JPH0144156Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案はロールタオルペーパホルダに関するも
のである。

［従来の技術］ ペーパタオルをロール状に巻いたロールタオル
ペーパ（以下、ロールタオルと略称する）が広く
用いられている。

従来のこの種のロールタオルは、例えば台所等
の壁面に固定されるホルダに回転自在に取付けら
れている場合が多い。

［考案が解決しようとする問題点］ ロールタオルを上述したように固定されたホル
ダに取付けた場合には使用場所が限られてしま
い、ロールタオルを用いたい場合にはホルダのあ
る所まで取りに行かなければならない。

また、ホルダの取付け場所が台所である場合に
はぬれた手で使用することになり、タオルがミシ
ン目以外の部分で切れてしまうことが多い。

また、食卓等においてロールタオルを使用する
場合にはロールタオルをそのまま食卓上に載置す
る他なく、体裁が悪いばかりでなく、ぬれてしま
う場合も多い。

［問題点を解決するための手段］ 本考案においては上述した問題点を解決するた
めに、台座と、これに着脱自在に取付けられ、か
つ伸縮が可能な支軸を設け、この支軸の上端部に
は比較的面積の大きい頂板を設けた構造を採用し
た。

［作用］ 上述したような構造を採用すると、ホルダは固
定的ではなく、どこにでも持ち運びすることがで
き、使用時には頂板を押して支軸を縮め、ロール
タオルの回転を頂板で押えて止め、この状態でタ
オルをミシン目から切取ることができる。

また、頂板を介してタオルを押えるため、手が
ぬれている場合にもタオルをぬらすことがなく、
確実に切断できる。

［実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の詳
細を説明する。

第１図以下は本考案の一実施例を説明するもの
で、本考案になるホルダ１は台座２と支軸３とか
ら構成されている。

台座２は合成樹脂等から比較的重量が重く形成
されており、その中心部にはねじ孔４が形成され
ている。

図示の例の場合には台座２は円板状に形成され
ているが、多角形その他の任意の形状を採用する
ことができる。

一方、支軸３は中空の円筒状に合成樹脂から成
形されており、その下端部にはねじ部３ａが形成
されており、このねじ部３ａを台座２のねじ孔４
中に螺合されることにより固定される。

また、支軸３の途中、例えば頂部近傍には薄肉
のベローズ部５が所定の長さにわたつて形成され
ている。

また、支軸３の頂部には頂板６が固定されてい
る。

頂板６は支軸３を一体成形してもよい。

なお、頂板６は例えば円板状に形成されてお
り、台座２よりは小さい比較的大きな面積を有す
る。

符号７で示すものはロールタオルで、巻芯８に
ミシン目７ａを所定間隔で施されたペーパタオル
を巻付けて形成されている。

次に、以上のように構成された本実施例の使用
方法について説明する。

まず、支軸３を取付ける前にロールタオル７を
いずれか一方の端部を下にして載置し、巻芯８と
ねじ孔４の軸芯を合せる。

この状態で支軸３をねじ３ａを下にして巻芯８
中に挿入し、頂板６をつかんでねじ部３ａをねじ
孔４中に螺合させる。

上述したようにしてロールタオルを取付け、任
意の場所に台座２側を載置すればよい。

使用しない場合には支軸３はベローズ部５がも
つ弾力により伸びた状態にあり、第１図及び第３
図に示すように頂板６はロールタオル７の上端か
ら所定距離離れた状態にある。

使用したい場合には一方の手で頂板６を強く押
す前にロールタオルの一端を引いてロールタオル
を回転させ、使用したい長さだけ引出す。

そして、頂板６を一方の手で強く押すと、第２
図及び第４図に示すようにベローズ部５が圧縮さ
れ、頂板６の下面がロールタオル７の上端に接触
し、ロールタオル７の回転を止める。

この状態で他方の手でロールタオルの端部のミ
シン目７ａの近傍をつかみ切断する。

頂板６を押していた手を離せば頂板６はベロー
ズ部５の弾力により元の状態に戻る。

本実施例は以上のように構成されているため、
頂板６を押さないかぎりロールタオル７が自由に
回転でき、頂板６を押せばロールタオルの回転を
止めて切断することができる。

また、頂板６の面積は比較的大きいため、ぬれ
た手で押した場合にもロールタオルはぬれること
はない。

なお、頂板６の形状も円板状ばかりではなく、
他の形状を採用するのは自由である。

［効果］ 以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、ロールタオルが載置される台座と、この台座
に垂直な状態で着脱可能な支軸とを有し、支軸を
伸縮可能とすると共に、支軸の上端部には頂板を
設けた構造を採用しているため、頂板に力を加え
ない状態で支軸に取付けられたロールタオルを自
由に回転させることができ、頂板を押せば支軸が
縮んで頂板とロールタオルの端縁とが接触し、ロ
ールタオルの回転を止めた状態でタオルの切断が
行なえる。

また、本考案になるホルダは移動自在であるた
め、任意の場所に載置することができ、体裁も良
く食卓上でも使用できる。

更に、ぬれた手で頂板を押しても手はタオルに
接触しないため、タオルがぬれることはない。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を説明するもので、第１
図は頂板を押す前の斜視図、第２図は頂板を押し
た状態の斜視図、第３図は第１図のＡ−Ａ線拡大
断面図、第４図は第２図のＢ−Ｂ線拡大断面図、
第５図は分解斜視図である。 １……ホルダ、２……台座、３……支軸、３ａ
……ねじ部、４……ねじ孔、５……ベローズ部、
６……頂板、７……ロールタオル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ロールタオル７の一端が載置され、中央部にね
   じ孔４を有する台座２と、下端部に前記ねじ孔４
   に螺合されるねじ部３ａを有し、ロールタオル７
   の巻芯８中に嵌合される支軸３とを有し、支軸３
   の途中には薄肉のベローズ部５が所定長さにわた
   つて形成されており、支軸３の上端部には比較的
   面積の大きい頂板６が設けられ、自由状態にあつ
   ては台座２の上面と頂板６の下面との間の距離は
   ロールタオル７の幅よりも大となるように構成し
   たことを特徴とするロールタオルペーパホルダ。