JPH0134923B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0134923B2
JPH0134923B2 JP55157554A JP15755480A JPH0134923B2 JP H0134923 B2 JPH0134923 B2 JP H0134923B2 JP 55157554 A JP55157554 A JP 55157554A JP 15755480 A JP15755480 A JP 15755480A JP H0134923 B2 JPH0134923 B2 JP H0134923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
stage
sulfuric acid
temperature
contacting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55157554A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5696705A (en
Inventor
Deeru Kaaruuhaintsu
Gurimu Fuugoo
Zanden Ururitsuhi
Paihiru Roberuto
Maieru Furantsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GEA Group AG
Original Assignee
Metallgesellschaft AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Metallgesellschaft AG filed Critical Metallgesellschaft AG
Publication of JPS5696705A publication Critical patent/JPS5696705A/ja
Publication of JPH0134923B2 publication Critical patent/JPH0134923B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B17/00Sulfur; Compounds thereof
    • C01B17/69Sulfur trioxide; Sulfuric acid
    • C01B17/74Preparation
    • C01B17/76Preparation by contact processes
    • C01B17/775Liquid phase contacting processes or wet catalysis processes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は濃硫酸の製造方法に関するものであ
り、更に詳細には、H2O/SO2モル比が1よりも
小さいSO2含有の加熱湿性ガスを使用してSO2
接触反応させてSO3に変換する方法であつて、
SO2の接触反応を2段階で行ない、第1段階の接
触工程では前記加熱湿性ガスを部分的に反応させ
て、得られた反応ガスを間接熱交換によつて冷却
し、この冷却した反応ガスを、濃硫酸を複数段階
で供給することにより更に冷却して硫酸蒸気を凝
縮しかつ残存するSO3と水蒸気を吸収除去した
後、間接熱交換によつて加熱して第2段階の接触
工程に導入するようにした濃硫酸の製造方法に関
するものである。 接触反応プラントにおけるSO2からSO3への接
触反応は、乾燥ガスを用いる方法かまたは湿式触
媒作用を利用して湿気を有するガス(以下、湿性
ガスという)を用いる方法で行なわれている。湿
性ガスを使用するのは、乾燥費用を節減できると
いう利点があるが、他方、ガス中のH2Oおよび
SO3を凝縮するときに、硫酸のミストが形成され
る虞れがある。 また、接触反応を2段階の接触工程にて行なつ
て、その第1段階の接触工程における反応によつ
て形成したSO3ならびに水蒸気を中間凝縮ならび
に吸収工程によつて除去することが提案されてい
る。次いで、残存するSO2は、乾式接触作用とし
て働く第2の接触工程において、更にSO3に変換
されて、最後の接触用トレーから取り出され最終
吸収器にて吸収される。この方法では、乾燥ガス
による接触反応に必要な乾燥工程を省略すること
ができる。このような方法は英国特許第475120号
明細書によつて公知である。第1の接触段階から
出てくるガスには、凝縮させて90%ないし98%の
硫酸を得るために、ガス中のSO3含量に対して化
学量論上の量に等しい水分が含有されていて、間
接的な熱交換によつて約200℃ないし250℃に徐々
に冷却される。この英国特許第475120号明細書の
方法の場合SO3に対するH2Oの比率(H2O/
SO3)が化学量論量よりも小さければ、微細に拡
散したミストが形成され、このミストを除去する
のは非常に困難である。また、水蒸気を正確に調
整して添加することによつて化学量論量に等しい
水蒸気含量を調整かつ維持することは実用上の操
作条件下では不可能であるので、最適な凝縮を行
なうことができないという不利な点がある。更
に、凝縮システムの操作条件下での硫酸蒸気分圧
が非常に高いので、最終吸収器においてはミスト
による相当厄介な問題が生ずる。 米国特許第2471072号明細書によつて、第1接
