JPH10309277A - 超音波イメージング・システム - Google Patents

超音波イメージング・システム

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JPH10309277A
JPH10309277A JP10000040A JP4098A JPH10309277A JP H10309277 A JPH10309277 A JP H10309277A JP 10000040 A JP10000040 A JP 10000040A JP 4098 A JP4098 A JP 4098A JP H10309277 A JPH10309277 A JP H10309277A
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Steven C Miller
スティーブン・シー・ミラー
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クリストファー・ジョン・ギリング
Kok-Hwee Ng
コクーウィー・ヌグ
John E Mahony
ジョン・イー・マホニイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複素信号検波器28を用いるタイプの超音波イ
メージング装置において実行される非線形検波から生じ
る軸方向空間エイリアシングを防止するためのシステム
を提供する。 【解決手段】漸進的サンプリング速度技術を使用して、
イメージング装置のフロントエンド内の同調可能な等化
帯域通過フィルタ24を通るI/Qデータのナイキスト
周波数にサンプリング速度を維持し、次いで軸方向補間
を用いてサンプリング速度を増加して、非線形検波処理
の際にエイリアシングを防止する。包絡線検波器を使用
する場合、検波器出力の帯域幅がI/Qデータの帯域幅
のほぼ2倍である。この場合、サンプリング速度は包絡
線検波の前に軸方向補間により2倍(またはそれ以上)
に増加される。2点線形補間器26を使用することが出
来る。検波後、信号は低域通過フィルタリング30され
て、対数圧縮の前にスペックル帯域幅を制限することが
出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、一般的には、人体組織および
血液の超音波イメージングに関するものである。具体的
には、本発明は、複素信号検波器を持つ超音波イメージ
ング装置における信号処理の間にナイキスト周波数要件
を満足するデータ・サンプリング速度を制御するための
方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】通常の超音波イメージング・システム
は、超音波ビームを送信し且つ被検体からの反射された
ビームを受信するために使用される超音波トランスジュ
ーサのアレイを有する。超音波イメージングのために、
該アレイは典型的には一列に配列され且つ別々の電圧で
駆動される多数のトランスジューサを有する。印加され
る電圧の時間遅延(または位相)および振幅を選択する
ことによって、個々のトランスジューサを制御すること
により、これらのトランスジューサが発生する超音波が
組み合わさって、好ましいビーム方向に沿って進行し且
つビームに沿った選ばれた距離に収束される正味の超音
波を形成することが出来る。多数の走査線に沿った所望
の解剖学的情報を表す完全な1組の2次元データを取得
するために多数のファイアリング(firing)が使
用される。各々のファイアリングのビーム形成パラメー
タを変えて、最大焦点の変更を行い、或いは例えば各々
のビームの焦点を前のビームの焦点に対してシフトしな
がら同じ走査線に沿って相次いでビームを送信すること
によって、各々のファイアリングに対して受信データの
内容を変えるようにすることが出来る。印加電圧の時間
遅延および振幅を変えることによって、被検体を走査す
るための平面内でビームをその焦点と共に動かすことが
出来る。
【0003】同じ原理は、トランスジューサが反射され
た音波を受信するために用いられるとき(受信モード)
にも適用される。受信用トランスジューサで発生された
電圧は、正味の信号が被検体内の1つの焦点から反射さ
れた超音波を表すように加算される。送信モードの場合
と同様に、超音波エネルギのこの焦点合わせされた受信
は、各々の受信用トランスジューサからの信号に対して
別々の時間遅延(および/または位相シフト)と利得を
与えることによって達成される。反射された超音波は、
各々が同じ走査線に沿って異なる深さに収束された2つ
以上の送信ビームの焦点区域からサンプリングされる。
各々のステアリング(steering)角度に対し
て、隣接した相次ぐ焦点区域からのサンプリングされた
データが取得されて、次いで1つのベクトルまたはA線
を作るように継ぎ合わされる。各々のビームの焦点に対
して1つずつの多数の送信ベクトルが、補間されたデー
タ値と共に使用されて、完全な像フレームを形成するよ
うに表示モニタ上の画素を動作させる。
