JPH0141968Y2 - - Google Patents
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- JPH0141968Y2 JPH0141968Y2 JP1984012777U JP1277784U JPH0141968Y2 JP H0141968 Y2 JPH0141968 Y2 JP H0141968Y2 JP 1984012777 U JP1984012777 U JP 1984012777U JP 1277784 U JP1277784 U JP 1277784U JP H0141968 Y2 JPH0141968 Y2 JP H0141968Y2
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- Japan
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- power transmission
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- resin
- transmission belt
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は高剛性をもち、音吸収効果にすぐれた
高負荷伝動ベルトに関するものである。 〔従来の技術〕 高負荷伝動ベルトに要求される高剛性ブロツク
を平ベルトに対しボルト等により締め付け固着し
たものは従来より種々提案されている。 この種高負荷伝動ベルトは多く提案されている
如く、一般的な構成としてロープ抗張体を並列埋
設した上下クツシヨンゴム層表面にゴム付帆布を
積層貼着し、ベルト下面、即ちプーリとの接触面
に各種ブロツクをベルト長手方向に対し直角方向
に所要ピツチで配設し、ベルト上面の補強板と共
にボルト等により一体的に締付、固定した構造か
らなつている。そして、かかる構造に関し、ブロ
ツクの構造ならびにブロツクの止着構造などに
種々の提案が施されている。 なかでも、ブロツクの構造については大別すれ
ば、その1つは樹脂を主成分として使用するもの
であり、他の1つは金属を主として使用する場合
である。 ところが、前者の樹脂を主とするものは軽量で
あり、かつ摩耗係数が大きいという利点を有する
としても、一方、ブーリ上でのベルトのスリツプ
屈曲による発熱条件が加わると各種特性が大きく
低下し、強度的に不足を来たし、使用に耐えなく
なる欠点があり、また後者の金属の場合は樹脂と
全く反対で、強度的に良好であるとしても比重が
大きく、これによる高速走行に難があり、プーリ
との焼付けを防止するためオイル中で走行させる
必要があると共に、摩耗係数も小さく、側圧で大
きな負荷を伝えるのに不向きであるという欠点が
ある。しかも、剛性を大きくすればする程、摩擦
係数は低下し、プーリと衝突したときに発生する
音は騒音となり致命的な欠点となる。 そこで上記の如き欠点を改善すべく種々の試み
が企てられ、前記樹脂又は金属の長所、欠点を互
いにカバーし合つたブロツクの形態としてさきに
例えばベルト長手方向に対し、直角方向に所要の
ピツチ、通常、一定ピツチで配設するブロツクと
して耐熱、耐摩耗性の樹脂又は硬質ゴム中に高強
度補強材を挿入せしめた補強材インサートブロツ
クを用いたものなどを本出願人は提案した。 しかしながら、上記各提案になるものは従来の
ものに比し、ある程度の改善は期待されたが未だ
充分とは云えず、更に樹脂、金属の結合の仕方に
問題があることが分つた。 〔考案の目的〕 本考案は上述の如き実状に対処し、樹脂と金属
との結合態様に着目しブロツクを剛性を受けもつ
部分と、ブーリと接して動力を伝達する部分とに
分離し、これを平ベルトに取りつけることによつ
て金属の保有する高剛性と、樹脂等の有する高摩
擦係数、音吸収効果とを有効に発揮させることを
目的とするものである。 〔考案の構成〕 即ち本考案の特徴とするところは、前記耐側圧
ブロツクを平ベルトの長手方向に対し直角定ピツ
チで配設してなる伝動ベルトにおいて、その耐側
圧ブロツクを、剛性材料からなり、前記平ベルト
をその巾方向の大部分で挾着保持する剛性担持部
材と、高摩擦係数材料からなり、前記剛性担持部
材の少くとも両側面に凹凸嵌合により被着された
