JPH01321333A - 試料ガス分析装置 - Google Patents

試料ガス分析装置

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JPH01321333A
JPH01321333A JP15564588A JP15564588A JPH01321333A JP H01321333 A JPH01321333 A JP H01321333A JP 15564588 A JP15564588 A JP 15564588A JP 15564588 A JP15564588 A JP 15564588A JP H01321333 A JPH01321333 A JP H01321333A
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JP
Japan
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decompression chamber
vacuum
sample gas
degree
pressure
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JP15564588A
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Taeko Honjo
本城 多恵子
Ikuko Minami
南 郁子
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は試料ガス分析装置に関し、特に1次減圧室から
オリフィスを介して四重極質量検出器を設けた2次減圧
室に導入される試料ガスのガス流量を略一定にするよう
にしたものに関する。
〔従来技術〕
一般に、例えばガス中に含まれる化学物質を分析する試
料ガス分析装置としては、サンプルした試料ガスが導入
される1次減圧室とこの1次減圧室にオリフィス等を介
して連通され四重極質量検出器を備えた2次減圧室とを
設け、1次減圧室に導入された試料ガスはそのガス流量
をオリフィスで規制されて2次減圧室に導入され、四重
極質量検出器で試料ガス中の特定ガス成分の質量を選択
的に検出するようにした装置が知られている。
上記ガス分析装置は、自動車用エンジンの吸気ガス、燃
焼ガス或いは排気ガス等を分析するのに適したものであ
り、例えば、第6図に示すように構成されている。
このガス分析装置において、1次減圧室50と2次減圧
室51とは隣接して設けられ、2次減圧室51はオリフ
ィス52を介して1次減圧室50に連通され、1次減圧
室50は真空ポンプ53により設定値に減圧されると共
に、2次減圧室51はターボ分子ポンプ54と真空ポン
プ55により設定値に減圧されている。尚、2次減圧室
51の真空度は1次減圧室50の真空度より所定値だけ
高く設定されている。
そして、例えばエンジン56が排気工程のときに制御弁
57が開弁されて、燃焼室58の排気ガス(試料ガス)
が試料ガス導入管59を経て1次減圧室50に導入され
、差動排気によりその試料ガスの一部がオリフィス52
を通って2次減圧室51に導入される。
そして、2次減圧室51の四重極質量検出器60で試料
ガスをイオン化させて分析し特定ガス成分のイオン質量
を検出するようになっている。
尚、実開昭58−26660号公報には、試料ガス導入
管内に設けた酸化触媒を加熱炉で約300℃以上に加熱
し、試料ガスを導入管を経て1次減圧室に尊大するとき
に、試料ガス中のco及び各種HCを酸化触媒で完全に
酸化させた後、2次減圧室内の四重極質量検出器で分析
し、この分析結果に基いて混合気の空燃比を算出するよ
うにした超高速試料ガス分析装置が記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の試料ガス分析装置(第6図参照)において、例え
ばエンジン56の排気ガス(試料ガス)を導入管59を
経て1次減圧室50に導入して分析する際に、真空ポン
プ53による1次減圧室50の真空度及び1対の真空ポ
ンプ54・55による2次減圧室51の真空度を略一定
に設定するけれども、エンジン56内の排気ガス圧が時
々刻々変化するので排気ガス圧が上昇すると、1次減圧
室50の真空度は試料ガスの導入により低くなり、画室
50・51の真空度の差が大きくなるので、1次減圧室
50からオリフィス52を介して2次減圧室51に導入
される試料ガスの流速が速くなり、オリフィスを通過す
