JPH0133358B2 - - Google Patents

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JPH0133358B2
JPH0133358B2 JP54157088A JP15708879A JPH0133358B2 JP H0133358 B2 JPH0133358 B2 JP H0133358B2 JP 54157088 A JP54157088 A JP 54157088A JP 15708879 A JP15708879 A JP 15708879A JP H0133358 B2 JPH0133358 B2 JP H0133358B2
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JP
Japan
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organic dye
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layer
recording medium
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JP54157088A
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English (en)
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JPS5680491A (en
Inventor
Masaaki Tsuboi
Shigeru Kamioka
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPS5680491A publication Critical patent/JPS5680491A/ja
Publication of JPH0133358B2 publication Critical patent/JPH0133358B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はヒートモードの情報記録媒体および情
報記録方法に関する。 従来から高エネルギー密度のビームを情報記録
媒体に照射して透過率、反射率、屈折率等の物性
定数を変化させて記録する記録方法は極めて高解
像力のコントラストのある画像を形成しうるこ
と、室内光に感光せず暗室なしに記録しうるこ
と、あとからの情報付加が可能であること、露光
すると同時に記録しうること等の特徴をもつの
で、電子計算機の出力や伝送されてくる時系列信
号(ビデオ信号、フアクシミリ信号)などの電気
信号の記録に適しているなどの利点を有し、
COM(コンピユータ アウトプツト マイクロ)、
マイクロフアクシミリ、印刷用原版、ビデオデイ
スクなどに応用されている。 例えばレーザ・ビームを照射して実時間にヒー
トモード記録しうる情報記録媒体としては、従来
プラスチツクフイルム等の透明な支持体上に金属
あるいは/および金属硫化物、半金属誘電体など
の薄膜、あるいは色素を含む自己酸化性の結合剤
の薄層を記録層として設け、これに保護層が設け
られた記録媒体が用いられてきた。 これらの情報記録媒体はとくに記録感度が高い
ことが要求される。その理由は例えばレーザ・ビ
ームは情報記録出力として情報記録媒体上に高密
度にエネルギーを集束させることが出来てるの
で、非接触にエネルギーを記録媒体に与えること
ができ、高速度、高密度記録においてその特長を
示すために、情報記録媒体の感度が特に必要とさ
れるからである。また従来のヒートモードの記録
方法は情報媒体の照射部の透過光学濃度が低下す
るポジテイブワーキングの写真特性を有してい
て、ネガテイブワーキングの写真特性で実時間記
録は不可能であつた。 本発明は感度が高く、ネガテイブワーキングの
写真特性を有する情報記録媒体と情報記録方法を
提供するのを目的として、その特徴とする所は、
微粒子が密集してなる、すなわち、粒子分散した
有機色素層を支持体に設けて情報記録媒体を作