触段階を出てきた538℃ないし704℃のガスに、最
高93%までの濃度を有する硫酸を向流させて噴射
することによつて166℃以下の温度に冷却するこ
とが知られている。これによつて60%ないし93%
の濃度の硫酸が形成される。第2段階では、予
め、ガスは間接熱交換によつて24℃ないし43℃に
冷却されて、濃度4%ないし6%の硫酸が形成さ
れる。その後、ガスはコークスフイルターおよび
乾燥塔を通つて第2の接触段階に導入される。こ
の方法では、希硫酸が生成し、そして凝縮後に更
に乾燥工程が必要であるという不利な点がある。 西ドイツ国特許公告第2725432号明細書には第
1接触段階から出てきた冷却されていないガスに
硫酸が向流させて噴射される方法が記載されてい
る。この方法では濃度96%から98%までの硫酸が
形成される。使用されるガス中におけるSO2に対
するH2Oの比率(H2O/SO2)は、1.0ないし1.25
になつている。このことは、SO2の90%以上が第
1接触段階においてSO3に変換されたときに、
SO3に対するH2Oの比(H2O/SO3)が、95ない
し99重量%の硫酸を含有する酸の凝縮のために、
少くとも化学量論的であることを意味している。
濃度95%ないし99%の硫酸を形成するために化学
量論的あるいは化学量論的以上であるSO3に対す
るH2Oの比(H2O/SO3)は、ガスの露点が非常
に高く、もしもガスの温度がこの露点以下に下が
れば硫酸が凝縮されるため、ガスの価値ある顕熱
が間接熱交換器内でたとえば蒸気発生などのため
に使用できないという不利な点がある。このよう
に間接熱交換ができないため、第1接触段階から
出てくるガスの全顕熱ならびに凝縮熱が、凝縮塔
の熱サイクルにおける酸冷却器において酸に伝達
されて熱冷却器中で浪費されてしまつて、接触シ
ステムの全余剰ガス熱が凝縮システムを出てくる
冷えたガスを再度加熱するために用いられること
になる。この西ドイツ国特許公告第2725432号明
細書の方法の場合にも、化学量論的な値よりも小
さい割合で操作すれば凝縮塔中において非常に強
いミストが形成されることになろう。 米国特許第4064223号明細書から、第1接触段
階を出てくるガスを間接熱交換によつて180℃な
いし220℃に冷却し、この冷却したガスに対し、
濃度96%ないし99%の冷却した硫酸を第1冷却段
階では並流させかつ第2冷却段階では向流させ
て、40℃ないし60℃に冷却すると共に水蒸気を除
去する方法が知られている。その後、ガスを、
200℃に加熱した後、SO3の吸収を行なわしめる
ために、吸収器内のガスに濃度98%ないし99%の
冷硫酸を向流させて噴射する。次いで、ガスを、
第2接触段階に供給する前に再度加熱する。この
方法では、第1および第2の冷却段階で非常に細
かいミストが強力に形成され、このミストは第3
の冷却段階においても除去されず、ミストコレク
ターによつてやつと除去することができる。この
ミストコレクターは非常に高価でかつその操作費
用も高くつくものである。第2冷却段階後の冷え
たガスを再加熱するためには、接触システムの高
価なガス顕熱が必要である。また第1ならびに第
2の冷却段階においてガスを低温に冷却するのに
高価な酸冷却器が必要である。 本発明の目的は、上述の公知方法の不利な点を
避けることができ、かつ、特に第1接触段階後に
SO3に対するH2Oの比が化学量論的な値よりも小
さいガスを処理するに当つて、ミストの形成が避
けられると同時に、接触システムのガス熱の効果
的な利用と、H2O及びSO3の確実な分離とを行な
うことができる方法を提供することである。 本発明に係る目的は、次のようにして達成され
る。つまり、 (a) 第1段階の接触工程を出てくる反応ガス中の
水蒸気含量をH2O/SO3のモル比が1より小さ
くなるようにし、 (b) 第1段階の接触工程からの反応ガスを、熱交
換器の壁温度が反応ガスの露点より高くなるよ
うな温度に間接熱交換によつて予備冷却し、 (c) この予備冷却したガスを、凝縮段階に導入す
るときに、98.0%ないし100%の濃度および少
くとも95℃の温度を有する硫酸に並流させてベ
ンチユリ内で接触させ、、 (d) 上記凝縮段階からのガスの出口温度を120℃
またはそれ以上に維持し、 (e) 吸収段階においてガスを充填層を通して上昇
させ、98%ないし100%の濃度および70℃ない
し120℃の温度を有する硫酸を上記充填層に供
給し、 (f) 上記吸収段階からのSO3分離の乾燥ガスの出
口温度を、この吸収段階において充填層に供給
された酸の温度またはその温度よりも僅かに高
い温度に維持し、そして、 (g) 得られた硫酸の濃度を、凝集段階および/ま
たは吸収段階に供給すべき硫酸に水を供給する
ことにより調整すること、 によつて達成される。 本発明においては、第1段階の接触工程を出て
くる反応ガス中の水蒸気含量をH2O/SO3モル比
が1より小さくなるようにしたにもかかわらず、
前記工程(b)、(c)、(d)、(f)を採用することによつ
て、特に、これらの工程におけるように熱交換器
の壁温度、ガス温度並びに硫酸の濃度及び温度を
選定することによつて、凝縮段階及び吸収階段で
のミストの発生が避けられることが見い出され
た。また、前記工程(b)におけるように、第1段階
の接触工程からの反応ガスを、前記工程(a)を採用
することによつて採用し得る間接熱交換によつて
予備冷却するようにしたので、接触システムのガ
ス熱を効果的に利用することができる。この場
