JPH01318618A - 建築物の基礎施工法およびその装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、建築物の基礎の施工法およびその装置に関
するものである。

［従来の技術］ 従来、建築物の基ｍを施工するには、埋戻し工法やスラ
ブと地盤との間にビット（空所）を設けるビット工法等
が行われているが、埋戻し工法では通路を架設して基礎
梁の配筋を行った後、梁側面に型枠を組んでコンクリー
トを打設し、コンクリートが硬化した後説型しＣ梁を横
築し、つぎに通路払いを行うとともに資材を片付け、埋
戻しを行った後、基礎スラブ部に配筋してコンクリート
を打設する方法（第６図（Ａ）参照）が、また、ビット
工法では、通路を架設して基礎梁の配筋を行った後通路
を解体し、つぎに基礎梁および基礎スラブの型枠を組み
、基礎スラブに配筋して基礎梁部と基礎スラブ部にコン
クリートを打設し、コンクリートが硬化した後説型し、
資材を片付けた後ダメ穴型枠を粗ｌυでダメコンクリー
トを打設する方法（第６図（Ｂ）参照）が行われており
、型枠としては木材、！１４材等を主とし合成樹脂等も
使用されている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の建築物の基礎施工法は、（１）基礎梁の型枠組み
、コンクリートの打設および脱型を基礎スラブとは別工
程で行わねＧｍならないこと、埋戻しやダメ穴のコンク
リート打らの工程を要する等の点で多数の１．程を必要
とし、（２）型枠を組むための作業場所が必要で、かつ
、ビットの掘削を行うため掘削土量が多くなり、（３）
資材運搬用の通路が必要であり、（４）埋戻し作業を必
要とし、そのため重機による作業と重機の乗入れに伴い
コンクリート躯体の養生が必要となり、（５）す礎梁と
基礎スラブの分離打ちであるため打ち継ぎのためのジヨ
イントの施工が必要であり、（６）断熱、湿気防止のた
めに基礎スラブ下にビットを掘削する必要がある等の問
題点があった。また、従来の型枠は、（７）重いためそ
の運搬は人力では困難ｒ：揚重機が必要であり、（８）
かつ、加工性がよくなく、複雑な形状に組立てるのが困
難であり、くっ）取扱う際に騒音が発生しやすく、（１
０）材料の価格が比較的高価であるため繰返し利用する
必要があり使い捨ては考えられず、したがって脱型作業
が必要で、作業が煩雑となる等の問題点があった。

この発明は、これらの問題点を解決することを課題とす
るものである。

［課題を解決するための手段］ 前記の課題を解決するためこの発明は、基礎梁部に配筋
した後簡易通路を架設し、基礎梁部の周囲に合成樹脂発
泡体製型枠を配置し、捨てコンクリートに固定した浮止
め防止金物でその浮−ヒがりを防止し、隣接する合成樹
脂発泡体製型枠の問をジベルで連結し、合成樹脂発泡体
製型枠の間に幅止め金物を介装し、各合成樹脂発泡体製
型枠のジヨイント部をガムテープで目張りして型枠を組
立て、つぎに基礎スラブ部に配筋した後、基８１梁部お
よび基礎スラブ部にコンクリートを打設するようにした
建築物の基礎施工法および発泡スチロールのような合成
樹脂発泡体で型枠を形成した建築物の基礎施工装置の手
段を講じる巳のである。

作　　用 この発明の建築物の基礎施工法は、通常のように墨出し
を行って基礎梁部の配筋を行い簡易通路を架設した後、
発泡スヂロール製型枠を用いて型枠を組立て、つぎに基
礎スラブ部の配筋を行った後、基礎梁と基礎スラブ部に
コンクリートを打設することにより全工程を終了する乙
のであり、型枠自体が発泡スヂロールであり捨てコンク
リートの上に載量するだけでよいので余分の掘削が必要
でなく、また基（ａ梁のための型枠の高さは通常の場合
より著しく低いので通路も単に足場板を掛ける程度でよ
く、発泡スチロールを型枠に加工するには電流で加熱さ
れたニク【］ム線により切断するので、切断に際して微
粒等のゴミは一切発生せず、かつ精度のよい加工が行わ
れる。また、現場での取付けに際して切断を要する場合
には携帯用の電熱切断具が用意される。

発泡スチロール製型枠は直方体に切断加工されているの
で捨てコンクリートが水平に仕上げられると梁の側面の
垂直度は正確に確保される。

基礎梁が通る部分を除いて基礎スラブ部分の全面に発泡
スチロール製型枠を配貨し、その上に硬さがより硬い押
出し法による発泡スヂロールを敷込むことにより、従来
Ｑ型枠に必要なバタ材や支保材等の仮設材を必要とせず
基礎梁および基礎スラブの型枠の組立てを完成すること
ができる。

そして、型枠が発泡スチロール製であり、きわめてＩＩ
聞であるので運搬に揚重機を必要とせず、型枠の組立て
作業が著しく容易であり、危険性が全くないうえ、型枠
は埋殺しにするので脱型の必要がなく、かつ基礎梁およ
び基礎スラブはその下面と側面を発泡スヂロールで覆わ
れた状態で完成するので断熱、保温性に優れ、湿気防止
にも役立ち、また発泡スチロールの継目はガムテープに
より目張りされるのでコンクリートの流出を防止するこ
とができる。