り、これに有機色素が昇華あるいは蒸発するのに
要するエネルギー閾値より少い高エネルギー密度
ビームを照射して、有機色素を相転移あるいは融
解させることによつて、照射部の有機色素層の光
学濃度を高めることである。 本発明は、 (1) 支持体の上に粒子分散した有機色素層が設け
られてなる情報記録媒体において、該有機色素
層が該有機色素層を構成する有機色素が昇華ま
たは蒸発するに要するエネルギー密度閾値より
少ないエネルギー密度の高エネルギー密度ビー
ムの照射により照射部の該有機色素層の光学濃
度が増大するものであることを特徴とする情報
記録媒体。 ならびに、 (2) 支持体の上に粒子分散した有機色素層が設け
られてなる情報記録媒体に該有機色素層を構成
する有機色素が昇華または蒸発するに要するエ
ネルギー密度閾値より少ないエネルギー密度の
高エネルギー密度ビームを照射して照射部の該
有機色素層の光学濃度を増大させることからな
る情報記録方法。 である。 次に図面に基ずいて説明する。 第1図は本発明の情報記録媒体の一つの構成例
を示す断面模式図である。第1図において1は支
持体であり、ポリエステル(例、ポリエチレンテ
レフタレート)、酢酸セルロース(例、二酢酸セ
ルロース、三酢酸セルロース)、ポリカルボネー
ト(例、ビスフエノールAのポリカルボネート)、
ポリアクリレート、ポリアミド(例、ナイロン−
6)などのプラスチツクフイルムあるいはプラス
チツク板、紙、コート紙、ガラス、アルミ板ある
いはアルミ箔である。3は微粒子が密集してなる
有機色素層であつて、光の透過率が高く、有機色
素の融点あるいは相転移点は80℃以上、好ましく
は100℃以上である有機色素を主として成る。 本発明に用いることができる有機色素は、微粒
子が密集してなる有機色素(以下、粒子分散した
有機色素層という。)を形成することができ、粒
子分散した有機色素層の光の透過率が高く、粒子
分散した有機色素層に高エネルギー密度のビーム
を照射すると光学濃度が上る有機色素である。こ
れらの条件を満足する有機色素を数多く探索した
結果として化学構造式()で表わされる有機色
素が該当することが判明した。 一般式()において、 Qは5員または6員の環式炭化水素を形成する
原子団を表わす。 XはH、NO2またはOHで、アゾ原子団の結合
している炭素原子に対して2位または4位に結合
している置換基、 YはH、Cl、Br、CH3またはOCH3を表わす。 ただし、XとYがともにHである組合せを除
く。 WはH、Cl、Br、OH、CH3またはOCH3、Z
はH、OH、
【式】または
【式】を表わす。 ただし、WとZがともにHである組合せを除
く。 R1およびR2は水素原子、メチル基、エチル基、
プロピル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロキ
シエチル基または3−ヒドロキシプロピル基を表
わし、互いに同じでも異なつていてもよい。 粒子分散した有機色素層は有機色素を支持体に
真空蒸着する、有機色素を支持体にイオンプレー
テイングする、あるいは有機色素が溶けない溶媒
に有機色素を分散して、少量の結合剤を加えある
いは加えずに支持体に塗布するなどどの方法で作
ることができる。粒子分散した有機色素層の厚さ
は約50nmから約1μmの範囲である。 粒子分散した有機色素層の吸収スペクトルは溶
媒に溶解した吸収スペクトルと全く異つていて、
吸光度が可視域では少い。粒子分散した有機色素
層に有機色素が蒸発するエネルギー量以下の高エ
ネルギー密度のビームを画像状に照射すると吸光
度が増加して、画像が形成された。画像の吸収ス
ペクトルは溶媒に溶解した有機色素の吸収スペク
トルに類似していた。 画像部では有機色素は一般には溶融するが、特
定の色素、例えば4′−ニトロ−4−(N−エチル
−N−2−ヒドロキシエチルアミノ)アゾベンゼ
ンでは示差熱分析の結果104℃で相転移して有機
色素層の吸光度は粒子分散した有機色素層の吸光
度より高くなつた。粒子分散した有機色素層の光
学濃度を上げるに要するエネルギーは融解のエネ
ルギーより少くて済む。 粒子分散した有機色素層の可視光領域における
透過光学濃度は約0.25以下、好ましくは約0.15以
