JPH0143219B2 - - Google Patents

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JPH0143219B2
JPH0143219B2 JP10801784A JP10801784A JPH0143219B2 JP H0143219 B2 JPH0143219 B2 JP H0143219B2 JP 10801784 A JP10801784 A JP 10801784A JP 10801784 A JP10801784 A JP 10801784A JP H0143219 B2 JPH0143219 B2 JP H0143219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
duct
fixed
ventilation
indoor
Prior art date
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JP10801784A
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English (en)
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JPS60251327A (ja
Inventor
Tomio Watanabe
Masami Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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Publication date
Application filed by Showa Shell Sekiyu KK filed Critical Showa Shell Sekiyu KK
Priority to JP10801784A priority Critical patent/JPS60251327A/ja
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Publication of JPH0143219B2 publication Critical patent/JPH0143219B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、一般住宅に取り付けられる通気装置
及びその取付方法に係り、特に、外部電源を使用
せず太陽電池を利用してフアン・モータを駆動
し、部屋の通気を良くして室内空気の温湿度を低
減し清浄化する太陽電池を利用した通気装置及び
その取付方法に関するものである。
〔従来技術と問題点〕
一般往宅において、室内空気の温湿度や清浄度
を調節するために、AC100Vの商用電源を使用し
た強制換気扇を設けたり、或いは換気窓を設けた
りすることがある。しかし、強制換気扇を設ける
前者のものは、室内空気の環境が特に悪くなつた
ときに強制換気扇を起動させ、強制換気を行うよ
うにするものである。つまり、通常の室内空気の
環境下においては強制換気を行わず、室内空気の
環境をみながら、室内空気の温湿度が異常に高く
なつたり、或いは室内空気の汚れがひどくなつた
りした場合に強制換気扇を起動させ、通常の環境
に戻れば停止させるという運転を行つている。強
制換気扇は、このように起動/停止制御を行つて
室内空気の急速換気を行うようにするため、一般
に換気能力が高く、従つて消費電力も大きく、ま
た騒音も大きい。室内空気の環境をみながら強制
換気扇の起動/停止制御を行うことは、操作が面
倒で煩わしいという問題があると共に、常時換気
を行わないことに起因する問題がある。例えば、
閉め切りがちな部屋においてその時々ではなく一
定の期間にわたつて問題となる、湿気やカビ、西
日の当たる部屋の熱気(特に、留守中)、新築建
物の建材や塗料、接着材等の異臭、徐々にこもる
タバコの煙対策である。これらの問題に対して、
上述の如きAC100Vの商用電源を使用した強制換
気扇を設けたり、或いは換気窓を設けたりする従
来の設備は、有効な手段になり得るものではなか
つた。さらには、AC100Vの商用電源を使用して
いるので、取り付けの際には配線が必要となるた
め、取り付け工事が面倒であり、また、構造的も
比較的大型になつて軽量化が難しく、感電や漏
電、火災等の危険もあつて、取り付け位置が制約
される場合もある。他方、換気窓を設ける後者の
ものは、強制換気扇を設けず、従つて商用電源も
使用しないため、上述の如き問題はないが、換気
効果もほとんど期待できない。
〔発明の目的と構成〕
本発明は、上記の考察に基づくものであつて、
太陽電池を利用して構造を小型、軽量化し、壁の
構造、厚さ、取付場所に制限されることなく、任
意の場所に取り付けることができる通気装置及び
その取付方法を提供することを目的とするもので
ある。そしてそのため本発明の通気装置は、室内
側の壁に固定されるフロント・グリル、太陽電池
モジユールが取り付けられ屋外側の壁に固定され
るリヤ・フード、及びフアン・モータが取り付け
られ壁の通気口を貫通するダクトを備え、太陽電
池モジユールの出力を利用してフアン・モータを
駆動しフロント・グリルの吸気窓からダクト及び
リヤ・フードの排気窓を通して室内空気を屋外へ
通気せしめる通気装置において、壁の通気口を貫
通するダクトを室内側の壁に固定するフロント・
ダクトと屋外側の壁に固定するリヤ・ダクトとに
分割すると共に、フロント・ダクトとリヤ・ダク
トのそれぞれに壁の通気口内で相互に嵌合する嵌
合部を設けたことを特徴とするものであり、ま
た、本発明の通気装置の取付方法は、上述の通気
装置を、嵌合部による取付可能な厚さを越える厚
