JPH0140382Y2 - - Google Patents

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JPH0140382Y2
JPH0140382Y2 JP1984046623U JP4662384U JPH0140382Y2 JP H0140382 Y2 JPH0140382 Y2 JP H0140382Y2 JP 1984046623 U JP1984046623 U JP 1984046623U JP 4662384 U JP4662384 U JP 4662384U JP H0140382 Y2 JPH0140382 Y2 JP H0140382Y2
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JP
Japan
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seal
valve body
annular groove
valve
lip
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JP1984046623U
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JPS60158073U (ja
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Priority to JP4662384U priority Critical patent/JPS60158073U/ja
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Publication of JPH0140382Y2 publication Critical patent/JPH0140382Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はタンクローリの底弁に関する。
一般に化学薬品用等のタンクローリの底弁には
耐薬品性が要求されるためシールとして四ふつ化
エチレン樹脂等の合成樹脂が用いられる。合成樹
脂製シールはゴム製シールに比べて柔軟性が乏し
いため、底弁への取付時には第4図に示すよう
に、弁体01の下面に刻設された環状溝02内へ
嵌合された後、押え板03を圧接し、ボルトで強
固に締結していた。
ところが、密封性を保持するため強固に締結す
るとシールが変形し、表面に凹凸を生じるため、
そのままでは弁座04に密着し難く、前記締結後
に施盤加工等で表面仕上げを行い平坦面を形成し
ていた。従つて、シールの取付に手間取り、作業
能率が悪くシールの交換も表面仕上げの設備を有
する所でしか実施できず容易にはできなかつた。
また環状溝02の底壁および側壁とシールの裏
面および側面とに間隙を生じ易く、完全な密封は
困難である。そのためシールを弁体01に焼結成
形したり、嵌め合い構造としたり、あるいは接着
剤により一体化することも考えられるが、加工、
組立が難しくなる。またシールにリツプを形成す
ることも考えられるが、押え板03による強制的
な変形作用を免れることはできない。
本考案は前述事情に鑑みなされたものであり、
環状溝内には内周あるいは外周にリツプを有する
シールを嵌合するとともに、該シールの前記環状
溝からの離脱を防止する押え板が該シールとは間
隙を有して前記弁体に取り付けられ、しかも前記
リツプの先端部を前記シールの嵌合状態において
前記環状溝の底部に向かつて湾曲させたことを特
徴とするものである。
その構成によりシールには強制的な変形作用は
生じず、シールはリツプの復元力により環状溝内
に保持される。
以下実施例を図面により説明すると、タンク1
の底部に開口部2が開設され、該開口部2には、
一端に吸入口3を、他端に排出口4を有しL型に
屈曲成形されたケース5がその吸入口3にて連結
固定され、該ケース5の吸入口3の周縁にはパツ
キン6が固着されると共に、雄ねじを有するフラ
ンジ部7が形成され、前記タンク1内には上記吸
入口3を開閉する第1弁体8と第2弁体9と該第
1弁体8を案内保持する支持部材10とが設けら
れ、上記第1弁体8は下端が前記パツキン6に密
着する半円形状に形成され、上部の突出部11に
連結杆12がピン13によつて連結固定され、該
連結杆12の上端はタンク1の上方に突出してハ
ンドル14が連設され、前記支持部材10は、上
記連結杆12の下部に形成された雄ねじに螺合す
るボス部15と、該ボス部15にスパイダ状に連
設されたアーム部16と、該アーム部16の先端
に連設され前記フランジ部7に螺合するリム部1
7とよりなり、上記第1弁体8を覆うようにアー
ム部16が屈曲して半円形状に形成され、前記第
2弁体9は第1弁体8の内部に位置して弁座18
と密着可能とされ、前記ハンドル14を回転操作
して第1弁体8を上昇移動させると共に、第2弁
体8を上昇移動させると共に、第2弁体9を上昇
させて積載物を排出するように構成されている。
上記底弁において、第2弁体9を開閉操作する
開閉操作装置19は、第2弁体9の下部中央に弁
軸20が垂下され、該弁軸20の下端には水平方
向に突出するピン等の突起部21が設けられ、一
方、前記ケース5には吸入口3の中央に垂直方向
のボス部材22がアーム部材23を介して設けら
れ、該ボス部材22には上記弁軸20が摺動自在
に嵌挿されて第2弁体9を案内保持し、前記ケー
ス5の内部には水平方向の軸25が回動自在に保
