JPH01319482A - 7−ブロモ−β−カルボリン誘導体の製造方法およびその中間体 - Google Patents

7−ブロモ−β−カルボリン誘導体の製造方法およびその中間体

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JPH01319482A
JPH01319482A JP63151997A JP15199788A JPH01319482A JP H01319482 A JPH01319482 A JP H01319482A JP 63151997 A JP63151997 A JP 63151997A JP 15199788 A JP15199788 A JP 15199788A JP H01319482 A JPH01319482 A JP H01319482A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の1 本発明は、7−ブロモ−β−カルボリン誘導体の改良さ
れた製造方法およびその過程で単離される新規な中間体
に関するものである。
7−ブロモ−β−カルボリン誘導体は、医薬、農薬等に
おいて有用なインドールアルカロイド類特に6−ブロモ
インドール骨格を有するアルカロイド類の重要な合成中
間体であり、またそれ自身も医薬品としての薬効が期待
されている。
先りへ11 7−ブロモ−β−カルボリン化合物の製造方法は、従来
はとんど知られていない。
日 が     し   ゛ と      口 “7
−ブロモ−β−カルボリン誘導体の製造方法としては、
いくつかのルートが考えられる。1Mえば、6−ブロモ
トリプタミンをα−ケト酸エステルと縮合すれば簡単に
合成できそうだが、6−ブロモトリプタミンの製造は甚
だ困難で、単なるトリプタミンの臭素化では得ることが
できない、また、2位のアミン基を保護していないβ−
カルボリン誘導体の臭素化では、臭素の位置選択性が異
なり、6−ブロモ−β−カルボリン誘導体が主生成物と
なってしまう0本発明者らは、β−カルボリン誘導体の
臭素化反応において、7位に選択的に臭素を導入する新
規な方法をみいだし、本発明を完成させた。
。 、こを ゛  る゛、の 本発明は、−形式(I) (式中、R゛は水素原子又は炭素数1ないし5のアルキ
ル基を表し、R1は炭素数1ないし5のアルキル基又は
ベンジル基を表し、Rは水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基又はベンジルオキシ基を表す) で示されるβ−カルボリン誘導体を有機溶剤中でアルカ
リの存在下臭素化剤と反応させ、−i式((式中、R1
、計、R3は前記定義におなし)で示される4a−ブロ
モ−β−カルボリン誘導体とし、ついで酸の存在下に攪
拌し、転位反応させることを特徴とする一般式(III
) (式中、R“、R,Rは+111記定義におなじ)で示
される7−ブロモ−β−カルボリン誘導体の製造方法、
およびその過程で単離される下記−最大(■) (式中、R+は水素原子又は炭素数1ないし5のアルキ
ル基を表し、R2は炭素数1ないし5のアルキル基又は
ベンジル基を表し、R3は水素原子、アルキル基、アル
コキシ基又はベンジルオキシ基を表す) で示される4a−ブロモ−β−カルボリン誘導体に関す
るものである。
本発明の出発物質である一般式(I)の化合物は、例え
ば、トリプタミンとα−ケト酸エステルとを縮合して得
られる1−アルキル−1−アルコキシカルボニル−1,
2,3,4−テトラヒドロ−98−β−カルボリン化合
物の2位アミン基に通常の化学的手段で保護基を導入す
ることによって容易に得ることができる。保護基として
は、ホルミル基、アセチル基 プロピオニル基、エトキ
シカルボニル基ベンジルオキシカルボニル基、Lert
−ブチルオキシカルボニル基が好ましく利用される。
−m式(II)の化合物を具体的に列挙するならば、例
えば、1−メトキシカルボニル−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−β−カルボリン、1−メチル−1−メトキシ
カルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−β−カル
ボリン、1−メチル−1−エトキシカルボニル−1,2
,3,4−テトラヒドロ−β−カルボリン1−エチル−
1−メトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−β−カルボリン等の2−ホルミル2−アセチル、2
−ベンジルオキシカルボニルおよび2− terL−ブ
チルオキシカルボニル誘導体等を挙げることができる。
一般式<1)の化合物は、有機溶剤中でアルカリの存在
下臭素化剤を反応させて一飛式(It)の化合物に導か
れる。
