JPH0144084Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0144084Y2 JPH0144084Y2 JP1985126946U JP12694685U JPH0144084Y2 JP H0144084 Y2 JPH0144084 Y2 JP H0144084Y2 JP 1985126946 U JP1985126946 U JP 1985126946U JP 12694685 U JP12694685 U JP 12694685U JP H0144084 Y2 JPH0144084 Y2 JP H0144084Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyurethane
- foaming rate
- sole
- heel
- peripheral edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 claims description 37
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 claims description 37
- 238000005187 foaming Methods 0.000 claims description 28
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000004744 fabric Substances 0.000 claims description 4
- 210000000474 heel Anatomy 0.000 description 20
- 210000000459 calcaneus Anatomy 0.000 description 7
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 2
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 1
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はポリウレタン二重底の安全靴に関する
ものである。
ものである。
(従来の技術)
従来のゴム底及びポリウレタン底の安全靴の踵
部には木質材が埋設されていた。このように木質
材が入るとポリウレタン等の素材の節約にはなる
が、踵にクツシヨン性が無くなり、作業中に踵に
衝撃が与えられることが多くなり、踵の骨を損傷
するなどの欠点があつた。
部には木質材が埋設されていた。このように木質
材が入るとポリウレタン等の素材の節約にはなる
が、踵にクツシヨン性が無くなり、作業中に踵に
衝撃が与えられることが多くなり、踵の骨を損傷
するなどの欠点があつた。
従来も特公昭35−13127号公報、特開昭59−
11801号公報、特開昭56−23902号公報において、
二層のスポンジゴム層、二層の発泡ポリウレタン
底よりなる履物底又は靴が提案されている。
11801号公報、特開昭56−23902号公報において、
二層のスポンジゴム層、二層の発泡ポリウレタン
底よりなる履物底又は靴が提案されている。
(考案が解決しようとする課題)
しかしながら前記従来の木質材を踵部に用いた
靴は、踵が硬いことにより踵の骨が損傷するなど
の問題があつた。また特公昭35−13127号公報に
示す履物用スポンジゴム底では、軟硬二層のスポ
ンジゴム底を示すにとどまり、踵部の大部分を軟
質のスポンジゴム底とした等の記載は何もなく、
従つて踵の骨の損傷を防止することは出来ないも
のである。また特開昭59−11801号公報及び特開
昭56−23902号公報に示す靴も、踵部の大部分を
軟質の高い発泡率のポリウレタンで構成したと云
う記載は何もなく、同公報における靴の図面を見
ても、踵部の内外のポリウレタンとも厚さに余り
差はないが、外面の層がむしろ厚層となつている
ものであつて、やはり踵の骨の損傷を防止するこ
とは出来ないものである。しかも前記各従来例は
何れも安全靴ではなかつた。
靴は、踵が硬いことにより踵の骨が損傷するなど
の問題があつた。また特公昭35−13127号公報に
示す履物用スポンジゴム底では、軟硬二層のスポ
ンジゴム底を示すにとどまり、踵部の大部分を軟
質のスポンジゴム底とした等の記載は何もなく、
従つて踵の骨の損傷を防止することは出来ないも
のである。また特開昭59−11801号公報及び特開
昭56−23902号公報に示す靴も、踵部の大部分を
軟質の高い発泡率のポリウレタンで構成したと云
う記載は何もなく、同公報における靴の図面を見
ても、踵部の内外のポリウレタンとも厚さに余り
差はないが、外面の層がむしろ厚層となつている
ものであつて、やはり踵の骨の損傷を防止するこ
とは出来ないものである。しかも前記各従来例は
何れも安全靴ではなかつた。
本考案は踵の骨の損傷防止を目的とした安全靴
を提供しようとするものである。
を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段)
このため本考案は、甲皮の内面に裏布を配設
