JPH0141438Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0141438Y2
JPH0141438Y2 JP11296988U JP11296988U JPH0141438Y2 JP H0141438 Y2 JPH0141438 Y2 JP H0141438Y2 JP 11296988 U JP11296988 U JP 11296988U JP 11296988 U JP11296988 U JP 11296988U JP H0141438 Y2 JPH0141438 Y2 JP H0141438Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tank
water tank
base
cover
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11296988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6447396U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11296988U priority Critical patent/JPH0141438Y2/ja
Publication of JPS6447396U publication Critical patent/JPS6447396U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0141438Y2 publication Critical patent/JPH0141438Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Irons (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、スチームアイロンに関する。
(従来の技術) 一般に、いわゆる滴下式のスチームアイロン
は、ベースの上面に形成した気化室に水タンク内
の水を滴下ノズルを介して滴下させ、スチームを
発生させる構造がとられている。
このようなスチームアイロンの水タンクは、た
とえば、実開昭57−155428号公報に示されるよう
に、合成樹脂製のものが多く用いられている。す
なわち、第5図に示すように、従来の水タンクa
は、熱可塑性合成樹脂からなるタンクカバーbと
タンクベースcとを互いの縦壁部で接合して水密
的に溶着している。そして、その溶着には、一般
的に、溶着治具d,eを用いて超音波振動による
方法が用いられている。しかし、水タンクaを形
成する材質がたとえばポリプロピレン樹脂のよう
に剛性が低い場合には、溶着部fと溶着治具dの
受け部gとの距離が長いと、超音波振動のエネル
ギーが溶着部fにとどくまでに減衰し、必要な溶
着強度を得るのが難かしい。
そこで、上記不具合の改善策として、たとえ
ば、第6図および第7図に示すように、タンクカ
バーbの縁部にフランジ部hを形成するととも
に、タンクベースcの縁部上に上記フランジ部h
に対向する突起部iを形成し、タンクカバーbの
フランジ部hで溶着治具dを受けることにより、
超音波振動のエネルギーの損失をできるだけなく
して溶着部に集中させ、必要な溶着強度を得るこ
とが考えられる。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のように、水タンクを備えたスチームアイ
ロンにおいては、水タンクの全体または一部を外
部に露出させ、水タンク内の水量を外部から目視
できるようにしたものが多いが、上記の水タンク
のようにタンクカバーとタンクベースとをそのフ
ランジ部等で溶着したものでは、水タンクに外力
が作用して溶着部に無理な力が加わつた場合、溶
着部が破損して水漏れを生ずるおそれがある。
本考案は、上述のような問題を解決しようとす
るもので、水タンクを構成するタンクカバーとタ
ンクベースとの溶着部に無理な力が作用せず、安
全に使用できるようにすることを目的とするもの
である。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本考案は、発熱体を有するベースに気化室およ
びこの気化室に連通したスチーム噴出孔を形成す
るとともに、ベースの上部にカバーを介してハン
ドルおよび上記気化室に水を供給する水タンクを
設けたスチームアイロンにおいて、上記水タンク
は、合成樹脂製のタンクカバーとタンクベースと
を互いの外周部に形成したフランジ部で水密に溶
着してなり、上記水タンクを上記カバー上に配置
して、水タンクの前後部を上記ハンドル内に収容
するとともに、水タンクの中間部をハンドルに形
成した開口部から露出し、かつ、水タンクの露出
部の前後部を上記ハンドルの壁部により覆つたも
のである。
(作用) 本考案では、水タンクはタンクカバーとタンク
ベースとの溶着部であるフランジ部を含めてベー
ス上のカバーとハンドルの壁部とで挾持された状
態となり、ハンドルの開口部において水タンクに
外力が加えられても動きが押えられ、溶着部に無
理な力が加わらず、溶着部の破損による水漏れの
おそれがない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第4図
を参照して説明する。
1はベースで、このベース1内には発熱体2が
埋設され、かつ、ベース1の上面に気化室3が形
成されているとともに、ベース1の下面に上記気
化室3にスチーム通路4を介して連通した複数個
のスチーム噴出孔5が形成され、上気気化室3お
よびスチーム通路4の上部を覆つて上板6が取付
けられている。上記ベース1上にカバー7が取付
けられ、このカバー7の上部にハンドル8が取付
けられ、このハンドル8内にその両側に形成した
開口部8aから一部を露出した状態で水タンク9
が設けられ、この水タンク9の下部に上記上板6
を通して上記気化室3に臨ませた滴下ノズル10
が設けられ、、この滴下ノズル10に対して上記
水タンク9を貫通して上記ハンドル8内に操作杆
11が上下動自在に支持され、この操作杆11に
操作杆11を常時上方に付勢するコイルスプリン
グ12が設けられているとともに、操作杆11の
上端部に操作レバー13が連結され、この操作レ
バー13の操作により操作杆11を上下動してそ
の下端で滴下ノズル10を開閉し、「スチーム」
と「ドライ」の状態を選択するようになつてい
る。
上記水タンク9の前上部にパツキン14を介し
て上記ハンドル8の前部に形成した注水口筒15
が水密に嵌合され、この注水口筒15の上部に前
方に対した開口部16が形成されている。
上記ハンドル8の前面に注水口枠17が取付け
られ、この注水口枠17に上記開口部16と連通
した注水口18が形成され、この注水口18に水
フイルタ19および開閉自在の蓋体20が設けら
れている。
そうして、水タンク9内に注水するとともに、
ベース1の発熱体2に通電してベース1を加熱
し、滴下ノズル10を開くと、水タンク9内の水
が気化室3内に滴下し、瞬時にスチームとなり、
スチーム通路4を通つてスチーム噴出孔5からベ
