ともに、後側の揺動アーム5を、車体に負荷が加
わつていない初期設定状態において、側面視ほぼ
垂直に配置したことを特徴とする。
(作用) 特にアッパーフオーク3、ロアーフオーク6及
び前後の揺動アーム4,5とから側面視四辺形リ
ンクを形成し、且つ前後の揺動アーム4,5を下
方へ向かつて収束するよう配置したので、揺動ア
ーム4,5の長さ、収束の角度等により車軸65
の軌跡を任意に設定でき、またストローク時の作
動瞬間中心0も移動することにより十分なるスト
ロークが得られる。
そして車体に負荷が加わつていない初期設定状
態において、後側の揺動アーム5を側面視ほぼ垂
直に配置したので、ヘツドパイプ11に連結され
たダウンチユーブ12とアツパーフオーク3間の
スペースを有効に活用した配置構造となる。
(実施例) 以下に添付図面を基に実施例を説明する。
第1図は自動二輪車の側面図、第2図は前輪懸
架装置のリンク構造を示す斜視図で、自動二輪車
のフレーム1前部上には後傾するヘツドパイプ1
1が固設され、ヘツドパイプ11には不図示のハ
ンドルステム軸が回転自在に挿通支持され、ハン
ドルステム軸の上下端にはトツプブリツジ35と
ボトムブリツジ36とが中間部で固設され、トツ
プブリツジ35上にはバーハンドル2が固設され
る。
トツプブリツジ35及びボトルブリツジ36の
両端には左右一対のアツパーアーム31,31が
上部で固設され、これによりアッパーフオーク3
が構成される。このアツパーフオーク3をなす左
右のアツパーアーム31の下端及び中間部には枢
着点41,51にて前後の揺動アーム4,5がそ
れぞれ枢支され、斯かる揺動アーム4,5の下端
には枢着点42,52にてロアーアーム61が中
間部及び後端でそれぞれ枢支される。左右のロア
ーアーム61,61の前端間には車軸65が、ま
た後端間には連結軸66がそれぞれ架設され、こ
れによりロアーフオーク6が構成される。
そして前側の揺動アーム4の下部とアツパーア
ーム31の中間部には弾発手段をなす緩衝器7、
即ち同軸的に組付けられたスプリング71とシヨ
ツクアブソーバ72が架設され、また車軸65の
中間部上には前輪をなす車輪8が装着される。
斯くして前輪懸架装置は、アツパーフオーク
3、前後の揺動アーム4,5及びロアーフオーク
6とにより側面視四辺形リンクを構成する。
以上において、第3図にも示すように前後の揺
動アーム4,5を下方に向かつて収束するよう配
置し、即ちアツパーアーム31及びロアーアーム
61に対する前側の揺動アーム4の各枢着点4
1,42を結ぶ線分l1と、同じく後側の揺動アー
ム5の各枢着点51,52を結ぶ線分l2とを下方
で交差させる。これにより線分l1と線分l2との交
点0はロアーアーム61の後半部63の下方に位
置することとなる。
ここで、前側の揺動アーム4は後側の揺動アー
ム5より短く形成され、従つて四辺形リンクは上
下方向に長いほぼ菱形をなし、この菱形リンク内
の長手方向に緩衝器7が配設される。
そしてロアーアーム61の車軸65支持点と前
記枢着点42と結ぶ線分l3の上方と前記線分l1
下方とにより形成される角度の二等分線l4を車軸
65の行程路Lに対しほぼ直交させて配置し、且
つ前記枢着点42,52を結ぶ線分l5の上方と前
記線分l1の下方とにより形成される角度範囲内に
車軸65を配置する。
また車体に負荷が加わつていない状態におい
て、前記線分l3をほぼ水平に配置し、即ちロアー
アーム61の中間部の枢着点42より前方の前半
部62をほぼ水平に配置して初期設定する一方、
前記線分l5、つまりロアーアーム61の後半部6
3を後上がりに傾斜させて形成する。
更にアツパーアーム31に対し後側に両揺動ア
ーム4,5及びロアーアーム61を配置するとと
もに、側面視において、ヘツドパイプ11内に支
持されたステアリングステム軸の軸線Sを四辺形
リンクと交差するよう、即ち軸線Sが前後の揺動
アーム4,5に交差するように配置構成する。
そして特に後側の揺動アーム5は、車体に負荷
が加わつていない初期設定状態において、側面視
ほぼ垂直に配置する。
このように特に側面視四辺形リンクを構成する
前後の揺動アーム4,5を下方で収束させて配置
したため、第3図に示すように車軸65の上下ス
トローク時における前輪懸架装置の瞬間中心0を
変化させることができ、これにより車軸65の十
分なストロークが得られるとともに、揺動アーム
4,5の長さ、収束の角度等に基づいて車軸65
の軌跡を任意に設定することができる。
しかも実施例のように線分l1の下方と線分l3
上方とにより形成される角度の二等分線l4を車軸
65の行程路Lに対しほぼ直交させて配置すると
ともに、線分l1の下方と線分l3の上方とにより形
成される角度範囲内に車軸65を配置すると、第
3図のように直線状の車軸65の行程路Lを得る
ことができる。
そして後側の揺動アーム5を前記初期設定状態