【0004】このような走査は、ステアリングされた超
音波ビームを送信し、短期間後にシステムを受信モード
へ切り換えて、反射された超音波を受信して記憶する一
連の測定で構成される。典型的には、送信および受信は
各々の測定の際に同じ方向にステアリングされて、走査
線に沿った一連の点からデータが取得される。反射され
た超音波を受信するとき、受信器が走査線に沿った相次
ぐ距離(range)または深さに動的に焦点合わせさ
れる。
【0005】通常の超音波イメージング装置では、Bモ
ードの像を形成するために、信号の受信(トランスジュ
ーサ・アレイ、ビーム形成装置およびフィルタ)、検
波、並びに対数圧縮および走査変換を含む後処理が行わ
れる。多くの商用スキャナでは、受信した無線周波(R
F)信号が先ず中間周波(IF)信号に変換され、次い
で低域通過フィルタに接続された整流器を使用して検波
される。ところで、本発明は複素信号アーキテクチャを
備えた超音波イメージング装置に関する。詳しく述べる
と、帯域通過RF信号が複素(I,Q)信号対で表さ
れ、そのスペクトルの中心周波数を搬送波周波数または
IFとするか、或いはベースバンドに置くことが出来
る。この(I,Q)データは、フロントエンド・ビーム
形成装置内でのチャネル加算の前または後に、RFデー
タのヒルベルト変換またはヘテロダイン復調を行うこと
によって得ることが出来る。
【0006】ディジタル・システムの場合、(I,Q)
信号表現に次の3つの利点が得られる。1)フロントエ
ンドにおいてかなり低いデータ・サンプリング速度を使
用することが出来る。これは、複素帯域通過信号のナイ
キスト速度が中心周波数のまわりのその帯域幅によって
決定されるからである。2)包絡線検波((I+Q)
1/2 )が整流器/低域通過フィルタ検波器の場合よりも
高い精度で行うことが出来る。3)自乗則検波器やRF
振幅および位相情報を使用する任意の組織特徴付けオペ
レータを含む代わりの検波方法を支持する際に融通性が
大きい。複素帯域通過I/Qデータは等しく検波できる
けれども、ベースバンド化した(I/Q)は、ドップラ
ー速度測定のために直接に処理することが出来るので好
ましいデータのタイプである。
【0007】軟らかい組織からの後方散乱のようなガウ
ス・ランダム信号の包絡線検波はかなりの帯域幅の拡大
を生じ得ることがよく知られている。直感的に、これは
非線形検波動作がより高いスペクトル成分を生じさせる
ということから説明することが出来る。自乗則検波(I
2 +Q2 )は信号の帯域幅をほぼ2倍にし、更に平方根
動作により小さな付加的な帯域幅拡大が生じ得ることを
示すことが出来る。このことがファントムを使用して制
御した実験で確認された。
【0008】包絡線検波器が信号帯域幅を2倍以上にす
るのに対して、その後の対数圧縮処理が更に大きい帯域
幅拡大が生じることがある。これは対数演算を無限べき
級数として見れば容易に理解される。しかし、表示サン
プリング速度要件に応じて、対数圧縮装置の入力の帯域
幅を低域通過フィルタリングによって制限して、対数圧
縮により生じる帯域幅の拡大を制限することが出来る。
【0009】ベースバンド化したI/Qデータを包絡線
検波器に供給する際の起こり得る落とし穴は、I/Qナ
イキスト・サンプリング速度が、信号帯域幅を2倍以上
にする検波処理のためにもはや充分でないことである。
I/Qナイキスト・サンプリング速度が検波器全体を通
じて維持される場合、軸方向空間エイリアシング(al
iasing)が生じ、これはフレームごとに軸方向運
動があるときは常に像中に不快な「踊り動く点」または
「散髪店の看板柱」状のアーティファクトとして視覚化
される。検波後の帯域幅拡大に対処することができるよ
うにイメージング装置のフロントエンドでサンプリング
速度を2倍にすると、RF信号をベースバンド化する主
な目的の1つ、すなわちサンプリング速度/ハードウエ
ア・コストを最小限にすることが損なわれるというジレ
ンマが生じる。
【0010】
【発明の概要】本発明は、複素信号検波器を用いるタイ
プの超音波イメージング装置において実行される非線形
検波から生じる軸方向空間エイリアシングを防止するた
めの方法である。好ましい実施態様によれば、漸進的サ
ンプリング速度技術を使用して、イメージング装置のフ
ロントエンド内の同調可能な等化帯域通過フィルタを通
るI/Qデータのナイキスト周波数にサンプリング速度
を維持し、次いで軸方向補間を用いてサンプリング速度
を増加して、非線形検波処理の際にエイリアシングを防
止する。包絡線検波器を使用する場合、検波器出力の帯
域幅がI/Qデータの帯域幅のほぼ2倍である。この場
合、サンプリング速度は包絡線検波の前に軸方向補間に
より2倍に増加すべきである。簡単で非常に有効なサン
プリング速度倍増は2点線形補間器により形成すること
が出来る。用途に応じて、この軸方向補間器はシステム
によって自動的にターンオンまたはターンオフすること
が出来る。多くの場合、検波された信号は低域通過フィ
ルタリングされて、スペックル(speckle)帯域
幅を表示ベクトル寸法(ベクトル当たりの画素の数)と
