JPH0134806Y2 - - Google Patents

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JPH0134806Y2
JPH0134806Y2 JP7502685U JP7502685U JPH0134806Y2 JP H0134806 Y2 JPH0134806 Y2 JP H0134806Y2 JP 7502685 U JP7502685 U JP 7502685U JP 7502685 U JP7502685 U JP 7502685U JP H0134806 Y2 JPH0134806 Y2 JP H0134806Y2
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knob
clutch
screw rod
clutch spring
concave mirror
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【考案の詳細な説明】 [考案の利用分野] 本考案は、光軸調節装置を備えた自動車用前照
灯に係り、特に、該前照灯を生産工場において光
軸を精密に初期調整(エーミング)することが容
易で、しかも、運転者が前記のエーミングを狂わ
せることなく、迅速かつ容易に光軸方向を補正的
に調節できるように改良した自動車用前照灯に関
するものである。
[考案の背景] 第3図および第4図は従来一般に用いられてい
る光軸調整装置つき前照灯の1例の説明図であ
り、第3図は正面外観を、第4図は第3図の−
断面を描いてある。
ランプハウジング1の前面にレンズ2が装着さ
れており、該ランプハウジング内に凹面鏡3が設
けられている。上記の凹面鏡3の焦点付近に光源
バルブ4が設置される。
上記の凹面鏡3が光軸Zを調整可能ならしめる
ため、球接手5によつつ該凹面鏡3を回動可能に
支承するとともに、第3図に示すごとく球接手5
を通る垂直軸y上、及び水平軸x上に、それぞれ
ネジ送り手段6,7が設けられる。第4図には上
記ネジ送り手段6の断面が現われている。
この従来例のネジ送り手段6は、凹面鏡3に取
り付けたナツト部材6aと、これに螺合したネジ
杆6bとゑ備えている。
上記のネジ杆6bの1端には6角頭部6cが形
成され、該ネジ杆6bがランプハウジング1を貫
通している部分にフランジ6dと小径部6eとが
互いに間隔を置いて設けられている。6fは小径
部6eに係合した止具、6gはOリングである。
このように構成された従来例の前照灯において
は、ネジ杆6bを回すとナツト部材6aがネジ送
りされて凹面鏡3の光軸Zが傾動せしめられる。
この従来例は凹面鏡3を動かして光軸調整を行う
構造であるが、ランプハウジング1を動かすよう
に構成することもできる。
本例の前照灯を自動車製造工場で車体に組みつ
けたとき、光軸Zがほぼ水平となるように初期調
整(エーミング)が行われる。
ところが、自動車の積荷が変化すると、車体の
懸架バネの撓み方が変わるので、その都度光軸光
向を補正的に調整しなければならない。
上述の事情により、自動車用の前照灯は、 (a) 容易に初期調整(エーミング)できること。
(b) 迅速かつ容易に、その都度光軸を補正的に調
節できること。
(c) 上記の補正調節の際、エーミングを狂わせる
虞れの無いこと。
(d) 上記の補正調節は、工具を用いないで行い得
ること。
が要求される。
第4図に示した従来例の装置には、前記(a)〜(d)
を充分には満足していない。特に(c)項、(d)項の要
求を満足していない。
[考案の目的] 本考案は上述の事情に鑑みて為され、光軸のエ
ーミング及び補正調節が容易で、補正調節の際に
エーミングを狂わせる虞れが無く、しかも工具を
用いないで光軸の補正調節を行い得る自動車用前
照灯を提供しようとするものである。
[考案の概要] 上記の目的を達成する為、本考案の前照灯は、
ランプハウジングの中に凹面鏡を設けるととも
に、該凹面鏡の焦点付近に光源バルブを設け、か
つ、前記ランプハウジング及び凹面鏡の何れか一
方を1個の球接手と2個のネジ手段とによつて支
承し、該ネジ手段によつて光軸調節し得るように
構成された自動車用前照灯において、前記のネジ
手段は、被調節部材に取り付けられたナツト部材
と、これに螺合されたネジ杆とを有し、上記のネ
ジ杆に摺動自在に外嵌されたノブと、該ノブがネ
ジ杆から抜け出す方向の摺動を係止するストツパ
手段と、該ネジ杆にフランジ状に固着されたクラ
ツチ受動板とを備え、かつ、前記のノブは上記ク
ラツチ受板に対向するクラツチ駆動板を備えたも
のとすると共に該クラツチ駆動板と該ノブとの間
にクラツチスプリングを介装し、前記のノブがネ
ジ杆から抜け出し方向に摺動して前記ストツパ手
段に当接した状態において前記クラツチスプリン
