JPH01319343A - デジタル通信方式 - Google Patents
デジタル通信方式Info
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- JPH01319343A JPH01319343A JP15112988A JP15112988A JPH01319343A JP H01319343 A JPH01319343 A JP H01319343A JP 15112988 A JP15112988 A JP 15112988A JP 15112988 A JP15112988 A JP 15112988A JP H01319343 A JPH01319343 A JP H01319343A
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Landscapes
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明はデジタル通信方式、特にrlJ、「0」の2値
のデジタル信号を所定の符号に変換して送受信するデジ
タル通信方式に関するものである。
のデジタル信号を所定の符号に変換して送受信するデジ
タル通信方式に関するものである。
[従来の技術1
従来、デジタル信号を変調して伝送する方式として、F
SK (周波数シフトキーイング)変調、PSK (位
相シフトキーイング)変調などが広く行われている。
SK (周波数シフトキーイング)変調、PSK (位
相シフトキーイング)変調などが広く行われている。
FSK変調はデジタル信号の1と0に対してそれぞれ搬
送波の周波数flとf2を割り当てる方式で、受信側で
は信号の周波数を検出することによって信号の1と0と
を判定する。また、PSK変調ではデジタル信号の1と
0に対して搬送波の位相φ1とφ2を割り当て、受信側
では信号の位相を検出する。
送波の周波数flとf2を割り当てる方式で、受信側で
は信号の周波数を検出することによって信号の1と0と
を判定する。また、PSK変調ではデジタル信号の1と
0に対して搬送波の位相φ1とφ2を割り当て、受信側
では信号の位相を検出する。
[発明が解決しようとする課題]
デジタル通信の品質は通常符号誤り率で評価されるが、
これらの変調方式では符号誤り率は信号の搬送波の電力
と雑音電力との比(C/N比)に依存し、信号が微弱に
なってC/N比が小さくなると符号誤り率が急速に劣化
する。従ってFSKやPSKなどの従来の変調方式では
、必要とされる符号誤り率を保証するためには一定値以
上のC/N比を確保する必要があり、それによって伝送
の適応範囲が制約されてしまう。
これらの変調方式では符号誤り率は信号の搬送波の電力
と雑音電力との比(C/N比)に依存し、信号が微弱に
なってC/N比が小さくなると符号誤り率が急速に劣化
する。従ってFSKやPSKなどの従来の変調方式では
、必要とされる符号誤り率を保証するためには一定値以
上のC/N比を確保する必要があり、それによって伝送
の適応範囲が制約されてしまう。
例えば、光信号の開放空間での伝送の場合などでは、大
気の散乱や外乱光などの影響により良好なC/N比を確
保するのが非常に困難であり、上記のような従来の変調
方式では通信の信頼性、到達距離などに限界があった。
気の散乱や外乱光などの影響により良好なC/N比を確
保するのが非常に困難であり、上記のような従来の変調
方式では通信の信頼性、到達距離などに限界があった。
本発明の課題は以上の問題を解決することである。
[課題を解決するための手段]
以上の課題を解決するために、本発明においては、「1
」、「0」の2値のデジタル信号を所定の符号に変換し
て送受信するデジタル通信方式において、送信側におい
てはrlJ、「0」の2値デジタル信号に対応したパル
スによりそれぞれ所定周波数の搬送波を変調し、これら
の変調信号の周波数成分をそれぞれ異なる伸長特性によ
り時間軸に伸長して得た異なるチャープ信号を形成して
出力し、一方、受信側では受信したチャープ信号の周波
数成分を前記の異なる伸長特性にそれぞれ対応する逆特
性の圧縮特性により圧縮し、その後検波を行なうことに
