JPH0134764B2 - - Google Patents

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JPH0134764B2
JPH0134764B2 JP16112280A JP16112280A JPH0134764B2 JP H0134764 B2 JPH0134764 B2 JP H0134764B2 JP 16112280 A JP16112280 A JP 16112280A JP 16112280 A JP16112280 A JP 16112280A JP H0134764 B2 JPH0134764 B2 JP H0134764B2
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JP
Japan
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chips
homing
perforated plate
pine
board
Prior art date
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JP16112280A
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JPS5784840A (en
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Yoichi Natsume
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Hokushin Gohan KK
Original Assignee
Hokushin Gohan KK
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、特に厚みが1mm〜5mm程度の薄物
パーテイクルボードの製造に際し、比重分布の不
均一性を改善して比重むらの極めて少ない薄物パ
ーテイクルボードを造るためのマツトのホーミン
グ方法に関する。
従来、公知のこの種薄物パーテイクルボードを
製造するためのホーミング方式は、その大部分が
チツプの自然落下を利用したものであるが、僅か
に乾式フアイバーボードのホーミング装置と同様
のバキユームによる強制落下方式も採用されてい
た。
而して、チツプの自然落下を利用したホーミン
グ方式は、成板されたパーテイクルボードの比重
むらを少なくするため、ホーミング装置に入る
前、或いはホーミング中にチツプの重量を測定
し、単位時間当りの供給量をなるべく均等にする
と共に、コール板やホーミングベルト上における
マツトの単位面積当りの重量を均等にするために
適宜なロール、フアン、ケージ或いは空気流によ
つてチツプを分散させていたものである。
その具体例としてバイソン方式、フアルニ方式
(フボパン)、シエンク方式、デユランド・マイク
ロフエルター方式、ヴエルテツクス方式等々が知
られており、これらの方式は現実に生産工程で採
用されているものであるが、やはり薄物になると
比重むらは多く、そのためホーミングされたマツ
トの表層をピツカロールやシエイブオフロール等
のスクレーパーで削りとる必要があつた。
この自然落下方式は、中厚物以上のパーテイク
ルボード製造に当たつては比重むらの発生も少な
く適しているが、薄物の場合は、コール板やホー
ミングベルト上に降積されるチツプの量がすくな
いため、どうしても単位面積当たりのチツプの重
量にむらが出来、比重むらを増大させていたもの
で、この比重むらがパーテイクルボードの厚みむ
らや反りの原因になると共に、二次的な表面加工
に際して色斑、或いはテレグラフインの原因にも
なるものであつた。
他方、バキユーム方式はチツプをホーミングベ
ルトでスクリーンベルト上に落下させてマツトと
するに当たり、上記スクリーンベルトの下から吸
引する方式であるが、この方式は必ずといつてよ
い程、ピツカロールやシエイブオフロール等のス
クレーバーでマツトの上部を削りとつて厚み規制
をする必要があり、動力費が嵩むため、パーテイ
クルボードのホーミングには余り使用さていない
のが実情である。
尚、手等によつて薄物パーテイクルボード用マ
ツトを成形することは多大の熟練と時間を費やす
ものであり、なおかつ比重むらが極めて大きかつ
た。
更に、チツプの供給筒と成形されるマツトの搬
送帯との間に網形部材を振動可能に介装し、該網
形部材を通過して搬送帯に堆積されるチツプの均
一的散布及びそのブリツジ現象の発生を防止する
ようにしたマツトの成形方法(特公昭30−9084号
公報)は既に公知であるが、かかる方法では大き
さ及び重量にバラツキの見られるチツプが搬送帯
上の自由な空間に不規則に積層されるため、これ
らチツプ相互に生じるブリツジ現象を完全に防止
することは、実際上極めて困難であつた。
以上、平板用マツトのホーミング方法について
述べたが、この他凹凸を有する薄物パーテイクル
ボードの成形に当たつては、上述した平板用マツ
トのホーミングとは異なり、最終的に成形される
べきパーテイクルボードの形状に近いプリプレス
用の金型中にチツプを投入し、これを冷間でプリ
プレスしてマツトを成形した後、別の成形用金型
に移して適宜な化粧含浸紙等による表面加工と同
時に熱圧成形する方法も採用されていた。
