JPH0134614B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0134614B2
JPH0134614B2 JP16999481A JP16999481A JPH0134614B2 JP H0134614 B2 JPH0134614 B2 JP H0134614B2 JP 16999481 A JP16999481 A JP 16999481A JP 16999481 A JP16999481 A JP 16999481A JP H0134614 B2 JPH0134614 B2 JP H0134614B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sampling
signals
ultrasonic
center frequency
clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16999481A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5873343A (ja
Inventor
Fuichiro Umemura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Medical Corp filed Critical Hitachi Medical Corp
Priority to JP16999481A priority Critical patent/JPS5873343A/ja
Publication of JPS5873343A publication Critical patent/JPS5873343A/ja
Publication of JPH0134614B2 publication Critical patent/JPH0134614B2/ja
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  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は超音波診断装置、特に1コ以上の超音
波振動子により受信された超音波信号を中心周波
数について90゜位相差に相当する時間間隔でサン
プリング(以下では90゜サンプリングと呼ぶ)し
て得られる2つの値を1組の信号(以下では90゜
ペアと呼ぶ)として処理する超音波診断装置に関
する。
従来、超音波信号を90゜サンプリングし、得ら
れた値を信号処理する超音波撮像法が知られてい
るが、この方法では90゜位相差に相当する時間間
隔は一定に設定されている。
ところで、生体中の音波の減衰は音波の周波数
により異り、生体中を音波が単位長さ進行する際
の減衰率の周波数依存性は1dB/cm/MHz程度で
あり、高周波ほど減衰が大きい。また、超音波診
断装置に用いるパルス状超音波は比較的広帯域
で、1MHz以上の帯域巾を持つている。従つて、
そのスペクトルは、音波が生体中を進行するとと
もに逐次変化し、当然、中心周波数も変化する。
たとえば、パルスエコー法超音波診断装置にお
いて振動子に受波されるエコー信号は、1回の送
波ののち、生体中行路の短い近距離エコーから生
体中行路の長い遠距離エコーへと徐々に変化して
ゆき、その中心周波数は送波信号中心周波数から
より低い周波数へと漸減する。このような超音波
信号に対して、従来方法のように、一定に設定し
た中心周波数について90゜位相差に相当する時間
間隔でサンプリングしたのでは、設定中心周波数
とエコーの実際の中心周波数とのずれをまぬがれ
得ず、たとえば包絡線振巾などを算出する際に無
視できない誤差を生ずるという問題点がある。
本発明は、この従来方法の欠点を解決するた
め、上記サンプリング間隔を距離方向に対して変
化させ、近距離エコー受信時、遠距離エコー受信
時ともに、実際のエコーの中心周波数についての
90゜位相差のサンプリングを可能にしたものであ
る。
第1図は本発明の一実施例の構成を示す図であ
つて、1は複数個の振動素子からなるアレイ型変
換器、2は受信ビームを形成するためにアレイ型
変換器1により受波された各信号に適当な時間補
償を与えて互いに加算する整相加算器、3−1お
よび3−2は整相加算器2の出力信号を90゜サン
プリングしてデイジタル変換するA/D変換器で
あつて、90゜ペアのサンプリングのうち位相の進
んだ方を3−1が受け持ち、遅れた方を3−2が
受け持つ。4はA/D変換器3−1および3−2
にサンプリングクロツクを供給するクロツクジエ
ネレータであり、A/D変換器3−1に与えるク
ロツクとA/D変換器3−2に与えるクロツクと
の時間間隔を送波時刻からの経過時間に従つて単
調増加的にコントロールする機能を具備してい
る。この時間間隔のコントロールは、コンパレー
タを応用すること、あるいはタツプ付デイレイラ
インのタツプ切換を行なうことなどにより容易に
実現可能である。5はA/D変換器3−1および
3−2によりサンプリングされた2つの値の平方
根2乗和すなわち包絡線振巾値を算出する平方根
2乗和計算器である。
上記のクロツク間隔コントロール方法の例とし
て、タツプ付デイレイラインのタツプ切換による
方法の一例を第2図に示す。単相のサンプリング
クロツクSPは3系統に分けられ、1系統はその
まま出力されて2相サンプリングクロツクのうち
位相の進んだ方となり、1系統はタツプ付デイレ
イライン6に入力され、残つた1系統はカウンタ
7に入力されてデイレイラインのタツプ切換信号
となる。タツプ切換は、カウンタ7の出力をアド
レスとしてROM8から読み出されたデータによ
りセレクトコントロールされるデータセレクタ9
