JPH0143591Y2 - - Google Patents

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JPH0143591Y2
JPH0143591Y2 JP14900382U JP14900382U JPH0143591Y2 JP H0143591 Y2 JPH0143591 Y2 JP H0143591Y2 JP 14900382 U JP14900382 U JP 14900382U JP 14900382 U JP14900382 U JP 14900382U JP H0143591 Y2 JPH0143591 Y2 JP H0143591Y2
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JP
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reinforcing layer
layer
cord
reinforcing
spiral wire
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JP14900382U
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JPS5952293U (ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
この考案は、サクシヨンホースの改良に関し、
特にスパイラルワイヤの外側及び内側に配される
補強層を改良することによつてきわめて柔軟な湾
曲性サクシヨンホースを得ようとするものであ
る。 従来、サクシヨンホースには露線式、埋線式が
用途に応じて使用され、また、デリバリーを兼ね
た構造のものが使用されている。補強材は、交差
状に織られた織布を用いるか、2層以上の偶数の
繊維コード補強層をコード方向が交差状となるよ
うに使用される。すなわち、耐圧上交差状を必要
とするため、2層又はそれ以上の偶数プライがス
パイラルワイヤの外側または内側に設定されるも
のである。また、強度が要求される場合はさらに
複数の交差状の補強層が使用される。 しかしながら、スパイラルワイヤの外側ないし
内側において交差補強層を設けた場合、湾曲時に
相当な抵抗力を生起する難点があつた。 因つて、考案者は、特に柔軟な高湾曲性を与え
るためには、スパイラルワイヤの外側ないし内側
における対湾曲抵抗を解除する必要を痛感し、こ
の考案を案出したものである。 すなわち、スパイラルワイヤの外側及び内側の
補強層には繊維コードを交差状にした補強構造を
使用せず、繊維コードを一方向に配向した補強層
として高度の自由度を付与するように、かつ、外
側及び内側の補強層においてコード方向を反対方
向に配向するとともに、スパイラルワイヤの線間
において、内側補強層と外側補強層とを近接積層
状態として交差状補強部を形成して補強効果を発
揮させる構成としたものである。 従つて、スパイラルワイヤの内外側はコードが
一方向に配向した補強層からなるため、対湾曲抵
抗が少なく、高度の自由性が得られる。湾曲や引
つ張りに対する安定度が問題となるが、ホース全
長にわたつて、スパイラルワイヤの線間で連続的
に交差補強部が形成されるため、この安定した交
差構造の補強部の存在により、全体として、湾曲
や引つ張り応力に対し安定な挙動を示し、且つき
わめて柔軟な湾曲性を発揮するものである。 次に、例示の図面に基づいて、この考案の態様
を具体的に詳述する。 第1図は、従来のサクシヨンホースの一例を示
すホース壁部の部分概略断面図、第2図は、この
考案の柔軟な高湾曲性サクシヨンホースの一例を
示すホース壁部の部分概略断面図、第3図は、こ
の考案の柔軟な高湾曲性サクシヨンホースを構成
する改層の一部を切開露出した部分斜視図であ
る。 第1図の従来ホースにおいて、1はゴム状物質
からなる管状内面層で、ゴム又はプラスチツク等
の弾性高分子物質からなつている。2は織布また
はコード方向が交差状となるように形成された少
なくとも2層の繊維コード補強層からなる内側交
差状補強部材、3は内側交差状補強部材2の外側
に設けられたゴム状中間層、4はスパイラルワイ
ヤ、5は外側交差状補強部材で、内側交差状補強
部材2と同様の交差状補強部材でる。6はゴム状
物質からなる外被層である。 以上のとおり、従来ホースの補強は、すべて交
差状補強部材から組み立てられることを基本原理
とするものであり、スパイラルワイヤは、長手方
向の全面に中間ゴム層を形成して埋設され、スパ
イラルワイヤの内側と外側を交差状補強部材にて
狭持し、ワイヤの線間はゴム層にて分離状態に形
成され、外側交差状補強部材5の外面をゴム状物
質の外被層で被覆するとともに波形状に構成した
ものが、この系統の通常構造である。 第2図のこの考案のサクシヨンホースの構成を
第1図の従来例と対比すると、第1図の従来例の
内側交差状補強部材2に対してこの考案の補強に
は、繊維コードをゴム状物質で被覆した内側補強
層7を使用するもので、その構成は湾曲を容易に
するため、コード角度をホースの軸線に対し、
45゜以上、好ましくはホースの耐圧静止角度約55゜
の±10゜に相当する45゜〜65゜の範囲で一方向に配向
して一層設け、また、第1図の外側交差状補強部
材5に対しては、繊維コードをゴム状物質で被覆
した外側補強層9を一層設けるものである。この
外側補強層9は、上記の内側補強層7とほぼ同一
コード角度であるが、配向方向を反対方向に設定
している。 内外の補強層7,9にて挟持されるスパイラル
ワイヤ4はゴム状物質の埋設材8にて埋設され、
スパイラルワイヤ4の線間において、内外の補強