グは殆ど圧縮されないように構成し、更に、前記
のノブとランプハウジングとの何れか一方に突起
を設けると共に、何れか他方に螺旋面状の斜面を
設けて上記双方の部材を対向摺触せしめて、該ノ
ブがネジ杆の回りに回動すると前記螺旋面の作用
によつてクラツチスプリングを圧縮する方向に摺
動せしめられるように構成したことを特徴とす
る。
[考案の実施例] 第1図は本考案の前照灯の1実施例を示し、そ
のネジ送り手段の断面図である。
本実施例は第4図に示した従来例の装置に本考
案を適用して改良した1例である。第4図と同一
の図面参照番号にダツシを付して示したネジ杆6
b′は前記従来例のおけるネジ杆6bに対応する部
材で、ナツト部材6a′に螺合し、6角頭部6c′、
フランジ6d′、小径部6e′、止具6f′、Oリング
6g′を備え、該ネジ杆6b′はランプハウジング1
に貫通して装着されている。このネジ杆6b′はO
リング6g′によつて防水されるとともに、適宜の
回動摩擦抵抗を与えられている。
本例のネジ杆6b′が従来例のネジ杆6b′に比し
て特に異なるところはフランジ状のクラツチ受動
板6h′を設けた点である。このクラツチ受動板6
h′を設けたことに起因して、組立上の都合からネ
ジ杆を2分割構造とし、圧入部6i′で接続してあ
る。第5図は上記の圧入部6i′を抜き離した分解
図を示し、6i′-1は圧入軸、6i′-2は圧入穴であ
る。前記のクラツチ受動板6h′はかみ合いクラツ
チの歯6h′-1を備えている。6c′-1は十字ドライ
バ用のミゾである。
筒状のノブ8を構成して前記のネジ杆6b′の円
柱状部6j′に摺動自在に外嵌する。
前記のクラツチ受動板6h′に対向せしめてクラ
ツチ駆動板11を配設する。11aはクラツチ駆
動板11に回転力を伝動するための外歯である。
前記の筒状のノブ8の内周に内歯8aを設けて前
記の外歯11aと噛合せしめる。第6図はクラツ
チ駆動板11の単品斜視図を示す。11bはかみ
合いクラツチの歯で、前記のかみ合いクラツチ歯
6i-1と噛合する。
前記の筒状のノブ8とクラツチ駆動板11との
間にクラツチスプリング12を介装する。
上記のクラツチスプリング12は、クラツチ駆
動板11をクラツチ受動板6h′に向けて付勢する
とともに、ノブ8を図の左右に向けて付勢してネ
ジ杆6b′の円柱状部6j′から抜け出させるように
働くが、6角頭部6c′が抜け止めストツパとして
作用する。
第1図に示したように、ノブ8が6角頭部6
c′に当接した状態において、前記のクラツチスプ
リング12がほぼ自由長となるように構成する。
本例においては、クラツチ駆動板11とクラツチ
受動板6h′との間にガタを生じないよう、クラツ
チスプリング12が微小寸法だけ圧縮されるよう
に関係部材の形状寸法を設定してある。本考案を
実施する場合、第1図の状態(ノブ8に別段の操
作力を加えない状態)においてクラツチスプリン
グの取付長は自由長とほぼ等しくしておく。
前記のノブに突起8bを一体的に連設する。本
例の突起8bは直方体状に形成してあり、第1図
の矢印方向に見た状態を第2図に示す。
上記の突起8bの案内具13を構成してランプ
ハウジング1に固着する。この案内具13は螺旋
面状の斜面13aを有していて、ノブ8が回され
ると突起8bに摺触し、ネジ作用で該ノブ8を図
の左方に移動させる。この移動はクラツチスプリ
ング12を圧縮しつつ行われる。
前記の斜面13aは、機構学的にはネジ杆6
b′の中心軸と同心の螺旋面の一部であるが、該螺
旋面の内のごく1部分に過ぎないので、実用上は
傾斜した平面に構成し得る。本考案において螺旋
面状の斜面とは、機構学的に螺旋面とほぼ等価な
面の意の意である。
第7図は前記の案内具13とノブ8との係合状
態の説明図である。本図は案内具13を第1図の
矢印方向に見た斜視図を実線で示し、ノブ8の
本体部を鎖線で示すとともに該ノブ8の突起8b
付近のみを破断した形に実線で描いてある。
案内具13は内フランジ状の縁13bを設けた
円筒状の部材で、上記内フランジ状の縁13bの
1部を前述の螺旋面状の斜面13aに形成してあ
る。
ノブ8は前述の如くクラツチスプリング12
(第1図)によつて図の右方に向けて付勢されて
いるので、第7図に示した状態では突起8bが縁
13bに当接している。上記のノブ8を矢印A方
向に回すと、突起8bが斜面部13aに対向した
ときノブ8は図示(鎖線)の状態よりも図の右方
に移動する。そして更に矢印A方向に回すと斜面
13aの佐用で図の左方に移動せしめられ、図示
の位置(図の左右方向に関して)となり、突起8
bが斜面13aに対向する場合の他、ノブ8を回
しても左方に寄つた位置(第7図の鎖線の位置)
を保つ。
以上のように構成した本例の自動車用前照灯
は、第1図の状態(別段の操作力を加えない状
態)において、6角頭部6c′に設けたドライバ用
のミゾ6c′-1にドライバを挿入し、又は6角頭部