臭素化剤としては、臭素やN−ブロモスクシンイミド等
が好ましく、その使用量は式(I)の化合物に対して0
.7〜1.5モル当量、好ましくは0.8〜1.1モル
当量が使用される0反応の溶媒には、臭素化反応に不活
性な有機溶媒であれば何れでも使用可能である。これら
の溶媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホル
ム、ジクロロエタンのようなハロゲン化脂肪族炭化水素
やメタノール、インプロパツール、エタノールのような
アルコール化合物、N、N−ジメチルホルムアミド、N
、N−ジメチルアセトアミド、1.3−ジメチル−2−
イミダゾリジノンのようなアミド化合物およびヘキサン
、シクロヘキサン、ヘプタンのような脂肪族炭化水素類
を挙げることができる。
また、2種以上の溶剤を混合して使用することもできる
。アルカリは副生じてくる臭化水素を中和もしくは捕捉
する為のもので、その種類は特に限定されない0例えば
炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウ
ム等の炭酸塩が好適である。アルカリの使用量は臭素に
対して0.7〜2.5モル当量、好ましくは1.0〜1
.7モル当量が良い、アルカリの添加なしには4a−プ
ロモーβ−カルボリン誘導体は得られず、副生ずる臭化
水素によりアミノ保護基の脱離や臭素化の位置選択性の
顕著な低下が見られる。また、臭化カリウムおよび臭化
ナトリウム等のアルカリ金属塩を反応系に添加すること
により、アルカリによる中和速度を早める場合がある。
臭素化の反応温度は、特に限定はないが、反応が発熱で
ある為、溶剤の沸点以下好ましくは水もしくは水塩で冷
却して行うのが好ましい。
臭素化反応によって得られた一般式(n)の化合物は、
反応液を水洗処理した後、溶媒をヘキサン等に置き換え
て再結晶させて単離することができる6本化合物は、文
献未記載の新規化合物である9本化合物は、−JRに1
50℃程度まで安定であり、また溶液状態においても、
中性もしくはアルカリ性であれば安定である。
一般式(n)の化合物は、単離精製を行わないで臭素化
反応終了液のままでも、次の転位反応に移行することが
できる。勿論、精製した(12)の化合物を再び適当な
溶媒に溶解し、酸の存在下に攪拌すれば、転位反応は速
やかに進行し、−m式(III)で示される7−ブロモ
−β−カルボリン誘導体に導くことができる。
この転位反応は、有機溶媒中、酸の存在下であれば実施
可能であるが、臭化水素酸、パラトルエンスルホン酸、
酢酸などを溶解もしくは懸濁させたクロロホルム、メタ
ノール、N、N−ジメチルアセトアミドのごとき有機溶
媒中で特に好適に実施できる。酸の使用量は、反応液に
対して10−1〜10’ppmの範囲にあれば良く、−
最大(■)の化合物から遊離してくる微量の酸によって
も転位反応を起こすことができる0反応温度は、高すぎ
ると選択率の低下の原因となることがあるので、溶媒の
沸点以下、好ましくは室温もしくは水冷下で行うのが好
ましい。
転位反応が進行すると、−最大(III)の化合物が析
出し始めるので反応を止め、濃縮後冷却ないし水などの
不溶性溶媒を添加することによって容易に一般式(Il
l)の化合物を得ることができる。
転位反応によって得られた一般式(III)の化合物は
、溶媒中鉱酸で処理して2位の保護基を脱離して下記−
最大の7−ブロモ−β−カルボリン誘導体に導くことが
できる。
(式中、R1、Rは前記に同じ) この脱保護反応は、塩化水素や臭化水素を溶解したアル
コール溶媒や塩素系溶媒やアミド系溶媒もしくは酢酸や
プロピオン酸のごとき有機酸溶媒中で好適に実施できる
。鉱酸の使用量は生成物が塩を形成する為、等モル以上
を必要とし通常1.0〜3倍モルが使用される0反応温
度は室温から溶媒の沸点まで広範囲に選択できるがあま
り高いと脱炭酸を伴う分解反応が起こるため80°C以
下の温度で行うのが好ましい。
保護基を除去した7−ブロモ−β−カルボリン誘導体は
、反応液から直接鉱酸塩として単離することができる。
また、アルカリで中和後溶媒から再結晶することによっ
て臭素化の異性体を含まない高純度の目的物を得ること
ができる。
臭素化反応が終了した時点での臭素化の位1選択性は、
優先的に7位に起こるが、6位臭素化体も少量副生ずる
。その生成比は20:1ないし4:1である。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
実施例 1 11のフラスコに2−ホルミル−1−メチル−1−メト
キシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロ9H−
β−カルボリン136.2 gとクロロホルム212g
、メタノール106gおよび炭酸水素ナトリウム63.
