JPH0137166Y2 - - Google Patents

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JPH0137166Y2
JPH0137166Y2 JP1984113577U JP11357784U JPH0137166Y2 JP H0137166 Y2 JPH0137166 Y2 JP H0137166Y2 JP 1984113577 U JP1984113577 U JP 1984113577U JP 11357784 U JP11357784 U JP 11357784U JP H0137166 Y2 JPH0137166 Y2 JP H0137166Y2
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JP
Japan
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piston valve
stop screw
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idle opening
notch
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JP1984113577U
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はピストンバルブのアイドル開度をスト
ツプスクリユーによつて調整する摺動絞り弁式気
化器のアイドル開度調節機構に関する。
[従来技術の説明] 摺動絞り弁式気化器におけるピストンバルブの
アイドル開度は、一般にストツプスクリユーによ
つて調節される。この従来のアイドル開度調節機
構を第6図に縦断面図で、第7図に第6図のA−
A線断面図で示す。気化器のメインボデー10の
案内筒12を摺動するピストンバルブ14には、
下端にテーパ状のストツパ面16が形成されてい
る。このストツパ面16は外側から軸中心へ向け
て斜め下向きの形状とされている。一方、先端を
ストツパ面16に当接させてアイドル開度を決め
るストツプスクリユー18は案内筒12に取付け
られており、そのストツプスクリユー18を前進
後退させて、アイドル開度の調整を行なうもので
ある。
摺動絞り弁式気化器においては、案内筒12の
内径とピストンバルブ14の外径との間にクリア
ランスがあるので、従来のアイドル開度調節機構
では、アイドル開度位置において、ピストンバル
ブ14が一定の範囲内で自由に回転して吸入空気
量が変化し、エンジン回転数に変動をきたすおそ
れがあつた。
この欠点を解消するため、アイドル開度位置で
のピストンバルブの自由な動きをストツプスクリ
ユーによつて防止するものが、例えば実開昭57−
186644号等に示されている。この水平断面図(第
7図相当図)を第8図に示す。第8図は、その縦
断面図は第6図と同一の形状であり、第6,7図
と同一符合は同一部分を示すものである。ピスト
ンバルブ20に形成されるストツパ面22は2方
向に傾斜している。即ち、1方向は縦断面(第6
図)における外側から軸中心に向かう斜め下向き
の傾斜であり、他方向は水平面においてストツプ
スクリユーの進行方向の対向面が垂直面より適度
な角度αで傾斜している。このストツパ面22に
形成される傾斜角αは、ストツパ面22にストツ
プスクリユー18が接した時に、ピストンバルブ
20に回転力を与え、ピストンバルブ20を案内
筒12のエンジン側に押し付けるために設けられ
たものである。
即ち、このストツパ面22にストツプスクリユ
ー18が接すると、ピストンバルブ20が回転さ
せられてピストンバルブ20が案内筒12側に押
し付けられ、それによつてピストンバルブ20の
自由な動きが止められるのである。
しかし、このストツパ面22に2方向の傾斜を
設けたものでは、ピストンバルブ20の移動量の
特性を変える場合には、その都度ピストンバルブ
20のストツパ面22の傾斜面を変えねばならな
い。このため、ピストンバルブの変更による生産
性の効率が悪かつた。
アイドル開度位置でのピストンバルブの自由な
動きをストツプスクリユーによつて防止するその
他例が、例えば実公昭46−6885号に示されてい
る。これは、ピストンバルブの下端に小幅部と大
幅部とから成るV字形の溝を形成し、ストツプス
クリユーの先端に小径部と大径部とから成るテー
パ部を形成し、V字形の溝の小幅部位置にテーパ
部の小径部を、V字形の溝の大幅部位置にテーパ
部の大径部を接触させるようにしたものである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしこの構成でも、ピストンバルブの移動量
の特性を変える場合には、ピストンバルブに形成
されるV字形溝の形状も変えねばならず、ピスト
ンバルブの変更による生産効率の低下という不具
合を解消することができなかつた。
この構成では更に、ストツプスクリユーの先端