より元の2値デジタルデータを再生する構成を採用した
。
」、「0」の2値のデジタル信号を所定の符号に変換し
て送受信するデジタル通信方式において、送信側におい
てはrlJ、「0」の2値デジタル信号に対応したパル
スによりそれぞれ所定周波数の搬送波を変調し、これら
の変調信号の周波数成分をそれぞれ異なる伸長特性によ
り時間軸に伸長して得た異なるチャープ信号を形成して
出力し、一方、受信側では受信したチャープ信号の周波
数成分を前記の異なる伸長特性にそれぞれ対応する逆特
性の圧縮特性により圧縮し、その後検波を行なうことに
より元の2値デジタルデータを再生する構成を採用した
。
[作用]
以上の構成によれば、「1」、「0」のデジタル値を異
なる周波数/時間特性を有するチャープ信号に変換して
送信し、一方受信側では受信したチャープ信号を逆変換
して原データを再生することができる。
なる周波数/時間特性を有するチャープ信号に変換して
送信し、一方受信側では受信したチャープ信号を逆変換
して原データを再生することができる。
[実施例]
以下、図面に示す実施例に基づき、本発明の詳細な説明
する。
する。
第1図に本発明による伝送方式の実施例を示す、第1図
(a)は送信部のブロック図であり、図において符号1
a、lbはパルス発生器で例えば「1」、「0」の2値
にそれぞれ対応した図示のような矩形波のデジタルパル
スを入力し、後述のような単一波長のパルスを発生させ
る。このパルスは、それぞれ平衡変調器2a、2bに入
力され所定周波数fOの搬送波を振幅変調し、変調出力
はそれぞれ特性が異なるチャープ変換素子3゜4に入力
される。
(a)は送信部のブロック図であり、図において符号1
a、lbはパルス発生器で例えば「1」、「0」の2値
にそれぞれ対応した図示のような矩形波のデジタルパル
スを入力し、後述のような単一波長のパルスを発生させ
る。このパルスは、それぞれ平衡変調器2a、2bに入
力され所定周波数fOの搬送波を振幅変調し、変調出力
はそれぞれ特性が異なるチャープ変換素子3゜4に入力
される。
チャープ変換素子3,4は後述のように、入力信号の周
波数成分を時間軸方向に伸長するが、その際の特性は図
示のようにチャープ変換素子3と4で異なっており、例
えばチャープ変換素子3では高域側が遅延され、チャー
プ変換素子4では低域側が遅延される。
波数成分を時間軸方向に伸長するが、その際の特性は図
示のようにチャープ変換素子3と4で異なっており、例
えばチャープ変換素子3では高域側が遅延され、チャー
プ変換素子4では低域側が遅延される。
チャープ変換素子3.4の出力は加算器Aで加算された
後、増幅器Vで増幅され、電波、光などの信号に変換さ
れ、伝送路に出力される。
後、増幅器Vで増幅され、電波、光などの信号に変換さ
れ、伝送路に出力される。
一方、第1図(b)は受信部のブロック図で。
受信信号は増幅器Vを介してチャープ変換素子5.6に
入力される。チャープ変換素子5.6はそれぞれチャー
プ変換素子3,4の逆特性の素子である。チャープ変換
素子5,6はそれぞれ周波数成分を時間軸方向に圧縮し
1図示のような振幅変調波形を再生し、その後、同期検
波方式などによる検波回路7a、7bにより元の「1」
、「0」の2値に対応した矩形波パルスが再生される。
入力される。チャープ変換素子5.6はそれぞれチャー
プ変換素子3,4の逆特性の素子である。チャープ変換
素子5,6はそれぞれ周波数成分を時間軸方向に圧縮し
1図示のような振幅変調波形を再生し、その後、同期検
波方式などによる検波回路7a、7bにより元の「1」
、「0」の2値に対応した矩形波パルスが再生される。
次に、チャープ変換素子の構成および作用につき説明す
る。第2図および第3図に本実施例に使用するチャープ
変換素子の一例として、弾性表面波分散型遅延素子によ
るものの動作原理を示す。
る。第2図および第3図に本実施例に使用するチャープ
変換素子の一例として、弾性表面波分散型遅延素子によ
るものの動作原理を示す。
第2図(a)は第1図(a)におけるチャープ変換素子
3を、また第3図(a)はチャープ変換素子8を示す。
3を、また第3図(a)はチャープ変換素子8を示す。