プーリ接触動力担持部材との両部材から構成し、
前記剛性担持部材及び動力伝達担持部材を平ベル
トに対し一体に止着固定せしめた点にある。 ここで前記剛性担持部材を構成する剛性材料と
してはアルミ合金、鉄等の金属あるいはエポキシ
樹脂、フエノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂などからなる高剛性樹脂又はセラミツ
ク等から選ばれた1種又は2種以上の材料が挙げ
られ、一方、動力伝達担持部材を構成する摩擦係
数大なる高摩擦係数材料としては硬質ゴムあるい
は前記の各樹脂からなる耐熱、耐摩耗性樹脂が挙
げられ、とりわけウレタンゴムなどの硬質ゴムは
発音防止と高い摩擦係数を担持する目的に対し頗
る有効である。 そして、前記動力伝達担持部材は、剛性担持部
材のベルト巾方向断面における両側面ならびに更
に必要に応じボルト等の止着材貫通部分上下の1
面又は両面に被着され、動力を伝達する。又、前
記両部材からなる耐側圧ブロツクは通常、ベルト
の下面に止着されるが、別段、下面に限られるも
のではなく、ベルト上面ブロツクとして又は上下
面に伴用することも好ましく、この場合には上面
側はベルト下面のブロツクとは逆の挿入形状とし
て形成、使用されることが望ましい。 〔実施例〕 以下、更に添付図面を参照しつつ、本考案ベル
トの具体的な実施例につき説明する。 第1図及び第2図は本考案に係る耐側圧性ブロ
ツク付きのベルトの1例を示し、図においてaは
該伝動ベルト、bは平形ベルト本体で、平形ベル
ト本体bは低伸度高強力のロープ抗張体1をスパ
イラルにゴム状弾性体2内に並列状に埋設した図
示の如き平形エンドレスベルトと、更にその表面
に1〜複数層の帆布層を積層貼着した平形エンド
レスベルトならびに上下少くとも一面に凹凸を形
成したエンドレスベルトなどを含む既知の構成か
らなり、複数本使用することもある。 そして、上記平形ベルト本体bの下部と上部に
おいて、夫々、本考案の特徴をなす耐側圧性ブロ
ツクcが配設されており、ボルト3によつて平形
ベルト本体bに一体的に締付、固定されている。 ここで、図示例では上下にブロツクを配設して
いるが、下面のみで上面は補強板をもつて代替し
てもよいことは勿論である。 しかして、前記耐側圧性ブロツクcは図におい
て平ベルトbをその殆どの部分において挾圧保持
する剛性担持部材c1と、該剛性担持部材c1のベル
ト巾方向両側において平ベルトbの両側を除き剛
性担持部材c1の上面と側面及び下面を被覆し、側
面で凹凸嵌合により嵌着する動力伝達担持部材c2
の両部材からなつており、前記剛性担持部材c1は
通常、金属、剛性樹脂、セラミツク材料であり、
一方、動力伝達担持部材c2はゴム又は樹脂であ
る。 そして、前記一体に固定するボルト3がベル巾
方向両側において動力伝達担持部材c2と剛性担持
部材c1及び平ベルトbを貫通して挿着されてい
る。勿論、ボルトに代りかしめ等で取りつけるこ
ともできる。 なお、動力伝達担持部材c2はプーリpと接して
動力を伝達する部分であり、高摩擦係数、音吸収
効果をもつことが好ましいが、第1図及び第2図
の図示例にあつては平ベルトが側面に露出してい
るため動力伝達担持部材c2とプーリpとの接触面
積が少くなり、単位当りの圧力が大きく同部材c2
の摩耗が激しく耐久性が小さくなる恐れがある。 又、上記各図示例におけるブロツクの形状、各
部材c1,c2の形状はその目的を逸脱しない範囲に
おいて改変可能であることは勿論である。 次に、上記本考案ベルトとしてアルミ合金を剛
性担持部材として用い、エポキシ樹脂を動力伝達
担持部材として用いた第1図図示のブロツク構造
のベルトを用い、一方、エポキシ樹脂製ブロツク
使用のもの、ガラス短繊維入りエポキシ樹脂製ブ
ロツク使用のものの各ベルトを用いて径70mmφと
140mmφの各プーリ間に掛張し、10Kg−m/
3600r.p.mの回転数、負荷条件下で伝達力ならび
に耐久性を試験したところ、その結果は伝達力は
本考案に係る構造のものはガラス短繊維入りエポ
キシ樹脂製ブロツクのもの及びエポキシ樹脂製ブ
ロツクのものに比較し、充分、比肩できる良好な
伝達力が得られ、一方又、耐久性については下記
表の通りであつた。
高負荷伝動ベルトに関するものである。 〔従来の技術〕 高負荷伝動ベルトに要求される高剛性ブロツク
を平ベルトに対しボルト等により締め付け固着し