るガス流量(導入量)が増加する。
その結果、2次減圧室51の真空度が大きく変化すると
共に2次減圧室51内の試料ガスのガス濃度も変化する
ので、ガスの種類によっては真空度によってイオン化度
合が変化し、四重極質量検出器60でガス成分のイオン
質量を正確に検出することができないという問題がある
そこで、2次減圧室51の真空度を測定し、所定真空度
との差から補正のための係数を求め、四重極質量検出器
60で求めた実測値に係数を掛は算して補正することも
知られているが、この補正のための複雑な演算制御が必
要となりガス分析の高速化を妨げること、例えば酸素の
ように真空度とイオン化度合とが非線型の相関関係を有
しているガス成分では単に係数で補正するだけでは誤差
が生じること、など問題がある。
本発明の目的は、試料ガスの分析精度を向上させると共
に高速でガス分析し得るような試料ガス分析装置を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る試料ガス分析装置は、試料ガス導入管が導
入された1次減圧室と、上記1次減圧室にオリフィスを
介して連通された2次減圧室と、上記2次減圧室に設け
られた四重極質量検出器とを備えた試料ガス分析装置に
おいて、上記1次減圧室からオリフィスを介して2次減
圧室に導入される試料ガスの流量が略一定となるように
1次減圧室の圧力又はオリフィスの開口面積を制御する
ガス流量制御手段を設けたものである。
〔作用〕
本発明に係る試料ガス分析装置においては、試料ガス導
入管を経て1次減圧室に導入された試料ガスの一部がオ
リフィスを介して2次減圧室に導入されるときに、ガス
流量制御手段により1次減圧室の圧力又はオリフィスの
開口面積が制御されて、オリフィスを介して2次減圧室
に導入される試料ガスのガス流量が略一定となる。
従って、2次減圧室に導入される試料ガスのガス濃度及
び2次減圧室の真空度が略一定となり、この状態で四重
極質量検出器で試料ガスを分析することができるので、
試料ガス中に含まれる選択された特定のガス成分のイオ
ン質量を正確に検出することができる。
〔発明の効果〕
本発明に係る試料ガス分析装置によれば、以上説明した
ように、1次減圧室の圧力又はオリフィスの開口面積を
制御してオリフィスを介して2次減圧室に導入される試
料ガスのガス流量が略一定に制御され、2次減圧室に導
入される試料ガスのガス濃度及び2次減圧室の真空度が
略一定となるので、分析精度が大幅に向上する。
また、四重極質量検出器で検出した実測データを補正係
数などにより補正する必要がなく、分析速度の高速化を
図ることが出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明する。
本実施例はエンジンの排気ガス(これが、試料ガスに相
当する)を分析する試料ガス分析装置に本発明を適用し
た場合のものである。
試料ガス分析装置1について、第1図に基いて説明する
エンジン2の燃焼室3に試料ガス導入管(以下、導入管
という)4の上流端が接続されると共に、この導入管4
の下流端は1次減圧室5内に導入されている。更に、導
入管4の上流端部にはその上流端を開閉する制御弁6と
この制御弁6を上下に開閉駆動するソレノイド7とが設
けられている。
尚、符号8は吸気管、符号9は排気管である。
上記1次減圧室5には1次減圧室5内の負圧(真空度)
を測定するための圧力センサ10が設けられ、1次減圧
室5を減圧させるための真空ポンプ11が連通路12を
介して設けられている。
この連通路12の途中には真空ポンプ11により減圧さ
れる1次減圧室5の真空度を調節するための可変バルブ
13が介設されている。更に、1次減圧室5の隣りには
仕切板14を隔てて2次減圧室15が設けられ、この仕
切板14には導入管4で導入された試料ガスを2次減圧
室15に導入する為のオリフィス16が形成され、上記
導入管4の下流端はこのオリフィス16の近傍に開端し
ている。
上記2次減圧室15には、オリフィス16を介して試料
ガスを導入するためのガス導入用のバルブ17と導入さ
れた試料ガス中のガス成分のイオン強度を測定する四重
極質量検出器18と試料ガスを導出するためのバルブ1
9とが設けられている。
更に、2次減圧室15を所定の真空度に減圧させるため
のターボ分子ポンプ20及び真空ポンプ21が連通路2
2・23を介して夫々接続されている。
上記4電極質量検出器18は、第2図に示すように試料
ガス中のガス成分に電子衝撃を与えてガス成分をイオン
化するイオンソース部24と、イオン化されたガス成分