下である。粒子分散した有機色素層に高密度エネ
ルギー密度ビームを照射した後の有機色素層(画
像部分)の可視光領域における透過光学濃度の増
大量は約0.4以上、好ましくは約0.5以上である。
一般式()または後記する一般式()で表わ
される有機色素を用いて設けた前述の厚さ約50n
mから約1μmの範囲の粒子分散した有機色素層
は前述の光学濃度を満たす。また、粒子分散した
有機色素層は可視光をほとんど散乱しないが、高
密度エネルギー密度ビームを照射した後の有機色
素層(画像部分)は可視光を強く散乱するので、
本発明の情報記録媒体を用い、本発明の情報記録
方法により作成した画像はマイクロリーダー等で
拡大したスクリーン上の画像を読む場合には画像
部分と非画像部分のコントラストが非常に大きく
なり、画像を読みやすいことが判明した。 本発明に用いられる好ましい色素は一般式
()で表わされる有機色素のうちで下記の一般
式()で表わされる有機色素である。 AはHまたはNO2でアゾ原子団に対して2−
位または4−位に結合している置換基を表わし、
YはHまたはCH3を表わす。ただし、AとBがと
もにHである組合せを除く、DはHまたはOHを
表わし、EはH、OHまたは
【式】を表わし、 R3とR4はともにH、CH3、CH2CH3または
CH2CH2OHを表わし、R3とR4は互いに同じでも
異なつていてもよい。ただし、DとEがともにH
である組合せを除く。 本発明の情報記録媒体を用い、レーザ光で本発
明の方法を実施する場合にネガテイブワーキング
の画像を形成し、記録感度が高いために特に好ま
しい有機色素は、一般式()においてAが
NO2、BがHまたはCH3、DがHまたはOH、E
がH、OHまたは
【式】(ただし、DをEが ともにHである組合せを除く。)R3とR4がともに
H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OH(R3とR4
は互いに同じでも異なつていてもよい。)で表わ
される有機色素である。 特に好ましい有機色素の具体例は次のとおりで
ある。 2′−ニトロ−4−(ジメチルアミノ)アゾベン
ゼン 4′−ニトロ−4−(ジメチルアミノ)アゾベン
ゼン 4′−ニトロ−4−(N−メチル−N−2−ヒド
ロキシエチルアミノ)アゾベンゼン 4′−ニトロ−4−(N−エチル−N−2−ヒド
ロキシエチルアミノ)アゾベンゼン 2′−クロロ−4′−ニトロ−4−(N−エチル−
N−2−ヒドロキシエチルアミノ)アゾベンゼン 2−メチル−4′−ニトロ−4−(N−エチル−
N−2−ヒドロキシエチルアミノ)アゾベンゼン 4′−ニトロ−4−アミノアゾベンゼン 4′−ニトロ−4−〔ジ(2−ヒドロキシエチル)
アミノ〕アゾベンゼン 4′−メチル−4−〔ジ(2−ヒドロキシエチル)
アミノ〕アゾベンゼン 4′−ニトロ−2,4−ジヒドロキシアゾベンゼ
ン 4′−ニトロ−2−クロロ−4−〔ジ−(2−ヒド
ロキシエチル)アミノ〕アゾベンゼン 第1図に示した構成の情報記録媒体において、
高エネルギー密度ビームは有機色素を昇華又は蒸
発させるに要するエネルギー密度閾値より少ない
有機色素を相転移あるいは融解させるだけのエネ
ルギーで済むので、記録媒体の高感度化と記録装
置の小型化が達成される。層構成としては照射さ
れるエネルギービームの反射防止膜として、カル
コゲン物質や誘電体物質を有機色素層の上に設け
ることができ、また反射層を有機色素層と支持体
の間に設けて、有機色素層で吸収されなかつたエ
ネルギービームを反射して再び有機色素層に入射
させて記録媒体の感度を高めることができる。ま
た断熱層を有機色素層と支持体の間に設けてエネ
ルギービームが吸収され有機色素層で発生した熱
が支持体に逃げにくくすることができる。 第2図は本発明の情報記録媒体の他の構成例を
示す断面模式図である。第2図において1は支持
体、3は微粒子が密集してなる粒子分散した有機
色素層で、いずれも第1図と同様のものである。
2は支持体1とは異る有機ポリマー層あるいは多
孔性断熱層、あるいは有機物層である。多孔性断
熱層はいかなる方法によつて作られたものでもよ
いが、多孔性層を形成する方法としては例えば次
のようなものがある。有機ポリマーをバインダー
