JPH0145073Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0145073Y2 JPH0145073Y2 JP1983055652U JP5565283U JPH0145073Y2 JP H0145073 Y2 JPH0145073 Y2 JP H0145073Y2 JP 1983055652 U JP1983055652 U JP 1983055652U JP 5565283 U JP5565283 U JP 5565283U JP H0145073 Y2 JPH0145073 Y2 JP H0145073Y2
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- JP
- Japan
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- electrode
- ring
- electron beam
- electron gun
- axis
- Prior art date
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- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、電子ビーム軸の電子銃軸からの不本
意な偏倚を補正するための補正手段を備えた陰極
線管に関する。
意な偏倚を補正するための補正手段を備えた陰極
線管に関する。
従来例の構成とその問題点
陰極線管の製造においては、とくに電子銃を構
成する多数の電極およびその組立に非常に高い精
度が要求されるが、加工技術が量産性等の面から
かかる精度の向上には限度がある。そして僅かな
製造誤差のために、メインレンズ生成領域を通過
する電子ビームのビーム軸が電子銃軸から偏倚す
ることがあり、そのようなことがあると解像度に
低下をきたす。
成する多数の電極およびその組立に非常に高い精
度が要求されるが、加工技術が量産性等の面から
かかる精度の向上には限度がある。そして僅かな
製造誤差のために、メインレンズ生成領域を通過
する電子ビームのビーム軸が電子銃軸から偏倚す
ることがあり、そのようなことがあると解像度に
低下をきたす。
これを図面により説明すると、第1図には陰極
1,G1電極2,G2電極3,G3電極4,G4電極5
およびG5電極6からなるユニポテンシヤル型電
子銃が示されており、メインレンズ生成領域7を
通過する電子ビーム8のビーム軸は、電子銃軸9
から偏倚している、この偏倚の方向および量はま
ちまちであるが、電子ビーム8の偏倚した側の外
周部分8aは、その反対側の外周部分8bよりも
強いレンズ作用を受けることになる。この結果、
第2図に示すように蛍光体スクリーン面10上に
生成されるビームスポツト(輝点)11に非点収
差12を生じ、解像度に低下をきたす。
1,G1電極2,G2電極3,G3電極4,G4電極5
およびG5電極6からなるユニポテンシヤル型電
子銃が示されており、メインレンズ生成領域7を
通過する電子ビーム8のビーム軸は、電子銃軸9
から偏倚している、この偏倚の方向および量はま
ちまちであるが、電子ビーム8の偏倚した側の外
周部分8aは、その反対側の外周部分8bよりも
強いレンズ作用を受けることになる。この結果、
第2図に示すように蛍光体スクリーン面10上に
生成されるビームスポツト(輝点)11に非点収
差12を生じ、解像度に低下をきたす。
考案の目的
したがつて本考案の目的は、電子ビーム軸の電
子銃軸からの不本意な偏倚を補正しうる陰極線管
を提供することにある。
子銃軸からの不本意な偏倚を補正しうる陰極線管
を提供することにある。
考案の構成
本考案の陰極線管によると、陰極とメインレン
ズ生成領域との間に配設される非磁性体製の電極
が、電子ビーム通路を包囲する強磁性体リングお
よび非磁性金属からなるリング抑え片を内蔵し、
前記強磁性体リングは、電子ビーム軸の電子銃軸
からの偏倚を補正すべく着磁されてなるととも
に、前記電極の底部および側周壁ならびに前記リ
ング抑え片に当接する構成となされるのであり、
これを以下図面に示した実施例とともに詳しく説
明する。
ズ生成領域との間に配設される非磁性体製の電極
が、電子ビーム通路を包囲する強磁性体リングお
よび非磁性金属からなるリング抑え片を内蔵し、
前記強磁性体リングは、電子ビーム軸の電子銃軸
からの偏倚を補正すべく着磁されてなるととも
に、前記電極の底部および側周壁ならびに前記リ
ング抑え片に当接する構成となされるのであり、
これを以下図面に示した実施例とともに詳しく説
明する。