を収束させてイオンビームを形成するレンズ系25と、
このレンズ系25を経て入射したイオンを振動させて特
定電荷比のイオンのみを通過させる4本のロンドからな
る電極部26と、この電極部26を通過したイオンのイ
オン強度をイオン電流として検出する二次電子増倍管2
7とを備えている。そして上記電極部26に印加される
電圧値を調節することによって特定電荷比のイオンつま
り各種HCイオンや02イオン等のイオン強度を選択的
に検出し、この検出信号を出力するものである。
上記ソレノイド7、圧力センサ10、可変バルブ13、
各真空ポンプ11・21を駆動するモータ28・29及
びターボ分子ポンプ20を駆動するモータ30は夫々コ
ントローラCの駆動制御部C1に接続されている。上記
四重極質量検出器18はコントローラCの分析制御部C
2に接続されている。
上記駆動制御部C1は、マイクロコンピュータ及び駆動
回路などで構成され、排気行程の所定のタイミングでソ
レノイド7を励磁させて制御弁6を下方へ駆動させると
共に、所定時間後にソレノイド7を消磁させて制御弁6
を上方へ復帰させる。
また、駆動制御部C1は、分析開始信号に基いて各モー
タ28・29・30を駆動させるのと同時に、圧力セン
サ10からの圧力信号と予め設定された設定減圧値とに
基いて1次減圧室5の圧力が設定値と路間等となるよう
に可変バルブ13の開口度を制御する。
上記分析制御部C2は、四重極質量検出器18の電極部
26や二次電子増倍管27などに駆動電流を供給すると
共に、この四重極質量検出器1Bから出力される検出信
号(イオン強度信号)に基いて所望のガス成分のイオン
質量を測定するものである。
次に、試料ガス分析装置1で排気ガス中の選択された特
定のガス成分のイオン質量を検出するときの作用につい
て説明する。
分析開始に伴って分析開始信号が駆動制御部C1に入力
されると、駆動制御部C1は、各モータ28・29・3
0を駆動させて各真空ポンプ11・20・21を作動さ
せ1次減圧室5内の圧力及び2次減圧室15内の圧力を
夫々減圧する。そして、圧カセンサエ0からの圧力信号
に基いて1次減圧室5内の圧力が設定値と路間等となる
ように可変バルブ13の開口度を制御する。このとき、
2次減圧室15の真空度は1次減圧室5の真空度より所
定値だけ高くなるように設定されている。
上記1次減圧室5及び2次減圧室15の真空度が夫々設
定値に達した後エンジン2が排気行程のときに、駆動制
御部C1はソレノイド7を所定時間駆動して制御弁6を
所定時間だけ下方へ駆動して開弁する。これにより、燃
焼室3内の排気ガスが導入管4を経て1次減圧室5に導
入される。このとき、駆動制御部C1は圧力センサ10
の圧力信号に基いて、試料ガスの導入に伴い1次減圧室
5の真空値が設定値より低いときには可変バルブ13の
開口度を大きくし、また真空値が設定値より高いときに
は可変バルブ13の開口度を絞ることにより、1次減圧
室5の真空度は試料ガスが4人されている間略設定値通
りに一定に保持される。
従って、分析中には1次減圧室5の真空度と2次減圧室
15の真空度との差が略一定になるので、1次減圧室5
からオリフィス1Gを介して2次減圧室15に導入され
る試料ガスのガス流量が略−定となる。尚、1次減圧室
5に残留した試料ガスは真空ポンプ11で排出される。
その結果、2次減圧室15内の試料ガスのガス濃度及び
真空度が略一定となるので、四重掻質量検出器18で分
析するときにイオン化度合が略一定となり、特定のガス
成分のイオン質量を高精度に検出することができる。
尚、吸気行程や燃焼行程で制御弁6を駆動させて、吸気
ガスや燃焼ガスを試料ガスとして分析することも可能で
あり、この場合夫々に適した1次減圧室5の真空度及び
1次減圧室15の真空度が選択設定ささる。
次に、前記実施例を部分的に変更し、第3図に示すよう
に1次減圧室5への真空度を略一定に保持して1次減圧
室5Aからオリフィス16を介して2次減圧室15に導
入される試料ガスのガス流量を一定とするような試料ガ
ス分析装置1Aについけ説明する。但し、前記実施例と
異なる点について説明し、それ以外は前記実施例と同様
なので同様の符号を付してその説明を省略する。
前記1次減圧室5に代えて外部減圧室31が設けられ、
この外部減圧室31内にはオリフィス16に連通ずる1
次減圧室5Aが設けられ、導入管4の下流端が1次減圧
室5Aに接続されている。
上記1次減圧室5Aは沸化ビニール樹脂などからなる伸
縮可能な材料の所定の厚さの仕切壁32で袋状に形成さ
れ、この1次減圧室5Aは連通管33を介して電磁切換