合、上記間接熱交換によつて加熱されるガスは、
吸収段階から出てくる出口ガスであるのが好まし
いが、上記出口ガス以外のガスであつても接触シ
ステムのガス熱を効果的に利用できることには変
わりない。また、前記工程(c)、(d)、(e)、(f)を採用
することによつて、凝縮段階及び吸収段階を通し
てH2O及びSO3の分離を確実に行うことができ
る。 前記工程(a)におけるように第1段階の接触工程
から出てくる反応ガス中の水蒸気含量を1より小
さい所定のH2O/SO3モル比になるようにするに
は、出発ガスにおけるH2O/SO2モル比と、第1
段階の接触工程におけるSO2からSO3への転化率
とを適宜選定すればよい。なお、上記H2O/SO2
モル比は、出発ガス中のSO2及び/又はH2Oの濃
度を適宜選定することによつて調整することがで
き、また、これに応じた所定の転化率を選定する
ことも当業者にとつてはきわめて容易である。 冷却工程(b)においては、熱交換器の壁温度を、
露点温度よりも2〜3℃程度高くして熱交換器を
操作すれば充分である。ガス流の温度は壁温より
も常に高いので、熱交換器と、凝縮段階へ続くガ
ス用ダクトとにおける凝縮を確実に避けることが
できる。反応ガスの露点温度はその水蒸気含量に
依存する。工程(c)においてベンチユリ内に供給さ
れた硫酸の温度は、反応ガスの水蒸気含量が増加
すると、約140℃にまで高くなる。充分な凝縮を
確実にするためには、工程(d)におけるガス出口温
度の最大値は約170℃である。工程(f)におけるガ
スの出口温度は、供給される硫酸の温度より約10
℃程高くすることができる。この場合、反応ガス
の水蒸気含量に応じて上記温度は調整される。即
ち、後掲の第表、第表及び第表に示すよう
に、出発ガスのSO2含量(上記表の符号6)が同
一でも、第1接触段階からの反応ガスのH2O/
SO3モル比(上記表の符号12)の増加に応じ
て、 凝縮段階に入るガスの入口温度が増加する
(上記表の符号14)。 凝縮段階に導入される酸の温度が増加する
(上記表の符号16)。 凝縮工程からのガスの出口温度が増加する
(上記表の符号18)。 という関係が存在する。従つて、本発明によれ
ば、ミストの形成なしにかつ酸システム中でのガ
スの顕熱の浪費をできるだけ少なくして良好な凝
縮を行うことができる。 接触ガスのSO2含量は約8ないし13%の間にす
るのが適当である。原則としては、SO2含量の低
いガスもまた処理できるが、その操作費用はずつ
と高くなる。 本発明による好ましい別の態様においては、第
1接触段階から取り出された反応ガスは、第1の
向流式熱交換器ならびに第2の並流式熱交換器内
において、吸収段階からの出口ガスを用いて間接
熱交換により予備冷却される。出口ガスはまず第
2の熱交換器、次いで第1の熱交換器を通つて、
その後第2接触段階に導入される。これによつ
て、第1接触段階から取り出された反応ガスを更
に利用することができるようになり、それで吸収
段階からの出口ガスが、接触システムからの高温
のガス熱を更に加えることなしに第2接触段階の
操作温度にまで加熱され得る。同時に、ガスの露
点温度と熱交換器の最低壁温度との間に十分な温
度差を維持することができる。各熱交換器は直列
に結合した複数のユニツトからなるようにするこ
ともできる。 また、本発明による好ましい別の態様によれ
ば、吸収段階からの出口ガスを、接触システムか
らのSO3含有熱ガスを向流させることによつて予
め予備加熱すると共に、上記接触システムにおけ
る第1段階の接触工程から取り出される反応ガス
を、上記予備加熱された出口ガスと間接熱交換器
中で向流させることにより予備冷却することがで
きる。この態様は、特に、接触プラントがそのプ
ロセス技術上の理由から比較的頻繁に閉鎖しなけ
ればならないとき、または操作条件の変動が考え
られるために、採用することができる。この配置
によれば、ガスの露点温度と熱交換器の最低壁温
度との温度差をより高く保持することができる。 本発明による更に別の好ましい態様によれば、
第1接触段階では75%ないし88%のSO2をSO3
変換する。これによつて、第1接触段階を出てく
る湿性反応ガスの出口温度をより高く維持するこ
とができ、それによつて、この湿性反応ガスの冷
却のための熱交換器中において、この湿性反応ガ
スの露点温度と熱交換器の最低壁温度との間の温
度差をより高く維持することができる。したがつ
て、第1および第2の接触段階においてそれぞれ
2個の接触用トレーを使用するのが好ましい。 本発明による方法を実施するための接触プラン
トを示す図面ならびに具体例によつて本発明を詳
細に説明する。 まず第1図に示す接触プラントに付き説明する
と、フイルター3によつて固形分が除去された未
乾燥空気および/または、硫黄含有化合物、たと
えばH2S、COSおよびCS2などを含有する廃ガス
は、ダクト2より硫黄燃焼炉1に導入される。ま
た、液体硫黄が導管4より硫黄燃焼炉1に供給さ
れる。この液状硫黄が反応してSO2を形成する。
このSO2含有湿性ガスは排熱用ボイラー5内で冷
却されて、導管6を通つて第1の接触用トレー7
に供給される。第1の接触用トレー7からダクト
8を通つて取り出されたガスはスチーム過熱器9
において冷却され、そして、導管10を通つて第
2の接触用トレー11に供給される。 第1図に示すように、ガスは第2の接触用トレ
ー11から、つまり、第1接触段階から、ダクト
12を通つて第1の熱交換器13に送られる。こ
