JPH0133745B2 - - Google Patents

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JPH0133745B2
JPH0133745B2 JP58223813A JP22381383A JPH0133745B2 JP H0133745 B2 JPH0133745 B2 JP H0133745B2 JP 58223813 A JP58223813 A JP 58223813A JP 22381383 A JP22381383 A JP 22381383A JP H0133745 B2 JPH0133745 B2 JP H0133745B2
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water temperature
water
water surface
reservoir
hollow body
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JP58223813A
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JPS60117053A (ja
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Shozo Yamaki
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S10/00Solar heat collectors using working fluids
    • F24S10/10Solar heat collectors using working fluids the working fluids forming pools or ponds
    • F24S10/17Solar heat collectors using working fluids the working fluids forming pools or ponds using covers or floating solar absorbing elements
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Thermal Sciences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、太陽熱を利用して、水田等に水を供
給するための潅漑用溜池の水温を上昇させる方法
に関する。
最近、異常気象の頻発で、水稲はしばしば冷害
を受け、今後も一層その傾向が強いので、冷害を
受けやすい山間地等の気象環境不良地域では、特
にその技術対策の確立が切望されている。一般
に、日当たりの良好な場所に潅漑用溜池を設け、
太陽熱を利用して溜池の水温を上昇させ、この水
を水田に供給して該水田の水温を上昇させてい
る。ところが、第1図に示すように、太陽光線は
潅漑用溜池の水面に対して、日の出時は鈍角に入
射し、次第に鋭角に入射するようになり、日の入
時に向かつて再び鈍角に入射するようになる。同
図において、Aは日の出時の入射光線を、Bは太
陽の高度が高くなつた時点の入射光線を、Cは日
の入時の入射光線を示し、またDは溜池の水面を
示す。このため、日の出時や日の入時の太陽光線
は水面で全反射されてしまい、水温を上昇させる
ために、終日の太陽光線が充分に効率よく利用さ
れてはいなかつた。通常の気象条件の下では、こ
れでも溜池の水温は充分に上昇し冷害の問題は生
じないが、異常気象時の気象環境不良地域では、
充分に溜池の水温が上昇せず、冷害の打撃を受け
る。
このような冷害対策として、従来は、水面上に
多数の球体形状の水面被覆部材を浮遊させること
によつて溜池全体の水温を上昇させるものがあつ
た。この水温上昇方法に用いる被覆部材は、その
内部に水のような半透明液体と空気のような半透
明気体を収容した薄膜を有する密閉袋が収納され
ている。そして、半透明液体の表面と水面とはほ
ぼ同じ水準に位置しており、水面被覆部材の下半
部分は水面下にある。そこで、太陽からの放射熱
は、被覆部材の上半部分と、該被覆部材内の半透
明気体及び半透明液体とを介して通過することに
より水が加熱されるようになつている。
上記のような従来の水温上昇方法では、多数の
水面被覆部材によつて水面を被覆するようにして
水温の上昇を行なうようにするものであつたが、
その方法に用いる個々の水温上昇具は、球体形状
に形成してある水面被覆部材であるため、太陽の
放射熱を吸収して水温を効率良く上昇させること
はできるが、逆に各水面被覆部材間に間隙を有す
るので、加熱された水からの熱が放射されてしま
い加熱効率が悪くなるという問題を有していた。
本発明は、上記のような問題点を解消しようと
するもので、水面に浮くように球体形状に形成し
た中空体の内部に熱媒体を封入し、球体形状の中
空体の直径外周部に正四角形又は正六角形の不透
明体により形成した板材を設けて水面上部と水面
下部に仕切り、該中空体の少なくとも上下いずれ
かの片面部を光透過性材料にて形成してなる水温
上昇具を用意しておき、溜池に前記の水温上昇具
の板材が水面と面一となるように浮遊させ、水温
上昇具の各板材が規則的に相互に接触して水面上
を密閉するように多数浮遊させ、該溜池の水温を
上昇させることにより、目の出時や日の入時の太
陽光線が水面で全反射されることなく、終日の太
陽光線を充分に効率よく利用し、しかも吸収した
太陽熱によつて上昇した溜池の水温からの放熱を
減少させることができ、異常気象時の気象環境不
良地域でも冷害の打撃を受けにくい潅漑用溜池の
水温上昇方法を提供するのが目的である。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明す
る。第2図は本発明で使用する水温上昇具の平面
図、第3図は同側面図、第4図は使用状態の要部
側面図、第5図は同じく使用状態の全体平面図を
示す。
まず、本発明の方法に用いる水温上昇具の構造
について説明すると、この水温上昇具は、水面1