三方弁34の一方のボートに接続されると共に、外部減
圧室31は連通管35を介して切換三方弁34の他方の
ポートに接続され、この切換三方弁34には真空ポンプ
11が接続されている。
コントローラCAの駆動制御部C3は、切換三方弁34
を切換制御することにより、1次減圧室5A或いは外部
減圧室31を減圧させる。
次に、試料ガス分析装置IAで1次減圧室5Aからオリ
フィス16を介して2次減圧室15へ導入される試料ガ
スの流量を一定にする作用について説明する。
分析開始に伴って分析開始信号が駆動制御部C3に入力
されると、駆動制御部C3は各モータ28・29・30
を駆動して各真空ポンプ11・20・21を作動させて
2次減圧室15を減圧するとともに、切換三方弁34を
切換えて外部減圧室31を減圧させる。
外部減圧室31の圧力が所定の真空度に達したときに、
駆動制御部C3は切換三方弁34を切換えて1次減圧室
5Aを減圧する。そして、1次減圧室5Aの真空度が外
部減圧室31の真空度と路間等になったときに真空ポン
プ11の駆動を停止する。このとき、1次減圧室5Aと
外部減圧室31とは等しい真空度なので、仕切壁32は
弾性変形せずに一定の形状を保持している。
エンジン2が排気行程のときに、駆動制御部C3はソレ
ノイド7を所定時間駆動して制御弁6を所定時間だけ下
方へ駆動して開弁する。これにより燃焼室3内の排気ガ
スが導入管4を経て1次減圧室5Aに導入される。この
ガス導入と同期して真空ポンプ11を作動させて、試料
ガスの導入に伴なう比較的大きな圧力上昇を吸収する。
このとき、試料ガスの導入に際して1次減圧室5Aの真
空度が外部減圧室31の真空度に対して変動しても、仕
切壁32は伸縮自在であるので、その真空度の差に応じ
て仕切壁32が弾性的に変形して1次減圧室5Aが拡大
又は縮小される。その結果、1次減圧室5Aの真空度は
減圧室31の真空度と同等となるので、1次減圧室5A
の真空度は略一定に保持される。その後、試料ガスのガ
ス圧が変化したときでも、そのガス圧の変化に応じて仕
切壁32が自由に弾性変形して1・火源圧室5Aの容積
が拡大成いは縮小されて、1次減圧室5Aの真空度が略
一定に保たれる。
従って、一定圧力の1次減圧室5Aからオリフィス16
を介して一定圧力の2次減圧室15に導入される試料ガ
スの流量が略一定となる。その結果、2次減圧室15内
の試料ガスのガス濃度及び真空度が略一定となるので、
四重極質量検出器18で分析するときにイオン化度合が
一定となり、高精度で特定のガス成分の質量を検出する
ことができる。
尚、仕切壁32を伸縮可能な材料の膜状体で袋状に形成
することも可能であり、この場合外部減圧室31の真空
度を1次減圧室5Aの真空度よりも高く設定して仕切壁
32に張力が作用している状態で使用すれば、1次減圧
室5A内の圧力の変動に対する仕切壁32による圧力調
整作用糸得られる。
前記実施例を部分的に変更し、第4図に示すようにオリ
フィス16の開口度を調節して1次減圧室5からオリフ
ィス16を介して2次減圧室15に導入される試料ガス
のガス流量を一定とするような試料ガス分析装置IBに
ついて説明する。
但し、前記実施例と異なる点について説明し、それ以外
は前記実施例と同様なので同様の符号を付してその説明
を省略する。
第4図・第5図に示すように、1次減圧室5の仕切板1
4に形成されたオリフィス16を略中心位置とする円板
36が仕切板14に固着され、この円板36にはオリフ
ィス16の開口度(開口面積)を調節する調節板37を
ガイドするための長孔36aが形成され、この調節板3
7の下端部には調節板37を上下駆動してオリフィス1
6の開口度を調節するためのりニアソレノイド38が連
結されている。尚、円板36と調節板37及びリニアソ
レノイド38でオリフィス開度調整機構39が構成され
ている。
エンジン2の燃焼室3には圧力センサ40が設けられ、
圧力センサ40及びリニアソレノイド38はコントロー
ラCBの駆動制御部c4に夫々接続されている。
駆動制御部C4は、圧力センサ4oからの圧力信号に基
いて燃焼室3内の圧力が設定値よりも上昇したときには
オリフィス開度調整機構39のりニアソレノイド38を
駆動してオリフィス16の開口度を圧力上昇の程度に応
じて絞り、また設定値よりも低下したときにはりニアソ
レノイド38を駆動してオリフィス16の開口度を圧力
低下の程度に応じて大きくする。尚、オリフィス16を
通過する試料ガスのガス流量を略一定とするために、圧
力信号とオリフィス16の開口度との相関関係を示す開
