JPH0138713B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0138713B2
JPH0138713B2 JP14620985A JP14620985A JPH0138713B2 JP H0138713 B2 JPH0138713 B2 JP H0138713B2 JP 14620985 A JP14620985 A JP 14620985A JP 14620985 A JP14620985 A JP 14620985A JP H0138713 B2 JPH0138713 B2 JP H0138713B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crawler
wheels
flexible
wheel
frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP14620985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS626877A (ja
Inventor
Hisashi Nobukawa
Kazuhiko Sugasaka
Shigeyuki Nagata
Jitsuo Sakakibara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Filing date
Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP14620985A priority Critical patent/JPS626877A/ja
Priority to ES556806A priority patent/ES8801579A1/es
Publication of JPS626877A publication Critical patent/JPS626877A/ja
Publication of JPH0138713B2 publication Critical patent/JPH0138713B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、凹凸をもつ軟弱不整地、例えば急
傾斜地での果樹園等農地、又は山林で稼働するロ
ボツト、トラクタ等自動走行体のクローラ、即ち
スプロケツトで駆動される無限軌道構造に関し、
今後、建物、工場の段階昇降にも適用する可能性
も持つものである。
(従来の技術) 従来知られているクローラとしては次の二種が
ある。
(その一)は第5a図に示すもので、4個又は
2対の独立した可撓性のないサブクローラ1を連
結棒2により連結している。各サブクローラ1は
連結棒2の両端の支点を中心にして、鉛直面内で
自由回転できる構造である。
(その二)は第5b図に示すもので、クローラ
車輪1a,1bのスパン中央付近から連結棒2′
を出して、その先に先行又は後続車輪3を加え、
これら3個(又は3対)の車輪を頂点とする三角
型のクローラを形成するものである。
(その一)は4個又は2対の独立したクローラ
を有するため、自動走行体として大型化し、制御
機構が複雑化するのが欠点である。(その二)は
連結棒2′を回転及び固定させる制御が必要であ
り、やはり大型化、複雑化する。そして両者とも
第5a,5b図に示したように、急激な凹凸面を
走る際、連結棒2,2′が地表Eに当り、一部の
車輪が浮き上がるため、推進力を減じ、車体の姿
勢が不安定になる。
(発明が解決しようとする問題点) (1) 従来の移動機構装置では、進行しようとする
前方の地面の形状を認識し、その地面の形状に
対応したクローラの運動又はクローラの変形を
行う機構が必要である。そのため、移動機構の
構造が大型化及び複雑化するとともに、前方地
面の認識及びクローラの制御装置が必要であ
る。したがつて、従来の方式では、果樹園、農
地、山林の狭隘な空間での稼動が困難である。
(2) 急激な凹凸面で稼動する場合、従来の方式で
は、クローラベルトが凹凸面に密着できないた
めクローラの一部が地面から浮上する。この結
果、車輪のトルクが効率よく車体の推進力に変
換されないばかりか、車体の支点の喪失による
転倒、車体の急激な傾斜及びそれによる地面か
らの衝撃力の作用をうけるため車体の操縦が困
難になる。
(3) 従来の方式では、移動機構及び車体の重量の
増大によつて、軟弱不整地では車体の埋没をき
たし、移動機構の稼動が困難となる。
(問題点を解決するための手段) 構造を簡単化、軽量化し、かつ急激な凹凸に追
従できるクローラ構造を求めて、鋭意研究した結
果、次の2発明を得た。即ち (1) 前後に並んだ複数個の矩形枠を水平連結軸に
より屈折可能に連結した可撓車枠と、上記各矩
