JPH0136319Y2 - - Google Patents

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JPH0136319Y2
JPH0136319Y2 JP16528984U JP16528984U JPH0136319Y2 JP H0136319 Y2 JPH0136319 Y2 JP H0136319Y2 JP 16528984 U JP16528984 U JP 16528984U JP 16528984 U JP16528984 U JP 16528984U JP H0136319 Y2 JPH0136319 Y2 JP H0136319Y2
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【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、蛍光灯などの放電灯をインバータ
装置等によつて高周波点灯する放電灯点灯装置に
関するもので、特に多数の放電灯を直並列に接続
して一括点灯する多灯用点灯装置の始動方法に係
るものである。
〔背景技術〕
第8図は従来の放電灯点灯装置の回路図を示し
ている。この放電灯点灯装置は、電源スイツチ2
を投入すると、商用電源1の電圧が整流ブリツジ
3、平滑コンデンサ4によつて整流平滑され、イ
ンバータ装置INVに対する直流入力電源となる。
インバータ装置INVとしては、一例としてイン
ダクタ5、抵抗6,7、トランジスタ8,9、コ
ンデンサ10および漏洩型の発振トランス11か
らなるプツシユプル型自励式トランジスタインバ
ータ回路を示している。
回路動作は周知の通りであり、抵抗6,7によ
りトランジスタ8,9のドライブ電流を供給する
と同時に発振トランス11のベース帰還巻線NB
に現われる正帰還電圧によつて、トランジスタ
8,9が交互にオンオフし、コンデンサ10と発
振トランス11のインダクタンスによつて決定さ
れる共振周波数にて正弦波の高周波出力が発振ト
ランス11の出力巻線N2に現われる。負荷回路
LD1のバランサ(タツプ付インダクタ)12〜1
4は、並列接続された放電灯15〜18に流れる
電流を平衡させるものである。
このような並列点灯は、放電灯が始動する場合
に、インバータ出力電圧がバランサ12〜14を
介して各放電灯15〜18に印加されるため、始
動性が良く、インバータ装置INVの出力電圧を
低く設計できる。ところが、並列点灯のため、イ
ンバータ装置INVの出力電流は大きくなり、放
電灯15〜18の灯数が多い程出力電流が増え、
発振トランス11での銅損が増大する。したがつ
て、出力電圧が低減できるにもかかわらず、銅損
低減のために発振トランス11が大形化する欠点
を有する。
第9図は、第8図のインバータ装置INVより
給電される別の直列点灯型の負荷回路LD2の回路
図を示している。この負荷回路LD2は、放電灯1
5〜18を直列接続し、放電灯15〜17に逐次
点灯を行うためのシーケンスコンデンサ19〜2
1をそれぞれ並列接続してあり、両端間にインバ
ータ装置INVの出力電圧が印加された時、まず
コンデンサ19〜21を介して放電灯18を点灯
させ、続いて他の3灯を始動させるもので、直列
点灯の場合の始動電圧を低減するのに効果があ
る。しかしながら、前述の並列点灯に較べれば、
3倍以上の出力電圧が必要で、放電灯15〜18
の点灯中の出力電流は1灯分の少ない電流で済む
にもかかわらず、発振トランス11が大形化する
欠点を有する。
第10図は、第8図のインバータ装置INVよ
り給電されるさらに別の直並列点灯型の負荷回路
LD3の回路図を示している。この負荷回路LD3
は、放電灯15,16と放電灯17,18の各々
の直列回路をバランサ12を介して並列接続し、
放電灯15,17にシーケンスコンデンサ19,
20をそれぞれ並列接続したものである。
このような直並列点灯によつて、発振トランス