の熱交換器において、SO3含有湿性ガスは、中間
凝縮および吸収システムからのガスを向流させて
冷却される。冷却されたガスはダクト13aを通
つて第2の熱交換器30に導入される。ここで、
このガスは、ダクト14を介して凝縮段階のベン
チユリ15に導入される前に、吸収段階からの出
口ガスを並流させることによつて更に冷却され
る。硫酸は導管16からベンチユリ15内に注入
される。凝縮物の大部分は、ベンチユリ15の液
溜17に注入された硫酸と一緒に集められる。残
留しているSO3含有ガスは、結合部18を介して
吸収段階19に導入される。次いで、ガスは吸収
段階19および充填層20を通つて上昇する。こ
の充填層においては、導管21を介して上部から
硫酸が噴霧される。充填層ならびに吸収段階にて
形成された硫酸ならびに噴霧された酸は液溜22
に集められる。液溜17からの酸は導管23を介
して液溜22に供給される。次いで、この硫酸は
ポンプ24にて汲み上げられて、一部は導管16
に供給され、また一部は導管25および酸冷却器
26を通り更にその一部は導管21にまた残りの
一部は導管27を通つて最終吸収器40に供給さ
れる。SO3を分離したガスはガス用フイルター2
8およびダクト29を通り第2の熱交換器30に
導入され、そこで反応ガスによつて予熱され、次
いで導管30aを通つて第1の熱交換器13に導
入される。そこで向流操作によつて第2接触段階
での作動温度に加熱されて、ダクト31を通つて
第3の接触用トレー32に供給される。ダクト2
9にはジヤケツトが付されていて、内部のパイプ
は凝縮を避けるために加熱されている。第3の接
触用トレー32からのガスはダクト33を通つて
蒸発器34に導入され、そこで冷却されてダクト
35を介して第4の接触用トレー36中に供給さ
れる。第4の接触用トレー36からのガスはダク
ト37を介してエコノマイザー38に供給され、
そこで冷却され、次いでダクト39を通つて最終
吸収器40に供給される。所望の酸濃度に調整す
るために必要な操作用水は導管41を介して液溜
22に供給される。 次に第2図に示す接触プラントに付き説明す
る。なお第2図において第1図と共通の部分には
これと同一の符号を付してその説明を省略する。 第2図においては、第1図による接触プラント
における場合と同様に、第1および第2の接触用
トレー7,11を通つたガスは、ダクト33を通
つて第2の接触用トレー11から取り出され、そ
して、エバポレター−エコノマイザー34で冷却
され、次いでダクト35を通つて第3の接触用ト
レー32中に供給される。このガスは、第3の接
触用トレー32、つまり、第1接触段階から、ダ
クト12を通つて熱交換器13内に送られる。そ
こで、SO3含有湿性ガスは、凝縮および吸収段階
のシステムからの向流ガスによつて冷却され、次
いでダクト14を通つて凝縮段階のベンチユリ1
5内に供給される。得られた凝縮物の主要部分お
よび注入された酸はベンチユリ15の液溜17に
集められる。残存するSO3含有ガスは結合部18
を通つて吸収段階19内に供給され、そして吸収
段階19を通り充填層20を上昇する。この充填
層において、硫酸が導管21を介して上部から滴
下される。得られた硫酸および滴下された硫酸は
液溜22に集められる。液溜17からの硫酸は導
管23を通つて液溜22に供給され、次いでポン
プ24によつて汲み上げられて、導管25および
酸冷却器26を通つて一部は導管21に、一部は
導管27に供給される。 導管27からの硫酸の一部は、導管27aを通
つて最終吸収器40に供給され、他の一部は導管
27bを通つて液溜17に供給される。ベンチユ
リ15に注入された酸の循環は、導管16a、ポ
ンプ16bおよび導管16を介して維持される。
SO3を分離したガスは、ガス用フイルター28お
よびダクト29を通つて熱交換器30b内に導入
されて、そこで第4の接触用トレー36からの向
流熱反応ガスによつて予熱される。予熱されたガ
スはダクト30aを通つて熱交換器13内に導入
され、そこで第1接触段階からの熱反応ガスを向
流させることによつて第4の接触トレーでの作動
温度にまで加熱される。加熱されたガスはダクト
31を通つて第4の接触用トレー36内に供給さ
れ、この第4の接触用トレーからのガスはダクト
37を介してエコノマイザー38に導入され、そ
こで冷却される。冷却されたガスはダクト39を
介して熱交換器30bに供給されて次いでダクト
39aを介して最終吸収器40に供給される。所
望の酸濃度に調整するために必要な操作用水は導
管41から液溜22に供給される。 具体例 第表は、第1図による操作に関するものであ
り、そこに用いられている符号は第1図の符号と
同じである。第表の具体例は、第1図に示した
ような凝縮および吸収システムの操作に関するも
のであるが、第1接触段階には3個の接触用トレ
ーがあるのに対し、第2接触段階では1個の接触
用トレーが設けられているだけであつて(この点
については第2図参照)、第1図による操作と第
2図による操作との組合せに関するものである。 第1図による接触システムの操作において、
SO3含有湿性ガスの露点温度と熱交換器の最低壁
温度との温度差を実質的に上昇させることが必要
ならば、吸収段階からのガスは第2図に表わした
ような操作によつて予備加熱することができる。
これは、操作条件が激しく変動したりまたは反応
段階などをしばしば閉鎖する必要があるときに使
用するのが適当である。 第表は第2図による操作に関するものであ