として、バインダーと反応しない微細粒子(平均
粒子径約0.2μmから約10μm)を分散させて支持
体に塗布し、その後この微細粒子のみを溶解除去
して多孔性層を得る方法である。 有機物層はいかなる方法によつて作られてもよ
いが、例えば次のような方法がある。支持体に有
機物の有機溶媒溶液を塗布するあるいは有機物層
を真空蒸着、イオンプレーテイングする方法であ
る。有機物層の厚さは数+nmから3μmである。
例えば有機物としては特開昭54−66849明細書の
低融点物質を使用しうる。透明な有機ポリマー層
はポリマーの溶液を塗布することにより作られ
る。 有機ポリマーとしては、例えばポリビニルブチ
ラール、ポリビニルホルマール、ポリメタクリル
酸メチル、ポリビニルアルコール、ゼラチン、エ
チレン−アクリル酸、アルカリ金属塩共重合体、
メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合
体、ポリエチレンオキサイド、メチルセルロー
ス、三酢酸セルロース、二酢酸セルロース、エチ
ルセルロース、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリ
デン、アクリロニトリル−塩化ビニリデン共重合
体、ポリブタジエン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルピロリドン、エポキシ樹脂、ビスフエノールA
のポリカルボネートがある。 支持体に塗布された有機ポリマーに粒子分散し
た有機色素層を設ける場合に、光の透過率が高く
(未露光部の濃度)記録感度が高い点で特に好ま
しい有機ポリマーは次のものである。ゼラチン、
アクリロニトリル−塩化ビニリデン共重合体、ポ
リビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、エ
チレン−アクリル酸エステルアルカリ金属塩共重
合体、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共
重合体、ポリエチレンオキシド、メチルセルロー
ス、三酢酸セルロース、ビスフエノールAのポリ
カルボネートである。有機ポリマー層の厚さは約
0.5μmから約5μmの範囲である。 第3図は本発明の情報記録媒体に高エネルギー
密度ビームを照射した場合の断面模式図である。
第3図において1,3は第1図で示したと同じも
のである。4は画像状の高エネルギー密度ビー
ム、5は3が相転移あるいは融解したものであつ
て、5の光学濃度は3の光学濃度よりも高い。本
発明が従来公知の記録材料と異るところは特開昭
48−43632、特開昭51−117028に記載されている
記録材料では記録層が高エネルギー密度の光で蒸
発、あるいは除去されるが本発明では粒子分散し
た有機色素層が除去されないで残留する点であ
る。 本発明の方法に用いることができる高エネルギ
ー密度ビームとしては、レーザ光、キセノンラン
プからの照射光、水銀ランプからの照射光、電子
ビーム等がある。特にレーザ光(例えばHe−Cd
レーザ、Krレーザ、Arレーザ、He−Neレーザ、
半導体レーザ)電子ビームは情報記録媒体に走査
記録しうるので、コンピユーターのアウトプツト
あるいは原稿を光電的に読みとつた電気信号でエ
ネルギービームを変調しうるので有用である。本
発明の情報記録方法は高エネルギー密度ビームを
照射した所が不規則に蒸発あるいは除去されない
ので、凸凹が少く、ビデオデイスクとして光学的
再生方法を用いた場合、再生信号のSN比が良い
利点をも有している。 本発明の情報記録媒体および情報記録方法は
種々の情報記録媒体に好適に用いられる。例えば
COM、超マイクロ画像、マイクロ−フアクシミ
リ、ビデオ信号記録等に用いられる。本発明の情
報記録方法は少いエネルギーの照射によつて記録
しうること、高エネルギー密度ビームにより照射
された部位が光学濃度が高くなるネガテイブワー
キングの写真特性を示すこと、照射されると即時
記録されるDRAN(Direct Read after Write)
特性があること、明室で取扱いうることなどの利
点を有している。 実施例 1 無色透明なポリエステル(ポリエチレンテレフ
