JPH0141002Y2 - - Google Patents

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JPH0141002Y2
JPH0141002Y2 JP4803285U JP4803285U JPH0141002Y2 JP H0141002 Y2 JPH0141002 Y2 JP H0141002Y2 JP 4803285 U JP4803285 U JP 4803285U JP 4803285 U JP4803285 U JP 4803285U JP H0141002 Y2 JPH0141002 Y2 JP H0141002Y2
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burner
plate
exhaust port
water
body plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は主として家庭用の給湯や暖房などに
使用される上焚式の温水ボイラに関する。
(ロ) 従来の技術 従来のこの種の温水ボイラは実公昭52−48036
号公報に開示されているように、水罐の内側に形
成された燃焼室の上壁にバーナと排気口とを設
け、バーナと排気口とを仕切るように上壁から円
筒状のバツフル板を垂下させ、バツフル板と水罐
との間を排気口に至る燃焼ガス通路としている。
ところが、上述した構造の温水ボイラはバツフ
ル板と水罐との間の燃焼ガス通路を上昇する燃焼
ガスが排気口側部分に片寄つて流れる。このた
め、排気口と反対の部分では燃焼ガスがよどみ、
この部分では十分な熱交換が行なわれない欠点、
ボイラ全体として熱効率が十分に上げきれない欠
点があつた。
そこで、出願人は先に特願昭59−137802号にお
いて、燃焼室の上壁から垂下させたバツフル板
を、バーナを中心に排気口と反対側の位置におい
て開放させた断面が円弧状の胴板と、胴板の下部
に取付けされ、バーナの下方を閉塞する底板とで
構成し、胴板の開放端部と水罐とを気密に封止す
ることにより、バーナを中心に排気口と反対側の
水罐を燃焼炎の輻射熱で加熱し、排気口側の水罐
を燃焼ガスとの熱交換で加熱するものを提案して
いる。このものでは水罐全体の熱伝達が良好に行
なわれ、熱効率の向上が図れる。しかしながら、
バーナ部の熱がバツフル板を介して排気部へ逃げ
やすく、燃焼ガスの排気温度を十分低下させるこ
とができなかつた。もちろん、バツフル板に断熱
材を貼附すれば、このような熱伝達は防止できる
が、断熱材は耐火性のある高価なものを使用しな
ければならないため、全体を厚くするとコストが
高くなる欠点があつた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 このような従来の問題点を着目してなされたこ
の考案の課題は高価な断熱材を多量に使用するこ
となく燃焼ガスの排気温度を十分に低下させ、熱
効率の向上を図ることである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 上記の課題を解決するためのこの考案の構成は
水罐の内側に形成された燃焼室の上壁にバーナと
排気口とを設け、バーナを中心に排気口と反対側
の位置において開放させた断面が円弧状の胴板
と、この胴板の下部に取付けされ、バーナの下方
を閉塞する底板とからなるバツフル板を燃焼室の
上壁から垂下させ、胴板の開放端部と水罐とを気
密に封止した温水ボイラにおいて、バツフル板の
胴板に耐火性のある断熱材を貼附するとともに、
この断熱材を排気口の近傍において他部より厚く
することである。
(ホ) 作用 上記の構成によれば、バーナを中心に排気口と
反対側の水罐が燃焼炎の輻射熱が加熱され、排気
口側の水罐が燃焼ガスとの熱交換で加熱される。
このため、水罐全体の熱伝達が良好に行なわれ、
熱効率の向上が図れる。また、バツフル板に耐火
性の断熱材を貼附するとともに、この断熱材を排
気口の近傍で他部より厚くしたので、バーナ部の
熱がバツフル板を介して直接排気部へ逃げるのを
防止でき、燃焼ガスの排気温度を十分に低くでき
る。しかも、高価な断熱材を大量に使用する必要
がなく、経済性に優れている。
(ヘ) 実施例 以下、この考案を図面に示す実施例について説
明する。
第1図ないし第3図において、1は有底筒状の
外筒2と内筒3との間に水室4を形成した水罐
で、外筒2の側部に給水口5を、上側部に給湯口
6をそれぞれ設けてある。7は水罐1の内側に形
成された燃焼室であり、水罐1の上端部に取付け
た上壁8にて仕切られている。9は上壁8に貫設
され、焚口9aを燃焼室7の上部に臨ませたバー
ナ、10はバーナ9と一緒に上壁8に設けられた
排気口、11は排気口10に連結した煙道、12
は上壁8から垂下され、バーナ9と排気口10と
の間を仕切るとともに、水罐1との間に燃焼ガス
通路13を形成するバツフル板である。バツフル
板12は上壁8に固着された天板14と、断面が
円弧状の胴板15と、胴板15の下部に取付けら
れた底板16と、胴板15の開放端部15a,1
5bから水罐1に向けて立設した一対の仕切板1
7a,17bと、仕切板17a,17bにそれぞ
れ装着したパツキン18,19と、胴板15の内
周壁および排気口10近傍の外周壁に貼附した耐
火性のあるセラミツクウール、アスベスト等の断
熱材20,21とからなり、胴板15はバーナ9
を中心に排気口10と反対側の位置において開放
させてあり、底板16はバーナ9の下方を遮蔽す