チャープ変換素子3は第2図(a)に示すようにピエゾ
効果を有する圧電基板3cの上に櫛形電極(以下IDT
という)3a、3bを配置した構造であり、信号入力部
のID73aに電気信号を印加すると圧電効果によって
機械的振動が発生し、振動の表面波が基板3c上を伝播
する。
効果を有する圧電基板3cの上に櫛形電極(以下IDT
という)3a、3bを配置した構造であり、信号入力部
のID73aに電気信号を印加すると圧電効果によって
機械的振動が発生し、振動の表面波が基板3c上を伝播
する。
この表面波は出力部のIDT3bに達すると再び電気信
号に変換される。出力側IDTabは電極間隔で決まる
振動周波数に同調して電気信号を発生するが1図のよう
に出力部IDTの間隔は入力IDTより離れるに従って
密に変化しているため、周波数によって出力信号の遅延
時間が異なる。
号に変換される。出力側IDTabは電極間隔で決まる
振動周波数に同調して電気信号を発生するが1図のよう
に出力部IDTの間隔は入力IDTより離れるに従って
密に変化しているため、周波数によって出力信号の遅延
時間が異なる。
すなわち、信号中の異なる周波数成分は時間的に分離さ
れる。この伸長用チャープ変換素子の入力周波数に対す
る出力の振幅と遅延の特性は第2図(b)および(C)
のようになっている、すなわち、少なくとも周波数fl
からf+までの領域において周波数特性はフラットで、
一方前記の電極配置により周波数f1からf2に向かっ
て直線的に遅延時間が増大(tl〜t2)する。
れる。この伸長用チャープ変換素子の入力周波数に対す
る出力の振幅と遅延の特性は第2図(b)および(C)
のようになっている、すなわち、少なくとも周波数fl
からf+までの領域において周波数特性はフラットで、
一方前記の電極配置により周波数f1からf2に向かっ
て直線的に遅延時間が増大(tl〜t2)する。
従って、伸長用チャープ変換素子3にflからf2の間
に広がるスペクトル成分を持つ高周波成分を含むパルス
状の信号を入力すると、第2図(d)のように時間間隔
tiからt2の間に周波数がflからf2に連続的に変
化する波形(チャープ信号)に伸長されて出力される。
に広がるスペクトル成分を持つ高周波成分を含むパルス
状の信号を入力すると、第2図(d)のように時間間隔
tiからt2の間に周波数がflからf2に連続的に変
化する波形(チャープ信号)に伸長されて出力される。
これに対して、第3図は第1図(a)中のチャープ変換
素子4を示すものである。基板4c上のIDT4a、4
bの電極構造は第3図(&)に示すように第2図(&)
と粗密が逆の構造となっているため、周波数に対する出
力振幅と遅延は第3図(b)と(C)の特性を有してい
る。すなわち振幅特性は第2図(b)と同じだが遅延特
性は周波数fl側が大きくなっている。従って、入力イ
ンパルス信号に対する出力波形は第3図(d)のように
、周波数が前とは逆にf2からflに変化するチャープ
信号となる。
素子4を示すものである。基板4c上のIDT4a、4
bの電極構造は第3図(&)に示すように第2図(&)
と粗密が逆の構造となっているため、周波数に対する出
力振幅と遅延は第3図(b)と(C)の特性を有してい
る。すなわち振幅特性は第2図(b)と同じだが遅延特
性は周波数fl側が大きくなっている。従って、入力イ
ンパルス信号に対する出力波形は第3図(d)のように
、周波数が前とは逆にf2からflに変化するチャープ
信号となる。
第4図は第2図(d)のパルス波形の詳細を示すもので
、第2図(b)、第3図(b)の帯域幅に相当する半値
幅がほぼl/Bの単一パルス波形に周波数fOの信号を
乗算したような波形で近似的に第2図(b)あるいは第
3図(b)のようなスペクトルの条件を満足している。
、第2図(b)、第3図(b)の帯域幅に相当する半値
幅がほぼl/Bの単一パルス波形に周波数fOの信号を
乗算したような波形で近似的に第2図(b)あるいは第
3図(b)のようなスペクトルの条件を満足している。
第4図の伸長用チャープ変換素子3への入力波形は平衡
変調器2の振幅変調により形成される。
変調器2の振幅変調により形成される。
受信部でチャープ信号をパルス信号に戻すには、第2図
