JPH0140504Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0140504Y2 JPH0140504Y2 JP15207586U JP15207586U JPH0140504Y2 JP H0140504 Y2 JPH0140504 Y2 JP H0140504Y2 JP 15207586 U JP15207586 U JP 15207586U JP 15207586 U JP15207586 U JP 15207586U JP H0140504 Y2 JPH0140504 Y2 JP H0140504Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bandage
- adhesive
- mesh cloth
- present
- release sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、止血に適した絆創膏に関する改良
案、更に詳しくは、注射・点滴・関節穿刺の止血
等の事後処置を迅速かつ衛生的に行うことができ
るうえ、皮膚面にも歪(ゆが)まずに見栄え良く
貼着することができる実用的な止血絆創膏に関す
るものである。
案、更に詳しくは、注射・点滴・関節穿刺の止血
等の事後処置を迅速かつ衛生的に行うことができ
るうえ、皮膚面にも歪(ゆが)まずに見栄え良く
貼着することができる実用的な止血絆創膏に関す
るものである。
周知のとおり、従来の医療現場においては、注
射・点滴・関節穿刺などの事後の止血処置として
指圧による皮膚筋肉の圧迫、消毒脱脂綿による皮
膚面の払拭、あるいは絆創膏を貼付するという方
法が採られている。
射・点滴・関節穿刺などの事後の止血処置として
指圧による皮膚筋肉の圧迫、消毒脱脂綿による皮
膚面の払拭、あるいは絆創膏を貼付するという方
法が採られている。
しかしながら、これら何れの方法も、止血効果
が不完全で血が止まるのに可成りの時間が掛るの
に加え、一寸した不注意で細菌感染を引き起こす
惧れもあり、兎角、衛生上問題があつた。しか
も、絆創膏を貼着する方法にあつては、絆創膏自
体が鋏などのカツト手段で四角形に切断した形状
になつているため、目に見える部位(例えば、患
者に腕など)に貼付する場合には当該対象部位の
上下左右の方向に絆創膏の向きを正確に合せて注
意深く貼り付けなければ非常に見苦しく不細工な
感じになつて患者の不評を買うこともあるけれど
も、 と云つて、かゝる迅速を要する止血処置にユツタ
リと手間暇かけて絆創膏張りをしていることは医
療現場の情況から到底許されず、デイレンマに陥
つている次第である。
が不完全で血が止まるのに可成りの時間が掛るの
に加え、一寸した不注意で細菌感染を引き起こす
惧れもあり、兎角、衛生上問題があつた。しか
も、絆創膏を貼着する方法にあつては、絆創膏自
体が鋏などのカツト手段で四角形に切断した形状
になつているため、目に見える部位(例えば、患
者に腕など)に貼付する場合には当該対象部位の
上下左右の方向に絆創膏の向きを正確に合せて注
意深く貼り付けなければ非常に見苦しく不細工な
感じになつて患者の不評を買うこともあるけれど
も、 と云つて、かゝる迅速を要する止血処置にユツタ
リと手間暇かけて絆創膏張りをしていることは医
療現場の情況から到底許されず、デイレンマに陥
つている次第である。
本考案は、止血処置に関する従来の技術が上記
のごとき情況であつたのに鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ワンタツチで手早
く簡易迅速に止血処置ができ、しかも、事後の細
菌感染防止にも有効で、使用にあたつても天地無
用に向きを考えなくてもスマートに貼付すること
ができる実用的な止血絆創膏を提供することにあ
る。
のごとき情況であつたのに鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ワンタツチで手早
く簡易迅速に止血処置ができ、しかも、事後の細
菌感染防止にも有効で、使用にあたつても天地無
用に向きを考えなくてもスマートに貼付すること
ができる実用的な止血絆創膏を提供することにあ
る。
本考案者が上記技術的課題を解決するために採
用した手段を添附図面を参照して説明すれば、次
のとおりである。
用した手段を添附図面を参照して説明すれば、次
のとおりである。
即ち、本考案「止血絆創膏セツト」は、
半透明の円形粘着シール1の貼着面の中央部
に、消毒薬剤を含漬せしめた小円形の吸水性メツ
