JPH0135812B2 - - Google Patents

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JPH0135812B2
JPH0135812B2 JP55162728A JP16272880A JPH0135812B2 JP H0135812 B2 JPH0135812 B2 JP H0135812B2 JP 55162728 A JP55162728 A JP 55162728A JP 16272880 A JP16272880 A JP 16272880A JP H0135812 B2 JPH0135812 B2 JP H0135812B2
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strontium
reaction
alcohol
alcohols
catalyst
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JP55162728A
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Yan Kan
Rii Niirudo Jerarudo
Howaado Washechetsuku Hooru
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ConocoPhillips Co
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Conoco Inc
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Publication of JPH0135812B2 publication Critical patent/JPH0135812B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C41/00Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
    • C07C41/01Preparation of ethers
    • C07C41/02Preparation of ethers from oxiranes
    • C07C41/03Preparation of ethers from oxiranes by reaction of oxirane rings with hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/02Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring
    • C08G65/26Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds
    • C08G65/2642Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from cyclic ethers by opening of the heterocyclic ring from cyclic ethers and other compounds characterised by the catalyst used
    • C08G65/2645Metals or compounds thereof, e.g. salts
    • C08G65/2651Alkaline earth metals or compounds thereof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明はアルコール類と酸化アルキレン(酸
化オレフイン)とを独得な触媒を用いて反応させ
て、アルコキシ化物を製造する方法に関する。
アルコール類とエチレンオキサイドのような付
加物とを反応させてアルコキシド類をつくる反応
は古くから知られていて工業的に製造されてきて
いる。たとえば、エチレンオキサイド付加アルコ
ール類は一般に洗剤、クリーニング剤、家庭用ま
たは工業用の洗濯剤、洗剤ビルダー、磨き剤、食
品加工設備用殺菌剤、またはドライクリーニング
材料として用いられてきている。そのほかの用途
としてはパルプおよび製紙工業用、およびせんい
工業用がある。これらの材料は、湿潤力、発泡能
力、乳化能力、分散能力、および溶解能力や洗浄
能力といつた諸機能的な性質を有するので、とく
に上記のような用途に適するのである。
アルコール類のエトキシ化についての分野で多
くの文献が役に立つ。種々の材料の触媒能力やこ
れらの反応機構について多くの参考文献が存在す
る。たとえば、フランス特許第1365945号では、