(d)の信号に対しては第3図の特性を持つチャープ変
換素子5に入力すると、チャープ信号が逆変換によって
圧縮されて第4図のような元のパルス信号に戻る。また
、第3図(d)の信号に対しては第2図の特性を持つチ
ャープ変換素子6に入力すれば、同様にチャープ信号が
逆変換によって圧縮されて元のパルス信号に戻る。
(d)の信号に対しては第3図の特性を持つチャープ変
換素子5に入力すると、チャープ信号が逆変換によって
圧縮されて第4図のような元のパルス信号に戻る。また
、第3図(d)の信号に対しては第2図の特性を持つチ
ャープ変換素子6に入力すれば、同様にチャープ信号が
逆変換によって圧縮されて元のパルス信号に戻る。
これらチャープ信号からパルス信号への変換利得はチャ
ープ信号の継続時間と帯域幅の積(BTa)で評価でき
る。チャープ変換を用いる場合、BT積は通常lよりも
はるかに大きく、例えばB=lOMHz、T=20ns
とするとBT=200となり、チャープ信号はその電力
のBT倍の尖頭電力を持つパルス信号に圧縮される。従
って、チャープ変換を用いることによって受信のS/N
比を大幅に改善することができ、雑音に埋もれた微弱な
チャープ信号でも再生することが可能となる。
ープ信号の継続時間と帯域幅の積(BTa)で評価でき
る。チャープ変換を用いる場合、BT積は通常lよりも
はるかに大きく、例えばB=lOMHz、T=20ns
とするとBT=200となり、チャープ信号はその電力
のBT倍の尖頭電力を持つパルス信号に圧縮される。従
って、チャープ変換を用いることによって受信のS/N
比を大幅に改善することができ、雑音に埋もれた微弱な
チャープ信号でも再生することが可能となる。
このようにチャープ変換素子を用いて信号を変復調する
ことによって受信のS/Nを改善することができるが1
本発明ではさらに第1図に示すようにデジタル信号の符
号「1」と「0」とに対して互いに逆のパターンのチャ
ープ信号に変換することによって、符号「1」とrQJ
の分離と識別をより確実なものとしている。
ことによって受信のS/Nを改善することができるが1
本発明ではさらに第1図に示すようにデジタル信号の符
号「1」と「0」とに対して互いに逆のパターンのチャ
ープ信号に変換することによって、符号「1」とrQJ
の分離と識別をより確実なものとしている。
すなわち、第1図の例ではrlJとrQJとにチャンネ
ル分離されたデジタル信号を適当な幅のパルスに変換し
、さらに平衡変調器で第4図のような波形にした後、符
号「1」に対してはチャープ変換素子3によって第2図
(d)のような周波数がflからf2に時間的に変化す
るチャープ信号に変換し、また符号rQJに対してはチ
ャープ変換素子4によって第3図(d)のような周波数
が逆にf2からflに変化するチャープ信号に変換して
いる。
ル分離されたデジタル信号を適当な幅のパルスに変換し
、さらに平衡変調器で第4図のような波形にした後、符
号「1」に対してはチャープ変換素子3によって第2図
(d)のような周波数がflからf2に時間的に変化す
るチャープ信号に変換し、また符号rQJに対してはチ
ャープ変換素子4によって第3図(d)のような周波数
が逆にf2からflに変化するチャープ信号に変換して
いる。
受信部においては符号「1」に対応する第2図(d)の
チャープ信号を第3図(b)、(c)の特性を持つチャ
ープ変換素子5を通すことによって第4図のような圧縮
パルスに変換し、また符号「0」に対応する第3図(d
)のチャープ信号は第2図(b)、(c)の特性を持つ
チャープ変換素子6によって圧縮パルスに変換して信号
を分離・検出している。それぞれの圧縮パルスは検波回
路7a、7bによって元のデジタル信号に戻る。検波は
包路線検波もしくは周波数fcの搬送波を再生して同期
検波によって行う、第1図には各部の波形を同時に示し
である。
チャープ信号を第3図(b)、(c)の特性を持つチャ
ープ変換素子5を通すことによって第4図のような圧縮
パルスに変換し、また符号「0」に対応する第3図(d
)のチャープ信号は第2図(b)、(c)の特性を持つ
チャープ変換素子6によって圧縮パルスに変換して信号