り、そしてその符号は第2図の符号と同じであ
る。これらの具体例はそれぞれ第1接触段階後に
おける接触用ガスおよびそれから得られるSO3
有ガスにおいて水分含量が異なつている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 本発明によれば、第1接触段階後の反応ガス中
のSO3に対するH2Oの比率が化学量論的な値以下
であるにもかかわらず、凝縮および吸収システム
におけるミストの発生が避けられ、それでミスト
収集のための高価なガスフイルターにおける圧力
損失を非常に減少させることができるという利点
がある。化学量論的な値またはそれ以上での操作
と比較した場合、接触システムの価値あるガスの
顕熱を利用することによつて、実質的に多量の熱
を再生することができる。これによつて、硫黄を
未乾燥の空気で燃焼することによりまたは硫黄化
合物を含有する廃ガスによつて濃硫酸を製造する
ことができるので、特にガスの乾燥をしないです
み経済的である。また本発明によるこの方法は、
硫黄を燃焼するための空気を前以つて乾燥して使
用する場合と比較して、比較的多くの酸の熱量が
消失されてしまうにも拘らず、中間凝縮および吸
収システム中での温度レベルが乾燥用酸における
よりも高くてよいので、酸の冷却に都合が良いと
いう利用がある。 更に、本発明を上述の実施例を例示しつつ、概
略的に説明すると、SO2含有の熱ガスは第1接触
段階で部分的に接触反応によりSO3に変換され
る。水と、SO2からの変換により形成されたSO3
とを反応ガスから除去して、残存するガスを加熱
し、次いで第2接触段階に供給する。第1接触段
階より取り出された反応ガス12中の水蒸気含量
はH2O/SO3モル比が1より小さいようになつて
いる。第1接触段階より取り出された反応ガス
は、間接熱交換によつて、熱交換器13,30の
壁温度がこの反応ガスの露点温度よりも高い状態
を保つ温度で予備冷却される。この予備冷却され
た反応ガスは、ベンチユリ内の凝縮段階15にお
いて、98.0%から100%までの濃度および少くと
も95℃の温度の並流する硫酸16に接触させられ
る。凝縮段階からのガス18の出口温度は少くと
も120℃に維持されている。続いて、この出口ガ
スは、吸収段階19を上昇し、かつ、充填層20
において、98%ないし100%の濃度ならびに70℃
ないし120℃の温度の硫酸21が噴霧されて硫酸
21と接触させられる。吸収段階を出て来たSO3
を除去された乾燥ガス29は、吸収段階19にあ
る酸21の温度と同等かもしくはわずかに高い温
度に維持される。硫酸の濃度は、凝縮および/ま
たは吸収段階に供給すべき硫酸に水41を導入す
ることによつて調整される。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明による方法を実施するための接
触プラントの例を示すものであつて、第1図は、
第1接触段階では2個の接触用トレー、第2接触
段階では2個の接触用トレーを有する接触プラン
トを示すフローチヤート、第2図は、第1接触段
階では3個の接触用トレー、第2接触段階では1
個の接触用トレーを有する接触プラントを示すフ
ローチヤートである。 なお図面に用いられている符号において、7…
…第1の接触用トレー、11……第2の接触用ト
レー、13……第1の熱交換器、15……ベンチ
ユリ、30……第2の熱交換器、30b……熱交
換器、32……第3の接触用トレー、36……第
4の接触用トレー、である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 H2O/SO2モル比が1よりも小さいSO2含有
    の加熱湿性ガスを使用してSO2を接触反応させて
    SO3に変換する方法であつて、SO2の接触反応を
    2段階で行ない、第1段階の接触工程では前記加
    熱湿性ガスを部分的に反応させて、得られた反応
    ガスを間接熱交換によつて冷却し、この冷却した
    反応ガスを、濃硫酸を複数段階で供給することに
    より更に冷却して硫酸蒸気を凝縮しかつ残存する
    SO3と水蒸気を吸収除去した後、間接熱交換によ
    つて加熱して第2段階の接触工程に導入するよう
    にした濃硫酸の製造方法において、 (a) 第1段階の接触工程から出てくる反応ガス中
    の水蒸気含量を1より小さいH2O/SO3モル比
    になるようにして、 (b) 第1段階の接触工程の反応ガスを、該反応ガ
    スの露点よりも熱交換器の壁温度が高くなるよ
    うな温度に間接熱交換によつて予備冷却し、 (c) この予備冷却した反応ガスを、凝縮段階に導
    入するときに、98.0%ないし100%濃度および
    少くとも95℃の温度の硫酸と並流させて接触さ
    せ、 (d) 上記凝縮段階からのガスの出口温度を少くと
    も120℃に維持し、 (e) 吸収段階においてガスを充填層中を上昇さ
    せ、温度70℃ないし120℃ならびに濃度98%な
    いし100%の硫酸を上記充填層に供給し、 (f) 上記吸収段階からのSO3分離の乾燥ガスの出
    口温度を、この吸収段階において充填層に導入
    された酸の温度もしくはその温度よりもわずか
    に高い温度に維持し、そして、 (g) 硫酸の温度を、凝縮および/または吸収段階
    に供給すべき硫酸に水を供給することによつて