持され、該軸25には一端に前記突起部21が嵌
合する長穴部27が長手方向に穿設されたアーム
26がその他端にて固着され、さらに上記軸25
は一端がケース5の外部に突出してその端部にス
プリング29が接続されたレバー28が固着さ
れ、該レバー28を回動して前記第2弁体9を上
下に開閉操作するようにしている。
次に、第2弁体9の密封構造について説明する
と、30は環状溝で第2弁体9の下面に刻設さ
れ、該環状溝30内にはシール31が嵌合され
る。
シール31は内周(外周でもよい)にリツプ3
2が形成された四ふつ化エチレン樹脂等の合成樹
脂製で、その高さhは環状溝30の深さHよりも
小である。
シール31の取付要領は環状溝30に対し、リ
ツプ32を上方へ湾曲した状態で嵌合させ、弁体
9の下方より押え板33を締結する。このとき、
シール31はリツプ32の復元力により環状溝3
0内に保持され、押え板33による締結力等の外
力は伝達されないため、強制的な変形作用は生じ
ることなく下面は完全な平坦面を形成している。
尚、34はV溝でシール31の上面に適数、刻
設され、環状溝30との密着度を増長させるため
のものであるが、必須ではない。
次に、本考案の作用について説明すると、通常
は第2弁体9は開弁状態(第1図二点鎖線)であ
り、積載液を排出する場合は、ハンドル14を回
動して第1弁体8を上方に移動させればよい。
非常時等にはレバー28を下方回動して第2弁
体9を即座に弁座18に密着させ閉弁させる。
このときシール31の平坦な下面と弁座18と
は線接触あるいは面接触状態で完全に密着する。
一方、第2弁体9は積載液による圧力を受け、
環状溝30内奥とシール31の側面及び上面間に
液が侵入しようとするが、リツプ32部分で完全
に遮断されるため洩れを生じない。
本実施例では第2弁体にのみ実施したものを示
したが、第1弁体にも同様に実施可能なことは当
然である。
以上のように本考案によれば、シール31には
押え板33により締結力等の外力が作用しないた
め、強制的な変形作用は生じず、その表面は平坦
面を維持できる。またシール31はリツプ32の
復元力だけで環状溝30内に保持されるので、シ
ール31の弁体9への組立がきわめて容易とな
り、メインテナンスも容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体縦断面図、第2図及び第
3図は要部の拡大断面図、第4図は従来の要部断
面図。 1……タンク、2……開口部、3……吸入口、
4……排出口、5……ケース、8……第1弁体、
9……第2弁体、30……環状溝、31……シー
ル、32……リツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タンクの底部に開設された開口部に、一端に吸
    入口を、他端に排出口を有するケースが連結さ
    れ、前記タンク内に上記吸入口を開閉する弁体が
    設けられたタンクローリの底弁において、前記弁
    体には環状溝が刻設され、該環状溝内には内周あ
    るいは外周にリツプを有するシールを嵌合すると
    ともに、該シールの前記環状溝からの離脱を防止
    する押え板が該シールとは間隙を有して前記弁体
    に取り付けられ、しかも前記リツプの先端部は前
    記シールの嵌合状態において前記嵌状溝の底部に
    向かつて湾曲されてなる、前記タンクローリの底
    弁。
JP4662384U 1984-03-29 1984-03-29 タンクロ−リの底弁 Granted JPS60158073U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4662384U JPS60158073U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 タンクロ−リの底弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4662384U JPS60158073U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 タンクロ−リの底弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60158073U JPS60158073U (ja) 1985-10-21
JPH0140382Y2 true JPH0140382Y2 (ja) 1989-12-04

Family

ID=30561194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4662384U Granted JPS60158073U (ja) 1984-03-29 1984-03-29 タンクロ−リの底弁

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JP (1) JPS60158073U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS537733U (ja) * 1976-07-06 1978-01-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60158073U (ja) 1985-10-21

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