アルカリ金属ベースの存在のもとにエチレンオキ
サイドと反応した活性水素原子を有する化合物を
教示している。
一般に、酸性の諸触媒が知られている。しかし
ながら、アルコール類のエトキシ化に際しては常
に種々の付加物の配置を生ずる。たとえば、界面
活性剤における応用において、あまりにも少ない
エチレン分子の付加物は溶解度が貧弱であるので
有効ではない。これと対称的に、あまりにも多い
エチレンオキサイド分子の付加物は同様に望まし
くない。なんとなれば、単位重量当りの表面張力
減少は徹底的に分子量の増加で以て減るからであ
る。それ故に、これまで長い間、出来るだけ短い
モル付加範囲のエトキシ化合物(一般には5ない
し10モル)を製造し使用することが必要であつ
た。上記のような酸性触媒による反応はそのよう
なアルコキシ化合物をつくる。しかしこれらの触
媒を用いると、ジオキサンのような有害副産物を
生成し、これらを生成品の使用前に分離除去しな
ければならない。
ロシヤ特許第523074号は、アルカリ金属と種々
の炭酸塩とをこれらの反応の触媒に使用し得るこ
とを教示している。この塩基性触媒を用いた反応
においては、副産物の形成は非常に少ないけれど
も、付加物の範囲が広過ぎて望ましくない。
この分野での代表的な一文献は米国特許第
3328467号であつて、此処ではエトキシ化反応に
触媒としてゼオライトおよび変性ゼオライトを用
いることが記載されている。一方、フランス特許
第1557407号においてはこのような反応に触媒と
してトリエチルオキソフルオロ硼酸塩を用いてい
る。この触媒にはアルカリ金属水酸化物(たとえ
ば苛性ソーダまたは苛性加里)、第三アミン類ま
たは金属ナトリウムを併用しているのである。ド
イツ特許公開公報第2639564号には、フルオロ硼
酸ナトリウム、あるいはマグネシウム、カルシウ
ム、マンガン、あるいは亜鉛の過塩素酸塩の存在
のもとに、活性水素化合物のポリアルキル化が教
示されている。米国特許第3969417号では触媒と
して第三オキソニウム塩を用いている。
米国特許第3830850号には、フエノール類をフ
オルムアルデヒドで縮合させるのに、ナトリウ
ム、カリウム、リチウム、ルビジウム、セシウ
ム、カルシウム、バリウムあるいはストロンチウ
ムを触媒として用い、次いでこの縮合生成物にエ
チレンオキサイドを加えてエトキシ化反応を行わ
せている。しかしながら、これらの諸材料のすべ
ては前記の不利益をもつている。
塩基性触媒を用いて副産物の生成が少なく、し
かも酸性触媒を用いて好ましいモル量の狭い範囲
の付加物が得られればこれに越したことはない。
このような触媒は製品分布曲線の幅をせばめ、ア
ルコシル化合物の生産量の極限値に非常に寄与す
ることになる。こうした触媒については米国特許
出願(1978年)第916421号にその記載がある。し
かしながらこの触媒は温度178℃で約20分間の誘
導期があり、製品中におよそ1ないし2%のポリ
エチレンを生ずる。この触媒はバリウムを含有し
ている。そして、バリウムは一般に安全であると
思われているけれども、この触媒は特別の医学的
監督のもとにのみ用いることができ、絶えずこの
触媒に接触することを避けなければならない。さ
らにまた、我々の1979年の米国特許出願第54089
号においては、フエノールあるいはアルキルフエ
ノール助触媒とともにストロンチウム化合物を触
媒に用いたエトキシ化のことが記されている。し
かし、このような助触媒の使用を避けることは反
応を円滑に進行させるためには大きい利益をもた
らすものであろう。
この発明の目的は、アルコール類のアルコキシ
化において狭くて高いモル付加物分布を得る一
方、望ましくない副産物の生成や未反応遊離アル
コールの少ない製品が得られるような触媒系を提
供することにある。(他の目的については記述の
進行につれて当業技術者に明らかとなるであろ
う。) 上記の目的は、この発明に従つて、各級のアル
コール、好ましくはアルカノール類、のアルコキ
シ化を、ストロンチウム含有物質を触媒とし、助
触媒なしでおこない得ることを見出したことによ
つて達成された。この触媒反応によると、その製
品中に種々の付加物の狭い範囲の分布と、遊離ア
ルコール類と不望の副産物含量の非常に少ない製
品が得られる。或る種のストロンチウム含有材料
を用いると誘導期がないけれども、ストロンチウ
ム化合物単独を触媒とした場合には、十分な反応
を得るためには或る程度長い誘導期を必要とする
場合もある。これらの利益は、アルカノール類を
所望の酸化アルキレンの単独または混合物と、金
属ストロンチウム、水素化ストロンチウム、酸化
ストロンチウム、水酸化ストロンチウム、あるい
は水和水酸化ストロンチウムのうちの少なくとも
1種からなる触媒の存在のもとに反応させること
によつて得られる。
この反応は温度およそ90℃ないし260℃でおこ