たものは従来より種々提案されている。 この種高負荷伝動ベルトは多く提案されている
如く、一般的な構成としてロープ抗張体を並列埋
設した上下クツシヨンゴム層表面にゴム付帆布を
積層貼着し、ベルト下面、即ちプーリとの接触面
に各種ブロツクをベルト長手方向に対し直角方向
に所要ピツチで配設し、ベルト上面の補強板と共
にボルト等により一体的に締付、固定した構造か
らなつている。そして、かかる構造に関し、ブロ
ツクの構造ならびにブロツクの止着構造などに
種々の提案が施されている。 なかでも、ブロツクの構造については大別すれ
ば、その1つは樹脂を主成分として使用するもの
であり、他の1つは金属を主として使用する場合
である。 ところが、前者の樹脂を主とするものは軽量で
あり、かつ摩耗係数が大きいという利点を有する
としても、一方、ブーリ上でのベルトのスリツプ
屈曲による発熱条件が加わると各種特性が大きく
低下し、強度的に不足を来たし、使用に耐えなく
なる欠点があり、また後者の金属の場合は樹脂と
全く反対で、強度的に良好であるとしても比重が
大きく、これによる高速走行に難があり、プーリ
との焼付けを防止するためオイル中で走行させる
必要があると共に、摩耗係数も小さく、側圧で大
きな負荷を伝えるのに不向きであるという欠点が
ある。しかも、剛性を大きくすればする程、摩擦
係数は低下し、プーリと衝突したときに発生する
音は騒音となり致命的な欠点となる。 そこで上記の如き欠点を改善すべく種々の試み
が企てられ、前記樹脂又は金属の長所、欠点を互
いにカバーし合つたブロツクの形態としてさきに
例えばベルト長手方向に対し、直角方向に所要の
ピツチ、通常、一定ピツチで配設するブロツクと
して耐熱、耐摩耗性の樹脂又は硬質ゴム中に高強
度補強材を挿入せしめた補強材インサートブロツ
クを用いたものなどを本出願人は提案した。 しかしながら、上記各提案になるものは従来の
ものに比し、ある程度の改善は期待されたが未だ
充分とは云えず、更に樹脂、金属の結合の仕方に
問題があることが分つた。 〔考案の目的〕 本考案は上述の如き実状に対処し、樹脂と金属
との結合態様に着目しブロツクを剛性を受けもつ
部分と、ブーリと接して動力を伝達する部分とに
分離し、これを平ベルトに取りつけることによつ
て金属の保有する高剛性と、樹脂等の有する高摩
擦係数、音吸収効果とを有効に発揮させることを
目的とするものである。 〔考案の構成〕 即ち本考案の特徴とするところは、前記耐側圧
ブロツクを平ベルトの長手方向に対し直角定ピツ
チで配設してなる伝動ベルトにおいて、その耐側
圧ブロツクを、剛性材料からなり、前記平ベルト
をその巾方向の大部分で挾着保持する剛性担持部
材と、高摩擦係数材料からなり、前記剛性担持部
材の少くとも両側面に凹凸嵌合により被着された
プーリ接触動力担持部材との両部材から構成し、
前記剛性担持部材及び動力伝達担持部材を平ベル
トに対し一体に止着固定せしめた点にある。 ここで前記剛性担持部材を構成する剛性材料と
してはアルミ合金、鉄等の金属あるいはエポキシ
樹脂、フエノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂などからなる高剛性樹脂又はセラミツ
ク等から選ばれた1種又は2種以上の材料が挙げ
られ、一方、動力伝達担持部材を構成する摩擦係
数大なる高摩擦係数材料としては硬質ゴムあるい
は前記の各樹脂からなる耐熱、耐摩耗性樹脂が挙
げられ、とりわけウレタンゴムなどの硬質ゴムは
発音防止と高い摩擦係数を担持する目的に対し頗
る有効である。 そして、前記動力伝達担持部材は、剛性担持部
材のベルト巾方向断面における両側面ならびに更
に必要に応じボルト等の止着材貫通部分上下の1
面又は両面に被着され、動力を伝達する。又、前
記両部材からなる耐側圧ブロツクは通常、ベルト
の下面に止着されるが、別段、下面に限られるも
のではなく、ベルト上面ブロツクとして又は上下
面に伴用することも好ましく、この場合には上面
側はベルト下面のブロツクとは逆の挿入形状とし
て形成、使用されることが望ましい。 〔実施例〕 以下、更に添付図面を参照しつつ、本考案ベル
トの具体的な実施例につき説明する。 第1図及び第2図は本考案に係る耐側圧性ブロ
ツク付きのベルトの1例を示し、図においてaは
該伝動ベルト、bは平形ベルト本体で、平形ベル