適合し得る帯域幅に制限する。特に通常のものより大き
い表示ベクトル寸法が使用される場合、軸方向エイリア
シングを更に低減するために、高次の補間および/また
は2×より大きい補間を使用することが出来る。
【0011】
【好ましい実施態様の詳しい説明】本発明は、4つの主
要なサブシステム、すなわちビーム形成装置2、処理装
置4(各々の異なるモードに対して別々の処理装置を含
む)、走査変換器/表示制御器6およびカーネル8を有
する超音波イメージング・システムに用いられる。シス
テムの制御はカーネル8に集中しており、カーネルはオ
ペレータ・インターフェース10を介してオペレータ入
力を受け入れて、種々のサブシステムを制御する。主制
御器12がシステム・レベル制御機能を実行する。これ
は、オペレータ・インターフェース10を介してオペレ
ータからの入力およびシステム状態変化(例えば、モー
ド変更)を受け入れて、適切なシステム変更を直接的に
又は走査変換器を介して行う。システム制御母線14が
主制御器からサブシステムへのインターフェイスを構成
する。走査制御シーケンサ16が、ビーム形成装置2、
システム・タイミング発生器24、処理装置4および走
査変換器6に対する実時間(音響ベクトル・レート)制
御入力を供給する。走査制御シーケンサ16は、ホスト
によって、音響的フレーム取得のためのベクトル順序お
よび同期化のオプションを持つようにプログラミングさ
れる。従って、走査制御シーケンサはビーム分布および
ビーム密度を制御する。走査変換器は、ホストによって
定められたビーム・パラメータを、走査制御母線18を
介してサブシステムへ送り出す。
【0012】主データ路が、トランスジューサ20から
ビーム形成装置2へのアナログRF入力で始まる。ビー
ム形成装置2は、送信ビームのそれぞれの焦点区域から
の反射超音波から導き出したデータ・サンプリングを継
ぎ合わせることにより形成した2つの加算されたディジ
タル・ベースバンドI,Q受信ビームを出力する。I,
Qデータは処理装置4に入力され、そこで取得モードに
従って処理されて、処理済みベクトル・データとして走
査変換器/表示処理装置6へ出力される。走査変換器は
処理済みベクトル・データを受け入れ、必要な場合は補
間を行って、像のビデオ表示信号をカラーモニタ22へ
出力する。表示された像は、イメージング対象の被検体
を通る平面内の組織および/または血流を表すセクタま
たはリニア走査像である。
【0013】ここで、本発明による動作の理論につい
て、図2に示されているような、複素信号検波器を持つ
タイプの超音波イメージング・システムを参照して説明
する。図2の超音波イメージング装置では、ビーム形成
装置は、選択されたトランスジューサ・アレイの素子を
励起することによって、所定の周波数を中心とする周波
数スペクトルを持つ送信超音波波形を送信する送信器
(図示していない)を有する。送信超音波波形は焦点に
収束され、通常はある角度にステアリングされる。ビー
ム形成装置は更に、焦点を含む焦点区域内の散乱体によ
って選択された受信用トランスジューサ素子へ反射され
た送信超音波波形の部分から導き出した受信超音波波形
の第1および第2の帯域幅制限された複素信号対(Iお
よびQ信号)を形成する通常の手段を有する。
【0014】図2に示されている超音波イメージング・
システムでは、等化フィルタ24が、ビーム形成装置2
からの複素IおよびQ出力を受け取って、入力信号の帯
域幅の関数である帯域幅を通す。本発明によれば、等化
フィルタ24の出力は軸方向補間器26へ送られ、軸方
向補間器26はIサンプルの流れに補間データ値を付加
し且つQサンプルの流れに補間データ値を付加する。本
発明によれば、軸方向補間器26はサンプルの数を2倍
にする。補間器からのIint およびQint 出力は、等化
フィルタ24から補間器26に入力されるIおよびQ出
力のサンプリング速度の2倍であるサンプリング速度を
持つ。複素信号Iint およびQint は包絡線検波器28
に入力され、包絡線検波器28は(Iint 2+Qint 2
1/2 を計算する。この包絡線検波は信号帯域幅をほぼ2
倍にする。その後、包絡線は低域通過フィルタ30に通
され、次いでそのフィルタリングされた包絡線は対数デ
ータ圧縮を受ける(ブロック32)。対数圧縮された信
号は走査変換器6に出力され、次いでモニタ22上にベ
クトルとして表示される。対数圧縮プロセスは更に帯域
幅拡大を生じることができ、低域通過フィルタを越えた
ある点で、データの流れは表示ベクトル寸法に適合する
ようにダウンサンプリングすることが必要とされ得る。
従って、低域通過フィルタ30はデータ・サンプリング
の前にエイリアシング防止フィルタとして作用し、或い
は低域通過フィルタ30は単にスペックルを低減するた
めに使用することができ、これはまた対数演算の際に更
なる帯域幅拡大を制限する。
【0015】本発明の好ましい実施態様による2点線形
I/Q補間器に対する2つの重み付け方式が図3および
4に示されている。図3は、補間値が2つの値の平均で
ある、例えばIint =0.5I1 +0.5I2 およびQ