実施例の説明
第3図に示すように非磁性金属からなるカツプ
状のG2電極13は、その側周壁を外周面とする
円環状の凹所14を底部に有し、この凹所14内
に電子ビーム通路を包囲する強磁性体リング15
が嵌め込まれている。そして、この強磁性体リン
グ15は非磁性金属からなるリング抑え片16に
よつて固定されているのであり、その他の構成は
第1図に示した従来の構成と同様である。
状のG2電極13は、その側周壁を外周面とする
円環状の凹所14を底部に有し、この凹所14内
に電子ビーム通路を包囲する強磁性体リング15
が嵌め込まれている。そして、この強磁性体リン
グ15は非磁性金属からなるリング抑え片16に
よつて固定されているのであり、その他の構成は
第1図に示した従来の構成と同様である。
強磁性体リング15は無端の完全リング状のも
のでもよいが、鋼鉄線等をリング状に湾曲させた
ものであつてもよい。この場合、1個所に切り割
りを有する形状となるので、これを径小化する方
向に圧縮して凹所14内に挿入すると、以後は自
体のばね圧で凹所14の外周面に圧接し、容易に
回動しなくなる。一方、凹所14を覆うリング抑
え片16とG2電極13とは、両者の相互接触部
分でスポツト溶接されるので、溶接時の高温で強
磁性体リング15を変質させることがない。
のでもよいが、鋼鉄線等をリング状に湾曲させた
ものであつてもよい。この場合、1個所に切り割
りを有する形状となるので、これを径小化する方
向に圧縮して凹所14内に挿入すると、以後は自
体のばね圧で凹所14の外周面に圧接し、容易に
回動しなくなる。一方、凹所14を覆うリング抑
え片16とG2電極13とは、両者の相互接触部
分でスポツト溶接されるので、溶接時の高温で強
磁性体リング15を変質させることがない。
かかる電極構成の電子銃を所定のガラスバルブ
内に封入して陰極線管を完成したのち、その蛍光
体スクリーン面上にビームスポツトを生成させ
る。そして、前述のような非点収差が現われた場
合、管外からの励磁により強磁性体リング15を
着磁させる。着磁の方向および程度はビームスポ
ツトの形状歪に応じて適宜調整すればよい。
内に封入して陰極線管を完成したのち、その蛍光
体スクリーン面上にビームスポツトを生成させ
る。そして、前述のような非点収差が現われた場
合、管外からの励磁により強磁性体リング15を
着磁させる。着磁の方向および程度はビームスポ
ツトの形状歪に応じて適宜調整すればよい。
強磁性体リング15を付設する電極はG2電極
に限定されず、陰極とメインレンズ生成領域との
間に配設される非磁性体電極であればよい。しか
し、偏向磁界の浸透を防ぐためにG3電極を鉄・
ニツケル合金等の弱磁性体金属で形成する管種の
ものでは、G2電極が適している。また、G2電極
に付設すると、補正位置からメインレンズまでの
距離が大きくとれるので、着磁量が少なくてすむ
利点がある。
に限定されず、陰極とメインレンズ生成領域との
間に配設される非磁性体電極であればよい。しか
し、偏向磁界の浸透を防ぐためにG3電極を鉄・
ニツケル合金等の弱磁性体金属で形成する管種の
ものでは、G2電極が適している。また、G2電極
に付設すると、補正位置からメインレンズまでの
距離が大きくとれるので、着磁量が少なくてすむ
利点がある。
着磁の方向とビーム移動の方向との関係は第4
図に示すとおりである。電子ビーム8のビーム軸
が電子銃軸9から上方へ偏倚している図示例の場
合は、蛍光体スクリーン面側からみて強磁性体リ
ング15の左側をN極、右側をS極に着磁する
と、電子ビーム8は実線矢印で示すように下方へ
移動し前記偏倚が補正される。破線矢印は磁力線
方向を示す。
図に示すとおりである。電子ビーム8のビーム軸
が電子銃軸9から上方へ偏倚している図示例の場
合は、蛍光体スクリーン面側からみて強磁性体リ
ング15の左側をN極、右側をS極に着磁する
と、電子ビーム8は実線矢印で示すように下方へ
移動し前記偏倚が補正される。破線矢印は磁力線
方向を示す。
なお、前述の説明ではユニポテンシヤル型電子
銃を対象にしたが、本考案はバイポテンシヤル型
電子銃またはその他の形式の電子銃にも同様に適
用し得るのは勿論である。
銃を対象にしたが、本考案はバイポテンシヤル型
電子銃またはその他の形式の電子銃にも同様に適
用し得るのは勿論である。
考案の効果
本考案の陰極線管は前述のように構成されるの
で、電子銃軸からの電子ビーム軸の偏倚が陰極線
管完成後に判明しても、これを管外からの励磁に
より的確に補正することができ、そのための強磁
性体リングは極めて小形のもので足り、しかも補
正感度が高く、管外補正機構を要しないという利