11の出力電流は、並列点灯の場合の1/2となり、
また出力電圧は直列点灯の場合の1/2程度となり、
発振トランス11の設計が容易で、また放電灯1
5〜18の灯数によつて適当に直並列構成とすれ
ば、発振トランス11の最適設計による小形化も
期待できるため、有利とされる。
しかしながら、直並列点灯においても、直列接
続する放電灯数が増えれば次第に始動電圧が高く
なり、何らかの始動対策が必要となる場合が多
い。
第11図は別の従来の放電灯点灯装置の回路図
を示している(特公昭59−11200号公報)。この放
電灯点灯装置は、発振トランス11と並列に発振
トランス11′を設け、各々の発振トランス11,
11′の出力巻線N2に各々1灯の放電灯23,2
4を接続しており、等価的には同一電源による並
列点灯回路と考えられる。2個の発振トランス1
1,11′の出力電流は、バランサ22によつて
平衡を保ち、安定点灯を図つている。
また、25および26は、商用電源1、電源ト
ランス27、整流ブリツジ28、コンデンサ29
からなる補助電源により動作し、互いに異なる時
間に設定されたタイマ回路30,31により放電
灯13および14の各フイラメントを予熱するた
めのスイツチである。また図中、各発振トランス
11,11′に設けられた補助出力巻線NFは、上
述の予熱電流値を調整するためのものである。
上記した特公昭59−11200号公報によれば、上
述のスイツチ25,26の開放時間に差を設けた
ためにバランサ22が逐次始動の機能を兼ねるこ
とになり、その結果インバータの発振トランス1
1,11′を小形化し、コストダウンが期待でき
る。
しかし、発振トランス11,11′は2個必要
であり、また各発振トランス11,11′の一次
巻線N1は、並列に接続されるため、循環電流等
による相互干渉のおそれがあり、対策を要する等
の不都合がある。
〔考案の目的〕
この考案は、多数の放電灯を一括点灯するもの
において、発振トランスの小形化およびコストダ
ウンを達成することができる放電灯点灯装置を提
供することを目的とする。
〔考案の開示〕
この考案の放電灯点灯装置は、直流電源と、ス
イツチング素子および発振トランスを含んで構成
され前記直流電源より給電されて作動するインバ
ータ装置と、このインバータ装置の発振トランス
の一方の出力端に中点を接続したバランサと、こ
のバランサの両端に一端をそれぞれ接続するとと
もに前記発振トランスの他方の出力端に他端を共
通に接続した第1および第2の放電灯負荷と、前
記第1の放電灯負荷に並列接続し前記第2の放電
灯負荷の点灯後開放する短絡スイツチとを備える
構成にしたことを特徴とする。
このように、インバータ装置の出力端にバラン
サを介して第1および第2の放電灯負荷を並列接
続し、第1の放電灯負荷に短絡スイツチを並列接
続して第2の放電灯負荷の点灯後開放させるよう
にしたため、短絡スイツチの開閉による第1の放
電灯負荷の短絡によつて生じるバランサの誘起電
圧が第2の放電灯負荷に対してインバータ装置の
出力電圧に加算されて加わることになり、また第
2の放電灯負荷の点灯によつて生じるバランサの
誘起電圧が第1の放電灯負荷にインバータ装置の
出力電圧に加算されて加わることになり、したが
つてインバータ装置の発振トランスの誘起電圧は
低くてよく、発振トランスを小形,低コスト化す
ることができる。
実施例 第1図はこの考案の第1の実施例の放電灯点灯
装置の回路図を示している。この放電灯点灯装置
は、電源スイツチ52を投入すると、商用電源5
1は整流ブリツジ53,平滑コンデンサ54によ
つて整流平滑され(直流電源E)、インバータ装
置INVへ供給される。起動抵抗56によつて、
トランジスタ59,60のいずれかが最初に導通
すると、リアクタ55,発振トランス62の一次
巻線N1を介していずれかのトランジスタ59ま
たは60にコレクタ電流が流れる。この電流によ
つて発振トランス62の帰還巻線NBに正帰還信
号を生じ、以後、共振用コンデンサ61,発振ト