ース1の下面に噴出する。
上記水タンク9は、第3図および第4図に示す
ように、透明度の高い熱可塑性合成樹脂製のタン
クカバー21と、耐熱性の高い熱可塑性合成樹脂
製のタンクベース22とからなつている。
上記タンクカバー21は、上壁部23と側壁部
24とを有し、この側壁部24の下端外周部にフ
ランジ部25が形成され、このフランジ部25の
外側下部に縦壁部26が延設形成されている。ま
た、上記タンクベース22は、下壁部27の外周
部に段付部28を介してフランジ部29が形成さ
れ、このフランジ部29の外端上部に沿つて突起
部30が形成されている。
そして、タンクカバー21のフランジ部25に
タンクベース22のフランジ部29が対設し、側
壁部24の内側に段付部28の外周が若干の隙間
31を有して嵌合し、かつ、縦壁部26の内側に
フランジ部29の外周が若干の隙間32を有して
嵌合する寸法に形成されている。
そうして、タンクカバー21とタンクベース2
2との溶着結合にあたつては、第4図に示すよう
に、タンクカバー21とタンクベース22とを溶
着治具33,34にセツトし、この溶着治具3
3,34によりフランジ部25,29を挾持し、
超音波振動を与えることにより、タンクカバー2
1のフランジ部25とタンクベース22のフラン
ジ部29における突起部30との接触部が水密に
溶着結合される。このとき、溶融した突起部30
は、タンクカバー21とタンクベース22との嵌
合部の隙間31,32に充填された形となり、水
タンク9の内側に溶融物のはみ出しは発生しな
い。
そして、上記水タンク9は、第1図および第2
図のように、上記カバー7上に配置されて、水タ
ンク9の前後部は上記ハンドル8内に収納される
とともに、水タンク9の中間部はハンドル8の両
側の開口部8aから露出され、かつ、水タンク9
は露出部の前後部でハンドル8の内側の壁部8b
により覆われ、この前後の壁部8bがタンクカバ
ー21の上壁部23、側壁部24、フランジ部2
5および縦壁部26に上方から当接係止されてい
る。
このようにすることにより、、水タンク9はタ
ンクカバー21とタンクベース22との溶着部で
あるフランジ部25,29を含めて、ベース1上
のカバー7とハンドル8の壁部8bとで挾持され
た状態となり、ハンドル8の開口部8aにおいて
水タンク9に外力が加えられても動きが押えら
れ、溶着部に無理な力が加わらず、溶着部の破損
による水漏れのおそれがない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、水タンクはタンクカバーとタ
ンクベースとの溶着部であるフランジ部を含め
て、ベース上のカバーとハンドルの壁部とで挾持
された状態に保持され、したがつて、ハンドルの
開口部において水タンクに外力が加えられても動
きが押えられ、溶着部に無理な力が加わらず、溶
着部の破損による水漏れのおそれがないく、安全
に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のスチームアイロンの一実施例
を示す縦断面図、第2図はその斜視図、第3図お
よび第4図は水タンクの一部の断面図、第5図な
いし第7図は従来の水タンクの断面図である。 1……ベース、2……発熱体、3……気化室、
5……スチーム噴出孔、7……カバー、8……ハ
ンドル、8a……開口部、8b……壁部、9……
水タンク、21……タンクカバー、22……タン
クベース、25……フランジ部、29……フラン
ジ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 発熱体を有するベースに気化室およびこの気化
    室に連通したスチーム噴出孔を形成するととも
    に、ベースの上部にカバーを介してハンドルおよ
    び上記気化室に水を供給する水タンクを設けたス
    チームアイロンにおいて、 上記水タンクンは、合成樹脂製のタンクカバー
    とタンクベースとを互いの外周部に形成したフラ
    ンジ部で水密に溶着してなり、 上記水タンクを上記カバー上に配置して、水タ
    ンクの前後部を上記ハンドル内に収容するととも
    に、水タンクの中間部をハンドルに形成した開口
    部から露出し、かつ、水タンクの露出部の前後部
    を上記ハンドルの壁部により覆つたことを特徴と
    するスチームアイロン。
JP11296988U 1988-08-29 1988-08-29 Expired JPH0141438Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11296988U JPH0141438Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11296988U JPH0141438Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6447396U JPS6447396U (ja) 1989-03-23
JPH0141438Y2 true JPH0141438Y2 (ja) 1989-12-07

Family

ID=31352392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11296988U Expired JPH0141438Y2 (ja) 1988-08-29 1988-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0141438Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6447396U (ja) 1989-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0141438Y2 (ja)
JPH0137599Y2 (ja)
JPH0626370Y2 (ja) 薬液散布車のタンク
JP3125571B2 (ja) スチームアイロン
JPH0513320Y2 (ja)
JPS6010557Y2 (ja) スチ−ムアイロン
JPH0216843Y2 (ja)
JPS6112901Y2 (ja)
JPH0328850Y2 (ja)
JPS6026798Y2 (ja) 水タンク着脱式スチ−ムアイロン
JPS6231063Y2 (ja)
JPS638362Y2 (ja)
JPH0527408B2 (ja)
JPS55112993A (en) Jointing method of heat exchanger tank with seat plate
JP2000084300A (ja) コードレスアイロン
JPS6213597Y2 (ja)
JPS6326109Y2 (ja)
JPS6325090Y2 (ja)
JPH0148008B2 (ja)
JPS6238633Y2 (ja)
JPH055520B2 (ja)
CA1151060A (en) Iron steam chamber construction
JPH0513318Y2 (ja)
JPS6336986Y2 (ja)
JPS6231119Y2 (ja)