然し、これでは金型が余分に必要となつて不経
済であるとともに、チツプは加圧下においても流
動性が極めて低いため、成形されたマツトの各部
における比重むらが相当に大きかつた。
このような実情に鑑み、本発明に係るマツトの
ホーミング方法は、叙述の従来技術の欠点を悉く
解消し、特に薄物パーテイクルボードの比重むら
を大巾に減少させるもので、以下、その要旨を実
施例図に従つて詳述すると、先ず第1,2および
4図は平板用マツトのホーミング例であつて、上
記各ホーミング台2上に載置される外枠1の内部
に、所望のマツトmと同厚、即ち同じ高さhの多
数の区劃からなる多孔板3を設置し、糊付けされ
たチツプTを公知の散布機4によつて上記多孔板
3内に落下させ、チツプTが該多孔板の上面を越
えるまで降積した後、余剰のチツプを下述するよ
うな適当な手段で除去するものである。
尚、上記多孔板3は同一の目巾を有する金網を
所望の高さhに重合して、各網目が直通する区劃
3aを構成するようにしたもの(第2図参照)、
或いは垂直な壁で仕切られた格子状又はハニカム
状の多数の区劃3bを連成したもの(第4図参
照)が適当である。
然る後に、この多孔板3とホーミング台2とを
相対的に垂直方向に分離することによつて、ホー
ミング台上に所望厚の平板用マツトmを形成させ
るのである。
また、上記多孔板3の各区劃内へのチツプTの
降積・充填に際し、必要であれば上記ホーミング
台2及び多孔板6を同時に水平方向に振動させる
ことによつて、より均一な充填が得られると同時
に、上記振動に伴つてホーミングされたマツトm
の表層には微細なチツプが浮上する傾向となるの
で、予め微細なチツプを混入しておけば別途に表
層用の微粒チツプを補充する必要がなく、工程が
簡単になる。
更に、上記多孔板1の除去に伴つてマツトmに
生じる各区劃間の壁跡は、下述する実施例に示す
通り、該区劃の壁厚又は線径を充分に小さくする
ことと、チツプの有する僅かな流動性によつて略
均一に充塞されるため、極めて比重むらの少ない
ボードを得ることができるのである。
叙上の構成に係る本発明の方法は、成形される
マツトmを、上記多孔板3が備える多数の区劃3
aまたは3bによつて仕切つたものであるから、
各区劃内に充填されるチツプTは、他の隣接する
区劃のチツプと連鎖することがなく、又各区劃内
でのブリツジ現象の発生が確実に防止される。更
に本発明では、上記多孔板の上面に盛り上げられ
た余剰チツプtのみを適宜な手段で除去するよう
にしたものであるから、各区劃内のチツプTが移
動したり、各区劃毎の充填高さhに変動がなく、
正確にマツトmの厚さを設定し得るものである。
然しながらチツプ自体から、その粒度、樹種、
比重、或いは含水率等によつて生じる固有の嵩密
度の変動を取り去ることは出来ないので、なるべ
く均一な嵩密度を有するチツプを散布機から落下
させるという従来の条件は変わらないが、マツト
とされたチツプの部分的な厚みの差による嵩密度
の変動、及び余剰チツプtの除去に際しての形崩
れや厚みむらによる成板後のボードの比重むら
は、本発明の方法によつてほぼ完全に解消できる
のである。
次に、本発明方法の実施の一例に対する各要素
の具体的条件を述べると、 チツプ チツプは米桧と日本桧及び日本杉の混合、又
はこれら単独の原材をシエーピングマシン又は
プレーナーによつて切削するか、或いはこれら
の鋸くずを使用して、その線径が0.5〜2mmで
4〜20メツシユの篩を通過し得る粒度のものと
し、その含水率を接着剤塗布前2〜5%、接着
剤塗布後9〜13%、また嵩密度をフアイン0.15
g/cm3とした。
多孔板 多孔板3は線径0.5〜1mmの普通鋼、または
スプリング鋼などの線材からなる2.5メツシユ
〜10メツシユの金網を使用した。
マツト マツトmは密度0.2g/cm3で厚み4〜10mmと
した。
而して上記ホーミングされたマツトmをプリプ
レス又は直接に熱圧してパーテイクルボードを得
ることは、猶従前のこの種ボードと同様である
が、この実施例では、以上の条件で平均比重を
0.6とした厚み1.5mm、3.2mm及び5.5mmのパーテイ
クルボードボードを成板した。
なお成板されるパーテイクルボードの厚みと比
重、又はチツプの嵩密度によつてマツトの厚みは
適宜変化させなければならないことはいうまでも
ない。
このようにして得られた各厚み毎のボードの比
のバラツキを変動係数で示すと次のような結果が
得られた。
ボードの厚み 1.5mmの時 5.9% 〃 3.2mmの時 3.5% 〃 5.5mmの時 1.1% これに対して市販されている従来のベアーメン
デ方式による薄物パーテイクルボードの比重のバ
ラツキを変動係数で示すと次のようであつた。
ボードの厚み 3mm 8〜9% 従つて、本発明の方法によつて製造されたパー
テイクルボードと市販ボードとでは、ほぼ同一厚
みのボードの比重のバラツキである変動係数が前
者で3.5%、後者で8〜9%であるから、本発明
に係るボードの方が極めて比重のバラツキが少な
いことがわかる。
而して上記実施例のように、多孔板3が金網で
ある場合において、該金網が金属平板を打ち抜い
て作られたものであれば問題はないが、例えば餅
焼き網のように、波形の線材を縦横に一定の目巾
に編成してなる金網であれば、それらを複数枚重
合して多孔板3の区劃3aを構成した場合、、同
方向の上下の線材間に線径に相当する間隙が生