int =0.5Q1 +0.5Q 2 である重み付け方式を示
す。図3の方式は、1周期当たり1つの付加的なサンプ
ルを補間しながら入力データ使用する。図4は、0.2
5および0.75の重み係数を使用して補間したサンプ
ルのみ、例えばIint1=0.75I1 +0.25I2
int2=0.25I1 +0.75I2 、Qint1=0.7
5Q1 +0.25Q2 およびQint2=0.25Q1
0.75Q2 を生じる方式である。これらの2つの重み
付け方式は、補間処理が完全であれば等価である。しか
し、実際には、2点平均化フィルタは何らかの補間エラ
ーを導入する。従って、0.75/0.25重み付け方
式は、出力サンプルにわたって補間エラーを均等に分配
する向があるので好ましい重み付け方式である。これと
対照的に、0.5/0.5重み付け方式は、各々の走査
線に沿った実サンプルが補間エラーを何ら含んでいず、
それらの隣接のサンプルが補間により得られたものであ
るので、像中に鮮明な線と不鮮明な線とを交互に生じさ
せることがある。
【0016】2×線形補間器の重要な利点は、その具現
が容易なことである。図5は、3つの加算器34、36
および38、複数の遅延タップ40a−40g並びにス
イッチ42を使用した、0.75/0.25重み付け方
式の具現例を示す。各々の加算器の出力は、ディジタル
加算器出力の最下位ビットを落とすことによって実効的
に1/2が乗算される。軸方向補間器26がターンオン
されたとき、その出力は入力データを0.75/0.2
5および0.25/0.75補間したものになる。例え
ば、相次ぐ入力データ・サンプルがI1 、I2 およびI
3 である場合、補間器は第1の補間複素信号対としてS
2=0.75I1 +0.25I2 およびS3=0.25
1 +0.75I2 を順次出力する。次いで、第2の補
間複素信号対がS2=0.75I2 +0.25I3 およ
びS3=0.25I2 +0.75I3 になる。S1信号
路はバイパスのためであり、すなわち何ら補間が行われ
ない。
【0017】実験的なI/Qデータに基づくシミュレー
ションにより、0.75/0.25重み付け方式に伴う
補間エラーは像品質の観点で全く許容可能なものである
ことが判った。しかし、補間エラーは、より高次の補間
フィルタを使用し且つ0.75/0.25重み付け方式
を拡張して、出力サンプルにわたって補間エラーを均等
に広げることによって、更に低減できることが明白であ
ろう。I/Qデータをそれらのナイキスト速度付近でサ
ンプリングしたことに基づいて、理想的な(sinc関
数)補間器が簡単な線形補間器に対して小さな付加的な
改善しか行うことが出来ないことが判った。
【0018】上記の好ましい実施態様は例示の目的で開
示された。超音波イメージング・システムの分野の当業
者には種々の変更および変形を容易になし得よう。この
ような全ての変更および変形は特許請求の範囲に包含さ
れるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実時間超音波イメージング・システム内の主要
な機能のサブシステムを示すブロック図である。
【図2】本発明に従って複素信号検波器の前に軸方向補
間器を設けた超音波イメージング装置の主な信号処理ブ
ロックを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の好ましい実施態様による軸方向
補間器によって使用することの出来る重み付け方式を示
す概略図である。
【図4】本発明の第2の好ましい実施態様による軸方向
補間器によって使用することの出来る重み付け方式を示
す概略図である。
【図5】図4に示された第2の好ましい実施態様による
軸方向補間器の具体例を示すブロック図である。
フロントページの続き (72)発明者 セオドア・ロウア・ライン アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,ホワ イトフィシュ・ベイ,イースト・グレンデ イル・アヴェニュー,2310番 (72)発明者 スティーブン・シー・ミラー アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,ワウ ケシャ,アスペンウッド・レーン,ダブリ ュ226・エヌ2572(番地なし) (72)発明者 クリストファー・ジョン・ギリング アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,ペウ ォキー・パークビュー・コート,266番 (72)発明者 コクーウィー・ヌグ アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,エル クホーン,シュガー・クリーク・コート, エヌ6855(番地なし) (72)発明者 ジョン・イー・マホニイ アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,ホワ イトフィシュ・ベイ,ノース・バートレッ ト・アベニュー,4913番