を分離・検出している。それぞれの圧縮パルスは検波回
路7a、7bによって元のデジタル信号に戻る。検波は
包路線検波もしくは周波数fcの搬送波を再生して同期
検波によって行う、第1図には各部の波形を同時に示し
である。
第1図(b)のチャープ変換素子5.6は素子の特性と
同一のパターンを持つチャープ信号以外には応答しない
ので、例えばチャープ変換素子5は第2図(d)のパタ
ーンのチャープ信号に一致したものにしか応答せず、「
0」のパターンのチャープ信号が入ってきてもrlJの
信号と誤って検出されることはなく、従って符号識別能
力が高いため、符号誤りの発生率も低くできる。
同一のパターンを持つチャープ信号以外には応答しない
ので、例えばチャープ変換素子5は第2図(d)のパタ
ーンのチャープ信号に一致したものにしか応答せず、「
0」のパターンのチャープ信号が入ってきてもrlJの
信号と誤って検出されることはなく、従って符号識別能
力が高いため、符号誤りの発生率も低くできる。
同様にランダムな雑音やインパルス状の雑音が受信器に
入ってきても変換素子のパターンに一致しないので応答
せず、従って影響を受けないため、従来の方式では困難
であったような雑音に埋もれた微弱な信号の検出も可能
になる。
入ってきても変換素子のパターンに一致しないので応答
せず、従って影響を受けないため、従来の方式では困難
であったような雑音に埋もれた微弱な信号の検出も可能
になる。
また、通常チャープ信号の継続時間よりもパルスの繰り
返ル周期の方が小さいためチャープ信号が互いに重なり
合うが、パターンの一致を検出するのであるからチャー
プ信号の重なりは何ら支障にはならない。
返ル周期の方が小さいためチャープ信号が互いに重なり
合うが、パターンの一致を検出するのであるからチャー
プ信号の重なりは何ら支障にはならない。
また、本発明の方式は従来のFSXやPSK方式のよう
にPLL回路などの煩雑な調整を要する複雑な回路を必
要とせず、非常に簡単な回路構成で確実な動作が得られ
るという特徴を持つ、特にチャープ変換素子は弾性表面
波素子により簡単安価かつ、小型軽量に構成できる。
にPLL回路などの煩雑な調整を要する複雑な回路を必
要とせず、非常に簡単な回路構成で確実な動作が得られ
るという特徴を持つ、特にチャープ変換素子は弾性表面
波素子により簡単安価かつ、小型軽量に構成できる。
第1図の実施例においては送信部、受信部とも特性の異
なる2種のチャープ変換素子を使用したが、第5図に示
すようにこれらを同一の基板上にまとめて構成すること
も可能である。
なる2種のチャープ変換素子を使用したが、第5図に示
すようにこれらを同一の基板上にまとめて構成すること
も可能である。
例えば、送信部のチャープ変換素子20は第5図(a)
のように基板21の両端部に入力IDT22.23を配
置し、中央部領域に出力IDT24を配置する。IDT
24は図示のようにrlJの信号を入力する左側のほう
が電極間隔が広く、「0」の信号を入力する右側のほう
が電極間隔が狭くなっている。
のように基板21の両端部に入力IDT22.23を配
置し、中央部領域に出力IDT24を配置する。IDT
24は図示のようにrlJの信号を入力する左側のほう
が電極間隔が広く、「0」の信号を入力する右側のほう
が電極間隔が狭くなっている。
このような構成により、左側のIDT22より符号「1
」の信号パルスを入力し、右側の〜IDT23より「0
」の信号パルスを入力すれば、中央のIDT24から符
号「1」に対しては周波数がflからf2に変化するチ
ャープ信号が出力され、逆に「0」に対しては周波数が
f2からflに変化するチャープ信号が出力される。
」の信号パルスを入力し、右側の〜IDT23より「0
」の信号パルスを入力すれば、中央のIDT24から符
号「1」に対しては周波数がflからf2に変化するチ
ャープ信号が出力され、逆に「0」に対しては周波数が
f2からflに変化するチャープ信号が出力される。
一方、受信部の方は第5図(b)のように中央に入力I
DT32を、両端部に中央のI DT32に向かう方
向に沿ってそれぞれ逆の電極粗密を有する出力用I D
T33.34を配置した電極構造とし、中央のIDTに
