JPH0140658Y2 - - Google Patents

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JPH0140658Y2
JPH0140658Y2 JP9850585U JP9850585U JPH0140658Y2 JP H0140658 Y2 JPH0140658 Y2 JP H0140658Y2 JP 9850585 U JP9850585 U JP 9850585U JP 9850585 U JP9850585 U JP 9850585U JP H0140658 Y2 JPH0140658 Y2 JP H0140658Y2
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JP
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mold
socket
cavity
dough
spigot
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JP9850585U
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JPS625910U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、たとえばOリング等のリング状弾性
体の圧縮成形に使用される成形型に関する。
(従来の技術) 従来、この種の成形型としては、たとえば、第
3図に示すような平押し型がある。すなわち、環
状の上型100と該上型100に当接する下型1
01の2枚重ねの構成で、上型100および下型
101の平坦な合せ面にそれぞれ環状のキヤビテ
イ102を構成する凹所102a,102bが形
成されている。一方、キヤビテイ102の内周側
および外周側には、加圧時のバリを吸収するバリ
溜り103,104が形成されている。成形品の
成形は、型開きした下型101の凹所102b
に、第4図イに示すようなリング状の生地105
をセツトした後、型閉めして、生地105を加圧
加熱することによつて成形していた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、斯かる従来例の場合には、成形型の加
圧途中において、上型100と下型101の合せ
面間の間隙に流出する生地は、ある程度バリ溜り
103によつて吸収されるものの、合せ面が成形
型の外周端まで平坦に延びて、合せ面間の間隙が
外周に開いているために、生地が成形型外部に逃
げてしまい、歩留りが悪いという問題があつた。
また生地が外部に逃げてしまうために、キヤビテ
イ102内の生地の量が減少して、成形品に気泡
が入る等の成形不良が発生するという問題もあつ
た。さらに、第4図ロに示すような、短ざく状の
生地106を使用する場合、生地106を下型1
01の環状の凹所102bに沿つて曲げてセツト
するが、弾性復元力によつて直線状に戻つてしま
い、セツトが困難であり、使用できないという問
題があつた。
本考案は、上記の問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、キヤビテ
イを備えた上型と下型の合せ部に印ろう部を形成
することにより、生地の加圧途中における生地の
成形型外への流出を防止し、もつて歩留りの向上
を図ると共に、キヤビテイ内の生地を密にして成
形不良の防止を図り、さらに短ざく状の生地のセ
ツトを容易にして成形型の汎用性を高めることに
ある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案の成形型
は、下型の合せ部に環状の凹溝によつて形成され
る受け口を構成し、一方前記下型と対向配置され
る上型の合せ部には前記下型の受け口と密に嵌合
される円環状の突堤よりなる差し口を設け、さら
に前記受け口および差し口のランドにキヤビテイ
を形成するための凹所を形成したものから成つて
いる。
(実施例) 以下に、本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例に係る成形型を示す第1
図において、環状の上型1と下型2が対向配置さ
れており、上型1と下型2の合せ部には印ろう部
が構成されている。すなわち下型2の合せ部に
は、環状の凹溝によつて形成される受け口3が設
けられ、上型1の合せ部には、下型2の受け口3
と密に嵌合される円環状の突堤より成る差し口4
が設けられている。受け口3は、断面逆ハツト形
で、内周壁面によつて形成される内径印ろう5
は、上方に向つて半径方向内方に徐々に傾斜する
テーパ面となつており、一方外周壁面によつて形
成される外径印ろう6は、上方に向つて半径方向
外方に徐々に傾斜するテーパ面となつている。一
方、上型1の差し口4は、上記受け口3と対応す
る形状に形成されており、内周面の内径印ろう合
せ部7が内径印ろう5に密接され、外周面の外径
印ろう合せ部8が外径印ろう6に密接されてい
る。また上記受け口3の外径印ろう6側の上端面
9と、上型1下面10との間には、上型1と下型
2が嵌合された際に、干渉しないように隙間が形
成されている。
一方、受け口3底面および差し口4下端面に形
成された平坦なランド11,12には、環状のキ
ヤビテイ13を形成するための凹所13a,13
