JPH0138185Y2 - - Google Patents

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JPH0138185Y2
JPH0138185Y2 JP13475683U JP13475683U JPH0138185Y2 JP H0138185 Y2 JPH0138185 Y2 JP H0138185Y2 JP 13475683 U JP13475683 U JP 13475683U JP 13475683 U JP13475683 U JP 13475683U JP H0138185 Y2 JPH0138185 Y2 JP H0138185Y2
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JP
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panel
vibration
groove
vibration isolating
isolating material
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JP13475683U
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JPS6041415U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、通気壁パネルと防振パネルに兼用可
能な建築用パネルに関するものである。
すなわち、溝Bを有したパネルAとこの溝Bに
着脱自在に嵌入する防振材Cとから成り、防振材
Cを嵌入しなければ通気壁パネルとして使用で
き、必要に応じて防振材3を嵌入すれば防振パネ
ルとして壁や床にも使用できるものである。
従来、建築施工現場には基材から仕上材に至る
多種多様の建材や備品を搬入しなければならな
い。例えば、いずれも断熱や防音性能を要する壁
材や床材であつても、通気性と防振性とを要する
場合であれば、それぞれ専用の通気壁パネルと防
振床パネルを使用するのが通常であつた。
従つて、その見積りから仕入にいたる煩雑さや
施工全般にわたる非合理性、非能率性は否めない
ものであつた。
本考案は、上記の欠点を解消したもので、施工
現場ででも適時防振材を着脱することにより通気
壁パネルと防振パネルに使い分けることができる
建築用パネルの提供を目的とするものである。
本考案の構成を図面に示す実施例に従つて説明
する。
第1図〜第2図は第1の実施例を示すものであ
る。
パネルAは合板1の片面に高密度の発泡板2を
貼設したもので、この発泡板2は30mm厚で表面に
発泡板2を横切るアリ溝B1を複数個所に設けて
いる。アリ溝B1のピツチはピアノやその他家具
類の荷重を考慮すれば300mmピツチが好ましい。
上記アリ溝B1の底部3はほぼ10mm厚に形成し
ている。
次ぎに防振材Cは、天然ゴム又は合成ゴムある
いはこれ等に鉄、鉛、銅などの重質材を混入した
弾力性を有し、高さ30mmの長方形体であつて長手
方向の両側部に上記アリ溝B1の開口縁部4,4
に嵌合するくびれ部5,5を形成し、防振材Cの
下部6はアリ溝B1の開口縁部4,4を覆い、上
部7とほぼ平行な面を形成している。
上記パネルAと防振材Cはアリ溝B1内に防振
材Cを嵌入することによつて一体となり防振パネ
ルを形成することになる。
第3図〜第4図はそれぞれ他の実施例である。
第3図は、パネルAに形成した溝BがT溝B2
であつて、上記T溝B2に着脱自在に嵌入するH
型の防振材C2との組合せを示すものである。
第4図はトンネル状の溝B3内に着脱自在に嵌
入する断面Ω字状の防振材C3との組合せを示す
ものである。いずれもパネルAの溝B内に嵌入す
る防振材Cは溝Bとの間に荷重による弾性変形を
吸収するための間隙を形成していることが好まし
い。
本考案を通気壁パネルとして使用するには、例
えば第5図のように溝Bの開口部側に合板8を設
け、溝Bを互いに連通させてラス張り9し、モル
タル或いはコンクリート壁面10を設けるなど適
宜の外装仕上げをすることにより通気層Dが形成
される。
この通気層Dの上部は天井パネルの中空部や屋
根裏、或いは排気口へ連通させ、下部は床下や壁
面に設けた吸気口等の通風装置へ連通させる。
上記通気層D内の空気は、夏は壁面に入射した
太陽熱によつて暖められると、床下の冷たい空気
を吸引して流速を高めつつ上昇気流を発生し、排
気口より外部へ排出される。また、冬のように外
気温が室内温度より低い場合は、下降気流を発生
して屋根裏の暖かい空気を吸引して循環する。
すなわち、通気壁パネルは、通気層D内の自然
発生気流によつて日射受熱量の調整ができるとと
もに、結露防止の効果をも得るものである。
一方、防振床パネルとして使用するには、第1
図のようにパネルAの溝B内に側面から防振材C
を挿入してパネルAの開口部が下向きになるよう
にしてレベル調整したスラブ11の上面に設け
る。このとき、防振材Cはくびれ部5,5がパネ
ルAの開口縁部4,4に嵌合しているので脱落す
ることなく、パネルAと一体となり、かつ防振材