し、中底と先芯を設けてなる安全靴において、他
の靴底部の厚さより一段と厚く構成される踵部を
含む表底の外面を低い発泡率のポリウレタン底と
し、その内側の中底までの空間には高い発泡率の
ポリウレタンを充填して一体に構成してあり、前
記踵部は大部分を前記高い発泡率のポリウレタン
で構成すると共に、該踵部の周囲を前記低い発泡
率のポリウレタンで覆い、かつ前記甲皮の下部周
縁を、外面の低い発泡率のポリウレタン底の上周
縁部より上方に突出してなる前記高い発泡率のポ
リウレタン底の周縁上部に形成した薄シート状部
で被覆してなるもので、これを課題解決のための
手段とするものである。
し、中底と先芯を設けてなる安全靴において、他
の靴底部の厚さより一段と厚く構成される踵部を
含む表底の外面を低い発泡率のポリウレタン底と
し、その内側の中底までの空間には高い発泡率の
ポリウレタンを充填して一体に構成してあり、前
記踵部は大部分を前記高い発泡率のポリウレタン
で構成すると共に、該踵部の周囲を前記低い発泡
率のポリウレタンで覆い、かつ前記甲皮の下部周
縁を、外面の低い発泡率のポリウレタン底の上周
縁部より上方に突出してなる前記高い発泡率のポ
リウレタン底の周縁上部に形成した薄シート状部
で被覆してなるもので、これを課題解決のための
手段とするものである。
(作用)
踵部の大部分を高い発泡率の柔かいクツシヨン
性を有するポリウレタンで構成すると共に、その
周囲を低い発泡率のポリウレタンで覆い、かつ甲
皮の下部周縁を高い発泡率のポリウレタンで形成
した薄シート状部で被覆することにより、踵部は
クツシヨン性に富み、踵の骨の損傷防止を図るこ
とができ、また甲皮下部周縁とポリウレタン底と
の剥離防止効果と、ここからの水の浸入防止を図
ることができる。
性を有するポリウレタンで構成すると共に、その
周囲を低い発泡率のポリウレタンで覆い、かつ甲
皮の下部周縁を高い発泡率のポリウレタンで形成
した薄シート状部で被覆することにより、踵部は
クツシヨン性に富み、踵の骨の損傷防止を図るこ
とができ、また甲皮下部周縁とポリウレタン底と
の剥離防止効果と、ここからの水の浸入防止を図
ることができる。
(実施例)
以下本考案を図面の実施例について説明する。
図において1は甲皮、2は中底、3は先芯、4は
裏布、5は表底である。表底5は外面の低い発泡
率のポリウレタン底6と、その内側の中底2まで
の空間に充填された高い発泡率のポリウレタン7
よりなり、これらのポリウレタン底6とポリウレ
タン7は一体に成形されて固着されているが、こ
れらを夫々別個に形成し、接着剤を用いて一体に
固着してもよい。
図において1は甲皮、2は中底、3は先芯、4は
裏布、5は表底である。表底5は外面の低い発泡
率のポリウレタン底6と、その内側の中底2まで
の空間に充填された高い発泡率のポリウレタン7
よりなり、これらのポリウレタン底6とポリウレ
タン7は一体に成形されて固着されているが、こ
れらを夫々別個に形成し、接着剤を用いて一体に
固着してもよい。
本考案の特徴とする点は、他の靴底部の厚さよ
り一段と厚く構成された踵部8の大部分を高い発
泡率のポリウレタン7で構成すると共に、その周
囲を低い発泡率のポリウレタン底6を延長した覆
部6aで覆い、かつ甲皮1の下部周縁1aを、外
面の低い発泡率のポリウレタン底6の上周縁部6
bより上方に突出してなる、前記高い発泡率のポ
リウレタン7よりなる底の周縁上部に形成した薄
シート状部7aで被覆してなる点である。
り一段と厚く構成された踵部8の大部分を高い発
泡率のポリウレタン7で構成すると共に、その周
囲を低い発泡率のポリウレタン底6を延長した覆
部6aで覆い、かつ甲皮1の下部周縁1aを、外
面の低い発泡率のポリウレタン底6の上周縁部6
bより上方に突出してなる、前記高い発泡率のポ
リウレタン7よりなる底の周縁上部に形成した薄
シート状部7aで被覆してなる点である。
(考案の効果)
以上詳細に説明した如く本考案は、表底の外面
を低い発泡率のポリウレタン底で形成したので、
適度なクツシヨン性を存しなやら適度な硬さを有
し、丈夫で滑り止、耐摩耗性の効果があり、かつ
ふみ抜き防止の効果もある。またその内側の中底
までの空間には高い発泡率のポリウレタンを充填
して一体に構成してあり、この内側のポリウレタ
ンは柔かく、クツシヨン性に富むと共に軽いた
め、歩行の際の感触がよい。
を低い発泡率のポリウレタン底で形成したので、
適度なクツシヨン性を存しなやら適度な硬さを有
し、丈夫で滑り止、耐摩耗性の効果があり、かつ
ふみ抜き防止の効果もある。またその内側の中底
までの空間には高い発泡率のポリウレタンを充填
して一体に構成してあり、この内側のポリウレタ
ンは柔かく、クツシヨン性に富むと共に軽いた
め、歩行の際の感触がよい。
また本考案は、他の靴底部の厚さより一段と厚
く構成された踵部の大部分を高い発泡率のポリウ
レタンで構成したので、従来の硬い踵や、厚く
(高い)構成されていない踵を履いた場合のよう
に、強く踵を踏み付けた場合などにおいても踵の
骨を損傷するなどの欠点が全くない。更に本考案
は、甲皮の下部周縁を、外面の低い発泡率のポリ
ウレタン底の上周縁部より上方に突出してなる、
高い発泡率のポリウレタン底の周縁上部に形成し