のテーパ部がピストンバルブのV字形溝の両側面
に接触しなければ、アイドル開度の調整ができな
いものであり、そのため接触部であるV字形溝両
側面の精度を必要とし、そのため作業工数が増え
るという欠点があつた。
[考案の目的] 本考案は、アイドル開度位置におけるこのピス
トンバルブの自由な動きをストツプスクリユーに
よつて防止すると共に、ストツプスクリユーの変
更だけによつてピストンバルブの移動量の特性を
を変えることができるようにすることを目的とす
るものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、ピストン
バルブにストツプスクリユーを接触させてアイド
ル開度を調節する摺動絞り弁式気化器のアイドル
開度調節機構において、ストツプスクリユーの外
周面の軸方向にピストンバルブと接触してアイド
ル開度を調節するためのテーパ部を形成すると共
に、ピストンバルブの側面に切欠を形成し、その
切欠の壁面に前記テーパ部を1か所だけ接触さ
せ、それらの接触の際に前記テーパ部の最上位の
稜以外の箇所が切欠の壁面に接触しその接触によ
つてピストンバルブをその摺動軸を中心に回転さ
せるように切欠の形状を傾斜形状としたものであ
る。
[実施例] 次に本考案を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係わる摺動絞り弁式気化器に
おけるピストンバルブの一実施例を示す正面図、
第2図は第1図のB−B線縦断面図、第3,4図
はピストンバルブとストツプスクリユーとの接触
部分を示す拡大断面図である。ピストンバルブ3
0には、下端からやや上方までの切欠31が形成
され、その切欠31の上面がストツプスクリユー
32と接触してアイドル開度を決定するストツパ
面34とされる。このストツパ面34は、ピスト
ンバルブ30の摺動軸と垂直な面に対して適度な
角度βで傾斜している。
このストツパ面34の傾斜方向は、そこにスト
ツプスクリユー32の側面が接触すると、ピスト
ンバルブ30は案内筒のエンジン側壁面に押し付
けられるような方向に設定されている。即ち、傾
斜方向は、空気吸入側が高くエンジン側が低くな
るように設定されている。
本考案では、ストツプスクリユー32の先端付
近の軸方向外周にテーパ部36が形成されてい
る。このテーパ部36はピストンバルブ30のス
トツパ面34と接触し、ピストンバルブ30のア
イドル開度を調節するものである。ここで、この
ストツプスクリユー32のテーパ部36における
ピストンバルブ30のストツパ面34との接触位
置は、テーパ部36の最上位の稜とは異なる位置
となる。
ストツプスクリユー32のテーパ部36の稜線
形状は、直線形状であつてもよいし、第3図のよ
うな直線よりへこんだ曲面や、第4図に示すよう
な直線よりふくらんだ曲面に形成してもよい。一
方、ストツパ面34はテーパ部36との接触面を
出来るだけ大きくするような曲線としてある。
以上のように構成された本考案においては、ア
イドル開度の調節は、ピストンバルブ30のスト
ツパ面34とストツプスクリユー32のテーパ部
36との接触によつて行なうものである。
このピストンバルブ30のストツパ面34には
適度な傾斜角βが形成されているので、テーパ部
36がストツパ面34に接触することによつてピ
ストンバルブ30に回転力が与えられ、ピストン
バルブ30は案内筒のエンジン側に押し付けられ
る。従つてアイドル開度時に、ピストンバルブ3
0の自由な動きを防ぐことができ、エンジン回転
の変動を防止することができる。
本考案では、アイドル開度の調節は、ストツプ
スクリユー32のテーパ部36によつて行なうの
で、ピストンバルブ30の移動量の特性を変える
場合は、ストツプスクリユー32のテーパ部36
の形状を第3図や第4図に示したような任意の形
状に変えるだけでよく、従来のようにピストンバ
ルブのストツパ面を変える必要はない。
これは、従来にもストツプスクリユーにテーパ
部を形成したものがあつたが、この従来例ではテ
ーパ部とストツプ面とを2箇所で接触させるため
にピストンバルブにも変更を要したが、本考案の
ようにピストンバルブ30のストツパ面34とは
1箇所で接触するようにしたので、ピストンバル
ブ30の移動量の特性を変える際に、テーパ部3
6の1箇所だけの形状を変えるだけでよいのであ
る。また、本考案では、従来のもののようなスト
ツパ面の精度は必要としない。
次に、本考案の他の実施例を第5図(第2図相
当図)で示す。ピストンバルブ38に切欠40を
形成し、その切欠40の上部に位置するストツパ
面42を半円形状とする。その半円形状のストツ
パ面42の中心線とストツプスクリユー32の中
心線を変位させる。そして、ストツプスクリユー
32がストツパ面42へ当接した際に、ピストン
バルブ38を回転させ、ピストンバルブ38を案
内筒のエンジン側に押し付けるように設定する。
ここで、このストツプスクリユー32のテーパ部
36におけるピストンバルブ38のストツパ面4