るとともに、胴板15の開放端部15a,15b
と水罐1との間は仕切板17a,17bおよびパ
ツキン18,19にて気密に封止されている。な
お、胴板15の外周壁には水罐1に向けて多数の
バツフル片23を立設してある。
次に作用を説明する。バーナ9から燃料を噴出
させると、バツフル板12の内側で燃焼が行なわ
れる。このとき、水罐1のバーナ9を中心に排気
口10と反対側の部分1aは燃焼炎の輻射熱を受
けて加熱される。また、胴板15の開放端部15
a,15bと水罐1との間は気密に仕切られてお
り、バーナ9の下方は底板16にて遮蔽されてい
るため、胴板15の開放部分から出た燃焼ガスは
底板16と水罐1との間隙24を通つて底板16
の下方へ入る。そして、ここで反転した燃焼ガス
は水罐1の排気口10側の部分1bとバツフル板
12の胴板15との間に形成された燃焼ガス通路
13に万遍なく広がり、この通路13を上昇する
間にバツフル片23の作用で排気口側の水罐1b
と接触する。そして、この部分の水罐1b内の水
と熱交換を終えた燃焼ガスは排気口10から排気
される。
バツフル板12は胴板15の内周壁に断熱材2
0を貼附するとともに、排気口10近傍の胴板1
5の外周壁に断熱材21を貼附したので、バツフ
ル板12内側の燃焼熱が胴板15を伝わつて燃焼
ガス通路13へ逃げるのを防止でき、特にバーナ
部の熱が排気部に逃げるのを確実に防止できる。
このように、本実施例の温水ボイラはバーナ9
を中心に排気口10と反対側の水罐1aを燃焼炎
の輻射熱で加熱し、排気口10側の水罐1bを燃
焼ガスとの熱交換で加熱するようにしたので、従
来のように円筒状のバツフル板を使用するものに
比べ、同じ31000Kcal/hのバーナで燃焼ガスの
排気温度が70〜75deg低下した。そして、熱効率
が数%向上して83〜84%になつた。また、バツフ
ル板12に断熱材20,21を設けたものはバツ
フル板12に断熱材20のみを設けるものに比
べ、排気温度が15〜20deg低下し、熱効率が0.6〜
1.5%向上した。さらにまた、排気温度が260℃以
下となるので、強制排気式の温水ボイラーのJIS
規格にも適合でき、安全性が高い。
(ト) 考案の効果 この考案は以上のように構成されているので、
燃焼炎の輻射燃と燃焼ガスの熱交換とを利用して
水罐全体の熱伝達を良好に行ない、燃焼ガスの排
気温度を十分に低下させて熱効率を大幅に向上さ
せることができ、高価な断熱材を多量に使用しな
くて済み、燃焼ガスの排気温度を強制排気式の温
度ボイラのJIS規格に適合できるなど、経済性お
よび安全性の優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の温水ボイラの縦
断面図、第2図は第1図の温水ボイラのA−
A′断面図、第3図は第1図で用いたバツフル板
の斜視図である。 1……水罐、7……燃焼室、8……上壁、9…
…バーナ、10……排煙口、12……バツフル
板、13……燃焼ガス通路、15……胴板、16
……底板、20,21……断熱材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水罐の内側に形成された燃焼室の上壁にバーナ
    と排気口とを設け、バーナを中心に排気口と反対
    側の位置において開放させた断面が円弧状の胴板
    と、この胴板の下部に取付けされ、バーナの下方
    を閉塞する底板とからなるバツフル板を燃焼室の
    上壁から垂下させ、胴板の開放端部と水罐とを気
    密に封止した温水ボイラにおいて、バツフル板の
    胴板に耐火性のある断熱材を貼附するとともに、
    この断熱材を排気口の近傍において他部より厚く
    したことを特徴とする温水ボイラ。
JP4803285U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0141002Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4803285U JPH0141002Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP4803285U JPH0141002Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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Publication Number Publication Date
JPS61165332U JPS61165332U (ja) 1986-10-14
JPH0141002Y2 true JPH0141002Y2 (ja) 1989-12-06

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JP4803285U Expired JPH0141002Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP2793018B2 (ja) * 1990-06-13 1998-09-03 三洋電機株式会社 暖房装置

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Publication number Publication date
JPS61165332U (ja) 1986-10-14

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