ランス62のインダクタンス等によつて決まる共
振周波数によつてトランジスタ59,60が交互
にオンオフして発振を開始する。
同時に、発振トランス62の巻線N3にも誘起
電圧を生じ、ダイオード63,コンデンサ64で
直流化され、ベース抵抗57,58を介してトラ
ンジスタ59,60にドライブ電流が供給さ、イ
ンバータ装置INVは定常発振に至る。
インバータ出力は、発振トランス62の出力巻
線N2に現われ、バランサ69を介して放電灯7
0,71,72の直列回路および放電灯73,7
4,75の直列回路に印加される。またコンデン
サ76〜79はそれぞれシーケンスコンデンサで
あり、またa〜gは放電灯70〜75の各フイラ
メントを予熱するためのカレントトランスであ
り、予熱回路80を形成する。
スイツチ67は、タイマ回路65によつて始動
時、定められた時間だけオン状態となり、予熱回
路80によつて放電灯70〜75の各フイラメン
トは一斎に予熱される。また、予熱回路80はカ
レントトランスa〜gで構成しているので低イン
ピーダンスであり、したがつて予熱期間中は放電
灯70〜75は点灯しない。
スイツチ68は、上述タイマ回路65よりも長
く時間設定されたタイマ回路66によつて制御さ
れ、スイツチ67が開放した後に開放される。し
たがつて、スイツチ67が開放されて予熱が終了
すると、放電灯73〜75はスイツチ68で短絡
されているため、バランサ69がオートトランス
として働き、その昇圧作用によつて放電灯70,
71,72が逐次点灯する。しかる後、スイツチ
68が開放すると、再びバランサ69の昇圧作用
によつて放電灯73,74,75が逐次点灯す
る。
このような構成によれば、バランサ69の昇圧
作用およびシーケンスコンデンサ76〜79の相
乗効果によつて直並列に接続された複数の放電灯
70〜75を比較的低い出力電圧で始動,点灯す
ることができる。また、発振トランス62は1個
で十分で、また発振トランス62の並列接続によ
る相互干渉もないため、その対策も不要である。
したがつて、発振トランス62の小形化,低コス
ト化,ならびに回路効率の改善が期待できる。
第2図はこの考案の第2の実施例の放電灯点灯
装置の回路図を示している。この放電灯点灯装置
は、第1図のものに、スイツチ82とタイマ回路
81とを付加したもので、その他の構成は第1図
と同様である。タイマ回路81は、タイマ回路6
6の設定時間と同程度か、あるいはタイマ回路6
5の設定時間より長く、タイマ回路65の設定時
間とは異なる時間に設定される。
第1図のものにおいては、予熱期間中、予熱回
路80の電圧降下がバランサ69の昇圧作用によ
つて昇圧され、放電灯70,71,72を点灯さ
せるおそれがあるが、第2図の構成によつて予熱
中に放電灯70,71,72が点灯してランプ寿
命が損われるのを防ぐことができる。その他の作
用効果は第1図と同様である。
第3図はこの考案の第3の実施例の放電灯点灯
装置の発振トランス62の二次側部分の回路図を
示している。この放電灯点灯装置は、発振トラン
ス62の一次側部分は第2図と同じであり、スイ
ツチ68,82への印加電圧を低減して信頼性を
向上させるためにスイツチ68,82の接続構成
を第2図のものとは多少変更している。すなわ
ち、例えば第2図の回路において、バランサ69
の一方の側に接続された放電灯(例えば73,7
4,75)を外すと、バランサ69の他方の側の
放電灯70,71,72は点灯を維持するので、
バランサ69の昇圧作用によつて、外された放電
灯73〜75の側に高圧を発生する場合がある。
したがつて、始動補償用のスイツチ(この場合、
スイツチ68)の信頼性を著しく低下させること
が考えられる。
第3図のものは、発振トランス62の二次側に
補助巻線NF(N2とは巻方向が反対)を追加し、
この補助巻線NFを介してスイツチ68,82を
接続しているため、放電灯外しの場合にスイツチ
68,82に印加される電圧は、補助巻線NF
電圧分だけ低減できることになる。