じ、降積されるチツプTの一部がこの空隙から隣
劃に潜入し、該多孔板3を引き上げる際に、上記
潜入チツプが隣劃のマツトを崩壊させるおそれも
考えられる。しかし実際問題としては、線材が2
mm径以下の金網であれば、チツプが隣劃に潜入す
るケースは殆ど発生せず、又仮にあつたとしても
極く少量であり、しかもそれが隣劃に突き出る量
も僅少であるから、該多孔板の引き上げに際して
生ずる崩壊の程度は、本発明が目的とするマツト
の比重むらの抑制に影響を及ぼすものではない。
次に上述した本発明の方法における余剰チツプ
tの除去手段について述べると、 例えば第3図に見られるように、部分的に高さ
hの異なる多孔板、即ち表面が部分的に凸出する
ように構成された多孔板3の最上面に、上記凸出
部分と略一致し、且、好ましくは多孔板3の各区
劃の形状と一致する有孔板5(通常、金網によつ
て製作される)を重合し、上記両板3,5及びホ
ーミング台2を同時に水平方向に振動させつゝ、
散布機4からチツプTを落下させ、該チツプが有
孔板5上に適当量盛り上がるまで降積する。
このように有孔板5の上面を越えて降積された
余剰チツプtは、該板上で互いに重なり合つてブ
リツジの生じ易い状態となり、更に堆積されるチ
ツプの自重と、これを受けて増大するチツプ間の
タツキネスとによつて、そのブリツジ現象がより
強化されるものである。従つて、この状態で上記
有孔板5のみを静かに上昇させると、該板の表面
に堆積した余剰チツプtは崩れ落ちることなく、
速やかに除去できるものであり、かくすることに
よつて平板は勿論、凹凸のある薄物パーテイクル
ボードのマツトmも簡単に成形出来るのである。
尚、この場合、振動を与えるとマツトmの嵩密
度は0.25g/cm3と高くなるので、この密度変化に
応じて多孔板の厚み、即ち高さhを調整する必要
がある。
以上、余剰チツプtの除去に際して金網等から
なる有孔板を使用した場合について述べたが、こ
の他、先端が上記多孔板3の表面に沿つて移動す
る掻き取りブラシを利用しても良いし、また手で
直接余剰チツプtを掻き取つても本発明の技術的
要旨を何ら変更するものではない。
以上述べたように、本発明の方法によれば、従
来のホーミング工程がほぼそのまま活用できて、
薄物パーテイクルボードの比重むらの発生を大き
く抑制し、製品の反りや二次的に行われる表面加
工でのトラブルを解消し得る等、美麗で品質、性
能のよい薄物パーテイクルボードを提供するうえ
で優れた特徴を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のマツトのホーミングに使用さ
れる装置の一例を一部切欠して示す正面図、第2
図はその平面図、また第3図は本発明方法に使用
される装置の他の実施例を、多孔板の右半部を上
昇して示す部分断面図、更に第4図は本発明に使
用される多孔板の他の実施例の一部を拡大して示
す斜視図である。 尚、図中1……多孔板、2……ホーミング台、
3……チツプ、4……散布機、5……有孔板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 成形されるマツトと同じ高さの仕切りを多数
    設けてなる多孔板をホーミング台上に載置した
    上、該多孔板の各区劃内にチツプを降積し、その
    各区劃の上面を越えて盛り上げられた余剰チツプ
    を適宜な手段で除去した後、上記多孔板をホーミ
    ング台から垂直方向に取り除くことにより、マツ
    トを成形するようにした薄物パーテイクルボード
    用マツトのホーミング方法。 2 多孔板上の余剰チツプの除去を、多孔板上に
    予め重合された有孔板によつて行うようにした特
    許請求の範囲第1項記載の薄物パーテイクルボー
    ド用マツトのホーミング方法。 3 チツプの充填が、ホーミング台に振動を与え
    つゝ行われる特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載の薄物パーテイクルボード用マツトのホーミン
    グ方法。
JP16112280A 1980-11-14 1980-11-14 Foaming method of mat for thin particle board Granted JPS5784840A (en)

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JPS5784840A JPS5784840A (en) 1982-05-27
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0720610B2 (ja) * 1985-12-07 1995-03-08 トヨタ自動車株式会社 木質系成形体の製造方法
JPH0784002B2 (ja) * 1985-12-09 1995-09-13 トヨタ自動車株式会社 木質系成形体
JPH0679811B2 (ja) * 1986-08-06 1994-10-12 トヨタ自動車株式会社 木質系成形体の製造方法
JPH0679808B2 (ja) * 1986-09-01 1994-10-12 トヨタ自動車株式会社 木質系成形体の製造方法

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