JPH0132337Y2 - - Google Patents

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JPH0132337Y2
JPH0132337Y2 JP1983180186U JP18018683U JPH0132337Y2 JP H0132337 Y2 JPH0132337 Y2 JP H0132337Y2 JP 1983180186 U JP1983180186 U JP 1983180186U JP 18018683 U JP18018683 U JP 18018683U JP H0132337 Y2 JPH0132337 Y2 JP H0132337Y2
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JP
Japan
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terminal
coil
winding
terminals
reactor
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JP1983180186U
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JPS6088510U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は例えば6KV,3KV回路共用など1倍と2
倍電圧の回路に用いるリアクトル巻線に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
直列リアクトルは、他の機器との接続上から入
力端子の位置の背面側に出力端子が取付けられ
る。また6KV,3KV回路共用などの1倍と2倍電圧
の回路に用いるリアクトルのコイルは、一相当り
毎に2つのコイルを用い、これを直列あるいは並
列に切換えて使用される。
これらのリアクトル巻線の結線図を第1図に示
しているが、各相とも一相当り2つのコイル1,
2を上下に配置し、その上部コイル1のそれぞれ
の巻始端子U,V,Wからそれぞれ端子t1を導き
出し、それぞれの巻終端を端子t2とし、また下部
コイル2の巻始端子t3とし、そのそれぞれの巻終
端子X1,Y1,Zからそれぞれ端子t4を導き出し
ている。この第1図に示す結線配置の各コイル
1,2は、第2図に示すように同一の三脚鉄心3
の各相脚に上下にして巻装して三相リアクトルを
構成する。第2図はU−X相の一相のみを示して
いる。そしてリアクトルは、他の機器との接続の
関係から、入力端子Uの配置位置の背面側に出力
端子Xが取付けられる。したがつて、端子Uとコ
イル1とは比較的短いリード線4で接続できる
が、端子Xとコイル2とのリード線5は、鉄心3
の側面を迂回する比較的に長くなる。また各端子
t1,t2,t3およびt4は、コイル1,2の側面に取
付けた端子板6に図示のようにまとめて配置され
る。
このように従来のリアクトル巻線では、入力端
子Uおよび出力端子X、切換端子t1〜t4に導くリ
ード線4,5の配線が繁雑になるうえ、端子の数
も一相当り6個取付けねばならないため、高圧以
上の場合に絶縁を配慮する端子配置寸法が大きく
なり、これによつて機器の外側寸法を大きくする
要因となつている。これが三相器になつた場合、
端子数は18個にも増え、ますますこのデメリツト
は大きくなる。さらにリード線あるいは端子部を
支える支持絶縁物が必要になつていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、入力、出力端子および切換端
子へのリード線の配線を省略でき、外形をコンパ
クトにできるリアクトル巻線を提供するにある。
〔考案の概要〕
本考案によるリアクトル巻線は、入力、出力端
子および切換端子をリード配線することなしに、
上下に配置した2つのコイルの前面あるいは背面
に配設し、コイルの周面で接続できるように構成
したことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下本考案を第3図に示す実施例について説明
する。同図において、上下に配設したコイル1,
2は、第4図の結線図に示すようにコイル1の巻
始端を端子Uとし、その巻終端は巻始めに対して
背面側になるように巻き、その導出された端子
t2′とし、さらにこの巻終端子t2′から半巻回だけ
減じた位置から端子t2を導出する。また下部コイ
ル2の巻始端子t3を上部コイル1の巻始端子U側
に導き、その巻終端子Xを巻始めに対して背面側
になるように巻いて導き出している。そして各端
子は、所要の絶縁寸法を保つてコイル1,2の周
面に配設される。また第3図の上下のコイル1,
2は、図示していないが第2図の場合と同様に三
相鉄心脚の各相脚に配置されるものである。
このように構成した本考案のリアクトル巻線に
おいて、リアクタンス調整に際しては、端子U,
Xおよび切換端子t2,t2′,t3の直並列接続によつ
て行う。コイル1,2の図示左側面には、第5図
に示すように入力端子U、切換端子t2,t3がその
背面側には出力端子Xおよび切換端子t2′がそれ
ぞれの図示配置の関係で導出されている。直列接
続は、第5図aのように端子t2−t3をリード線1
0で接続することによつて行われ、並列接続は、
第5図bのように端子U−tと端子X−tの接続
によつて行われる。
リアクトルのリアクタンスは、巻回数の2乗に
比例する。したがつて、直列接続は、並列接続に
対して4倍のリアクタンスになるが、本考案にお
いて、一つのコイルの巻回数nとすると、直列接
続の場合は、2nより0.5巻回数だけ不足するため、
並列接続のリアクタンスの4倍より小さくなる。
しかし、リアクタンスの誤差は±10%が許容され
ているので、一つのコイルが20巻回数以上であれ
ば運用上から全く問題ない。
〔考案の効果〕
以上のように本考案においては、各端子をコイ
ルの周面に直接配設することによつて端子部間の
リード線の配線を省略でき、端子部と対地間の絶
縁をコイル表面の絶縁によつて兼用できるため、
端子支持絶縁物も不要となる。さらに端子をコイ
ルの全面および背面に配設することによつて、端
子間の絶縁寸法を自在にとることができるため、
端子配置寸法によつて大きくなつていた外形寸法
を縮少できる。また部品数の削減によつて全体の
構造が単純化され、安価なリアクトルを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリアクトル巻線を示す結線図、
第2図はそのリアクトル巻線の鉄心への配置状態
を示す構成図、第3図は本考案によるリアクトル
巻線の一実施例を示す斜視図、第4図はその結線
図、第5図は各端子の配置状態を示す接続図であ
る。 1,2……コイル、U,X……入力、出力端
子、t2,t2′,t3……切換端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 入力端子と出力端子とをそれぞれコイルの前
    背面に配設し、上下に巻回した二つのコイルを
    直列又は並列に接続可能としたコイルにおい
    て、一方のコイルの巻始めから導出される端子
    とその巻終りから半巻回減じた部分から導出さ
    れる端子とをそのコイル前面に、またその巻終
    りから導出される端子をその背面にそれぞれ配
    設し、さらに他方のコイルの巻始めから導出さ
    れる端子をコイル前面に、またその巻終りから
    導出される端子をその背面にそれぞれ配設した
    ことを特徴とするリアクトル巻線。 (2) 各端子間および対地間絶縁はコイル周面の絶
    縁物によつて維持されていることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のリアクト
    ル巻線。
JP18018683U 1983-11-24 1983-11-24 リアクトル巻線 Granted JPS6088510U (ja)

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JP18018683U JPS6088510U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 リアクトル巻線

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JP18018683U JPS6088510U (ja) 1983-11-24 1983-11-24 リアクトル巻線

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JPS6088510U JPS6088510U (ja) 1985-06-18
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JP5189637B2 (ja) * 2010-11-16 2013-04-24 Necトーキン株式会社 コイル部品及びそれを用いた電源回路

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JPS5631866U (ja) * 1979-08-16 1981-03-28

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