第4図はこの考案の第4の実施例の放電灯点灯
装置の発振トランス62の二次側部分の回路図を
示している。この放電灯点灯装置は、発振トラン
ス62の一次側部分は第2図と同様であり、第3
図のものと同じ目的を達成するために回路構成を
一部変更している。すなわち、バランサ69にタ
ツプを設け、このタツプにスイツチ68,82を
接続したものであり、放電灯外しの際、スイツチ
68あるいは82に現われる電圧はタツプの巻数
比だけ低減できることになる。
第5図はこの考案の第5の実施例の放電灯点灯
装置の発振トランス62の二次側部分の回路図を
示している。
この放電灯点灯装置は、第2図における予熱回
路80を、カレントトランスa〜dよりなる予熱
回路80Aとカレントトランスe〜hよりなる予
熱回路80Bとに2分割し、始動補償用のスイツ
チ82と予熱回路80Aおよびスイツチ68と予
熱回路80Bを各々直列接続し、放電灯70〜7
2の直列回路および放電灯73〜75の直列回路
にそれぞれ並列接続し、予熱回路80Aで放電灯
70〜72を、予熱回路80Bで放電灯73〜7
5をそれぞれ予熱するようにし、予熱用のスイツ
チ67およびタイマ回路65を省いたもので、そ
の他の構成は第2図と同じである。この場合にお
いても、スイツチ68,82はタイマ回路66,
81の出力によつて制御され、電源投入から規定
時間オン状態とし、その後どちからのスイツチ6
8または82を先に開放する。
このように構成した結果、バランサ69の昇圧
作用によつて放電灯70〜75を点灯させること
ができ、第2図のものと同様の効果を有する上
に、回路構成が簡略されるという効果もある。
第6図はこの考案の第6の実施例の放電灯点灯
装置の発振トランス62の二次側部分の回路図を
示している。
この放電灯点灯装置は、予熱回路80とスイツ
チ82の直列回路を放電灯70〜72の直列回路
に並列接続し、予熱用のスイツチ67およびタイ
マ回路65を省いたもので、その他は第2図と同
様である。この場合、スイツチ82はスイツチ6
8より遅れて開放するようにタイマ回路66,8
1の時間が設定される。
動作について説明する。電源が投入されると、
タイマ回路66,81によつてスイツチ68,8
2はオン状態となり、予熱回路80によつて各放
電灯70〜75のフイラメントは予熱される。タ
イマ回路66によつて規定時間オン状態であつた
スイツチ68を、スイツチ82よりも先に開放す
ると、予熱電流によるバランサ69の昇圧作用に
よつて放電灯73,74,75が逐次点灯し、そ
の後タイマ回路81によつてスイツチ82を開放
すると、再びバランサ69の昇圧作用によつて放
電灯70,71,72が逐次点灯する。
このように構成することによつて、先に始動す
る放電灯73,74,75は、予熱回路80によ
つて予熱されながらの始動であるため始動しやす
く、また後に始動する放電灯70,72,72
は、予熱時間が長くなるため始動しやすく、した
がつて全体の始動性を一層よくすることができ
る。
第7図はこの考案の第7の実施例の放電灯点灯
装置の発振トランス62の二次側部分の回路図を
示している。この放電灯点灯装置は、第2図にお
ける予熱回路80を、カレントトランスa〜dよ
りなる予熱回路80Aとカレントトランスe〜g
よりなる予熱回路80B′とに2分割し、始動補
償用のスイツチ82と予熱回路80Aおよびスイ
ツチ68と予熱回路80B′を各々直列接続し、
放電灯70〜72の直列回路および放電灯73〜
75の直列回路にそれぞれ並列接続し、予熱回路
80Aで放電灯70,71,72,75を、予熱
回路80B′で放電灯73,74を予熱するよう
にし、予熱用のスイツチ67およびタイマ回路6
5を省いたもので、その他の構成は第2図と同じ
である。
この場合、スイツチ68はスイツチ82より早
く始動する開放するように構成してある。
このように、早く始動する側の放電灯73〜7
5の各フイラメントのうち、例えば放電灯75の
一方のフイラメントを遅く開放するスイツチ82