なわれるが、120℃ないし260℃でおこなうのが普
通である。しかし、最も良好な結果を得ようとす
れば、工業的に温度およそ150℃ないし250℃でお
こなうのがよい。160℃ないし190℃が最も望まし
い。
この発明方法によつて反応されるアルコール類
の炭素数はおよそ4ないし36である。しかしなが
ら、炭素数および4ないし24のものが望ましく、
工業的には炭素数およそ10ないし18のものが最も
良い。
この反応は大気圧のもとで行い得る。しかし、
7気圧(ゲージ)までの圧力をも用いることがで
きる。およそ4気圧(ゲージ)程度が好ましい。
圧力はそう大した問題ではないので、普通大気圧
ないしおよそ7気圧(ゲージ)の範囲で適宜にこ
れを選べばよい。
この発明のアルコキシ化は普通エチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイドもしくはこれらの混
合物を以ておこなわれる。しかし、希望によつて
他の付加物をもつくることができる。しかし出来
ればエチレンオキサイドかプロピンオキサイドを
用いるのがよい。この中で、エチレンオキサイド
が最も好ましい。
反応生成物中へは希望する量の付加物質を導入
することができる。たとえば、エチレンオキサイ
ドは普通およそ30ないし80重量%含まれるが、最
も多くの場合はおよそ40ないし70重量%含まれ
る。反応中に存在する付加材料の重量には、アル
コール類と反応して所望の付加物を得るに足る量
さえあれば、それ以上の存在には別に限定はな
い。
この発明におけるストロンチウム触媒は塩基性
触媒であつて、形成されるモル付加物に関して狭
い分布を与え、一方、普通酸化アルキレン付加物
中に形成される末反応遊離アルコールと不望の副
産物との生成を減少させる働きがある。このスト
ロンチウムの効果には驚くべきものがあつて、酸
化カルシウムや酸化マグネシウムが単独に用いら
れた場合には顕著なエトキシ化活性を示さない。
この発明においては、水素化ストロンチウムや金
属ストロンチウムが単独で用いられた場合には、
過度に長い誘導期なしに反応がおこなわれること
がわかつた。さらに、酸化ストロンチウム、水酸
化ストロンチウム、および水和水酸化ストロンチ
ウムのようなストロンチウム塩基も同様なアルコ
キシ反応をおこなうことがわかつた。しかしなが
ら、これらの場合には約220分間の誘導期が顕著
なエトキシ化が認められる前に存在する。
本発明におけるストロンチウム系触媒として
は、金属ストロンチウム、水素化ストロンチウ
ム、酸化ストロンチウム、水酸化ストロンチウ
ム、または水和水酸化ストロンチウム、あるいは
これらの混合物が用いられる。これらの触媒は助
触媒なしで用いられる。しかしながら、我我が目
下米国特願中(特願第54089号、1979年)のもの
では、酸化ストロンチウム、水酸化ストロンチウ
ムおよび水和水酸化ストロンチウムは、フエノー
ルまたは置換フエノールの適当量を助触媒として
用いると、これらの触媒に対する誘導期が短縮さ
れる。これまでは、これらのストロンチウム系触
媒は単独では効果がないものと思われていたので
あるが、本発明によつて単独で効果があることが
はじめて見出されたのである。けれども、幾らか
誘導期が長いという欠点があつた。これらの触媒
を使用するに際しては、希望する量を用いること
ができ、またこれらの混合物を用いることもでき
る。触媒の量を多くすればするほど反応はそれだ
け早く完結する。けれども、幾ら多く用いても、
生成品の分布を著るしく変更することにはならな
いようである。
水和水酸化ストロンチウムSr(OH)2・xH2Oの
xは水分子の数であるが、xは一定の値ではな
い。しかし、xは1または8のものが市販されて
いる一般のものである。
触媒の使用割合は普通、反応されるべきアルコ
ールの重量に対しておよそ0.05ないし5.0重量%
である。既述のように、これらの触媒は、以前は
助触媒を必要と考えられていたのに、実際に助触
媒を必要としないけれども、金属ストロンチウム
と水素化ストロンチウムを除いては、反応が始ま
る前にかなりの誘導期間を必要とする。金属スト
ロンチウムあるいは水素化ストロンチウムの場合
は、その使用量はおよそ0.1ないし2重量%であ
つて少ない方がよく、好ましくはおよそ0.1ない
し1.0重量%である。
この発明はすべての種類のアルコール類に対し
て効果があるが、アルカノール類CoH2o+1OHが
好ましい。アルカノール類のうち、第1級、第2
級、直鎖で枝のあるもの、および直鎖で枝のある
第1級のものが望ましい。これらのアルコール類
の代表的例は天然油脂の水素添加によつて得られ
たものである。具体的に例を挙げると、プロダク
ト・アンド・ギヤンブル社の商標COおよびTA
のついたもので、例えばCO―1214Nアルコール、
CO―1618アルコール、TA―1618アルコールが