Cの一部はパネルAより突き出している。従つて
パネルAとスラブ上面との間に空気層12を形成
している。
パネルAの上面には適宜の床仕上げ材を設けれ
ばよい。
防振材Cは、長尺のものに限らず、短尺のもの
であつてもよい。この場合には、第1図の一部に
図示したように短尺の防振材C4,C4…を溝B内
の適宜間隔位置に配設する。また、溝Bの底部を
貼設した合板で兼ねたものであつてもよく、この
場合は、発泡板に透孔を設ければよい。
本考案は、上記の構成によりつぎのような作用
こうかが得られる。
防振材を任意に着脱できるので、施工現場で
でも通気壁パネルと防振パネルに適時使い分け
できる。
従つて、それぞれ専用のパネルを購入しなく
ても、パネルAと防振材Cのみで足りるので見
積りから施工全般にわたる作業の簡易化、能率
の向上、延いてはコスト低減こうかも得られ
る。
通気壁パネルとして使用した場合には、発泡
板の断熱性と空気層とにより日射受熱量の調整
ができて省エネ効果を得るとともに結露防止効
果も得られる。
防振パネルとして使用した場合には、防振材
Cのくびれ部と溝Bの開口縁部4,4が嵌合し
て一体となるため、パネルの運搬に際しても防
振材が脱落するおそれはない。
防振材を任意に着脱できるので施工現場でで
も必要に応じて適時変更することができる。
防振パネルとして使用した場合には発泡板の
防音断熱性と防振材の露出によりスラブ上面と
の間に形成される空気層とによつて防音断熱効
果を高め、適宜間隔に配設した防振材により比
較的広汎な周波数帯域の振動を吸収できる。
防振材が着脱可能であるため、室内の使用目
的に応じて内部の発生音、或いは外部からの入
射音の周波数帯域や、その他荷重なども考慮
し、防振材の質、形状または配設のピツチなど
を適宜に対応させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を防振床パネルとして使用した
場合を例示した斜視図、第2図〜第4図はパネル
の溝と、その溝に嵌合した防振材との組合せを例
示した断面図、第5図は本考案を通気壁として使
用した場合を例示した断面図である。 A…パネル、B…溝、C…防振材、1…合板、
2…発泡板、3…溝の底部、4…開口縁部、5…
くびれ部、6…防振材の下部、7…防振材の上
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合板に貼設した発泡板の表面を横切る開口縁部
    を狭小に形成した溝Bを少なくとも一つ以上有し
    たパネルAと、上記溝Bの開口縁部に着脱自在に
    嵌入する防振材Cとから成り、この防振材Cは両
    側部に上記開口縁部に嵌合するくびれ部を有して
    いることを特徴とする通気壁パネルと防振パネル
    に兼用可能な建築用パネル。
JP13475683U 1983-08-31 1983-08-31 通気壁パネルと防振パネルに兼用可能な建築用パネル Granted JPS6041415U (ja)

Priority Applications (1)

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JP13475683U JPS6041415U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 通気壁パネルと防振パネルに兼用可能な建築用パネル

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JP13475683U JPS6041415U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 通気壁パネルと防振パネルに兼用可能な建築用パネル

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Publication Number Publication Date
JPS6041415U JPS6041415U (ja) 1985-03-23
JPH0138185Y2 true JPH0138185Y2 (ja) 1989-11-16

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JP13475683U Granted JPS6041415U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 通気壁パネルと防振パネルに兼用可能な建築用パネル

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JP7076825B2 (ja) * 2020-01-08 2022-05-30 パール楽器製造株式会社 防振マット

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JPS6041415U (ja) 1985-03-23

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