さの壁に取り付ける際には、フロント・ダクト及
びリヤ・ダクトを壁の室内側及び壁の屋外側にそ
れぞれ別個に固着することを特徴とするものであ
る。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。
第1図は本発明の通気装置の1実施例構成を示
す図、第2図は本発明の取付方法の1実施例を説
明する図、第3図は本発明の取付方法の別の実施
例を説明する図、第4図は本発明の取付方法のさ
らに別の実施例を説明する図である。図におい
て、1は制御モジユール、2はスイツチ・ボツク
ス、3は排気窓、4は吸気窓、5はフロント・グ
リル、6はフロント・ダクト、7はリヤ・ダク
ト、8はリヤ・フード、9は構造材、10は内装
材、11は管材、12は接着材、13は薄板材、
14はスペーサ、SBは太陽電池モジユール、
NBは二次電池、Mはフアン・モータをそれぞれ
示している。
第1図において、通気装置は、壁の通風口を挟
んで二つに分割される。そして、壁の通風口を挟
んでフロント・ダクト6が壁内側に固定され、リ
ヤ・ダクト7が屋外側に固定される。フロント・
ダクト6とリヤ・ダクト7は、相互に嵌合する嵌
合部を有し、後に詳述する如く、壁が薄い場合に
は壁の通風口内側で嵌合部を使つて嵌合せしめ、
壁が厚い場合には接着材を使つてそれぞれ別個に
壁に固着せしめる。室内側ではこのフロント・ダ
クト6を覆うように室内空気の吸気窓4を有する
フロント・グリル5がフロント・ダクト6に嵌め
込まれる。フロント・ダクト6には、フアン、フ
アン・モータM、二次電池NB、制御モジユール
1、スイツチ・ボツクス2が取り付けられるが、
二次電池NB、制御モジユール1、スイツチ・ボ
ツクス2の取り付け位置は必ずしも図示の位置に
限定されないことは云うまでもない。また、屋外
側ではリヤ・ダクト7に屋外への排気窓3を有す
るリヤ・フード8が取り付けられる。リヤ・フー
ド8には、屋外側に図示の如く、太陽電池モジユ
ールSBが取り付けられる。そして、太陽電池モ
ジユールSBの取り付け部分は、採光効率がよく
なるように、図示の如く上向きに傾きを持たせて
いる。制御モジユール1と太陽電池モジユール
SB、フアン・モータM、二次電池NB及びスイ
ツチ・ボツクス2とはコネクタを使用して接続
し、適宜着脱自在とすることができる。
なお、第1図図示の例は、駆動制御回路を有す
るものであるが、制御モジユール1、二次電池
NB及びスイツチ・ボツクス2を全て取り除き、
太陽電池モジユールSBをフアン・モータMに直
結させてもよい。この場合には、太陽電池モジユ
ールSBからある程度の出力が得られると、フア
ン・モータMは自動的に起動し、太陽が沈んだり
して太陽電池モジユールSBの出力が所定の値よ
り下がると、自動的に運転を停止する。また、太
陽電池モジユールは、アルミ基盤を用いることに
よつて(例えば、昭和石油(株)製のARミニ・モジ
ユールとして市販)モジユールを小型、軽量化す
ることができる。この小型、軽量化された太陽電
池モジユールを通気装置に使用することによつ
て、太陽電池モジユールをリヤ・フードに搭載す
ることができ、窓ガラスの如き薄い壁にも通気装
置を取り付けることができる程に、装置全体をよ
り小型、軽量化することができる。
上述の如き太陽電池を利用した通気装置を壁に
取り付ける本発明の1実施例を示したのが第2図
である。第2図において、管材11は、壁の厚さ
に相当する長さの例えば塩ビ管が使用される。こ
のような管材11の使用は、壁の構造材9の一部
に断熱材のように通気性があり、構造材9の中に
空気がこもりやすい材料が使用されている場合に
効果的である。管材11を壁の通気口内側に貫挿
し、この管材11にフロント・ダクト6及びリ
ヤ・ダクト7の通気口挿入部外周が内接するよう
にして、接着材12を使つてフロント・ダクト6
及びリヤ・ダクト7を壁及び管材11に固着せし
める。そして、フロント・グリル5及びリヤ・フ
ード8は、それぞれフロント・ダクト6及びリ
ヤ・ダクト7に固定される。このようにして通気
装置を壁に取り付けることにより、構造材9の一
部に例えば断熱材のようなものを使用していて
も、室内空気の熱や湿気、汚れ等が壁の中にこも
ることなく確実に屋外に排出させることができ
る。
構造材9がコンクリート等、壁の隙間に空気が
侵入することのないものの場合における本発明の
別の実施例を示したのが第3図である。この場合
には、第2図図示の如く、壁の通気口内側に管材
11を貫挿することなく、第3図図示の如く、接
着材12を使つてフロント・ダクト6及びリヤ・
ダクト7をそれぞれ壁に直接固着せしめる。この
ようにして取り付けても、室内空気の熱や湿気、
汚れ等の壁の中にこもることなく屋外に排出させ
ることができる。
先に述べたように、太陽電池を利用することに
よつて、通気装置が小型、軽量化できるため、壁
が窓ガラスのような薄板材にも取り付けられるよ
うになつた。その具体的な取付方法の実施例を示
したのが第4図である。この場合には、第4図図
示の如く、壁(薄板材13)とフロント・ダクト
6及びリヤ・ダクト7との隙間に、例えばゴム製
のスペーサ14を入れ、フロント・ダクト6及び
リヤ・ダクト7をそれぞれの嵌合部を使つて壁の
通気口内で嵌合(第4図図示A部分)せしめる。
本発明によれば、例えば1V、1000mAの太陽
電池に対して1V、70mAのフアン・モータを使
用すると、0.25m3/minの換能力をもつ非常に軽
量且つ小型の通気装置が得られる。従つて、騒音
も殆どなく常時運転状態においても騒音、安全性
(感電、漏電、火災その他)、運転コスト等も問題
にならない。特に閉め切りがちな部屋において本
通気装置を設け、常時運転状態しておくことによ
つて、タバコの煙や湿気が自然に近い状態で排出