側に設けた予熱回路80Aによつて予熱するよう
に構成すると、予熱中に予熱回路80A,80
B′で生じる電圧降下を低減することができる。
したがつて、予熱期間中にこの電圧降下によつて
放電灯70〜75が微放電するのを押えてランプ
寿命を改善するとともに、第6図で示した始動性
のより一層の向上も期待できるものである。
なお上記各実施例では、インバータ装置INV
が2石プツシユプル型自励式インバータであつた
が、これに限定されることなく、1石式、4石
式、他励式等各種のインバータ回路にこの考案を
適用できる。
ここで、上記各実施例の効果をまとめて記述す
る。
第1の実施例によれば、多灯放電灯の直並列点
灯回路において、始動性を大幅に改善でき、発振
トランスの小形化、コストダウンおよび回路効率
の改善が期待できる。
第2の実施例によれば、第1の実施例の効果に
加え、直列に接続した放電灯と並列に各々短絡ス
イツチを設けることにより予熱期間中に放電灯が
冷陰極放電するのを防ぐことができ、したがつて
ランプ寿命への弊害を防ぐことができるという効
果を有する。
第3および第4の実施例によれば、第1の実施
例の効果に加え、発振トランスに補償巻線を設け
るか、バランサにタツプを設け、短絡スイツチ
(始動補償用スイツチ)を接続することによつて、
放電灯外しの時にスイツチに印加される高圧を低
減でき、信頼性の向上が図れるという効果を有す
る。
第5の実施例によれば、第1の実施例の効果に
加え、予熱回路を並列回路数の分割し、各々の短
絡スイツチ(始動補償スイツチ)と直列に接続す
ることによつて、予熱専用のスイツチが省略でき
るという効果を有する。
第6の実施例によれば、第1の実施例の効果に
加え、一つのバランサに接続される放電灯におい
て、各々の予熱回路を一括し、遅く開放する方の
始動補償スイツチと直列に接続することによつ
て、始動効果をより一層増強できるという効果を
有する。
第7の実施例によれば、第6の実施例の効果に
加え、一つのバランサに接続される放電灯におい
て、早く始動する側の放電灯の各フイラメントの
うち少なくとも1つ以上が、遅く開放するスイツ
チ側に設けた予熱回路から予熱することによつ
て、予熱中の微放電をおさえることができるとい
う効果を有する。
なお、バランサは、上記実施例では1個であつ
たが、複数個組合せることも可能で、この場合、
バランサ数より1個多い数の並列回路を構成でき
る。
〔考案の効果〕
この考案の放電灯点灯装置は、インバータ装置
の出力端にバランサを介して第1および第2の放
電灯負荷を並列接続し、第1の放電灯負荷に短絡
スイツチを並列接続して第2の放電灯負荷の点灯
後開放させるようにしたため、短絡スイツチの開
閉による第1の放電灯負荷の短絡によつて生じる
バランサの誘起電圧が第2の放電灯負荷に対して
インバータ装置の出力電圧に加算されて加わるこ
とになり、また第2の放電灯負荷の点灯によつて
生じるバランサの誘起電圧が第1の放電灯負荷に
インバータ装置の出力電圧に加算されて加わるこ
とになり、したがつてインバータ装置の発振トラ
ンスの誘起電圧は低くてよく、発振トランスを小
形,低コスト化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例の回路図、第
2図はこの考案の第2の実施例の回路図、第3図
はこの考案の第3の実施例の回路図、第4図はこ
の考案の第4の実施例の回路図、第5図はこの考
案の第5の実施例の回路図、第6図はこの考案の
第6の実施例の回路図、第7図はこの考案の第7
の実施例の回路図、第8図は従来の放電灯点灯装
置の回路図、第9図および第10図はそれぞれそ
の負荷回路の変形例の回路図、第11図は別の従
来の放電灯点灯装置の回路図である。 INV……インバータ装置、69……バランサ、
70〜75……放電灯、76〜79……コンデン
サ、67,68,82……スイツチ、80……予
