JPH0137537Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ○イ 産業上の利用分野 本考案は電気炊飯器等の電気調理器のコード収
納装置に関し、特に本体から引き出した電源コー
ドを有効に収納且つ引き出しをできるようにした
ものである。

○ロ 従来技術 従来におけるコード収納装置は、巻き取り式コ
ードリールを使用していたのがあつたが、コスト
が高く取り付けが面倒であつた。

また、本体下面の脚体に単に巻き付けていたの
があつたが、簡単に外れたり、所望の所で引つ張
り出せなかつたりする欠点があつた。

○ハ 考案の目的 そこで本考案は簡単な構成で、所望の所から電
源コードを引つ張り出せるようにしたコード収納
装置を提供するものである。

○ニ 考案の実施例 １は電気調理器本体で、下面部に底蓋２を取り
付けるとともに内部に電気ヒータ（図示せず）を
設けている。前記底蓋２の開口面にはカバー３を
取り付けている。前記底蓋２には等間隔に四ケ所
の脚体４，４，４，４を一体形成している。前記
脚体４に内方に少許の間隙Ａを存するようにフツ
ク部材５を前記カバー３にビス６にて取り付け
る。このビス６は前記フツク部材５とカバー３と
底蓋２とを一体的に共締めをするものである。前
記フツク部材５の先端部には前記脚体４に向つて
引掛部７を一体形成している。８は前記電気ヒー
タに接続して本体１外に引き出した電源コード
で、その引出部９は隣接した脚体４，４の中間地
点に位置する様に設けられ且つその先端の差込プ
ラグ１０は前記間隙Ａに着脱できる様にしてい
る。

斯る構成によれば、電源コード８を収納する時
には第３図に示す如く間隙Ａ内に挿入しつつフツ
ク部材５間に跨がつて巻装し、その差込プラグ１
０を前記間隙Ａ内に嵌入しフツク部材５によつて
保持するものである。

そして、引き出すときには第２図に示す如く、
電源コード８を間隙Ａ内から外し所望の所で、脚
体４を介在せしめて引き出し、図示しない電源コ
ンセントに接続するものである。

○ホ 効果 本考案は以上の如く構成したものであるから、
簡単に電源コードをフツク部材に巻装することが
でき、しかも巻装時においてフツク部材は脚体に
保護される格好となつているため、フツク部材に
外力が加わつて、巻装が外れるという事は生じな
くなる。そして引き出しにおいても脚体を利用し
て所望の所で行なえる。しかも差込プラグは間隙
内に着脱されるため、特に巻装時において差込プ
ラグは邪魔になることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案コード収納装置を備えた電気調
理器の底面図、第２図は電源コードを取り外した
ときの同底面図、第３図は同じく巻設したときの
同底面図、第４図は第３図の−断面図であ
る。 ４……脚体、５……フツク部材、８……電源コ
ード、Ａ……間隙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 調理器本体の裏面外周に脚体を複数個設けると
   ともに該脚体の内方に間隙を存してフツク部材を
   設け、前記調理器本体内の電気部品に接続した電
   源コードを該調理器本体の裏面から隣接する前記
   脚体間の中点部から引き出して前記間隙内を挿通
   するように前記フツク部材間に誇がつて巻装し、
   且つ前記電源コード先端の差込プラグを前記間隙
   内に着脱自在としたことを特徴とする電気調理器
   のコード収納装置。