タレート、以下PETと略記する)フイルム(厚
さ100μm)に4′−ニトロ−2,4−ジヒドロキシ
アゾベンゼンを真空度3×10-5Torrで抵抗加熱
法によつて厚さ300nmに真空蒸着して粒子分散
した有機色素層を設けて情報記録媒体を作成し
た。 これに直径25μmのアルゴンレーザ(波長4885
Å)ビームを18.8m/秒の速さで走査して照射し
た。照射部の光学濃度は未照射部のそれより0.6
高く、ネガ像が照射部につくられた。ネガ像を記
録する閾値エネルギーは0.02J/cm2であり、この
情報記録媒体は高い記録感度を示した。 実施例 2〜19 無色透明なPETフイルム(厚さ100μm)に、
次の有機ポリマーを溶媒に溶解するか、あるいは
分散(ラテツクスと記す)した液をスピンナーで
塗布し、乾燥して基板を作成した。有機ポリマー
層の乾燥膜厚は2μmであつた。この基板に4′−ニ
トロ−4−(N−エチル−N−2−ビトロキシエ
チルアミノ)アゾベンゼンを真空度5×
10-5Torrで抵抗加熱法で500nmの厚さに真空蒸
着して粒子分散した有機色素層を設けて情報記録
媒体を作つた。この情報記録媒体に直径25μmに
絞つたアルゴンレーザ光を18.8m/秒の速さで走
査して照射したところ、照射部の透過光学濃度が
最大で0.8以上になり画像が認められた。アルゴ
ンレーザ光のエネルギー密度を変化させて画像を
記録しうる最小の照射量を測定した。記録感度と
して第1表に記す。また情報記録媒体の照射前の
透過光学濃度を情報記録媒体の光学濃度(カブリ
光学濃度、Dmin)として第1表に示す。
【表】
【表】 有機ポリマーの物性は次のとおり: (1) ポリオレフインラテツクス 商品名ケミパー
ルS100 三井石油化学工業(株) 固型分濃度27、粘度1000cp、ビカツト軟化
点59℃ (2) メチルセルロース 商品名メトローズ
60SH−4000 信越化学(株) メトキシ基28−30%、ヒドロキシプロポキシ
基7−12% (3) ポリエチレンオキシド 商品名アルコツクス
E−45 明成化学工業(株) 平均分子量60−80万 (4) ポリビニルブチラール 商品名デンカブチラ
ール 4000−2 電気化学工業(株) アセタール化度75%以上、平均重合度1000 (5) ニトロセルロース ダイゼル(株) 工業用硝化
綿RS1/16 硝化度(N%)11.5−12.2 (6) エチレン−酢酸ビニル共重合体 商品名エバ
フレツクス410、三井ポリケミカル(株) 酢酸ビニル19wt%、ビカツト軟化点42℃ (7) ポリ酢酸ビニルラテツクス 商品名セビアン
A 530、ダイセル(株) 不揮発分57%、粘度4000cps、PH4−5 (8) ポリビニルアルコール 商品名クラレポバー
ル PVA−205 けん化度88.0%、PVA含有率94%以上 (9) ビスフエノールAのポリカルボネート 商品
名ユーピロン C−3000 三菱瓦斯化学(株) 分子量22000 (10) ポリビニルピロリドン 商品名ポリビニルピ
ロリドン 化粧品用K−30 和光純薬(株) (11) ポリビニルカルバゾール 商品名ダイレツク
三洋化成(株) 固有粘度0.31 (12) メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重
合体 商品名GANTREZ AN−119 固有粘度0.1−0.4 (13) エチレンとカルボン酸エステルのアルカリ
金属塩の共重合体ラテツクス 商品名アイオノ
マー、コーポレンラテツクスL−4000、旭ダウ
(株) 固型分約40%、ビカツト軟化点70℃比重
0.94 (14) スチレンとブタジエンの共重合体 商品名ノーガテクス2752 住友ノーガタツク
(株)、固型分48%、結合スチレン量49% (15) ブチル化メラミン 商品名スーパーベツカ
ミンJ−820、大日本インキ化学工業(株)、不揮
発分50.6%、酸価0.2 第1表から下塗層(有機ポリマー層)を有する
情報記録媒体において、記録感度が高く
(0.10J/cm2以下の露光量で記録しうる)情報記録
媒体のカブリ光学濃度が低い(Dminが0.1以下)
2条件を満足する好ましい有機ポリマーは、ゼラ
チン、メチルセルロース、ポリエチレンオキシ