チャープ信号を入力すれば、符号「l」およびrOJに
対応するチャープ信号のパターンによって図の左または
右のIDTが応答して信号が振り分けられる。
DT32を、両端部に中央のI DT32に向かう方
向に沿ってそれぞれ逆の電極粗密を有する出力用I D
T33.34を配置した電極構造とし、中央のIDTに
チャープ信号を入力すれば、符号「l」およびrOJに
対応するチャープ信号のパターンによって図の左または
右のIDTが応答して信号が振り分けられる。
このような変換素子を使用すれば、第1図の方式と機能
的には全く同じであるが、装置の構成はかなり簡単にな
る。特に、送信部では加算器が省略されるため、コスト
ダウン、小型軽量化に役立つ。
的には全く同じであるが、装置の構成はかなり簡単にな
る。特に、送信部では加算器が省略されるため、コスト
ダウン、小型軽量化に役立つ。
第1図の実施例においては主として信号の変復調部だけ
を示しであるが、この方式は有線通信にも無線通信にも
適用が可能であるのはいうまでもない。
を示しであるが、この方式は有線通信にも無線通信にも
適用が可能であるのはいうまでもない。
また、電気信号を光信号に変換(E10変換)する装置
と光信号を電気信号に変換(0/E変換)する装置とを
併用することによって、本方式を光通信にも適用するこ
とができる。第6図は本方式の応用例で、光ファイバを
伝送路として用いた通信方式の実施例である0図中群号
T、Rは第1図(a)、(b)の送信部および受信部、
符号8は半導体レーザ素子などを用いたE10変換器、
符号9はPINフォトダイオードなどを用いたO/E変
換器、符号10は光ファイバを示している。受信S/N
比の改善によって長距離の通信が可能である。
と光信号を電気信号に変換(0/E変換)する装置とを
併用することによって、本方式を光通信にも適用するこ
とができる。第6図は本方式の応用例で、光ファイバを
伝送路として用いた通信方式の実施例である0図中群号
T、Rは第1図(a)、(b)の送信部および受信部、
符号8は半導体レーザ素子などを用いたE10変換器、
符号9はPINフォトダイオードなどを用いたO/E変
換器、符号10は光ファイバを示している。受信S/N
比の改善によって長距離の通信が可能である。
第7図は本方式を光ビーム通信に適用した例である0図
において符号T、Rは第1図(a)、(b)の送信部お
よび受信部、符号8は半導体レーザ素子などからなるE
10変換器、符号9はPINフォトダイオードなどから
なるO/E変換器、符号11は光ビームを示す、特にl
km以上の長距離の光ビーム通信の場合は降雨などの気
象条件や大気の揺らぎ、外乱光の変動などによる信号の
減衰や変動などの影響を強く受けるため、本方式の外乱
雑音の除去効果によって通信の信頼性を大きく改善でき
る。
において符号T、Rは第1図(a)、(b)の送信部お
よび受信部、符号8は半導体レーザ素子などからなるE
10変換器、符号9はPINフォトダイオードなどから
なるO/E変換器、符号11は光ビームを示す、特にl
km以上の長距離の光ビーム通信の場合は降雨などの気
象条件や大気の揺らぎ、外乱光の変動などによる信号の
減衰や変動などの影響を強く受けるため、本方式の外乱
雑音の除去効果によって通信の信頼性を大きく改善でき
る。
[発明の効果]
以上から明らかなように、本発明によれば、rlJ、r
QJの2値のデジタル信号を所定の符号に変換して送受
信するデジタル通信方式において、送信側においては「
1」、「0」の2値デジタル信号に対応したパルスによ
りそれぞれ所定周波数の搬送波を変調し、これらの変調
信号の周波数成分をそれぞれ異なる伸長特性により時間
軸に伸長して得た異なるチャープ信号を形成して出力し
、一方、受信側では受信したチャープ信号の周波数成分
を前記の異なる伸長特性にそれぞれ対応する逆特性の圧
縮特性により圧縮し、その後検波を行なうことにより元
の2値デジタルデータを再生する構成を採用しているの
で、rlJ、「0」のデジタル値を異なる周波数/時間
特性を有するチャープ信号に変換して送信し、一方受信
側では受信したチャープ信号を逆変換して原データを再
生することができる。その場合、rlJ、「0」のデー