点がある。そのうえ、強磁性体リングは当該電極
の底部および側周壁ならびにリング抑え片に当接
して精度よく固定されるのみならず、その実質的
な熱容量が前記当接により増すので、局部的な温
度上昇によつて変質または減磁することがないと
いう利点がある。
で、電子銃軸からの電子ビーム軸の偏倚が陰極線
管完成後に判明しても、これを管外からの励磁に
より的確に補正することができ、そのための強磁
性体リングは極めて小形のもので足り、しかも補
正感度が高く、管外補正機構を要しないという利
点がある。そのうえ、強磁性体リングは当該電極
の底部および側周壁ならびにリング抑え片に当接
して精度よく固定されるのみならず、その実質的
な熱容量が前記当接により増すので、局部的な温
度上昇によつて変質または減磁することがないと
いう利点がある。
第1図は従来の陰極線管の電子銃の電極構成を
示す断面図、第2図は同陰極線管のビームスポツ
トの非点収差を説明するための図、第3図は本考
案を実施した陰極線管の電子銃の電極構成を示す
断面図、第4図は同陰極線管の強磁性体リングの
着磁の方向とビーム移動の方向との関係を示す図
である。 1……陰極、7……メインレンズ生成領域、1
3……G2電極、15……強磁性体リング。
示す断面図、第2図は同陰極線管のビームスポツ
トの非点収差を説明するための図、第3図は本考
案を実施した陰極線管の電子銃の電極構成を示す
断面図、第4図は同陰極線管の強磁性体リングの
着磁の方向とビーム移動の方向との関係を示す図
である。 1……陰極、7……メインレンズ生成領域、1
3……G2電極、15……強磁性体リング。
Claims (1)
- 陰極とメインレンズ生成領域との間に配設され
た非磁性体製の電極が、電子ビーム通路を包囲す
る強磁性体リングおよび非磁性金属からなるリン
グ抑え片を内蔵してなり、前記強磁性体リングは
電子ビーム軸の電子銃軸からの偏倚を補正すべく
着磁されてなるとともに、前記電極の底部および
側周壁ならびに前記リング抑え片に当接してなる
ことを特徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5565283U JPS59161257U (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5565283U JPS59161257U (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59161257U JPS59161257U (ja) | 1984-10-29 |
JPH0145073Y2 true JPH0145073Y2 (ja) | 1989-12-26 |
Family
ID=30185981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5565283U Granted JPS59161257U (ja) | 1983-04-14 | 1983-04-14 | 陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59161257U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8500807A (nl) * | 1985-03-20 | 1986-10-16 | Philips Nv | Beeldbuis. |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55141049A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electron gun for image pickup tube |
-
1983
- 1983-04-14 JP JP5565283U patent/JPS59161257U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55141049A (en) * | 1979-04-23 | 1980-11-04 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Electron gun for image pickup tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59161257U (ja) | 1984-10-29 |
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