形枠の全部又は大部分それぞれの左右に着けた
クローラ車輪と、これら車輪間に掛け連ねた左
右それぞれのクローラベルトと、を備えること
を特徴とする可撓性クローラ。
(2) 前後に並んだ複数個の矩形枠を水平連結軸に
より屈折可能に連結した可撓車枠と、上記各矩
形枠の全部又は一部それぞれの左右に着けたク
ローラ車輪と、これら車輪間に掛け連ねた左右
それぞれのクローラベルトと、任意の上記車輪
上部に、上記クローラベルトを挟んで回る補助
車輪と、を備えることを特徴とする可撓性クロ
ーラ。
である。
(作用) 第1の発明は、本発明の基本となるもので、従
来のように連結棒2,2′によつて可撓性を作る
のでなく、前後に伸びた車枠自身が幾つかの連結
部を関節とする可撓車枠であるから、その単位体
である矩形枠につけた車輪とクローラベルトは、
重力だけで常に地表凹凸面に載り、浮上ることが
ない。
第2の発明は、第1の発明の問題点に対応した
ものである。即ち第1発明の基本形態では、クロ
ーラが凹面を進む際、クローラ上面を回るベルト
が中間車輪から上方へ離脱しようとするが、その
中間車輪上部に設けた補助車輪が、その離脱を防
ぐよう抑える。ベルトの離脱により、その循環距
離が変るのを抑える作用もある。
(実施例) 第1,2図はこの発明の最も簡素な実施例で、
その10は可撓車枠、10aはその単位構成体で
ある矩形枠、11は水平連結軸、12はクローラ
車輪、13はクローラベルト、14は補助車輪で
ある。
矩形枠10aは簡単な平板とし、その下面にク
ローラ車輪12の車軸を受ける左右軸受15をつ
け、水平連結軸11を通す受穴は、平板端部の半
分ずつに、互い違いに設けて蝶番接合のようにし
ている。後部の車輪12を駆動輪とするため、そ
の車軸に歯車16を付けている。左右の歯車16
の回転速度、方向を変えてクローラの向きを変え
る事はいうまでもない。補助車輪は14の車軸
は、つなぎ材17により直下の車輪12の車軸と
一定距離に保持される。
水平連結軸11のまわりに回動する矩形枠10
aの回転角θは上下方向に夫々約90゜まで可能で
あるが、実用的には60゜以下と考えられる。第3
a図は前輪が上がり、前側矩形枠10aが上方へ
θだけ回つた場合のクローラの変形状態を示す。
第3b図は逆に下方へθだけ回つた場合を示す、
第3a図の場合、補助車輪14が、クローラベル
ト13が車輪12から離脱するのを防ぐ働きをし
ている。
クローラベルト13は可撓車枠10の屈曲、地
表凹凸の影響等により幾何学的長さが変化する
が、これに対処するため車輪12を空気タイヤ又
はそれに類する弾性車輪にするとか、クローラベ
ルト自体を伸縮性材料とするとか、次に述べる実
施例のように、ベルト循環路に貯溜部を設ける等
の方法がある。
第4図はこの発明のクローラ実施例に車体を載
せた一例を示す。車体の載せ方は多様で一個の短
形枠に集中したり、人員、エンジン、積荷を各矩
形枠に分散したりする事が考えられるが、第4図
のものは連結した矩形枠四個の両端のものに載せ
ている。即ち車体18は後部支脚18aと前部支
脚18bとによつて、クローラの前後端部に載つ
ており、クローラの各矩形枠10aは自由に傾斜
できる。車体中央とクローラ中央とを伸縮脚19
でつないでいる。可撓車枠10の屈折によりクロ
ーラ全長が縮むと、前部支脚18bの水平部18
cが車体18内へ入り込む。クローラベルト13
がゆるもうとすると、貯溜部20がこれを引上げ
る。
以上、少量の実施例をあげて説明したが、この
発明の実施態様は極めて多様になり、実施条件に
応じて担当設計者の周知技術により夫々、個性的
なものを設計できる。各矩形枠の構造、連結方
法、そのクローラ車輪のつけ方、連結する矩形枠
の長さと数等、多種多様になる。
(発明の効果) この発明は、従来のように剛性車枠をもつクロ
ーラを前後に連結するとか、前後に車輪を連結す
るとかして、全体としての可撓性を与えるのでな
く、一体のクローラ車枠そのものを可撓性にし
た。従つて、この可撓車枠につけた各クローラ車
輪に掛け連ねたクローラベルトは、地表をはい進
む蛇のように、常に下面を地表につけて進み、多
少の凹凸では浮上り空回りする事がない。それは
重力だけによるもので、従来のようにクローラを
地面の凹凸に沿わせるため制御機構を付ける必要
がなくなつた。
従来の剛性車枠のクローラの場合、凹みに載つ
て両端支持された状態になると、車枠に働く最大
曲げモメントはwl2/8(w;等分布荷重、l;
長さ)となる。これが、この発明の第1,2図の
実施例の場合、スパンがl/2になるため、
wl2/32と、1/4に軽減する。第4図のようにス
パンがl/4になると、曲げモメントはもはや問
題にならなくなる。このため従来のクローラに比
べ、この発明のクローラは強度面でも軽量化を可