タがそれぞれ異なる伸長特性でチャープ変換されるため
、「1」、「0」の成分を加算して伝送する場合でも、
rlJ、「0」の互いのチャンネルどうしの符号識別能
力が高く、また復調の際にチャープ信号圧縮によりみか
け上の信号電力増大が生じ、S/N比を向上させること
ができるため、通信の信頼性を高めることができる。特
に、伝送路での送信電力の制限や、外乱ノイズが多いな
どの制約があっても、通信の信頼性を確保できるという
優れた効果がある。
QJの2値のデジタル信号を所定の符号に変換して送受
信するデジタル通信方式において、送信側においては「
1」、「0」の2値デジタル信号に対応したパルスによ
りそれぞれ所定周波数の搬送波を変調し、これらの変調
信号の周波数成分をそれぞれ異なる伸長特性により時間
軸に伸長して得た異なるチャープ信号を形成して出力し
、一方、受信側では受信したチャープ信号の周波数成分
を前記の異なる伸長特性にそれぞれ対応する逆特性の圧
縮特性により圧縮し、その後検波を行なうことにより元
の2値デジタルデータを再生する構成を採用しているの
で、rlJ、「0」のデジタル値を異なる周波数/時間
特性を有するチャープ信号に変換して送信し、一方受信
側では受信したチャープ信号を逆変換して原データを再
生することができる。その場合、rlJ、「0」のデー
タがそれぞれ異なる伸長特性でチャープ変換されるため
、「1」、「0」の成分を加算して伝送する場合でも、
rlJ、「0」の互いのチャンネルどうしの符号識別能
力が高く、また復調の際にチャープ信号圧縮によりみか
け上の信号電力増大が生じ、S/N比を向上させること
ができるため、通信の信頼性を高めることができる。特
に、伝送路での送信電力の制限や、外乱ノイズが多いな
どの制約があっても、通信の信頼性を確保できるという
優れた効果がある。
第1図(a)は本発明によるデジタル通信方式の送信部
を示すブロック図、第1図(b)は同じく受信部を示す
ブロック図、第2図(a)〜a
d (−#)および第3図(a)〜(傘)はチャープ変換素
子の構造と特性を示す説明図、第4図はチャープ変換素
子への入力パルス波形を示す波形図、第5図(a)、(
b)はチャープ変換素子の他の構造と使用例を示す説明
図、第6図および第7図は本発明の異なる実施例を示す
ブロック図である。 la、1b・・・パルス発生器 2a、2b・・・平衡変調器 3〜6.20.30・・・チャープ変換素子7a、7b
・・・検波器 8・・・E10変換器 9・・・O/E変換器 lO・・・光ファイバ1
1・・・光ビーム 遂侶fp’?v−ア【損lσ峡−nω 第5図(Q) 第5図(b) 3 ℃ 察 ν や 囚 9 く
を示すブロック図、第1図(b)は同じく受信部を示す
ブロック図、第2図(a)〜a
d (−#)および第3図(a)〜(傘)はチャープ変換素
子の構造と特性を示す説明図、第4図はチャープ変換素
子への入力パルス波形を示す波形図、第5図(a)、(
b)はチャープ変換素子の他の構造と使用例を示す説明
図、第6図および第7図は本発明の異なる実施例を示す
ブロック図である。 la、1b・・・パルス発生器 2a、2b・・・平衡変調器 3〜6.20.30・・・チャープ変換素子7a、7b
・・・検波器 8・・・E10変換器 9・・・O/E変換器 lO・・・光ファイバ1
1・・・光ビーム 遂侶fp’?v−ア【損lσ峡−nω 第5図(Q) 第5図(b) 3 ℃ 察 ν や 囚 9 く
Claims (1)
- 1)「1」、「0」の2値のデジタル信号を所定の符号
に変換して送受信するデジタル通信方式において、送信
側においては「1」、「0」の2値デジタル信号に対応
したパルスによりそれぞれ所定周波数の搬送波を変調し
、これらの変調信号の周波数成分をそれぞれ異なる伸長
特性により時間軸に伸長して得た異なるチャープ信号を
形成して出力し、一方、受信側では受信したチャープ信
号の周波数成分を前記の異なる伸長特性にそれぞれ対応
する逆特性の圧縮特性により圧縮し、その後検波を行な
うことにより元の2値デジタルデータを再生することを
