JPH0142663B2 - - Google Patents

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JPH0142663B2
JPH0142663B2 JP59186097A JP18609784A JPH0142663B2 JP H0142663 B2 JPH0142663 B2 JP H0142663B2 JP 59186097 A JP59186097 A JP 59186097A JP 18609784 A JP18609784 A JP 18609784A JP H0142663 B2 JPH0142663 B2 JP H0142663B2
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JP
Japan
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weight
powder
pine
smoking
extract
Prior art date
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Expired
Application number
JP59186097A
Other languages
English (en)
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JPS6163243A (ja
Inventor
Masahiro Morita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YAKUO SEIYAKU KK
Original Assignee
YAKUO SEIYAKU KK
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Publication date
Application filed by YAKUO SEIYAKU KK filed Critical YAKUO SEIYAKU KK
Priority to JP59186097A priority Critical patent/JPS6163243A/ja
Publication of JPS6163243A publication Critical patent/JPS6163243A/ja
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  • Confectionery (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この発明は、嫌煙トローチ(口中錠)に関し、
特に松葉、松脂のにおい、弱い刺激作用等で口に
含むことにより煙草を欲しくなくなるようにさせ
ることができる嫌煙トローチに関する。 (従来技術) 従来、禁煙を促進するために用いる、比較的高
い温度で成分を煮て混練した飴が存する。たとえ
ば、特開昭60−62947号公報に開示された禁煙飴
のようなものが存する。 (発明が解決しようとする問題点) 従来の嫌煙を促進するための飴としては、松
葉、松脂を混ぜて、そのにおいをさせたものがあ
るが、これは比較的高い温度で各成分を混練して
製造されたものであるために、成分の揮散、分解
や水アメを混ぜている関係から、長期保存すると
溶けてくるので長期間の保存ができなかつた。 また松葉や松脂のみでは、十分な禁煙効果を得
られない場合があつた。 それゆえ、この発明の目的は、松葉や松脂を高
い温度で処理することなく、常温に近い比較的低
い温度で処理して、トローチとして固めることに
より長期間の保存に耐えるものとなし、口に含ん
だ際に、松葉や松脂のにおいを引き立たせ、その
成分の有する弱い刺激作用や汚物除去作用をもつ
て、煙草の味を強く舌に感じさせて煙草の味を悪
くし、清涼感を与え、喉の軽い刺激や去痰、口腔
の洗浄等をはかることができ、次第に煙草を欲し
くなくなるようにさせることができる、トローチ
を提供することである。 (問題点を解決するための手段) この発明は、松葉の粉末、松葉のエキス、また
は松脂のうち少なくとも1種を、総重量に対して
1ないし3重量%含む嫌煙トローチである。 松葉の粉末は、松葉を乾燥したものを粉砕して
粉状としたものである。松葉のエキスは、水また
はアルコールに松葉を浸漬し、該浸出剤である水
またはアルコールに松葉の有効成分を浸出させ、
その浸出液を濾過した後、蒸発濃縮したエキス剤
となし、それをそのまま用いるか或いはさらに乾
燥した後、粉状体となしたものである。それを、
全重量に対し1ないし3重量%使用する。 松脂は、たとえば鉄等の鍋で一旦溶かし、溶け