6c′にレンチを掛けてネジ杆6b′を回すと、ナツ
ト部材6a′がネジ送りされてエーミングが行われ
る。上記エーミング操作の際、クラツチ駆動板1
1とクラツチ受動板6h′とは別段の摺接圧力を受
けていないので空転し、クラツチの伝動作用でエ
ーミング操作を妨げられる虞れが無い。
エーミング操作を終えた後は、Oリング6g′の
摩擦力によつてネジ杆6b′の回動が阻止される。
また、ノブ8に手の力を加えて第2図の矢印A
の如く回すと、突起8bは螺旋面状の斜面13a
に案内されて矢印Bの如く移動し、ノブ8は図の
左方へ移動する。この左方移動によりクラツチス
プリング12が圧縮され、クラツチ駆動板11を
クラツチ受動板6h′に向けて押圧し、双方の部材
に設けたかみ合い歯11b,6h′-1を噛合させ
る。このため、ノブ8の回動がネジ杆6b′に伝動
され、ナツト部材6a′がネジ送りされる。このよ
うにしてノブ8を回すと、エーミングされている
前照灯の光軸が補正的に調節され、該ノブ8を原
位置に戻せば光軸方向はエーミングされたときの
状態に復元する。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の自動車用前照灯
は、光軸のエーミング及び補正調節が容易で、補
正調節に工具を必要としない。その上、補正調節
によつてエーミングを狂わせる虞れも無いという
優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の構成を説明する為
の断面図、第2図は第1図の矢視図である。第
3図は光軸調整装置を備えた従来の自動車用前照
灯の正面図、第4図は第3図の−断面図であ
る。第5図はネジ杆の圧入部を分解して描いた外
観図、第6図はクラツチ駆動板の斜視図、第7図
は案内具とノブとの係合状態の説明図である。 1……ランプハウジング、2……レンズ、3…
…凹面鏡、4……光源バルブ、5……球接手、
6,7……ネジ送り手段、6a,6a′……ナツト
部材、6b,6b′……ネジ杆、6d,6d′……フ
ランジ、6e,6e′……小径部、6f,6f′……
止具、6g,6g′……Oリング、6h′……クラツ
チ受動板、6i′……圧入部、6j′……円柱状部、
8……ノブ、8a……内歯、8b……突起、11
……クラツチ駆動板、11a……外歯、12……
クラツチスプリング、13……案内具、13a…
…螺旋面状の斜面、13b……内フランジ状の
縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ランプハウジングの中に凹面鏡を設けるととも
    に、該凹面鏡の焦点付近に光源バルブを設け、か
    つ、前記ランプハウジング及び凹面鏡の何れか一
    方を1個の球接手と2個のネジ手段とによつて支
    承し、該ネジ手段によつて光軸調節し得るように
    構成された自動車用前照灯において、前記のネジ
    手段は、被調節部材に取り付けられたナツト部材
    と、これに螺合されたネジ杆とを有し、上記のネ
    ジ杆に摺動自在に外嵌されたノブと、該ノブがネ
    ジ杆から抜け出す方向の摺動を係止するストツパ
    手段と、該ネジ杆に固着されたクラツチ受動板と
    を備え、かつ、前記のノブは上記クラツチ受動板
    に対向するクラツチ駆動板を備えたものとすると
    共に該クラツチ駆動板と該ノブとの間にクラツチ
    スプリングを介装し、前記のノブがネジ杆から抜
    け出し方向に摺動して前記ストツパ手段に当接し
    た状態において前記クラツチスプリングは殆ど圧
    縮されないように構成し、更に、前記のノブとラ
    ンプハウジングとの何れか一方に突起を設けると
    共に、何れか他方に螺旋面状の斜面を設けて上記
    双方の部材を対向摺触せしめて、該ノブがネジ杆
    の回りに回動すると前記螺旋面の作用によつてク
    ラツチスプリングを圧縮する方向に摺動せしめら
    れるように構成したことを特徴とする自動車用前
    照灯。
JP7502685U 1985-05-22 1985-05-22 Expired JPH0134806Y2 (ja)

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JP7502685U JPH0134806Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

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JPS61190602U JPS61190602U (ja) 1986-11-27
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