熱回路、E……直流電源。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 直流電源と、スイツチング素子および発振ト
    ランスを含んで構成され前記直流電源より給電
    されて作動するインバータ装置と、このインバ
    ータ装置の発振トランスの一方の出力端に中点
    を接続したバランサと、このバランサの両端に
    一端をそれぞれ接続するとともに前記発振トラ
    ンスの他方の出力端に他端を共通に接続した第
    1および第2の放電灯負荷と、前記第1の放電
    灯負荷に並列接続し前記第2の放電灯負荷の点
    灯後開放する短絡スイツチとを備えた放電灯点
    灯装置。 (2) 前記第1および第2の放電灯負荷は各々複数
    の放電灯の直列回路で構成し、前記第1および
    第2の放電灯負荷をそれぞれ構成する一部の放
    電灯に逐次始動用のシーケンスインピーダンス
    を並列接続している実用新案登録請求の範囲第
    (1)項記載の放電灯点灯装置。 (3) 前記第1および第2の放電灯負荷の予熱回路
    を予熱スイツチを介して前記インバータ装置の
    出力端に接続し、前記予熱スイツチを電源投入
    から一定時間オンにし、前記短絡スイツチを電
    源投入後前記予熱スイツチのオン時間より長い
    時間オンにするようにした実用新案登録請求の
    範囲第(1)項記載の放電灯点灯装置。 (4) 前記第2の放電灯負荷に補助短絡スイツチを
    並列接続し、この補助短絡スイツチを少くとも
    前記予熱スイツチのオン時間はオンにするよう
    にした実用新案登録請求の範囲第(3)項記載の放
    電灯点灯装置。 (5) 前記発振トランスの出力側に出力巻線と極性
    の異なる方向に巻かれた補助巻線を設け、前記
    短絡スイツチを前記補助巻線を介して前記第1
    の放電灯負荷に並列接続するようにした実用新
    案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の放
    電灯点灯装置。 (6) 前記バランサの中点と一端の間にタツプを設
    け、前記短絡スイツチを前記バランサのタツプ
    と前記第1および第2の放電灯負荷の共通接続
    端との間に接続した実用新案登録請求の範囲第
    (1)項または第(2)項記載の放電灯点灯装置。 (7) 前記第1および第2の放電灯負荷をそれぞれ
    予熱する第1および第2の予熱回路を個別に設
    けるとともに補助短絡スイツチを付設し、前記
    短絡スイツチおよび補助短絡スイツチを前記第
    1および第2の予熱回路をそれぞれ介して前記
    第1および第2の放電灯負荷に並列接続し、前
    記短絡スイツチおよび補助短絡スイツチの開放
    時期を時間的にずらせるようにした実用新案登
    録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の放電灯
    点灯装置。 (8) 前記第2の放電灯負荷に補助短絡スイツチを
    並列接続し、前記短絡スイツチおよび補助短絡
    スイツチの開放時期をずらせるようにし、かつ
    前記第1および第2の放電灯負荷の予熱回路を
    前記短絡スイツチおよび補助短絡スイツチの遅
    く開放する方の短絡経路に直列介挿した実用新
    案登録請求の範囲第(1)項または第(2)項記載の放
    電灯点灯装置。 (9) 前記短絡スイツチおよび補助短絡スイツチの
    遅く開放する方に直列接続された予熱回路によ
    り前記短絡スイツチおよび補助短絡スイツチの
    早く開放する方に並列接続させた放電灯負荷の
    フイラメントの少くとも1個を予熱するように
    した実用新案登録請求の範囲第(7)項記載の放電
    灯点灯装置。
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