0gを加え、懸濁状態で攪拌した。
これを−17〜−14℃に保ってから臭素79.9gを
含有するクロロホルム溶液292gを3時間かけて徐々
に滴下し、更に2時間熟成させた。その後4001の水
を加え15分攪拌した後、分液してクロロホルム層を得
た。クロロホルムを減圧下に300g除去し、n−ヘキ
サン4001を加えると結晶が析出した。これを濾取後
減圧乾燥して4a−ブロモ−2−ホルミル−1−メチル
−1−メトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−4aH−β−カルボリン165.4g(収率94
,2%)が得られた。
この生成物87.8 gを5001フラスコに入れクロ
ロホルム2501、ジメチルアセトアミド40m1およ
びパラトルエンスルホン酸5.0■gを加えて攪拌した
。室温で48時間攪拌を続けると、白色の結晶が析出を
始めた0反応液よりクロロホルムを2001除去した後
、氷水で冷却し結晶を得た。また、濾液より充分にクロ
ロホルムを除去した後、水401を加えて結晶を析出さ
せ、先の結晶と合一して減圧乾燥した。かくして7−ブ
ロモ−2−ホルミル−1−メトキシカルボニル−1−メ
チル−1,2,3,4−テトラヒドロ−9H−β−力ル
ボリンの粗生成物86.7gが得られた。ガスクロマト
グラフィーによる分析の結果、7一ブロ七体と6一ブロ
七体の生成比は7:1であった。
この化合物70.0 gをメタノール140■1に懸濁
させ、塩化水素ガス10.9gを吹込み、50℃で20
時間かきまぜた0反応終了後、氷水で冷却し析出する結
晶を濾取した。白色粉末状固体として7−ブロモ−1−
メチル−1−メトキシカルボニル−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−9H−β−カルボリン塩酸塩51.7g(
収率722%)が得られた。
ガスクロマトグラフィーによる分析の結果、このものに
は対応する6−ブロモ異性体の混入は、まったく認めら
れなかった。
塩酸塩濾取後の濾液に701の水を加えてから10%炭
酸ナトリウム水溶液561を滴下して加え、メタノール
を減圧下に留去して析出する固体を濾取した。これをメ
タノールから再結晶してプリズム晶の7−ブロモ−1−
メチル−1−メトキシカルボニル−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−9H−β−カルボリン4.54g(収率&
81%)を得た。
前述の塩酸塩も同様の操作で、はぼ定量的にフリ一体に
変換することができた。
各種分析の結果は以下のとうりである。
融点  ;179〜179.5℃ M S  m/z  ; 324(M”、3%)、32
2(3%)、266(12%)。
265(91%)、264(15%)、263(100
%)N M R(CDCh)  δ; 1.67(s、
3H,CHs)、2.33(s、IHNH)、2.70
(t、2H,J=5.CtL2)、3.17(t、2H
,J=5.CH2)、3.75(s、3H,CO,CH
,)、7.0−7.5(m、3H,arom−atic
−H)、8.3(bs、1)1.indole−NH)
ppmI Ru ; 1740(C=O)c+s−’実
施例 2 5001のフラスコに1−メチル−1−メトキシカルボ
ニル−2−ホルミル−1,2,3,4−テトラヒドロ−
9H−β−カルボリン6a1gとクロロポルム1071
、ジメチルアセトアミド1o71、臭化カリウム35.
7 gおよび炭酸水素ナトリウム25.2gを加え、懸
濁状態で攪拌した。これを0〜5℃に保ってから臭素4
4.0 gを含有するクロロホルム溶液1431を6時
間がけて滴下した。
この間の反応温度は、0〜5℃であった。さらに同温度
で2時間かきまぜた後、25重量%亜硫酸ナトリウム水
溶液1431を加えて30分間攪拌した。その後分液し
、クロロホルム層を水洗してから減圧下にクロロホルム
2001を留去し、n−ヘキサン2001を加えると結
晶が析出した。
これを濾取後減圧乾燥して淡黄色の粉末固体として4a
−ブロモ−2−ホルミル−1−メトキシカルボニル−1
−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−4aH−β
−カルボリンの粗生成物85.9g(収率97.8%)
を得た。
精製後、各種分析試験の結果は以下のとうりである。
融点  、 183.5〜185℃(分解)N M R
(CDCh)  δ; 1.60(m、0.851(、
E−)1−a)、1.92(s、0.45H,C)1s
)、2.20(s、2.55H,C)h)、2.67(
m。
0.85H,1−H−e)、2.96(+*、0.31
(、δ−H)、3.48(m。
0.85H,γ−H−a)、3.61(s、0.451
(、C00CH3)、3.80(s、2.55H,C0
0CH3)、3.92(i+、0.3)(j−H)、4
.79(m、0.85H1)”−H−e)、7.85−
7.12(m、4H,arowat−ic−H)、8.
15(s、0.15H,CHO)、8.48(s、0.