シユ布2を同心的に固定するという手段を採るこ
とによつて、1単位の絆創膏Sの貼付の方向性を
無指向的に自由に張れるようにする一方、 これらの絆創膏S,S…を前記メツシユ布2が
中間に挟まるごとく剥離シート3に所定間隔をも
つて列置貼着させるという手段を採用することに
よつて、手当時の貼付操作性を利便にし、 また、気密性サツク4内にガス滅菌状態を密封
せしめるという手段を採用することによつて、細
菌などの事後感染を防止したものである。
に、消毒薬剤を含漬せしめた小円形の吸水性メツ
シユ布2を同心的に固定するという手段を採るこ
とによつて、1単位の絆創膏Sの貼付の方向性を
無指向的に自由に張れるようにする一方、 これらの絆創膏S,S…を前記メツシユ布2が
中間に挟まるごとく剥離シート3に所定間隔をも
つて列置貼着させるという手段を採用することに
よつて、手当時の貼付操作性を利便にし、 また、気密性サツク4内にガス滅菌状態を密封
せしめるという手段を採用することによつて、細
菌などの事後感染を防止したものである。
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基づい
て、更に詳しく説明する。
て、更に詳しく説明する。
図面上、符号1で指示するものは、円形の粘着
シールであつて、本実施例においては半透明の塩
化ビニルシートを直径9mmの円形で、一方の面に
周知のパラゴムなどを主剤とする粘結剤を塗布し
たものが用いられている。そして、この粘着シー
ル1の粘着面の中央部に、消毒薬剤アクリノール
を含漬した直径2mmの円形メツシユ綿布(ガー
ゼ)を同心円状に固着してあり、両者1と2とで
1単位の絆創膏Sを構成している。
シールであつて、本実施例においては半透明の塩
化ビニルシートを直径9mmの円形で、一方の面に
周知のパラゴムなどを主剤とする粘結剤を塗布し
たものが用いられている。そして、この粘着シー
ル1の粘着面の中央部に、消毒薬剤アクリノール
を含漬した直径2mmの円形メツシユ綿布(ガー
ゼ)を同心円状に固着してあり、両者1と2とで
1単位の絆創膏Sを構成している。
符号3で指示するものは、長方形状のリリーズ
ペーパー(release paper)製の剥離シート(タ
ツク台紙と指称)である。本実施例では、この剥
離シート3の上に上記絆創膏Sが3mm間隔で6個
ずつ2列、メツシユ綿布2が間に挟まつた状態で
貼着されている。
ペーパー(release paper)製の剥離シート(タ
ツク台紙と指称)である。本実施例では、この剥
離シート3の上に上記絆創膏Sが3mm間隔で6個
ずつ2列、メツシユ綿布2が間に挟まつた状態で
貼着されている。
符号4で指示するものは、ポリプロエチレンシ
ートから成る気密性サツクであり、上記剥離シー
ト3に貼着された絆創膏S,S…がエチレンオキ
サイドガスで滅菌状態に密封される。なお、図示
の実施例は、内容物を見せるために、開封状態に
表わしたものである。
ートから成る気密性サツクであり、上記剥離シー
ト3に貼着された絆創膏S,S…がエチレンオキ
サイドガスで滅菌状態に密封される。なお、図示
の実施例は、内容物を見せるために、開封状態に
表わしたものである。
本実施例は概ね上記のように構成されるが、本
考案は前述の実施例に限定されるものでは決して
なく、「実用新案登録請求の範囲」の範囲内で
種々の設計変更が可能であつて、例えば粘着シー
ル1や吸水性メツシユ布2、および剥離シート3
の素材は実施例に掲げたものだけでなく、従来の
絆創膏に慣用されている材料も適当に取捨選択可
能であり、本考案の技術的範囲に当然に属する。
考案は前述の実施例に限定されるものでは決して
なく、「実用新案登録請求の範囲」の範囲内で
種々の設計変更が可能であつて、例えば粘着シー
ル1や吸水性メツシユ布2、および剥離シート3
の素材は実施例に掲げたものだけでなく、従来の
絆創膏に慣用されている材料も適当に取捨選択可
能であり、本考案の技術的範囲に当然に属する。
以上説明したとおり、本考案止血絆創膏セツト
は、注射・点滴・関節穿刺などの事後の止血処理
に当つて、簡単・清潔・美容に秀れた絆創膏を求
めて鋭意研究した到達したものであつて、半透明
の円形粘着シールの粘着面に、これと同心円状に
小円形の吸水性メツシユ布を固定して構成した単
位絆創膏を剥離シートに列着したものを、気密性
サツクにガス滅菌状態に密封して成るものである
ので、使用に際しては、当該剥離シートの絆創膏
貼着部位を裏側から折り曲げれば、粘着シール素
材の弾性と相俟つて、目的とする絆創膏は誠に具