    調整すること、 を特徴とする濃硫酸の製造方法。 2 第1段階の接触工程から取出される反応ガス
    を、吸収段階からの出口ガスと、第1の熱交換器
    では向流させ、そして、第2の熱交換器では並流
    させて予備冷却し、該出口ガスはまず第2の熱交
    換器、次いで第1の熱交換器を介して第2段階の
    接触工程に導入されることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の方法。 3 吸収段階からの出口ガスを、接触システムか
    らのSO3含有熱ガスを向流させることによつて予
    め予備加熱すると共に、上記接触システムにおけ
    る第1段階の接触工程から取り出される反応ガス
    を、上記予備加熱された出口ガスと間接熱交換器
    中で向流させることにより予備冷却することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 第1段階の接触工程におけるSO2からSO3
    の反応が75%ないし88%行なわれることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれ
    か1項に記載の方法。
JP15755480A 1979-11-08 1980-11-07 Manufacture of concentrated sulfuric acid Granted JPS5696705A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19792945021 DE2945021A1 (de) 1979-11-08 1979-11-08 Verfahren zur herstellung von konzentrierter schwefelsaeure

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5696705A JPS5696705A (en) 1981-08-05
JPH0134923B2 true JPH0134923B2 (ja) 1989-07-21

Family

ID=6085412

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15755480A Granted JPS5696705A (en) 1979-11-08 1980-11-07 Manufacture of concentrated sulfuric acid

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4368183A (ja)
EP (1) EP0028848B1 (ja)
JP (1) JPS5696705A (ja)
AT (1) ATE1378T1 (ja)
AU (1) AU534159B2 (ja)
DE (2) DE2945021A1 (ja)
MX (1) MX152718A (ja)
ZA (1) ZA806215B (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4470449A (en) * 1982-04-02 1984-09-11 Monsanto Company Economizer arrangement
US4478809A (en) * 1983-01-20 1984-10-23 Monsanto Company Economizer arrangement
US4576813A (en) * 1983-07-05 1986-03-18 Monsanto Company Heat recovery from concentrated sulfuric acid
US4670242A (en) * 1984-11-09 1987-06-02 Monsanto Company Heat recovery from concentrated sulfuric acid
US4654205A (en) * 1986-01-15 1987-03-31 C-I-L Inc. Sulphur trioxide absorption apparatus and process
DE3810337A1 (de) * 1988-03-26 1989-10-05 Metallgesellschaft Ag Verfahren zur reinigung von rauchgasen
US5118490A (en) * 1989-06-21 1992-06-02 Monsanto Company Absorption of wet conversion gas
WO1991014651A1 (en) * 1990-03-23 1991-10-03 Monsanto Company Methods for recovering high grade process energy from a contact sulfuric acid process
US5538707A (en) * 1994-03-01 1996-07-23 Monsanto Company Acid concentration control in SO3 absorption
US6287534B1 (en) * 1994-03-28 2001-09-11 Ping Wha Lin Method for manufacturing sulfuric acid