85H。
CHO)ρpm (2種のコンフォメーションが85:15の割合で存在
する) IRν; 775(C−H)、1580(C=N)、1
666(C=O)。
1746(C□o) cm−’ 実施例 3 5001のフラスコに1−メチル−1−メトキシカルボ
ニル− ドロ−9H−β−カルボリン681gとジクロロメタン
1071、ジメチルアセトアミド1071具化カリウム
3 0. 9 gおよび炭酸水素ナトリウム25、2g
を加え、懸濁状態で攪拌した.これを−5〜0°Cに保
ってから臭素44.0gを含有するジクロロメタン溶液
1431を3時間かけて滴下した.さらに同温度で2時
間がきまぜた後、25重量%亜硫酸ナトリウム水溶液1
43mlを加えて30分間攪拌した.その後分液し、ジ
クロロメタン層を水洗して減圧下にジクロロメタン20
0slを留去し、n−ヘキサン2001を加えると結晶
が析出した.これを濾取後減圧乾燥して4a−ブロモ−
2−ホルミル−1−メトキシカルボニル−1−メチル−
1.2,3.4−テトラヒドロ−4aH−β−カルボリ
ン86.2g(収率9&1%)を得た。
実施11M4 500鳳1のフラスコに2−ホルミル−ル−1−メトキ
シカルボニル−1.2,3.4−テトラヒドロ−9H−
β−カルボリン6a1gとクロロホルム1071、ジメ
チルアセトアミド107ml、臭化カリウム35.7g
および炭酸水素ナトリウム25、2gを加え、懸濁状態
で攪拌した.これを0〜5℃に保ってから臭素4 4.
 0 gを含有するクロロホルム溶液1431を2時間
かけて徐々に滴下し、更に2時間熟成させた.その後2
.5重量%亜硫酸水溶液を加え30分攪拌した後、分液
してクロロホルム層を得た.これに無水硫酸マグネシウ
ムLogを加え、10分間攪拌した後濾過した。
得られた溶液を5001のフラスコ中で150時間攪拌
を続けると、白色の結晶が析出してきた。
クロロホルムを2001除去した後、氷水で冷却し、結
晶を濾取した。また、濾液より充分にクロロホルムを除
去した後、水801を加えて析出した結晶を集め、先の
結晶と合一して減圧乾燥し、7−ブロモ−2−ホルミル
−1−メチル−1−メトキシカルボニル−1,2,3,
4−テトラヒドロ−β−カルボリンの粗生成物883g
が得られた。ガスクロマトグラフィーによる分析の結果
、7一ブロ七体と6−ブロモ体の比は、14:1であっ
た。
実施例 5 5001フラスコに4a−ブロモ−2−ホルミル−1−
メトキシメチル−1−メチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−4aH−β−カルボリン87.8 gを入れク
ロロホルム424g、メタノール106gおよび臭化水
素酸水溶液0.60 gを加えて攪拌した。室温で2時
間攪拌を続けると、白色の結晶が析出を始めた0反応液
を氷水で冷却後、結晶を濾取し、濾液は炭酸ナトリウム
水溶液で中和後分液してクロロホルム層を得た。これよ
り充分にクロロホルムを除去した後、水401を加えて
結晶を析出させ、先の結晶と合一して減圧乾燥した。
かくして7−ブロモ−2−ホルミル−1−メトキシ力ル
ポニlレー1−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ
−9H−β−カルボリンの粗生成物86.7 gが得ら
れた。ガスクロマトグラフィーによる分析の結果、7−
ブロモ体と6一ブロ七体の生成比は5:1であった。
l朋!し党逮− 本発明により7−ブロモ−β−カルボリン誘導体を高収
率、高選択的に得ることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1は水素原子又は炭素数1ないし5のアル
    キル基を表し、R^2は炭素数1ないし5のアルキル基
    又はベンジル基を表し、R^3は水素原子、アルキル基
    、アルコキシ基又はベンジルオキシ基を表す) で示されるβ−カルボリン誘導体を有機溶剤中でアルカ
    リの存在下臭素化剤と反応させ、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1、R^2、R^3は前記定義におなじ)
    で示される4a−ブロモ−β−カルボリン誘導体とし、
    ついで酸の存在下に攪拌し、転位反応させることを特徴
    とする一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (式中、R^1、R^2、R^3は前記定義におなじ)
    で示される7−ブロモ−β−カルボリン誘導体の製造方
    法。 2、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1は水素原子又は炭素数1ないし5のアル
    キル基を表し、R^2は炭素数1ないし5のアルキル基
    又はベンジル基を表し、R^3は水素原子、アルキル基
    、アルコキシ基又はベンジルオキシ基を表す) で示される4a−ブロモ−β−カルボリン誘導体。
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