ある。またアシユランド・オイル・カンパニーの
商標ADOLのついたもので、例えばADOL54ア
ルコール、ADOL61アルコール、ADOL64アル
コール、ADOL60アルコール、ADOL66アルコ
ールがある。チーグラー化学によつてつくられた
アルコール類もエトキシ化される。この例は、
CONOCO社の商標ALFOLの付いたもので、例
えば、ALFOL1012アルコール、ALFOL1214ア
ルコール、ALFOL1412アルコール、
ALFOL1618アルコール、ALFOL1620アルコー
ルがある。またエチル・ケミカル社の商標EPAL
の付いたもので、例えばEPAL1012アルコール、
EPAL1214アルコール、EPAL1418アルコールが
ある。この発明はとくにオレフイン類からつくら
れたオキソ合成アルコール(ヒドロホルミル化)
に有効である。この例は、シエル・オイル社の商
標NEODOLの付いたもので、例えば
NEODOL23アルコール、NEODOL25アルコー
ル、NEODOL45アルコール、がある。また他の
例としては、ユニオン・カーバイド社の商標
TERGITOL―Lの付いたもので、例えば
TERGITOL―L125アルコールがある。またリキ
チシカ社の商標LIALの付いたもので、例えば
LIAL125がある。またエクソン社から販売され
ているイソデシルアルコールやトリデシルアルコ
ールもこの種のものである。
ゲルベ反応(化学大辞典第3巻410頁B参照。)
によるアルコール類もまたエトキシ化される。こ
れらのアルコールの代表的例はヘンケル・ケミカ
ル社の商標STADAMULの付いたもので、たと
えばSTANDAMUL GT―16アルコール、
STADAMUL GT―20アルコール、
STADAHUL GT―1620がある。
第2アルコール類もまた用いることができ、ユ
ニオンカーバイド社の商標TERGITOL15アルコ
ールがその一つである。このような第2アルコー
ルの代表例には次のものがある。
1―デカノール、1―ウンデカノール、1―ド
デカノール、1―トリデカノール、1―テトラデ
カノール、1―ペンタデカノール、ヘキサデカノ
ール、1―ヘプタデカノール、1―オクタデカノ
ール、1―ノナデカノール、1―エイコサノー
ル、1―ドコサノール、2―メチル―1―ウンデ
カノール、2―ピロピル―1―ノナノール、2―
ブチル―1―オクタノール、2―メチル―1―ト
リデカノール、2―エチル―1―ドデカノール、
2―プロピル―1―ウンデカノール、2―ペンチ
ル―1―ノナノール、2―ヘキシル―1―オクタ
ノール、2―メチル―1―ペンタデカノール、2
―エチル―1―テトラデカノール、2―プロピル
―1―トリデカノール、2―ブチル―1―ウンデ
カノール、2―ヘキシル―1―デカノール、2―
ヘプチル―1―デカノール、2―キキシル―1―
ノナノール、2―オクチル―1―オクタノール、
2―メチル―1―ヘプタデカノール、2―エチル
―1−ヘキサデカノール、2―プロピル―1―ペ
ンタデカノール、2―ブチル―1―テトラデカノ
ール、1―ペンチル―1―トリデカノール、2―
ヘキシル―1―ドデカノール、2―オクチル―1
―デカノール、2―ノニル―1―ノナノール、2
―トデカノール、3―ドデカノール、4―ドデカ
ノール、5―ドデカノール、6―ドデカノール、
2―テトラ―デカノール、3―テトラデカノー
ル、4−テトラデカノール、5―テトラデカノー
ル、6―テトラデカノール、7―テトラデカノー
ル、2―ヘキサデカノール、3―ヘキサデカノー
ル、4―ヘキサデカノール、5―ヘキサデカノー
ル、6―ヘキサデカノール、7―ヘキサデカノー
ル、8―ヘキサデカノール、2―オクタデカノー
ル、3―オクタデカノール、4―オクタデカノー
ル、5―オクタデカノール、6―オクタデカノー
ル、7―オクタデカノール、8―オクタデカノー
ル、9―オクタデカノール、2,4,6―トリメ
チル―1−ヘプタノール、2,4,6,8―テト
ラメチル―1―ノナノール、3,5,5―トリメ
チル―1―ヘキサノール、3,5,5,7―ペン
タメチル―1―オクタノール、3―ブチル―1―
ノナノール、3―ブチル―1―ウンデカノール、
3―ヘキシル―1―ウンデカノール、3―ヘキシ
ル―1―トリデカノール、3―オクチル―1―ト
リデカノール、2―メチル―2―ウンデカノー
ル、3―メチル―3―ウンデカノール、4―メチ
ル―4―ウンデカノール、2―メチル―2―トリ
デカノール、3―メチル―3―トリデカノール、
4―メチル―3−トリデカノール、4―メチル―
4―トリデカノール、3―エチル―3―デカノー
ル、3―エチル―3―ドデカノール、2,4,
6,8―テトラメチル―2―ノナノール―2―メ
チル―3―ウンデカノール、2―メチル―4―ウ
ンデカノール、4―メチル―2―ウンデカノー
ル、5―メチル―2―ウンデカノール、4―エチ
ル―2―デカノール、4―エチル―3―デカノー