ド、ニトロセルロース、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、ポリビニルアルコール、ビスフエノール
Aのポリカルボネート、三酢酸セルロース、メチ
ルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体、エ
チレンカルボン酸エステル、アルカリ塩共重合
体、ポリビニルピロリドンであることが明らかに
なつた。他方、下塗層の有機ポリマーがスチレン
−ブタジエン共重合体、ブチル化メラミンである
場合にはカブリ光学濃度がやや増大することが明
らかになつた。 実施例 20 平面基板(アルカリ板)に4′−ニトロ−2−ク
ロロ−4−〔ジ−〔2−ヒドロキシエチル)アミ
ノ〕アゾベンゼンを3×10-5Torrで厚さ300nm
真空蒸着して粒子分散した有機色素層を設けて情
報記録媒体を作つた。この情報記録媒体の光学濃
度は0.25であつた。ビーム径1.5μmのアルゴンレ
ーザ光(波長5145Å)を走査速度9.4m/秒で情
報記録媒体に照射した。照射部は0.4J/cm2の露光
量で光学濃度が0.5未照射部より高くなりネガ像
が記録出来た。 本発明の好ましい実施態様は次のとおりであ
る。 (1) 粒子分散した有機色素層が一般式()で表
わされる化合物の微粒子が密集してなる有機色
素層である特許請求の範囲1に記載の情報記録
媒体。 一般式()において、 Qは5員または6員の環式炭化水素を形成す
る原子団を表わす。 XはH、NO2またはOHで、アゾ原子団の結
合している炭素原子に対して2位または4位に
結合している置換基、YはH、Cl、Br、CH3
またはOCH3を表わす。 ただし、XとYがともにHである組合せを除
く。 WはH、Cl、Br、OH、CH3またはOCH3
ZはH、OH、
【式】または
【式】を表わす。 ただし、WとZがともにHである組合せを除
く。 R1およびR2は水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基または3−ヒドロキシプロピ
ル基を表わし、互いに同じでも異なつていても
よい。 (2) 有機色素が一般式()で表わされる化合物
である(1)に記載の情報記録媒体。 AはHまたはNO2でアゾ原子団に対して2
−位または4−位に結合してる置換基を表わ
し、YはHまたはCH3を表わす。 ただし、AとBがともにHである組合せを除
く。DはHまたはOHを表わし、EはH、OH
または
【式】を表わし、R3とR4はともに H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OHを表わ
し、R3とR4は互いに同じでも異なつていても
よい。ただし、DとEがともにHである組合せ
を除く。 (3) 粒子分散した有機色素層の厚さが約50nmか
ら約1μmの範囲である(1)または(2)に記載の情
報記録媒体。 (4) 支持体の粒子分散した有機色素に接する支持
体の表面がポリエチレンテレフタレート、ゼラ
チン、メチルセルロース、ポリエチレンオキシ
ド、ニトロセルロース、ポリビニルアルコー
ル、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、メ
チルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合
体、エチレン−アクリル酸アルカリ金属塩共重
合体またはビスフエノールAのポリカルボネー
トである(1)または(2)に記載の情報記録媒体。 (5) 粒子分散した有機色素層の上にカルコゲン物
質または誘電体物質からなる反射防止膜が設け
られている(1)または(2)に記載の情報記録媒体。 (6) 粒子分散した有機色素層と支持体との間に反
射層が設けられている(1)または(2)に記載の情報
記録媒体。 (7) 粒子分散した有機色素層と支持体との間に断
熱層が設けられている(1)または(2)に記載の情報
記録媒体。 (8) 粒子分散した有機色素層が一般式()で表
わされる化合物の微粒子が密集してなる有機色
素層である特許請求の範囲2に記載の情報記録
方法。 一般式()において Qは5員または6員の環式炭化水素を形成す