ト本体bは低伸度高強力のロープ抗張体1をスパ
イラルにゴム状弾性体2内に並列状に埋設した図
示の如き平形エンドレスベルトと、更にその表面
に1〜複数層の帆布層を積層貼着した平形エンド
レスベルトならびに上下少くとも一面に凹凸を形
成したエンドレスベルトなどを含む既知の構成か
らなり、複数本使用することもある。 そして、上記平形ベルト本体bの下部と上部に
おいて、夫々、本考案の特徴をなす耐側圧性ブロ
ツクcが配設されており、ボルト3によつて平形
ベルト本体bに一体的に締付、固定されている。 ここで、図示例では上下にブロツクを配設して
いるが、下面のみで上面は補強板をもつて代替し
てもよいことは勿論である。 しかして、前記耐側圧性ブロツクcは図におい
て平ベルトbをその殆どの部分において挾圧保持
する剛性担持部材c1と、該剛性担持部材c1のベル
ト巾方向両側において平ベルトbの両側を除き剛
性担持部材c1の上面と側面及び下面を被覆し、側
面で凹凸嵌合により嵌着する動力伝達担持部材c2
の両部材からなつており、前記剛性担持部材c1は
通常、金属、剛性樹脂、セラミツク材料であり、
一方、動力伝達担持部材c2はゴム又は樹脂であ
る。 そして、前記一体に固定するボルト3がベル巾
方向両側において動力伝達担持部材c2と剛性担持
部材c1及び平ベルトbを貫通して挿着されてい
る。勿論、ボルトに代りかしめ等で取りつけるこ
ともできる。 なお、動力伝達担持部材c2はプーリpと接して
動力を伝達する部分であり、高摩擦係数、音吸収
効果をもつことが好ましいが、第1図及び第2図
の図示例にあつては平ベルトが側面に露出してい
るため動力伝達担持部材c2とプーリpとの接触面
積が少くなり、単位当りの圧力が大きく同部材c2
の摩耗が激しく耐久性が小さくなる恐れがある。 又、上記各図示例におけるブロツクの形状、各
部材c1,c2の形状はその目的を逸脱しない範囲に
おいて改変可能であることは勿論である。 次に、上記本考案ベルトとしてアルミ合金を剛
性担持部材として用い、エポキシ樹脂を動力伝達
担持部材として用いた第1図図示のブロツク構造
のベルトを用い、一方、エポキシ樹脂製ブロツク
使用のもの、ガラス短繊維入りエポキシ樹脂製ブ
ロツク使用のものの各ベルトを用いて径70mmφと
140mmφの各プーリ間に掛張し、10Kg−m/
3600r.p.mの回転数、負荷条件下で伝達力ならび
に耐久性を試験したところ、その結果は伝達力は
本考案に係る構造のものはガラス短繊維入りエポ
キシ樹脂製ブロツクのもの及びエポキシ樹脂製ブ
ロツクのものに比較し、充分、比肩できる良好な
伝達力が得られ、一方又、耐久性については下記
表の通りであつた。
本考案伝動ベルトは、以上の如くブロツクを剛
性部材からなる剛性担持部材と高摩擦係をもつ動
力伝達担持部材とに分離し平ベルトにボルト等で
取り付けたものであり、従来の樹脂及び金属材料
の各欠点を改善し、両者の欠点を互いにカバーさ
せると共に長所を相乗的に発揮させて剛性を有
し、かつ耐側圧性を大巾に向上する外、スリツプ
率の減少と変形防止効果により同断面積当りの伝
達力を向上し、かつ前記の如く耐久性に格段の実
効を発揮しベルトライフの増大に著しい効果を奏
する。 しかも、本考案において動力伝達担持部材とし
て摩擦係数大なる材料を使用することによりベル
トの摩擦係数を高め、少ない側圧力で大きな負荷
を伝達し得るのみならず、騒音の防止、音吸収効
果にすぐれた効果を奏することができ、従来のベ
ルト特性を改善する大きな特長を発揮する。又、
本考案ベルトはブロツクの剛性担持部材におい
て、動力伝達担持部材は凹凸嵌合により嵌まり合
つているためベルト駆動時に高摩擦材が剥離、離
脱し難く、動力伝達性能に何らの低下をきたさな
い利点を有する。
性部材からなる剛性担持部材と高摩擦係をもつ動
力伝達担持部材とに分離し平ベルトにボルト等で
取り付けたものであり、従来の樹脂及び金属材料
の各欠点を改善し、両者の欠点を互いにカバーさ
せると共に長所を相乗的に発揮させて剛性を有
し、かつ耐側圧性を大巾に向上する外、スリツプ
率の減少と変形防止効果により同断面積当りの伝
達力を向上し、かつ前記の如く耐久性に格段の実
効を発揮しベルトライフの増大に著しい効果を奏
する。 しかも、本考案において動力伝達担持部材とし
て摩擦係数大なる材料を使用することによりベル
トの摩擦係数を高め、少ない側圧力で大きな負荷