において、側面視ほぼ垂直に配置したため、第1
図に示すようにヘツドパイプ11に連結されて下
方、且つ後方に延びるフレーム構造部材であるダ
ウンチユーブ12と、その前方のアツパーフオー
ク3とのなす角度のほぼ半分の位置に揺動アーム
5が位置することとなる。従つてアツパーフオー
ク3とダウンチユーブ12間のスペースを有効に
活用して揺動アーム5を配置することができる。
しかも前側の揺動アーム4及びロアーフオーク
6もアツパーフオーク3の後側に配置されるの
で、四辺形リンクはフレーム1に近づけて配置さ
れることとなり、車体の重量バランスは良好とな
る。
更に実施例では、側面視において、四辺形リン
クにステアリングステム軸の軸線Sが交差するよ
う、即ち前後の揺動アーム4,5に軸線Sを交差
させて配置したので、ステアリングステム軸に対
する四辺形リンクの慣性モーメントが減少する。
また実施例の如く線分l3、即ちロアーアーム6
1の前半部62を前記初期設定状態において、ほ
ぼ水平に配置すると、車高の低減化が図れるとと
もに、凹凸路面の吸収性に優れた配置構造とな
り、更に線分l3に対し線分l5、即ちロアーアーム
61の後半部63を上方に屈曲させて形成すれ
ば、ロアーアーム後半部63のグランドヒツト防
止対策の面でも有利となる。
(発明の効果) 以上のように本発明の自動二輪車の前輪懸架装
置によれば、作動性の良い四辺形リンク方式であ
りながら、十分なストロークと、任意な車軸の行
程路とを同時に得ることができ、併せてスペース
の有効活用も達成する。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動二輪車の側面図、第2図は前輪懸
架装置のリンク構造を示す斜視図、第3図はその
配置構成及び作用を示す模式的側面図である。 尚、図面中、1はフレーム、11はヘツドパイ
プ、12はダウンチユーブ、3はアツパーフオー
ク、31はアツパーアーム、35,36はブリツ
ジ、4,5は揺動アーム、41,42,51,5
2は枢着点、6はロアーフオーク、61はロアー
アーム、65は車軸、66は連結軸、7は緩衝
器、8は車輪、l1…l5は線分、0は瞬間中心、L
は車軸の行程路、Sはハンドルステム軸の軸線で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ヘツドパイプに上部で回動自在に支持された
    アツパーフオークと、前部に車輪を軸支したロア
    ーフオークとを前後の揺動アームで連結して側面
    視四辺形リンクを形成し、該四辺形リンクに作用
    する弾発手段を設け、前後の揺動アームを下方に
    向かつて収束するよう配置するとともに、 後側の揺動アームを、車体に負荷が加わつてい
    ない初期設定状態において、側面視ほぼ垂直に配
    置したことを特徴とする自動二輪車の前輪懸架装
    置。
JP20401185A 1985-09-13 1985-09-13 自動二輪車の前輪懸架装置 Granted JPS6192985A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20401185A JPS6192985A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 自動二輪車の前輪懸架装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20401185A JPS6192985A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 自動二輪車の前輪懸架装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6192985A JPS6192985A (ja) 1986-05-10
JPH0146355B2 true JPH0146355B2 (ja) 1989-10-06

Family

ID=16483291

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20401185A Granted JPS6192985A (ja) 1985-09-13 1985-09-13 自動二輪車の前輪懸架装置

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JP (1) JPS6192985A (ja)

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JPS6192985A (ja) 1986-05-10

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