US6056935A (en) * 1995-05-25 2000-05-02 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Iron sulfide and process for producing the same
DE19522927B4 (de) * 1995-06-23 2006-05-24 Outokumpu Oyj Verfahren zur Herstellung von konzentrierter Schwefelsäure
DE19628169A1 (de) * 1996-07-12 1998-01-15 Metallgesellschaft Ag Verfahren zum Herstellen von Schwefelsäure
US6174510B1 (en) * 1999-08-27 2001-01-16 Marcos D. Riano Multi-pass cocurrent flow sulfuric acid tower process
DE102004012293B4 (de) * 2004-03-12 2016-09-08 Outotec Oyj Verfahren und Anlage zur Herstellung von Schwefelsäure
DE102004022506B4 (de) 2004-05-05 2012-06-21 Outokumpu Oyj Verfahren und Anlage zur Herstellung von Schwefelsäure aus schwefeldioxidreichen Gasen
DE102005008109A1 (de) 2005-02-21 2006-08-24 Outokumpu Technology Oy Verfahren und Anlage zur Herstellung von Schwefelsäure
US7361326B2 (en) * 2005-11-15 2008-04-22 Haldor Topsoe A/S Process for the production of sulfuric acid
CN110639337B (zh) * 2019-11-01 2024-03-26 武汉青江化工黄冈有限公司 一种基于硫酸生产装置的so2湿气体提取工艺

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2471072A (en) * 1946-04-03 1949-05-24 Allied Chem & Dye Corp Manufacture of sulfuric acid
US2629651A (en) * 1949-07-15 1953-02-24 Allied Chem & Dye Corp Manufacture of sulfuric acid
GB811058A (en) * 1956-12-24 1959-03-25 Metallgesellschaft Ag Method of producing concentrated sulphuric acid and oleum from gases containing hydrogen sulphide
FR1385698A (fr) * 1963-06-22 1965-01-15 Metallgesellschaft Ag Procédé pour la préparation de l'anhydride sulfurique et de l'acide sulfurique par conversion catalytique de gaz contenant de l'anhydride sulfureux
US3432264A (en) * 1965-07-30 1969-03-11 Pullman Inc Sulfuric acid process
DE1567716B2 (de) * 1966-12-03 1977-02-17 Metallgesellschaft Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur katalytischen umsetzung von so tief 2 und so tief 3 und schwefelsaeureherstellung
CH498647A (de) * 1968-02-03 1970-11-15 Metallgesellschaft Ag Vorrichtung zur Behandlung gasförmiger Medien
DE1792015A1 (de) * 1968-07-11 1971-10-21 Metallgesellschaft Ag Verfahren zur katalytischen Umsetzung von SO2 zu SO3 und Schwefelsaeureherstellung
GB1267262A (ja) * 1970-01-05 1972-03-15
GB1288835A (ja) * 1970-03-19 1972-09-13
CH547231A (de) * 1970-10-15 1974-03-29 Metallgesellschaft Ag Zwischenabsorber fuer die absorption von so3 und verfahren zum betreiben des zwischenabsorbers.