合良くハラリと剥離さすことができ、迅速を尊ぶ
医療現場において実に能率的である。また、本考
案絆創膏セツトは、開封先端部から絆創膏を順番
に剥がしてゆくならば、奥の止血絆創膏は些かも
細菌に汚染されないので清潔であり、二次感染の
危険は効果的に防げる。
は、注射・点滴・関節穿刺などの事後の止血処理
に当つて、簡単・清潔・美容に秀れた絆創膏を求
めて鋭意研究した到達したものであつて、半透明
の円形粘着シールの粘着面に、これと同心円状に
小円形の吸水性メツシユ布を固定して構成した単
位絆創膏を剥離シートに列着したものを、気密性
サツクにガス滅菌状態に密封して成るものである
ので、使用に際しては、当該剥離シートの絆創膏
貼着部位を裏側から折り曲げれば、粘着シール素
材の弾性と相俟つて、目的とする絆創膏は誠に具
合良くハラリと剥離さすことができ、迅速を尊ぶ
医療現場において実に能率的である。また、本考
案絆創膏セツトは、開封先端部から絆創膏を順番
に剥がしてゆくならば、奥の止血絆創膏は些かも
細菌に汚染されないので清潔であり、二次感染の
危険は効果的に防げる。
さらに、本考案セツトに、貼着された止血絆創
膏は、粘着シールも吸水性メツシユ布も円形状に
成形されてあるので、使用上の方向的制限は全く
なく任意に貼付しても、従来の四角形絆創膏のよ
うに斜めに貼れて見苦しくなつたりする不都合は
全くなく、ワンポイント的にスマートに美しく貼
付することができるのであり、また粘着シールが
半透明素材で作製されているため、仮にもし、止
血困難の患者に注射などをした場合においても、
止血情況の確認・判定等も可能であり、誠に実用
的である。
膏は、粘着シールも吸水性メツシユ布も円形状に
成形されてあるので、使用上の方向的制限は全く
なく任意に貼付しても、従来の四角形絆創膏のよ
うに斜めに貼れて見苦しくなつたりする不都合は
全くなく、ワンポイント的にスマートに美しく貼
付することができるのであり、また粘着シールが
半透明素材で作製されているため、仮にもし、止
血困難の患者に注射などをした場合においても、
止血情況の確認・判定等も可能であり、誠に実用
的である。
第1図は本考案止血絆創膏セツトを開封した状
態の斜視説明図である。 1……粘着シール、2……吸水性メツシユ布、
3……剥離シート、4……気密性サツク、S……
絆創膏。
態の斜視説明図である。 1……粘着シール、2……吸水性メツシユ布、
3……剥離シート、4……気密性サツク、S……
絆創膏。
Claims (1)
- 半透明の円形粘着シール1の粘着面の中央部
に、消毒薬剤を含漬せしめた小円形の吸水性メツ
シユ布2を同心的に固定して1単位の絆創膏Sと
なす一方、これらの絆創膏S,S…を前記メツシ
ユ布2が中間に挟まるごとく剥離シート3に所定
間隔をもつて列置貼着させ、気密性サツク4内に
ガス滅菌状態に密封せしめたことを特徴とする止
血絆創膏セツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15207586U JPH0140504Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15207586U JPH0140504Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6359626U JPS6359626U (ja) | 1988-04-20 |
JPH0140504Y2 true JPH0140504Y2 (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=31069724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15207586U Expired JPH0140504Y2 (ja) | 1986-10-01 | 1986-10-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0140504Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-10-01 JP JP15207586U patent/JPH0140504Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6359626U (ja) | 1988-04-20 |
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