bが設けられている。凹所13a,13bは断面
半円状に形成されており、本実施例においてはO
リングを形成するようになつている。また、ラン
ド11,12内のキヤビテイ13の内外周側に
は、バリ溜り14,14を形成するための溝14
a,14bが設けられている。
以上のような構成の成形型によりOリング等を
成形する場合は、まず、第2図に示すように、圧
縮成形機の上熱盤20および下熱盤21に、上型
1および下型2を取付け、下型2の凹所13aに
生地105をセツトする。生地として、第4図ロ
に示すような短ざく状の生地106を使用する場
合には、生地106は受け口3内の外径印ろう6
に案内されて曲げられ、容易にセツトされる。つ
ぎに、上型1を固定して、図示しない油圧プレス
によつて下型2を下熱盤21と共に上昇させて、
下型2の受け口3に上型1の差し口4が差し込ま
れる。受け口3の内径印ろう5および外径印ろう
6と、差し口4の内径印ろう合せ部7および外径
印ろう合せ部8はテーパ形状となつているので、
受け口3と差し口4はテーパ面に沿つて案内さ
れ、差し込みが容易になされる。さらに下熱盤2
1が上昇すると、生地105はランド11,12
間で押しつぶされて、生地105の一部がキヤビ
テイ13内からキヤビテイ13内周側および外周
側に、差し口4および受け口3のランド11,1
2の間隙に流出して、流出した生地は、バリ溜り
14,14に吸収される。
さらに、キヤビテイ13の外周側の受け口3の
外径印ろう6と差し口4の外径印ろう合せ部8と
の嵌合部、およびキヤビテイ13内周側の受け口
3の内径印ろう5と差し口4の内径印ろう合せ部
7との嵌合部は密に嵌合されて、各嵌合部はゼロ
隙間となつているので、バリ溜り14,14に吸
収されなかつた生地は成形型外部へ逃げない。本
実施例にあつては、上記嵌合部はテーパ面によつ
て嵌合しているので、ゼロ隙間の度合が高くなつ
ている。このように生地が成形型外部に逃げない
ので、キヤビテイ13内部の生地の量は規定量確
保されて、生地は密の状態で圧縮され、キヤビテ
イ13内の隅々にまで生地が行きわたり、気泡等
のない良好な成形品が成形される。さらに、加熱
硬化した後、再び下型2を下熱盤21と共に下降
させて型開きされ、成形品が取出される。
なお、本実施例においては、差し口と受け口を
テーパ形状としたが、ランドに対して直角面とし
てもよい。また、成形品として断面円形のOリン
グ成形用の成形型について説明したが、Oリング
に限るものではなく、キヤビテイの断面形状を変
更することにより角リング、Dリング等の種々の
リング状弾性体の成形にも適用し得るものであ
る。
(考案の効果) 本考案は以上の構成および作用から成るもの
で、キヤビテイを備えた上型と下型の合せ部にい
んろう部を構成して、下型の合せ部に環状凹溝で
もつて形成される受け口に、上型の差し口が密に
嵌合されてキヤビテイ内の生地が圧縮されるの
で、キヤビテイ内からの生地の逃げが防止されて
歩留りを向上することができる。さらにキヤビテ
イ内からの生地の逃げが防止されるので、生地を
密に圧縮することが可能となり、従来のように生
地の逃げに起因する巣の発生等の成形不良を防止
することができる。また短ざく状生地を凹溝状の
受け口に沿つて容易にセツトすることができるの
で、従来のようにリング状生地だけでなく短ざく
状生地を使用することが可能となり、汎用性の高
い成形型が得られる等の種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る成形型の縦断
面図、第2図は第1図の成形型の使用状態を示す
縦断面図、第3図は従来の成形型の縦断面図、第
4図イおよびロはゴム生地の斜視図である。 符号の説明、1……上型、2……下型、3……
受け口、4……差し口、11,12……ランド、
13……キヤビテイ、13a,13b……凹所。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下型の合せ部に環状の凹溝によつて形成される
    受け口を構成し、一方前記下型と対向配置される
    上型の合せ部には前記下型の受け口と密に嵌合さ
    れる円環状の突堤よりなる差し口を設け、さらに
    前記受け口および差し口のランドにキヤビテイを
    形成するための凹所を形成したことを特徴とする
    成形型。
JP9850585U 1985-06-28 1985-06-28 Expired JPH0140658Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9850585U JPH0140658Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

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JP9850585U JPH0140658Y2 (ja) 1985-06-28 1985-06-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS625910U JPS625910U (ja) 1987-01-14
JPH0140658Y2 true JPH0140658Y2 (ja) 1989-12-05

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