能にした。
車枠が可撓性になつたため、クローラ上面のベ
ルトが車輪から離れる場合が出るが、それは上述
の補助車輪の付加、その他によつて防止可能であ
る。
この発明により、砂地、軟弱地盤、凹凸面、傾
斜地等で働く自走車体の最大の難問であつたクロ
ーラ部分が解決された事は、今後、この方面の技
術開発に大きく貢献するものである。
【図面の簡単な説明】
第1,2図はこの発明一実施例の立面図、平面
図、第3a,3b図は上記実施例の使用状況説明
図、第4図は他の実施例に車体を載せた状態を示
す立面図、第5a,5b図は従来の可撓性を与え
たクローラの二例の説明図である。 10……可撓車枠、12……クローラ車輪、1
3……クローラベルト、14……補助車輪。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前後に並んだ複数個の矩形枠を水平連結軸に
    より屈折可能に連結した可撓車枠と、 上記各矩形枠の全部又は大部分それぞれの左右
    に着けたクローラ車輪と、 これら車輪間に掛け連ねた左右それぞれのクロ
    ーラベルトと、 を備えることを特徴とする可撓性クローラ。 2 前後に並んだ複数個の矩形枠を水平連結軸に
    より屈折可能に連結した可撓車枠と、 上記各矩形枠の全部又は一部それぞれの左右に
    着けたクローラ車輪と、 これら車輪間に掛け連ねた左右それぞれのクロ
    ーラベルトと、 任意の上記車輪上部に、上記クローラベルトを
    挟んで回る補助車輪と、 を備えることを特徴とする可撓性クローラ。
JP14620985A 1985-07-02 1985-07-02 可撓性クロ−ラ Granted JPS626877A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14620985A JPS626877A (ja) 1985-07-02 1985-07-02 可撓性クロ−ラ
ES556806A ES8801579A1 (es) 1985-07-02 1986-06-25 Un procedimiento para la preparacion de una composicion preventiva de la elastosis.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14620985A JPS626877A (ja) 1985-07-02 1985-07-02 可撓性クロ−ラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS626877A JPS626877A (ja) 1987-01-13
JPH0138713B2 true JPH0138713B2 (ja) 1989-08-16

Family

ID=15402584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14620985A Granted JPS626877A (ja) 1985-07-02 1985-07-02 可撓性クロ−ラ

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JP (1) JPS626877A (ja)
ES (1) ES8801579A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05147560A (ja) * 1991-11-29 1993-06-15 Takaoka Electric Mfg Co Ltd クローラ走行車
JPH06156329A (ja) * 1992-11-27 1994-06-03 Takaoka Electric Mfg Co Ltd 不整地移動車
CA2266791C (en) * 1998-03-27 2005-02-01 Manitowoc Crane Group, Inc. Four track crawler crane
JP4607442B2 (ja) * 2003-10-07 2011-01-05 国立大学法人東京工業大学 クローラ型走行ロボット
CN115092275B (zh) * 2022-08-24 2022-11-08 杭州高卡机械有限公司 自动驾驶载人小车

Also Published As

Publication number Publication date
JPS626877A (ja) 1987-01-13
ES8801579A1 (es) 1988-02-16
ES556806A0 (es) 1988-02-16

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