により行なわれる。データセレクタ9の出力が2
相サンプリングクロツクのうち位相の遅れた方と
なる。クロツク間隔コントロールの特性は、
ROM8に書き込むデータにより調節することが
できる。
また、クロツク間隔コントロール法の他の例と
して、コンパレータを応用する方向の一例を第3
図に示す。Sは入力された単相サンプリングクロ
ツクSPによりキヤパシタCを短絡させるスイツ
チであり、可変電圧源11は送波時刻からの時間
経過に従つて出力電圧が徐々に増加する機構を持
つている。入力クロツクにより短絡され再び開放
されたCには、抵抗Rを介して定電流源10によ
つて電荷が注入され、その端子電圧が11の出力
電圧を越えたときコンパレータ12の出力が
HIGHとなる。このときの信号のエツジを波形成
形器13で波形成形してパルス状とし、2相サン
プリングクロツクのうち位相の遅れた方として用
いる。クロツク間隔コントロールの特性は、11
の特性を変えることにより調節すること。
上記の設定中心周波数f0とエコー中心周波数f
との間にずれがあつた場合に、90゜ペアの平方根
2乗和Aと真の包絡線振幅値A0との間にどのよ
うなずれを生ずるかを示したのが、第4図であ
る。横軸はf/f0、縦軸はA/A0をともにdB単
位で表示したものである。ここで、A/A0がハ
ツチした範囲のどの値を実際にとるのか、は、サ
ンプリング時刻と搬送波との位相関係による。た
とえば、送波中心周波数4MHz、パルス長1μsec、
最大深度200mm程度の超音波診断装置の場合、f0
=4MHzと設定すると、f/f0は大きな深度に対
して容易に−3dB以下となり、包絡線振巾算出に
おける相対誤差A/A0も3dB程度となる。これ
に対し、本発明の方法を用い、f0を、たとえば
1dBピツチで段階的に可変とした場合、A/A0
は第5図のようになりその絶対値は0.4dB以下に
抑えることができる。図3において、f01は設定
中心周波数のうちのひとつを示す。このように、
本発明の方法により、90゜サンプリングによる包
絡線振巾算出精度を格段に向上させることが可能
である。
以上の実施例の説明においては、本発明の方法
の効果として包絡線振巾算出精度の向上を例にと
つたが、本発明の方法は、90゜サンプリングによ
つて得た90゜ペアの値を複素振巾値として扱う信
号処理手段一般に対して効果を持ち、信号処理精
度の向上を小規模なハードウエア増加により実現
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、超音波診断装置において超音波信号
包絡振幅算出部に90゜サンプリングを応用した例
を示す図、第2図は、デイレイラインのタツプ切
換によりクロツク間隔をコントロールする回路例
のブロツク図、第3図は、同じ目的にコンパレー
タを応用する場合の回路例のブロツク図、第4図
は、90゜サンプリングによる包絡線振幅算出にお
いて90゜ペア内のサンプリング間隔を固定した場
合の算出誤差を示した図、第5図は、それに対し
本発明の方法を応用した場合の算出誤差を示した
図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 単数または複数個の超音波振動子と、振動子
    により受信された超音波信号を中心周波数につい
    て90゜位相差に相当する時間間隔でサンプリング
    して得られる2コの値を1組の信号として扱う信
    号処理手段とを具備する超音波診断装置におい
    て、伝搬路の長い超音波信号に対する上記サンプ
    リング間隔を短い伝搬路の信号に対する間隔より
    も大きく設定することを特徴とする超音波診断装
    置。
JP16999481A 1981-10-26 1981-10-26 超音波診断装置 Granted JPS5873343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16999481A JPS5873343A (ja) 1981-10-26 1981-10-26 超音波診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16999481A JPS5873343A (ja) 1981-10-26 1981-10-26 超音波診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5873343A JPS5873343A (ja) 1983-05-02
JPH0134614B2 true JPH0134614B2 (ja) 1989-07-20

Family

ID=15896617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16999481A Granted JPS5873343A (ja) 1981-10-26 1981-10-26 超音波診断装置

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JP (1) JPS5873343A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63315036A (ja) * 1987-06-19 1988-12-22 Aloka Co Ltd 超音波ドプラ診断装置

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Publication number Publication date
JPS5873343A (ja) 1983-05-02

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