た薄シート状部で被覆したので、甲皮の下部周縁
とポリウレタン底との剥離防止効果を有し、かつ
甲皮の下部周縁からの水の浸入防止を図ることが
できる。従つて本考案によると、軽量で、歩行の
際のクツシヨン性がよく、従来の安全靴とは感覚
の全く異なる安全靴とすることができる。
く構成された踵部の大部分を高い発泡率のポリウ
レタンで構成したので、従来の硬い踵や、厚く
(高い)構成されていない踵を履いた場合のよう
に、強く踵を踏み付けた場合などにおいても踵の
骨を損傷するなどの欠点が全くない。更に本考案
は、甲皮の下部周縁を、外面の低い発泡率のポリ
ウレタン底の上周縁部より上方に突出してなる、
高い発泡率のポリウレタン底の周縁上部に形成し
た薄シート状部で被覆したので、甲皮の下部周縁
とポリウレタン底との剥離防止効果を有し、かつ
甲皮の下部周縁からの水の浸入防止を図ることが
できる。従つて本考案によると、軽量で、歩行の
際のクツシヨン性がよく、従来の安全靴とは感覚
の全く異なる安全靴とすることができる。
図面は本考案の実施例を示す安全靴の1部断面
側面図である。 図の主要部分の説明、1……甲皮、1a……下
部周縁、2……中底、3……先芯、4……裏布、
5……表底、6……低い発泡率のポリウレタン
底、6a……覆部、6b……上周縁部、7……高
い発泡率のポリウレタン、7a……薄シート状
部、8……踵部。
側面図である。 図の主要部分の説明、1……甲皮、1a……下
部周縁、2……中底、3……先芯、4……裏布、
5……表底、6……低い発泡率のポリウレタン
底、6a……覆部、6b……上周縁部、7……高
い発泡率のポリウレタン、7a……薄シート状
部、8……踵部。
Claims (1)
- 甲皮の内面に裏布を配設し、中底と先芯を設け
てなる安全靴において、他の靴底部の厚さより一
段と厚く構成される踵部を含む表底の外面を低い
発泡率のポリウレタン底とし、その内側の中底ま
での空間には高い発泡率のポリウレタンを充填し
て一体に構成してあり、前記踵部は大部分を前記
高い発泡率のポリウレタンで構成すると共に、該
踵部の周囲を前記低い発泡率のポリウレタンで覆
い、かつ前記甲皮の下部周縁を、外面の低い発泡
率のポリウレタン底の上周縁部より上方に突出し
てなる前記高い発泡率のポリウレタン底の周縁上
部に形成した薄シート状部で被覆してなることを
特徴とする安全靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985126946U JPH0144084Y2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985126946U JPH0144084Y2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6235504U JPS6235504U (ja) | 1987-03-02 |
JPH0144084Y2 true JPH0144084Y2 (ja) | 1989-12-20 |
Family
ID=31021228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985126946U Expired JPH0144084Y2 (ja) | 1985-08-20 | 1985-08-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0144084Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623902A (en) * | 1979-08-02 | 1981-03-06 | Moon Star Chemical Corp | Production of shoes having foamed polyurethane outer bottom |
JPS5911801A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-21 | 世界長株式会社 | ポリウレタンフオ−ムよりなる2色靴底の製造法 |
-
1985
- 1985-08-20 JP JP1985126946U patent/JPH0144084Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623902A (en) * | 1979-08-02 | 1981-03-06 | Moon Star Chemical Corp | Production of shoes having foamed polyurethane outer bottom |
JPS5911801A (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-21 | 世界長株式会社 | ポリウレタンフオ−ムよりなる2色靴底の製造法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6235504U (ja) | 1987-03-02 |
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