JPH0137448Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は必要に応じて幾通りにも任意に変形し
て使用できる新規の袋物を提供することを目的と
するものであつて、図示せる実施例は前面版１と
後面版２の上辺を除いた全周縁を閉塞して構成せ
る襠無しの防水加工の布地製袋物本体３に於ける
前後両面版１，２の上辺縁にパイプ部４，４′を
設け、このパイプ４，４′に肩掛紐とも成り得る
長さの両引型引絞紐５，５′を挿通すると共に一
方の引絞紐５の先端に掛外型フツク６を、袋物本
体３の一方下隅に引掛環７を、他方の引絞紐５′
の先端に引掛環６′を、袋物本体３の他方下隅に
掛外型フツク７′を取付けると共に前後両面版１，
２の上辺部に逆Ｕ字状を呈する一対の手提紐９，
９′を取付け、更に前面版１若くは後面版２にス
ライドフアスナー１０により開閉するポケツトを
設けたものである。

本考案は叙上の如き構成になるので、(イ)第１図
および第２図に示す如く引絞紐５，５′の残余部
を袋物本体３に入れた状態とした場合には手提付
き角袋として用いることができ、(ロ)第３図に示す
如く引絞紐５，５′を引つ絞つて結んだ場合には
手提付き巾着角袋として用いることができ、(ハ)第
４図に示す如く袋物本体３の下辺両隅に取付けた
フツク７′と引掛環７と相互に掛止し且つ袋物本
体３の下面の形を整えて一対の三角耳部３′，
３′を形成しこれにより同下面を角底とした場合
には襠付き手提袋として用いることができ、(ニ)第
５図に示す如くフツク７′と引掛環７との掛止状
態に於て引絞紐５，５′を引き絞つて結んだ場合
には巾着型襠付さ手提袋として用いることがで
き、(ホ)第６図に示す如く手提紐９，９′を袋物本
体３の中に入れて引絞紐５，５′を引き絞ると共
に当該引絞紐５，５′の先端に取付けたフツク６
および引掛環７を袋物本体３の両下隅に取付けた
フツク７′および引掛環６′に掛止した場合にはナ
ツプザツクとして用いることができ、(ヘ)第７図に
示す如く手提紐９，９′を袋物本体３の中に入れ
て引絞紐５，５′を引き絞ると共に当該引絞紐５，
５′の先端に取付けたフツク６および引掛環７を
相互に掛止した場合には肩掛袋として用いること
ができ、(ト)第８図に示す如く下面を上記のように
して角底とすると共に引絞紐５，５′の先端に取
付けたフツク６および引掛環７を掛止した場合に
は襠付き肩掛袋として用いることができ、(チ)第９
図乃至第１１図に示す如くスライドフアスナー１
０の開放状態でポケツト１１内に袋物本体３を折
り畳み入れてポケツト１１を表裏反転することに
よつてセカンドバツグとして用いるものであつ
て、即ち上記のように変形操作を任意に行うこと
によつて多目的に使用することができる簡便性が
ある。

【図面の簡単な説明】

図は本考案袋物の実施例を示すものであつて、
第１図は手提付き角袋とした状態の斜視図、第２
図は第１図Ａ−Ａ線に沿う断面図、第３図は手提
付き巾着角袋とした状態の斜視図、第４図は襠付
き手提袋とした状態の斜視図、第５図は巾着型襠
付き手提袋とした状態の斜視図、第６図はナツプ
ザツクとした状態の斜視図、第７図は肩掛袋とし
た状態の斜視図、第８図は襠付き肩掛袋とした状
態の斜視図、第９図はセカンドバツグとした状態
の斜視図、第１０図および第１１図はセカンドバ
ツグへ変形する途中の状態を示す斜視図である。 １……前面版、２……後面版、３……袋物本
体、３′，３′……三角耳部、４，４′……パイプ
部、５，５′……引絞紐、６，７′……フツク、
６′，７……引掛環、９，９′……手提袋、１０…
…スライドフアスナー、１１……ポケツト、１３
……隠蔽布、１４……取付片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面版１と後面版２の上辺を除いた全周縁を閉
   塞して構成せる襠無しの袋物本体３に於ける前後
   両面版１，２の上辺縁にパイプ部４，４′を設け、
   このパイプ４，４′に肩掛紐とも成り得る長さの
   両引型引絞紐５，５′を挿通すると共に一方の引
   絞紐５の先端に掛外型フツク６を、袋物本体３の
   一方下隅に引掛環７を、他方の引絞紐５′の先端
   に引掛環６′を、袋物本体３の他方下隅に掛外型
   フツク７′を夫々取付けると共に前後両面版１，
   ２の上辺部に逆Ｕ字状を呈する一対の手提紐９，
   ９′を取付け、更に前面版１若くは後面版２にス
   ライドフアスナー１０により開閉するポケツト１
   １を設けて成る袋物。