されて室内にこもることもなくなるので、臭い除
去対策やカビ対策にも有効である。また、新築建
物の建材や塗料、接着材等の臭いを有効に除去す
ることができる。さらに、西日の当たる部屋を留
守中閉め切りにしておいても、異常に室温が上昇
することもなくなる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、通気装置をダクト部分で室内側と屋外側とに
分割するとともに嵌合部を設けることによつて、
壁の構造、厚さ、取付場所に制限されることな
く、任意の場所に取り付けることができる。さら
に、通気装置はアルミ基盤を用い小型、軽量化し
た太陽電池を利用することによつて、窓ガラスの
如き薄板材の壁にも取り付けが可能となる。ま
た、室内側と屋外側から壁の通気口を挟んで取り
付けるので取付工事も容易になる。しかも、商用
電池を使わず、低電圧で且つ微弱電流によりフア
ンを運転するように構成するため、外部配線が不
要になると共に軽量、小型、簡単な構造の、騒音
も極めて低い通気装置を提供することができる。
従つて、取り付け工事も容易になり、感電や漏
電、火災等の危険もなく、簡単にユニツト交換す
ることができ、取り付け工事の簡素化された、既
存換気装置と互換性のある通気装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の通気装置の1実施例構成を示
す図、第2図は本発明の取付方法の1実施例を説
明する図、第3図は本発明の取付方法の別の実施
例を説明する図、第4図は本発明の取付方法のさ
らに別の実施例を説明する図である。 1……制御モジユール、2……スイツチ・ボツ
クス、3……排気窓、4……吸気窓、5……フロ
ント・グリル、6……フロント・ダクト、7……
リヤ・ダクト、8……リヤ・フード、9……構造
材、10……内装材、11……管材、12……接
着材、13……薄板材、14はスペーサ、SB…
…太陽電池モジユール、NB……二次電池、M…
…フアン・モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 室内側の壁に固定されるフロント・グリル、
    太陽電池モジユールが取り付けられ屋外側の壁に
    固定されるリヤ・フード、及びフアン・モータが
    取り付けられ壁の通気口を貫通するダクトを備
    え、太陽電池モジユールの出力を利用してフア
    ン・モータを駆動しフロント・グリルの吸気窓か
    らダクト及びリヤ・フードの排気窓を通して室内
    空気を屋外へ通気せしめる通気装置において、壁
    の通気口を貫通するダクトを室内側の壁に固定す
    るフロント・ダクトと屋外側の壁に固定するリ
    ヤ・ダクトとに分割すると共に、フロント・ダク
    トとリヤ・ダクトのそれぞれに壁の通気口内で相
    互に嵌合する嵌合部を設けたことを特徴とする通
    気装置。 2 それぞれが壁の通気口内で相互に嵌合する嵌
    合部を有し室内側の壁に固定されるフロント・ダ
    クトと屋外側の壁に固定されるリヤ・ダクト、吸
    気窓を有しフロント・ダクトと共に室内側の壁に
    固定されるフロント・グリル、排気窓を有しリ
    ヤ・ダクトと共に屋外側の壁に固定されるリヤ・
    フードを備える通気装置の取付方法であつて、嵌
    合部による取付可能な厚さを越える厚さの壁に通
    気装置を取り付ける際には、フロント・ダクト及
    びリヤ・ダクトを壁の室内側及び壁の屋外側にそ
    れぞれ別個に固着することを特徴とする通気装置
    の取付方法。 3 壁の通気口内側にフロント・ダクト及びリ
    ヤ・ダクトの通気口挿入部外周と内接し壁の厚さ
    に相当する長さの管材を貫挿したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第2項に記載された通気装置の
    取付方法。
JP10801784A 1984-05-28 1984-05-28 通気装置及びその取付方法 Granted JPS60251327A (ja)

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JP10801784A JPS60251327A (ja) 1984-05-28 1984-05-28 通気装置及びその取付方法

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JPS60251327A JPS60251327A (ja) 1985-12-12
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Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6186527A (ja) * 1984-10-03 1986-05-02 Sanyo Electric Co Ltd 送風装置
JPS6214247U (ja) * 1985-07-11 1987-01-28
JPS62192138U (ja) * 1986-05-27 1987-12-07
JPS6360822U (ja) * 1986-10-09 1988-04-22
JP2709910B2 (ja) * 1995-09-11 1998-02-04 勝則 川畑 換気装置
JP5345088B2 (ja) * 2010-02-22 2013-11-20 三菱電機株式会社 換気扇
JP5495842B2 (ja) * 2010-02-22 2014-05-21 三菱電機株式会社 換気扇

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