DE2322982C3 (de) * 1973-05-08 1979-09-13 Metallgesellschaft Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Entfernung von gasförmigen Verunreinigungen aus Abgasen von Schwefelsäurekontaktanlagen
DE2348108A1 (de) * 1973-09-25 1975-04-03 Metallgesellschaft Ag Verfahren und vorrichtung zur absorption von so tief 3
DE2354920A1 (de) * 1973-11-02 1975-05-15 Metallgesellschaft Ag Verfahren zur erzeugung von schwefelsaeure
US4064233A (en) * 1974-12-17 1977-12-20 Eli Lilly And Company Antibiotic A-4696
DE2505828C3 (de) * 1975-02-12 1980-06-12 Sued-Chemie Ag, 8000 Muenchen Verfahren und Vorrichtung zur Erzeugung von konzentrierter Schwefelsäure und/oder Oleum
DE2519928C3 (de) * 1975-05-05 1981-04-02 Metallgesellschaft Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Herstellung von Schwefelsäure
DE2529709C3 (de) * 1975-07-03 1981-02-26 Bayer Ag, 5090 Leverkusen Verfahren zur Herstellung von Schwefelsäure
US4088742A (en) * 1977-02-25 1978-05-09 Allied Chemical Corporation Contact sulfuric acid process employing double conversion/double absorption
DE2725432C3 (de) * 1977-06-04 1980-02-21 Davy International Ag, 6000 Frankfurt Verfahren zur Herstellung von konzentrierter Schwefelsäure

Also Published As

Publication number Publication date
AU534159B2 (en) 1984-01-05
ATE1378T1 (de) 1982-08-15
ZA806215B (en) 1981-10-28
DE3060710D1 (en) 1982-09-16
EP0028848B1 (de) 1982-07-28
EP0028848A1 (de) 1981-05-20
JPS5696705A (en) 1981-08-05
AU6418080A (en) 1981-05-14
MX152718A (es) 1985-10-21
US4368183A (en) 1983-01-11
DE2945021A1 (de) 1981-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0134923B2 (ja)
AU2009213076B2 (en) Process for the production of sulphuric acid
US4029751A (en) Process for producing sulfuric acid
US5130112A (en) Method for recovering high grade process energy from a contact sulfuric acid process
EP0521075B1 (en) Methods for recovering high grade process energy from a contact sulfuric acid process
US4212855A (en) Process for producing concentrated sulfuric acid
JPS6363482B2 (ja)
US4533537A (en) Process of producing sulfuric acid
US4213958A (en) Production of sulphur trioxide, sulphuric acid and oleum
US4333917A (en) Process of producing sulfuric acid
US3525586A (en) Production of sulfur trioxide and sulfuric acid
US4064223A (en) Process for the production of concentrated sulfuric acid and/or oleum from a wet sulfur dioxide feed
US3147074A (en) Sulfuric acid process
US3404955A (en) Process for producing sulfur trioxide and sulfuric acid
JPS5957902A (ja) 三酸化硫黄、硫酸及び発煙硫酸の製造法
US3292998A (en) Method of producing hydrogen from a carbon monoxide-containing gas stream and heat recovery
US3780166A (en) Process of catalytically reacting so2 to form so3 and of producing sulfuric acid
US1988759A (en) Heat recovery system
US2003442A (en) Manufacture of sulphuric acid from hydrogen sulphide gas
CA1085583A (en) Process of concentrating dilute phosphoric acid
US4071607A (en) Process for producing sulfur
JPS5943402B2 (ja) 硫酸の製造方法
US5122358A (en) Process for the purification of exhaust gases
US1901416A (en) Production of gaseous mixtures containing sulphur dioxide
US3818088A (en) Self-regulating acid circulation in the contact process