［実施例］ この発明の実施例について図面を参照して説明する。

第１図および第２図において、１はＡ類ビーズ法ポリス
ヂレンフォーム保温板４号相当品すなわち発泡スチロー
ル製の型枠であって、大梁２部分を除いてスラブ３と型
枠１との厚さ程度地盤を浅く掘削し、捨てコンクリート
４を打ち、萱キそ仕上げにより水平面を確保し、その北
に小梁５の厚さに電熱ニクロム線で寸法通りに切断加工
された発泡スチロール製型枠１を載置することにより小
梁５の垂直度が確保される。その際、発泡スチロール製
型枠１の下部は捨てコンクリート４にコンクリート釘６
で固定された上方のみに脚７を有する下部固定ジベル８
（第３図右手分参照）に差し込まれて位置決めされると
同時に、捨てコンクリート４に打込まれた固定ボルト９
と押さえ金物１０からなる浮止め防止金物１１（第４図
参照）でコンクリート打設時の型枠の浮上りを防止され
る。

大＃Ｍ２の部分は深く掘削して捨てコンクリート４ａに
コンクリート釘６で固定された下部固定ジベル８で大梁
２の側部用の発泡スヂロール製型枠１ａを固定し、その
上に上Ｆに脚７を有する中門固定ジベル８ａ（第３図左
半分参照）によってスラブ用発泡スチロール製型枠１の
位置を固定させ型枠１，１ａを貫通して浮止め防止金物
１１で浮上りを防止するように春れる。大梁２の側部用
の型枠１ａの右側は簡易白化め矢板１２どの間を側圧受
は切梁１３で支えられ、その左側は山止め親杭１４の山
止め矢板１５に固定した山止め用金物１６によって大梁
用側部型枠１ｂが固定され、型枠１と型枠１ｂとの間に
は両側に押さえ金物１７を有り′る幅止め金物１８（第
５図参照）で大梁２の幅を確保するようにされる。

発泡スヂロール製型枠１の上面には、これより硬さの硬
い押出法発泡スチロール（ポリスヂレンフォーム保温板
Ｂ類１種）１ｃを敷込むことにより捨てコンクリート４
のレベル不良による下部発泡スヂロール製型枠１のシフ
インド部の不同をカバーするとともに下部発泡スチロー
ル製型枠１の表面が軟かで傷みやすい欠点を補うことが
−Ｃきる。

押出法発泡スヂ［コール１Ｃの水平面および側面のジヨ
イント部にはすべてガムアー７１９で目張りを行い固定
させるとともに、コンクリートの流出を防ぐようにする
。

［発明の効果］ この発明は、（１）従来の建築物の基礎施工法で行って
いた通路の架設、梁とスラブの分離打ち。

梁型枠の脱型９通路払い、資材片付け、埋戻しまたはダ
メ穴へのコンクリート打設等の多くの工程を必要とせず
（第６図（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）参照）、シたがって工
期を短縮できる。（２）従来のように型枠作業のための
余分の掘削や断熱、湿気防止のためのビットを設ける必
要がなく、小梁下面まで掘削するだけでよいので掘削七
番を少なくすることができる。（３）型枠がきわめて軽
量であるため足場板程度の簡易通路を掛けるだけで、通
路の架設に多くの工数を費やす必要がない。

（４）型枠は埋殺しになるので埋戻し作業が必要でなく
、そのための重機は不要であり、重機の使用に伴うコン
クリ−１・躯体の養生の必要もない。

（５）梁とスラブは一体施工であるためコンクリートの
打ち継ぎにおけるようなジヨイントの施工が不要である
。また、型枠を発泡スチロールで形成したので、（６）
断熱、保温性が良好であり、湿気防止にも有効である。

（７）軽量であるため運搬に揚＠機の必要がなく人力で
一度に多すの運搬が可能である。（８）自由な形状に容
易に加工できるので複雑な形状に対応させることができ
、加工による残材は型枠のパツキンとして流用でき産業
廃東物を生じない。（９）材質が硬くないので取扱いに
際して騒音を発生しない。（１０）土中においで腐食せ
ず、かつ比較的安価であるため埋殺しにできる。等の幾
多の優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は第２図のＩ−Ｉ線における縮小した切断正面図
、第２図は発泡スチロール製型枠を施工した状態を示す
平面図、第３図は下部固定ジベルおよび中間固定ジベル
の斜視図、第４図は浮止め防止金物の使用状態を示す切
断正面図、第５図は幅止め金物の使用状態を示す切断正
面図、第６図（△＞、（Ｂ）、（Ｃ）はそれぞれ工程図
である。 代　理　人　　弁理士　坂　井　　清 第１図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、基礎梁部に配筋して合成樹脂発泡体で基礎梁部の型
   枠を組立て、つぎに基礎スラブ部に配筋した後、基礎梁
   部および基礎スラブ部にコンクリートを打設するように
   した建築物の基礎施工法。 ２、基礎梁部に配筋して簡易通路を架設した後合成樹脂
   発泡体で基礎梁部の型枠を組立て、つぎに基礎スラブ部
   に配筋した後、基礎梁部および基礎スラブ部にコンクリ
   ートを打設するようにした建築物の基礎施工法。 ３、合成樹脂発泡体製型枠の浮上がりを捨てコンクリー
   トに固定した浮止め防止金物で防止するようにした請求
   項１記載の建築物の基礎施工法。 ４、隣接する合成樹脂発泡体製型枠の間をジベルで連結
   するようにした請求項１記載の建築物の基礎施工法。 ５、合成樹脂発泡体製型枠の間に幅止め金物を介装した
   請求項１記載の建築物の基礎施工法。 ６、合成樹脂発泡体製型枠のジョイント部をガムテープ
   で目張りする請求項１記載の建築物の基礎施工法。 ７、合成樹脂発泡体で型枠を形成した建築物の基礎施工
   装置。 ８、合成樹脂発泡体が発泡スチロールである請求項７記
   載の建築物の基礎施工装置。