JPH0133725Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本案は浴室付家屋に係り、洗面所と寝室とを有
する家屋に関するものである。

「従来の技術」 従来、夫婦の寝室は浴室から離れた場所に配置
されているため入浴する場合に他の部屋や廊下を
通つて洗面所や脱衣場等で脱衣し、脱衣に場所を
要し、同居人に迷惑がかかるし、裸のまま浴場に
赴くことは困難であり快適に入浴し難く寝室と浴
室との往復による不快感を禁じ難いという問題が
あつた。

「考案の目的及び問題点を解決する手段」 本案は上記の問題を解決することを目的とする
ものであつて、浴室と洗面所と寝室とを有する家
屋において、洗面所が、浴室を囲む一方の側壁に
設けられたドアを介して浴室に隣接配置され、寝
室が、浴室を囲む他方の側壁に設けられたドアを
介して浴室に隣接配置され、上記寝室の天井及び
寝室の側壁が防音壁によつて形成されてなる浴室
付家屋によつて構成する。

「作用」 従つて夫婦が入浴する場合に、寝室４内で脱衣
して裸のままドア３から浴室２に入り入浴し、入
浴後は裸のまま寝室４内に戻つて浴衣を着用し台
所１２又は居間に現われ、或はそのまま寝室４内
で就寝することができる。上記入浴中は洗面所１
との間のドア５は閉じたままで良いし、必要に応
じ浴室２から洗面所１に出入りすることができ
る。

「実施例」 浴室２と洗面所１と寝室４とを有する家屋１９
では洗面所１は浴室２を囲む一方の側壁５′に設
けられたドア５を介して浴室２に隣接配置されて
いる。又この寝室４は浴室２を囲む他方の側壁
５″に設けられたドア３を介して浴室２に隣接配
置するものであつて、上記寝室４の天井７及び寝
室４の側壁８には凹凸壁９を張設して防音壁とす
る。

洗面所１と浴室２とはドア５を介して接続し、
ドア５は開き扉でも引戸でも差支えない。洗面所
１と寝室４とは隔壁６又は浴室２を介して隔離す
る。寝室４は夫婦の寝室であつて第４図に示すよ
うに天井７及び側壁８に凹凸壁９を張設して防音
壁を形成するが他の防音材を用いたものでも差支
えない。又寝室４には上記ドア３の他に別のドア
１０が設けられ廊下１１や台所１２を経て洗面所
１に出入することができる。尚図中１３で示すも
のは浴槽、１４は洗面器、１５は玄関、１６はト
イレ、１７は勝手口、１８は夫婦用寝台である。

「効果」 本案は上述のように構成したので夫婦が入浴す
るに際し先ずその寝室４に入り、脱衣し裸となつ
ても同居人に気がねすることなく浴室２に入り得
て快適であるばかりでなく入浴後直ちに自己の寝
室４に入り得て迅速に安心して浴衣に着替えて居
間に現われ生活を楽しむことができるし、防音壁
の防音作用により他人の入浴による騒音の影響が
少く就寝し得る便益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の一実施例に係る家屋の平面図、
第２図、第３図はそれぞれ他の実施例に係る家屋
の平面図、第４図は寝室の防音壁の側面図であ
る。 １……洗面所、２……浴室、３，５……ドア、
４……寝室、５′，５″……側壁、７……天井、８
……寝室の側壁、１９……家屋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 浴室２と洗面所１と寝室４とを有する家屋１９
   において、洗面所１が、浴室２を囲む一方の側壁
   ５′に設けられたドア５を介して浴室２に隣接配
   置され、寝室４が、浴室２を囲む他方の側壁５″
   に設けられたドア３を介して浴室２に隣接配置さ
   れ、上記寝室４の天井７及び寝室４の側壁８が防
   音壁によつて形成されてなる浴室付家屋。