た松脂を濾過し、その脂を蒸発濃縮させて揮発成
分をなくし、固くなつた松の脂を粉状にしたもの
で、全重量に対し1ないし3重量%用いる。 その他の成分としては、 ●甘味を付け、口腔内の緩和や消炎剤としての、
甘草の粉末またはエキスの粉末状体を、2ない
し5重量%、 ●清涼感をもたすための、ハツカ油または結晶状
ハツカ脳を、0.1ないし0.3重量%、 ●香料を1%、 ●喉の軽い刺激や去痰、口腔の清浄の目的のため
に、ツリガネニンジンの粉末またはエキスの粉
状体を、0.1ないし0.5重量%、 ●わずかの苦味をつけ粘膜の荒れを修復するため
の、キダチアロエ粉末を、0.1ないし0.5重量
%、 残りは粉糖(砂糖の粉末)を用いる。 そしてこれらの材料を混合し、メチルセルロー
スとアルコール或いは水とアラビヤゴムの組合せ
からなる結合剤等と混ぜ合わせる。この結合剤
は、前記材料の全重量に対し20重量%位用いる。
そして、前記材料を用いて、顆粒をつくる。 この顆粒を乾燥させた後、タルク等の滑沢剤の
適量をよく混ぜ合わせて、それを公知の打錠機を
用いて所定の形状に打錠する。このようにすれ
ば、本発明にかかるトローチができあがるが、ト
ローチの大きさとしては、その直径は13ないし20
mmで、その重さは約700mgないし1g位が適当で
ある。 (作 用) このトローチを服用すると、松のにおいとその
弱いサポニンの刺激により、煙草の味が悪くな
る。 ハツカ油または結晶状ハツカ脳は、清涼感を与
える働きをする。 ツリガネニンジンの粉末またはエキスの粉状体
は、喉に軽い刺激を与え、また、去痰、口腔の洗
浄をする働きをする。 キダチアロエ粉末は、わずかの苦味を与え、粘
膜の荒れを修復する働きをする。 (発明の効果) この発明によれば、水アメ等を混ぜていないた
めに、長期保存に耐えることができ、しかも適時
に口に含んで噛み砕かずに口中で溶解させるなら
ば、松葉のにおいと弱いサポニンの刺激により煙
草の味が悪くなる。ハツカ油または結晶状ハツカ
脳の働きにより、トローチを口に含んだ人に清涼
感を与え、ツリガネニンジンの粉末またはエキス
の粉状体の働きにより、喉に軽い刺激を与えた
り、去痰、口腔の洗浄をする役割を果たし、キダ
チアロエ粉末の働きにより、トローチを含んだ人
にわずかの苦味を与えるとともに、粘膜の荒れを
修復することもできる。そして、特に煙草は、ニ
コチンによる神経に対する刺激と口になにも含ん
でいない寂しさから、ついに口にするものである
ので、このトローチを口に含み、煙草に代わるも
のとして用いることにより、その癖を忘れさせる
ことができる。 (実施例) 実施例 1 松葉エキスの粉末 2 重量% 松脂の粉末 2 重量% カンゾウの粉末 3 重量% キダチアロエの粉末 0.3重量% 結晶状のハツカ油 0.3重量% 香料 1 重量% ツリガネニンジンの粉末 0.3重量% 粉糖 91.1重量% 上記配合のものを混合し、メチルセルロースと
アルコールの混合液を前記配合のもの全量に対し
て20重量%混ぜ合わせて、メツシユ状の篩から押
し出し、顆粒を作り、20℃の温度で5時間乾燥
し、1重量%のタルクを全体に混ぜ合わせ、850
mgの粒に打錠機をもつて打錠し、このようにして
できあがつたトローチを、100人に1日2時間お
きに8回飲ませたところ、次のような結果が得ら
れた。
【表】 実施例 2 松葉エキスの粉末 1 重量% 松脂の粉末 3 重量% カンゾウの粉末 3 重量% キダチアロエの粉末 0.3重量% 結晶状のハツカ油 0.3重量% 香料 1 重量% ツリガネニンジンの粉末 0.3重量% 粉糖 91.1重量% 上記配合のものを混合し、メチルセルロースと
アルコールの混合液を前記配合のもの全量に対し
て20重量%混ぜ合わせて、メツシユ状の篩から押
し出し顆粒を作り、20℃の温度で5時間乾燥し、
1重量%のタルクを全体に混ぜ合わせ、800mgの
粒に打錠機をもつて打錠し、このようにしてでき
あがつたトローチを、50人に1日2時間おきに8
回飲ませたところ、次のような結果が得られた。
【表】 実施例 3 松葉エキスの粉末 3 重量% 松脂の粉末 1 重量% カンゾウの粉末 3 重量% キダチアロエの粉末 0.3重量% 結晶状のハツカ油 0.3重量% 香料 1 重量% ツリガネニンジンの粉末 0.3重量% 粉糖 91.1重量%、 上記配合のものを混合し、メチルセルロースと
アルコールの混合液を前記配合のもの全量に対し
て20重量%混ぜ合わせて、メツシユ状の篩から押
し出し顆粒を作り、20℃の温度で5時間乾燥し、
1重量%のタルクを全体に混ぜ合わせ、800mgの
粒に打錠機をもつて打錠し、できあがつたトロー
チを50人に1日2時間おきに8回飲ませたとこ
ろ、次のような結果が得られた。