を伝達し得るのみならず、騒音の防止、音吸収効
果にすぐれた効果を奏することができ、従来のベ
ルト特性を改善する大きな特長を発揮する。又、
本考案ベルトはブロツクの剛性担持部材におい
て、動力伝達担持部材は凹凸嵌合により嵌まり合
つているためベルト駆動時に高摩擦材が剥離、離
脱し難く、動力伝達性能に何らの低下をきたさな
い利点を有する。
第1図は本考案伝動ベルトの1例を示すベルト
巾方向断面図、第2図は同ベルトのベルト長手方
向側断面図である。 a……高負荷伝動ベルト、b……平形ベルト本
体、c……耐側圧ブロツク、c1……剛性担持部
材、c2……動力伝達担持部材、1……抗張体、2
……ゴム状弾性体、3……ボルト、p……プー
リ。
巾方向断面図、第2図は同ベルトのベルト長手方
向側断面図である。 a……高負荷伝動ベルト、b……平形ベルト本
体、c……耐側圧ブロツク、c1……剛性担持部
材、c2……動力伝達担持部材、1……抗張体、2
……ゴム状弾性体、3……ボルト、p……プー
リ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 平ベルトの長手方向に対し、直角方向定ピツ
チで耐側圧ブロツクを配設してなる伝動ベルト
において、前記耐側圧ブロツクを、剛性材料か
らなり、前記平ベルトとその巾方向の少くとも
大部分において挟圧保持する剛性担持部材と、
該剛性担持部材の少くとも両側面に凹凸嵌合に
より被着されてプーリに接触する摩擦係数大な
る材料からなる動力伝達担持部材との両部材か
ら構成し、かつ、前記剛性担持部材及び動力伝
達担持部材を平ベルトに対し一体に止着してな
ることを特徴とする高負荷伝動ベルト。 2 剛性材料が金属、樹脂、セラミツクからなる
群より選ばれた材料である実用新案登録請求の
範囲第1項記載の高負荷伝動ベルト。 3 摩擦係数大なる材料がゴム、樹脂からなる群
より選ばれた材料である実用新案登録請求の範
囲第1項記載の高負荷伝動ベルト。 4 耐側圧ブロツクが平ベルトの下面、上面に対
し少くとも一面に取り付けられる実用新案登録
請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の高
負荷伝動ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1277784U JPS60127147U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 高負荷伝動ベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1277784U JPS60127147U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 高負荷伝動ベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60127147U JPS60127147U (ja) | 1985-08-27 |
JPH0141968Y2 true JPH0141968Y2 (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=30496162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1277784U Granted JPS60127147U (ja) | 1984-01-30 | 1984-01-30 | 高負荷伝動ベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60127147U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4881262U (ja) * | 1971-12-31 | 1973-10-04 |
-
1984
- 1984-01-30 JP JP1277784U patent/JPS60127147U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60127147U (ja) | 1985-08-27 |
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