ル、テトラオサノール、ヘキサコサノール、オク
タコサノール、トリアコンタノール、ドートリア
コンタノール、ヘキサトリアコンタノール、2―
デシルテトラデカノール、2―ドデシル―ヘキサ
デカノール、2―テトラデシル―オクタデカノー
ル、2―ヘキサデシル―エイコサノール。
アルコキシ化剤として一般の酸化アルキレン類
を用いることができるが、エチレンオキサイドま
たはプロピレンオキサイドが最も普通に用いられ
る。その中でもエチレンオキサイドが断然最も普
通にアルコールへの付加物として用いられる。一
般に、アルコールをエチレンオキサイドで処理す
ると非イオン化洗剤が得られる。それは、多くの
酸素分子へ結合する水素が分子のポリエーテル端
を水溶性にするからである。それの代りに、エト
キシ化合物は硫酸塩に転ずることができて、アル
カリ金属塩の形で用いられる。
このようにして、この発明は種々のアルコール
類からそのアルコキシ化物を高能率で製造する方
法を提供するものである。アルコール類は通常1
分子中に4からおよそ36までの炭素原子を含んで
いる。生成物は非イオン表面活性剤として用いら
れ、湿潤力をもつており、ポリエチレングリコー
ルのモノアルキルエーテル類の混合物からなつて
いる。
既述のように、本発明になる方法および触媒
は、ゲルベ反応によるヒドロホルミル化(あるい
はオキソ合成)によつてつくられるアルコールの
エトキシ化に適している。過去においては多くの
アルコール類はこれをアルコキシ化の反応剤とし
て用いたときに、未反応アルコールの濃度が高い
ために多くの困難さがあつた。しかしながら、こ
の発明になる触媒を用いると、これらのアルコー
ルを使用してエトキシ化の非常によい結果が得ら
れるようになつた。触媒として金属ストロンチウ
ム、水素化ストロンチウム、またはこれの混合物
を用いた場合に特に効果が大きい。本発明触媒を
用いた場合と従来の触媒を用いた場合の比較を簡
単に示すと、30ないし40%というような低いエト
キシ化濃度の場合に、ストロンチウム系触媒を用
いた場合には透明なエトキシ化材料が得られるの
に対して、アルカリ金属触媒を用いた場合には、
炭素原子12ないし15のアルカノールを用いて、得
られたエトキシ化物は霞んだ曇り状態を示す。エ
トキシ化65%というような高濃度の水準において
は、効果の差はもつと著るしい。すなわち、アル
カリ金属を触媒とした場合には、得られるエトキ
シル化合物は僅かに灰色がかつた白色の固体であ
るのに対して、ストロンチウム触媒を用いた場合
はエトキシル化合物は水のように透明な液体とな
る。
次に実施例について説明する。
実施例 1 容積600c.c.の不銹鋼製反応器中に120gの
ALFOL1214アルコール(炭素原子数12〜14のア
ルコール:コノコ社の商標)と、触媒として0.5g
の水素化ストロンチウムを容れた。毎分500c.c.の
割で温度150℃で30分間窒素ガスを通じて空気を
置換ののち、反応器を真空となし、温度を175℃
にまで上昇させた。エチレンオキサイドを全圧力
が2.8Kg/cm2(ゲージ)になるまで導入し、この
定常になつた圧力の下にエチレンオキサイドの時
間経過に応じた消費量測定した。エトキシ化が終
つたのち、基礎物質は中和された。測定結果を第
1表に示す。実験の結果は、水素化ストロンチウ
ムが非常に活性の大きい触媒であることを示して
いる。
第 1 表経過時間(分) エチレンオキサイド消費量(g) 0.0 0.0 15.0 15.8 30.0 30.2 45.0 64.4 60.0 98.5 75.0 118.2 90.0 115.1 103.0 180.0 水素化ストロンチウムを触媒としたエトキシ化
反応の速度を第1図に示してある。図中、縦軸に
おけるエチレンオキサイドの消費量の単位CM
は、1CMはエチレンオキサイド13.04gに相当す
る。
比較例 比較例として、触媒として0.1gの水酸化ナトリ
ウムを用い、他は実施例1と同様にして実験を行
つた。助触媒は使用しなかつた。成功的なエトキ
シ化がおこなわれ、得られたエトキシ化合物は
3.6重量%程度のアルコールを含んでいた。
実施例 2 0.8gの酸化ストロンチウムと、150gの
NEODOL25アルコール(シエル・ケミカル社の
商標。ヒドロホルミル化反応による製品で炭素原
子数25のアルコール。)を用いたほかは実施例1
に従つて実験を行つた。温度178℃でエチレンオ
キサイドの消費量は1時間後に16gに過ぎなかつ
た。反応速度は約2時間後にその反応温度で増加
した。50重量%のエチレンオキサイド付加物を得
る反応が5.4時間で完了した。
実施例 3 0.8gのSr(OH)2・8H2Oを触媒として用いたほ
かはすべて実施例1と同様にして実験を行つた。
反応温度は180℃で、反応混合物をこの温度に4
時間半近く保つた。最初の3時間ほどは認知し得
るほどの反応は起らなかつた。温度180℃で約190