層7,9は、近接積層状態となり、〇印で示すよ
うなコード交差補強部CRLを形成している。こ
の外側補強層9の外側は、ゴム状物質の外被層6
で被覆され、波形状に構成して目的とする高湾曲
性サクシヨンホースを得ている。 すなわち、第3図に示すように、内側補強層7
と外側補強層9は、それぞれのコードTCが、ス
パイラルワイヤ4の内外側において一方向に配設
され、その方向は内外では反対方向で、スパイラ
ルワイヤの線間SRにおいては内外補強層を近接
積層状態としてコード交差補強部CRLを形成し、
高度の自由性と安定性の両特性を兼備させるよう
に構成したものである。 次に、この考案のサクシヨンホースと、補強層
だけを交差状補強部材に取り替えた比較例との対
比の試験結果を次表に示す。 § 実施例 ホースサイズ 100mmφ×8000mm 内面層のゴム厚 4mm 外被層のゴム厚 2mm スパイラルワイヤ 3mmφ ピツチ 25mm 補強層の構成 内側補強層 ポリエステルコード 1層 コード角度54゜ 外側補強層 ポリエステルコード 1層 コード角度54゜ § 比較例 補強層の構成 外側交差状補強部材 ポリエステルコード 2層、コード 方向交差、コード角度54゜ 内側交差状補強部材 ナイロン織布 1枚 コード角度45゜
【表】
【表】 前表に示すとおり、補強層を従来の交差構造か
ら一方向に配向したコード補強層に取り替えただ
けで、柔軟性と湾曲性の物性に大きな相違を生起
するものである。 すなわち、この考案のサクシヨンホースはスパ
イラルワイヤの内外において分離されたコードが
一方向に配向した補強層としたため、湾曲に対し
て大きな自由性があり、非常に柔軟で曲げやす
く、その反面、スパイラルワイヤの線間におい
て、内外の補強層が近接積層状態とされ、交差状
に構成されるため、各方向の応力に対して好適な
対応が得られ、長期に渡り耐久性が得られるもの
である。また、軽量で柔軟な湾曲性を有するた
め、取り扱いが容易であり、特にダストコレクタ
ー用サクシヨンホースとして好適なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来のサクシヨンホースの一例を示
すホース壁部の部分断面図、第2図は、この考案
の柔軟な高湾曲性サクシヨンホースの一例を示す
ホース壁部の部分断面図、第3図は、同じく、こ
の考案のサクシヨンホースの内部構造を示す各層
別部分斜視図である。 1……ゴム状物質からなる内面層、4……スパ
イラルワイヤ、6……ゴム状物質の外被層、7…
…内側補強層、9……外側補強層、SR……スパ
イラルワイヤの線間、CRL……コード交差補強
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ゴム状物質からなる管状内面層の上に、繊維コ
    ードをゴム状物質で被覆してなる内側補強層と、
    ゴム状物質中に埋設されたスパイラルワイヤと、
    繊維コードをゴム状物質で被覆してなる外側補強
    層と、ゴム状物質からなる外被層を順次積層一体
    化して波形状に構成したサクシヨンホースにおい
    て、内側補強層はコード角度をホース軸線に対し
    て45゜〜65゜の範囲で一方向に配向した一層とし、
    外側補強層は内側補強層のコード角度とほぼ同一
    角度で、コード方向は反対方向に配向した一層と
    し、かつ、スパイラルワイヤの線間において内側
    補強層と外側補強層とを近接積層状態として交差
    状補強部を形成してなる柔軟な高湾曲性サクシヨ
    ンホース。
JP14900382U 1982-09-29 1982-09-29 柔軟な高湾曲性サクシヨンホ−ス Granted JPS5952293U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14900382U JPS5952293U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 柔軟な高湾曲性サクシヨンホ−ス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14900382U JPS5952293U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 柔軟な高湾曲性サクシヨンホ−ス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5952293U JPS5952293U (ja) 1984-04-06
JPH0143591Y2 true JPH0143591Y2 (ja) 1989-12-18

Family

ID=30330884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14900382U Granted JPS5952293U (ja) 1982-09-29 1982-09-29 柔軟な高湾曲性サクシヨンホ−ス

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JP (1) JPS5952293U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068386Y2 (ja) * 1986-08-13 1994-03-02 東洋ゴム工業株式会社 落下防止ホ−ス

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5952293U (ja) 1984-04-06

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