2との接触位置は、テーパ部36の最上位の稜と
は異なる位置となる。即ち、半円形状のストツパ
面42の傾斜部分を利用してピストンバルブ38
を回転させる。この実施例においてもストツプス
クリユー32の先端は、前記実施例と同様にテー
パ部を形成するものである。
このストツパ面42の中心線とストツプスクリ
ユー32の中心線を変位させる構成により、前記
実施例と同様、アイドル開度時のピストンバルブ
の自由な動きを防ぐことができる。また、ストツ
プスクリユーの先端のテーパ部によつてピストン
バルブのアイドル開度を調整する点も前記実施例
と同様である。
[考案の効果] 以上のように本考案に係わる摺動絞り弁式気化
器におけるアイドル開度調節機構によれば、スト
ツプスクリユーの先端にテーパ部を形成し、その
テーパ部がピストンバルブのストツパ面に接触し
た時にピストンバルブを回転させる形状としたも
ので、アイドル開度時のピストンバルブの自由な
動きを防止すると共に、ピストンバルブの移動量
の特性をストツプスクリユーのテーパ部だけの変
更によつて行なえるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる摺動絞り弁式気化器に
おけるアイドル開度調節機構の一実施例を示す縦
断面図、第2図は第1図のB矢印方向側面図、第
3・4図はピストンバルブとストツプスクリユー
との接触部分の拡大断面図、第5図は本考案の他
の実施例を示す第2図相当図、第6図は従来のア
イドル開度調節機構の正面面図、第7図は第6図
のA−A線断面図、第8図は従来の他のアイドル
開度調節機構の第7図相当図である。 30,38……ピストンバルブ、32……スト
ツプスクリユー、34,42……ストツプ面、3
6……テーパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ピストンバルブにストツプスクリユーを接触さ
    せてアイドル開度を調節する摺動絞り弁式気化器
    のアイドル開度調節機構において、ストツプスク
    リユーの外周面の軸方向にピストンバルブと接触
    してアイドル開度を調節するためのテーパ部を形
    成すると共に、ピストンバルブの側面に切欠を形
    成し、その切欠の壁面に前記テーパ部を1か所だ
    け接触させ、それらの接触の際に前記テーパ部の
    最上位の稜以外の箇所が切欠の壁面に接触しその
    接触によつてピストンバルブをその摺動軸を中心
    に回転させるように切欠の形状を傾斜形状とした
    ことを特徴とする摺動絞り弁式気化器のアイドル
    開度調節機構。
JP11357784U 1984-07-27 1984-07-27 摺動絞り弁式気化器のアイドル開度調節機構 Granted JPS6129047U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11357784U JPS6129047U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 摺動絞り弁式気化器のアイドル開度調節機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11357784U JPS6129047U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 摺動絞り弁式気化器のアイドル開度調節機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6129047U JPS6129047U (ja) 1986-02-21
JPH0137166Y2 true JPH0137166Y2 (ja) 1989-11-09

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ID=30672605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11357784U Granted JPS6129047U (ja) 1984-07-27 1984-07-27 摺動絞り弁式気化器のアイドル開度調節機構

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JP (1) JPS6129047U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6137812Y2 (ja) * 1981-05-25 1986-11-01

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Publication number Publication date
JPS6129047U (ja) 1986-02-21

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