分間のちに、顕著なエトキシ化反応が起り始めた
のが判つた。ひとたび反応が起り始めると、反応
は速やかに最終まで進行した。エトキシ化合物の
試料を採取してガスクロマトグラフイによつてそ
の中の遊離のアルコール含量が6.1重量%である
ことが判つた。触媒としてSrH2とSr(OH)2
8H2Oとを別々に用いた場合の反応の比較が第1
図の曲線に示されている。
実施例 4 不銹鋼製反応器に184gのALFOL1412のアルコ
ール(C14〜C12のアルコール:コノコ社の商標)
と0.5gの金属ストロンチウムとを封入した。窒素
ガスを毎分500c.c.の割合で反応器に通じ、温度を
178℃にまで上げながら反応器中の空気を追い出
した。簡単な排気ののち、エチレンオキサイドを
圧力2.8Kg/cm2(ゲージ)まで充填した。エトキ
シ化反応の模様を第2表に示す。
第 2 表経過時間(分) エチレンオキサイド消費量(g) 15 11 30 13 45 18 60 28 75 45 90 73 105 107 110 120 実施例 5 容量600c.c.の不銹鋼製反応器に180gの
ALFOL12アルコール(C12のアルコール:コノ
コ社の商標)と0.8gのSr(OH)2・8H2Oとを封入
した。窒素ガスを以て毎分250c.c.の割で温度を150
℃にまで上げながら1時間空気の追出しをおこな
つた。しかるのちに反応器を真空にして温度を
178℃にまで上昇させた。プロピレンオキサイド
を全圧力がおよそ2.8Kg/cm2(ゲージ)になるま
で反応器に導入した。プロピレンオキサイドの完
全添加には、同様の条件におけるエチレンオキサ
イドの完全添加よりも余計の時間がかかつた。プ
ロポキシ化反応ののち、触媒は中和された。得ら
れた製品は、通常のアルカリ金属触媒を用いて同
様におこなつた場合と比べて、狭い範囲でピーク
状の付加物分布を示し、遊離アルコール含量の少
ないものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1および同3における、触媒
としてそれぞれSrH2およびSr(OH)2・8H2Oを用
いた場合の時間の経過にともなうエチレンオキサ
イドの消費量の変化を示す曲線図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ストロンチウム金属、水素化ストロンチウ
    ム、酸化ストロンチウム、水酸化ストロンチウ
    ム、水酸化ストロンチウム水和物から選ばれる少
    なくとも1種を含むストロンチウム含有触媒系
    (但し、フエノール又は置換フエノールを含まな
    い)の存在下、反応温度90〜260℃にて、炭素原
    子数4乃至36の第1アルコールを、酸化エチレ
    ン、酸化プロピレン及びこれらの混合物から選ば
    れるアルコキシ化剤と反応に十分な時間接触させ
    ることを特徴とするアルコール類のアルコキシ化
    方法。 2 接触反応が連続的におこなわれることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のアルコール類
    のアルコキシ化方法。 3 接触反応が温度170℃ないし200℃でおこなわ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のアルコール類のアルコキシ化方法。 4 接触反応が最大7Kg/cm2(ゲージ)までの圧
    力でおこなわれることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のアルコール類のアルコキシ化方
    法。 5 アルコール類がヒドロホルミル化反応または
    水素添加反応によつてできたものであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載のアルコール
    類のアルコキシ化方法。 6 エチレンオキサイド又はプロピレンオキサイ
    ドの付加割合が、反応生成物の30ないし80重量%
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のアルコール類のアルコキシ化方法。 7 ストロンチウム系触媒の使用量が、反応され
    るべきアルコール類を基準にして0.15ないし5重
    量%であることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載のアルコール類のアルコキシ化方法。
JP16272880A 1980-01-24 1980-11-20 Alkoxylation of alcohols Granted JPS56104831A (en)

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