【表】 実験例 1 松葉エキスの粉末のみを、1重量%以下使用し
て、他は前記実施例1と同様にして製造したトロ
ーチを口中に含んでもらつたところ、100人中75
名の者が松葉のにおいをほとんど感じなかつた。 実験例 2 また松葉エキスの粉末のみを、4重量%以上使
用して、他は実施例1と同様にして製造したトロ
ーチを100人に口に含んでもらつたところ、次の
ような結果が得られた。
【表】 実験例 3 松脂の粉末1重量%以下使用して、他は前記実
施例1と同様にして製造したトローチを口中に含
んでもらつたところ、100人中68名の者が松葉の
においをほとんど感じなかつた。 実験例 4 松脂の粉末のみを4重量%以上使用して、他は
前記実施例1と同様にして製造したトローチを
100人に口に含んでもらつたとき、次のような結
果が得られた。
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 松葉の粉末、松葉エキス、または松脂のうち
    少なくとも1種を、総重量に対して1ないし3重
    量%と、 ハツカ油または結晶状ハツカ脳を、総重量に対
    して0.1ないし0.3重量%と、 ツリガネニンジンの粉末またはエキスの粉状体
    を、総重量に対して0.1ないし0.5重量%と、 キダチアロエ粉末を、総重量に対して0.1ない
    し0.5重量%と、 粉糖とを含む、嫌煙トローチ。 2 松葉エキスは、松葉を水またはアルコールに
    浸漬し松葉の有効成分を水またはアルコールに浸
    出させ、その浸出液を濾過した後、水またはアル
    コールを蒸発濃縮し、さらに乾燥したものであ
    る、特許請求の範囲第1項記載の嫌煙トローチ。 3 松葉の粉末は、松葉を乾燥して粉砕したもの
    である、特許請求の範囲第1項記載の嫌煙トロー
    チ。
JP59186097A 1984-09-05 1984-09-05 嫌煙トロ−チ Granted JPS6163243A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59186097A JPS6163243A (ja) 1984-09-05 1984-09-05 嫌煙トロ−チ

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JP59186097A JPS6163243A (ja) 1984-09-05 1984-09-05 嫌煙トロ−チ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6163243A JPS6163243A (ja) 1986-04-01
JPH0142663B2 true JPH0142663B2 (ja) 1989-09-13

Family

ID=16182311

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59186097A Granted JPS6163243A (ja) 1984-09-05 1984-09-05 嫌煙トロ−チ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR19990083841A (ko) * 1999-08-18 1999-12-06 송윤강 송진과 염화칼슘을 이용한 담배 필터
JP3730522B2 (ja) 2000-07-21 2006-01-05 太陽化学株式会社 喫煙欲求抑制組成物
CN105285297A (zh) * 2015-11-26 2016-02-03 广东岭南职业技术学院 一种以松针为原料的糖果及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6062947A (ja) * 1983-09-12 1985-04-11 Yoshisada Hayashi 禁煙飴の製造法

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JPS4869870U (ja) * 1971-12-10 1973-09-04

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JPS6062947A (ja) * 1983-09-12 1985-04-11 Yoshisada Hayashi 禁煙飴の製造法

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JPS6163243A (ja) 1986-04-01

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