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスジューサ・アレイ(20)、 前記トランスジューサ・アレイから、焦点を持つ送信ビ
    ームを一群の超音波散乱体と交差する平面内に送信させ
    る手段(2)、 前記散乱体によって反射されて前記トランスジューサ・
    アレイへ戻って前記トランスジューサ・アレイによって
    検出された前記送信ビームの部分から第1および第2の
    帯域幅制限された複素信号を取得する手段(2)であっ
    て、前記第1および第2の帯域幅制限された複素信号の
    各々が第1のサンプリング速度で処理された取得サンプ
    ルで構成されている手段、 前記第1の複素信号のサンプリング速度を補間によって
    第2のサンプリング速度に増大させる第1のサンプリン
    グ速度増大手段(26)、 前記第2の帯域幅制限された複素信号のサンプリング速
    度を補間によって前記第2のサンプリング速度に増大さ
    せる第2のサンプリング速度増大手段(26)、 前記第1および第2の帯域幅制限された複素信号が第1
    のサンプリング速度を持っているときに前記前記第1お
    よび第2の複素信号を検波する手段(28)、並びに前
    記の検波された第1および第2の帯域幅制限された複素
    信号の関数である像線を表示する手段(6,22)の組
    合せを有することを特徴とする超音波イメージング・シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記第2のサンプリング速度が前記第1
    のサンプリング速度の2倍にほぼ等しいことを特徴とす
    る請求項1記載の超音波イメージング・システム。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のサンプリング速度
    増大手段の各々が、前記第1および第2の帯域幅制限さ
    れた複素信号の相次ぐ取得サンプルを平均化することに
    よって補間を行い、前記取得サンプルの間に前記補間さ
    れたサンプルを挿入することを特徴とする請求項1記載
    の超音波イメージング・システム。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2のサンプリング速度
    増大手段の各々が、前記第1および第2の帯域幅制限さ
    れた複素信号の相次ぐ取得サンプルの第1および第2の
    重み付け平均を形成することによって補間を行い、前記
    第1および第2の重み付け平均が重み係数0.25およ
    び0.75を使用して形成されることを特徴とする請求
    項1記載の超音波イメージング・システム。
  5. 【請求項5】 更に、前記第1および第2の帯域幅制限
    された複素信号を帯域通過フィルタリングする手段(2
    4)を有し、該帯域通過フィルタリング手段が前記取得
    手段と前記第1および第2のサンプリング速度増大手段
    との間に配置されていることを特徴とする請求項1記載
    の超音波イメージング・システム。
  6. 【請求項6】 前記検波手段が包絡線検波器で構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の超音波イメージ
    ング・システム。
  7. 【請求項7】 更に、入力が前記包絡線検波器の出力に
    接続された低域通過フィルタリング手段(30)を有す
    ることを特徴とする請求項6記載の超音波イメージング
    ・システム。
  8. 【請求項8】 更に、前記低域通過フィルタリング手段
    の出力を対数圧縮する手段(32)を有することを特徴
    とする請求項7記載の超音波イメージング・システム。
  9. 【請求項9】 前記第1サンプリング速度増大手段が、 入力、 前記入力に接続された第1の1サイクル遅延回路(40
    a)、 前記第1の1サイクル遅延回路の出力に接続された第2
    の1サイクル遅延回路(40b)、 前記第1および第2の1サイクル遅延回路の出力を加算
    するように接続された第1の加算器(34)、 前記第1の加算器の出力の2分の1を計算する第1の半
    減手段、 前記第1の加算器の前記2分の1の出力を受け取るよう
    に接続された第3の1サイクル遅延回路(40f)、 前記第2および第3の1サイクル遅延回路の出力を加算
    するように接続された第2の加算器(38)、 前記第2の加算器の出力の2分の1を計算する第2の半
    減手段、並びに 前記第2の加算器の前記2分の1の出力を受け取るよう
    に接続された出力、を有することを特徴とする請求項1
    記載の超音波イメージング・システム。
  10. 【請求項10】 前記検波手段が、前記第1サンプリン
    グ速度増大手段の出力に接続された包絡線検波器で構成
    されていることを特徴とする請求項9記載の超音波イメ
    ージング・システム。
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