度特性は予め駆動制御部c4の記憶部に記憶されている
次に、試料ガス分析装21Bで1次減圧室5からオリフ
ィス16を介して2次減圧室15へ導入される試料ガス
の流量を一定にする作用について説明する。
分析開始に伴って分析開始信号が駆動制御部C4に入力
されると駆動制御部C4は、各モータ28・29・30
を駆動して各真空ポンプ11・20・21を作動させて
1次減圧室5及び2次減圧室15を夫々設定真空度に減
圧する。1次減圧室5及び2次減圧室15の真空度が夫
々設定値に達した後、エンジン2の排気行程のときに、
駆動制御部C4はソレノイド7を所定時間駆動して制御
弁6を下方へ駆動して開弁する。これにより、燃焼室3
内の排気ガスが導入管4を経て1次減圧室5に導入され
る。このとき、駆動制御部C4は、圧力センサ40の圧
力信号と予め決定されている開度特性とに基いてオリフ
ィス開度調整機構39のりニアソレノイド38を駆動し
てオリフィス16の開口度を調節する。
従って、試料ガスのガス圧が高いときにはオリフィス開
度調整機構39によりオリフィス16の開口度が絞られ
、またそのガス圧が低いときにはオリフィス16の開口
度が大きくされるので、オリフィス16を通過する試料
ガスのガス流量が略一定となる。その結果、2火源圧室
工5内の試料ガスのガス濃度及び真空度が略一定となる
ので、四重極質量検出器18で分析するときにイオン化
度合が一定となり、高精度で特定のガス成分の質量を検
出することができる。
以上説明したように、試料ガスの導入の際に1次減圧室
5・5Aの真空度を略一定にするようにし、またオリフ
ィス開度調整機構39によりオリフィス16の開口度を
制御するようにしたので、オリフィス16を通過する試
料ガスの流量が略−定となり、2次減圧室15の真空度
が安定し、四重極質量検出器18で分析するときに特定
のガス成分のイオン化度合が安定し、四重極質量検出器
18による分析精度が大幅に向上する。
また、四重極質量検出器18で検出した実測データを補
正係数などにより補正する必要がなく、分析速度の高速
化が図れる。
尚、本発明に係る試料ガス分析装置1・IA・IBは研
究に用いる各種のガスや生活環境における環境ガスなど
を試料ガスとして分析し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は試料ガス
分析装置の概略構成図、第2図は四重極質量検出器の概
略構成図、第3図・第4図は夫々側実施例に係る試料ガ
ス分析装置の第1図相当図、第5図はオリフィス開度調
整機構の概略構成図、第6図は従来技術に係る試料ガス
分析装置の概略構成図である。 1・IA・IB・・試料ガス分析装置、 4・・試料ガ
ス導入管、 5・5A・・1次減圧室、10・40・・
圧力センサ、 11・21・・真空ポンプ、  15・
・2次減圧室、  16・・オリフィス、  18・・
四重極質量検出器、 39・・オリフィス開度調節機構
、 C1・C3・C4・・駆動制御部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)試料ガス導入管が導入された1次減圧室と、上記
    1次減圧室にオリフィスを介して連通された2次減圧室
    と、上記2次減圧室に設けられた四重極質量検出器とを
    備えた試料ガス分析装置において、 上記1次減圧室からオリフィスを介して2次減圧室に導
    入される試料ガスの流量が略一定となるように1次減圧
    室の圧力又はオリフィスの開口面積を制御するガス流量
    制御手段を設けたことを特徴とする試料ガス分析装置。
JP15564588A 1988-06-23 1988-06-23 試料ガス分析装置 Pending JPH01321333A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043495A (ja) * 2009-07-08 2011-03-03 Varian Spa Gc−ms分析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011043495A (ja) * 2009-07-08 2011-03-03 Varian Spa Gc−ms分析装置
JP2011043494A (ja) * 2009-07-08 2011-03-03 Varian Spa ガス採取装置、およびそれを使用したガス分析器

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