特徴とするデジタル通信方式。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15112988A JPH01319343A (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | デジタル通信方式 |
EP89306252A EP0348167B1 (en) | 1988-06-21 | 1989-06-20 | Digital communicating method and apparatus |
US07/368,840 US5105294A (en) | 1988-06-21 | 1989-06-20 | Digital communicating method and apparatus |
DE68919920T DE68919920T2 (de) | 1988-06-21 | 1989-06-20 | Verfahren und Gerät für digitale Übertragung. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15112988A JPH01319343A (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | デジタル通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01319343A true JPH01319343A (ja) | 1989-12-25 |
Family
ID=15511999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15112988A Pending JPH01319343A (ja) | 1988-06-21 | 1988-06-21 | デジタル通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01319343A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007201946A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Epson Toyocom Corp | 送信装置および送受信システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61193087A (ja) * | 1985-02-22 | 1986-08-27 | Nec Corp | レ−ダ装置 |
JPS61202540A (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | チヤ−プ変復調方式 |
JPS61228757A (ja) * | 1985-04-02 | 1986-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | チヤ−プ変復調装置 |
-
1988
- 1988-06-21 JP JP15112988A patent/JPH01319343A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61193087A (ja) * | 1985-02-22 | 1986-08-27 | Nec Corp | レ−ダ装置 |
JPS61202540A (ja) * | 1985-03-05 | 1986-09-08 | Mitsubishi Electric Corp | チヤ−プ変復調方式 |
JPS61228757A (ja) * | 1985-04-02 | 1986-10-11 | Mitsubishi Electric Corp | チヤ−プ変復調装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007201946A (ja) * | 2006-01-27 | 2007-08-09 | Epson Toyocom Corp | 送信装置および送受信システム |
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