に浮くように形成した合成樹脂製の球体形状の中
空体2により構成されている。この中空体2の内
部には空気等の熱媒体3が封入されており、ま
た、中空体2の少なくとも上下いずれかの片面部
分を光透過性材料により形成してあり、図示の実
施例においては、水面上に出る水面上部4を光透
過性材料により形成してある。そして、球体形状
の中空体2は、その直径外周部に正四角形又は正
六角形の不透明体により形成した板材6が設けら
れ、中空体2を水面上部4と水面下部5とに仕切
るように構成されている。この板材6は図示の実
施例においては、正六角形に形成されており、溜
池7に多数浮遊させた状態において各板材6が規
則的に相互に接触して水面1上を密閉できるよう
に構成されており、この板材は正四角形であつて
もよい。また、この板材6は水面1に浮遊させた
状態において、水面と面一となるように浮遊され
ている。第5図において、8は溜池7の入水口、
9は同放出口、10は貯水枠を示す。
次に第4図と第5図を参照して実際に潅漑用溜
池の水温が上昇する工程を説明する。まず、潅漑
用溜池7に上記の水温上昇具を多数浮遊させる。
この潅漑用溜池7は、深さが1〜1.5メートルで、
25メートル四方、総用水量300〜500トン、流量が
3〜4トンである。すると太陽光線11は、球体
形状の中空体2に形成した水面上部に、日の出か
ら日の入までの終日に渡つて、直交する角度で入
射し、該中空体2内の熱媒体3の温度を上昇さ
せ、該熱媒体3を介して潅漑用溜池7の水温を上
昇させる。第6図は1983年5月12日(晴)の午前
5時から午後7時迄の潅漑用溜池7の放出口9付
近の温度変化を示すグラフで、同図において、1
2は本発明における水温上昇具を使用した場合の
潅漑用溜池の水温変化、13は水温上昇具を使用
しない場合の水温変化、14は気温変化、15は
中空体2内の温度変化を示す。また、第7図は
1983年8月の晴の日における終日の同温度変化を
示すグラフである。このように、本発明によれ
ば、太陽熱は効率よく吸収され、潅漑用溜池7の
水温が相当程度上昇されて、その水温がかなり維
持されていることが分かる。また、第9図乃至第
12図は1983年7月から10月迄の各月毎の同温度
変化を示すグラフである。
本発明は叙上のように、水面に浮くように球体
形状に形成した中空体2の内部に熱媒体3を封入
し、球体形状の中空体2の直径外周部に正四角形
又は正六角形の不透明体により形成した板材6を
設けて水面上部4と水面下部5に仕切り、該中空
体2の少なくとも上下いずれかの片面部を光透過
性材料にて形成してなる水温上昇具を用意してお
き、溜池7に前記の水温上昇具の板材6が水面と
面一となるように浮遊させ、水温上昇具の各板材
6が規則的に相互に接触して水面上を密閉するよ
うに多数浮遊させ、該溜池の水温を上昇させるよ
うにした潅漑用溜池の水温上昇方法である。
従つて、日の出時や日の入時の太陽光線が水面
で全反射されることなく、終日の太陽光線を充分
に効率よく利用し、しかも浮遊する水温上昇具は
潅漑用溜池の全体を隙間なく被覆するので、吸収
した太陽熱によつて上昇した溜池の水温からの放
熱を減少させることができ、異常気象時の気象環
境不良地域でも冷害の打撃を受けにくくすること
ができる。
本発明を適用した潅漑水田における米の収穫量
を従来のものと比較すると、以下のようであつ
た。品種は早稲のササミノリで、本発明を適用し
た場合の平均は10アールあたりで405.4キログラ
ムであつたのに対し、従来通りの水田からは平均
で365.0キログラムで、本発明を適用した場合の
ほうが40キログラムの増収となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の状態を示す側面図、第2図は本
発明で使用する水温上昇具の平面図、第3図は同
側面図、第4図は使用状態の要部側面図、第5図
は同じく使用状態の全体平面図、第5図は同じく
使用状態の全体平面図、第6図は1983年5月12日
(晴)の午前5時から午後7時迄の潅漑用溜池の
放出口付近の温度変化を示すグラフ、第7図は
1983年8月の晴の日における終日の同温度変化を
示すグラフであり、第8図は同年同月の曇の日に
おける終日の同温度変化を示すグラフ、第9図乃
至第12図は1983年7月から10月迄の各月毎の同
温度変化を示すグラフである。 1…水面、2…中空体、3…熱媒体、4…水面
上部、5…水面下部、6…板材、7…溜池。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 水面に浮くように球体形状に形成した中空体
    の内部に熱媒体を封入し、球体形状の中空体の直
    径外周部に正四角形又は正六角形の不透明体によ
    り形成した板材を設けて水面上部と水面下部に仕
    切り、該中空体の少なくとも上下いずれかの片面
    部を光透過性材料にて形成してなる水温上昇具を
    用意しておき、溜池に前記の水温上昇具の板材が
    水面と面一となるように浮遊させ、水温上昇具の
    各板材が規則的に相互に接触して水面上を密閉す
    るように多数浮遊させ、該溜池の水温を上昇させ
    るようにしたことを特徴とする潅漑用溜池の水温
    上昇方法。
JP58223813A 1983-11-28 1983-11-28 潅漑用溜池の水温上昇方法 Granted JPS60117053A (ja)

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WO2020222429A1 (ko) * 2019-04-30 2020-11-05 재단법인 아산사회복지재단 가이드와이어의 진행 경로 평가 장치 및 방법

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JPS59189252A (ja) * 1983-04-13 1984-10-26 ジエンス・オレ・ソレンセン 太陽熱温水製造方法及び太陽熱温水製造装置

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