る原子団を表わす。 XはH、NO2またはOHで、アゾ原子団の結
合している炭素原子に対して2位または4位に
結合している炭素原子に対して2位または4位
に結合している置換基、YはH、Cl、Br、
CH3またはOCH3を表わす。 ただし、XとYがともにHである組合せを除
く。 WはH、Cl、Br、OH、CH3またはOCH3
ZはH、OH、
【式】または
【式】を表わす。 ただし、WとZがともにHである組合せを除
く。 R1およびR2は水素原子、メチル基、エチル
基、プロピル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒ
ドロキシエチル基または3−ヒドロキシプロピ
ル基を表わし、互いに同じでも異なつていても
よい。 (9) 有機色素が一般式()で表わされる化合物
である(8)に記載の情報記録方法。 AはHまたはNO2でアゾ原子団に対して2
−位または4位に結合している置換基を表わ
し、YはHまたはCH3を表わす。 ただし、AとBがともにHである組合せを除
く。DはHまたはOHを表わし、EはH、OH
または
【式】を表わし、R3とR4はともに H、CH3、CH2CH3またはCH2CH2OHを表わ
し、R3とR4は互いに同じでも異なつていても
よい。ただし、DとEがともにHである組合せ
を除く。 (10) 粒子分散した有機色素層の厚さが約50nmか
ら約1μmの範囲である(8)または(9)に記載の情
報記録方法。 (11) 支持体の粒子分散した有機色素に接する支持
体の表面がポリエチレンテレフタレート、ゼラ
チン、メチルセルロース、ポリエチレンオキシ
ド、ニトロセルロース、ポリビニルアルコー
ル、二酢酸セルロース、三酢酸セルロース、メ
チルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合
体、エチレン−アクリル酸アルカリ金属塩共重
合体またはビスフエノールAのポリカルボネー
トである(8)または(9)に記載の情報記録方法。 (12) 粒子分散した有機色素層の上にカルコゲン物
質または誘電体物質からなる反射防止膜が設け
られている(8)または(9)に記載の情報記録方法。 (13) 粒子分散した有機色素層と支持体との間に
反射層が設けられている(8)または(9)に記載の情
報記録方法。 (14) 粒子分散した有機色素層と支持体との間に
断熱層が設けられている(8)または(9)に記載の情
報記録方法。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の情報記録媒体の
構成を示す断面模式図、第3図は本発明の情報記
録方法を示す説明図である。 1……支持体、2……有機ポリマー層、有機物
層または断熱層、3……微粒子が密集してなる粒
子分散した有機色素層、4……高エネルギー密度
ビーム、5……画像部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持体の上に粒子分散した有機色素層が設け
    られてなる情報記録媒体において、該有機色素層
    が該有機色素層を構成する有機色素が昇華または
    蒸発するに要するエネルギー密度閾値より少ない
    エネルギー密度の高エネルギー密度ビームの照射
    により照射部の該有機色素層の光学濃度が増大す
    るものであることを特徴とする情報記録媒体。 2 支持体の上に粒子分散した有機色素層が設け
    られてなる情報記録媒体に該有機色素層を構成す
    る有機色素が昇華または蒸発するに要するエネル
    ギー密度閾値より少ないエネルギー密度の高エネ
    ルギー密度ビームを照射して照射部の該有機色素
    層の光学濃度を増大させることからなる情報記録
    方法。
JP15708879A 1979-12-04 1979-12-04 Information recording medium and information recording method using it Granted JPS5680491A (en)

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