JPH01314747A - 消極型の織機のヘルド枠を制御するための牽引装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、織機のヒロを形成するための消極型のドビー
および他の織成機構に関し、特にそのような機構と関連
したヘルド枠を制御するようになっている牽引装置に関
する。

〔従来の技術〕

消極型の機構かヘルド枠の確実な制御をそのストローク
の一方向にしか確保しないことが知られており、その結
果ストロークの他端へ前記ヘルド枠の戻りを行うように
配置される弾性手段を設けなければならない。

実際におよび第１図に概略的に示したように、各ヘルド
枠と関連した弾性手段が二連または二組みの平行なばね
１により構成されるものが最も多い。各ばね組みでは、
これらのばねが、織機の構造体３に固定されたばね架２
と、揺動レバー６に５で枢着されたクリップ要素４の間
に保持され、揺動レバー６は、前記構造体３と固着した
水平なピンまたは枢軸７により担持されている。同じヘ
ルド枠８と関連した二つの揺動レバー６の各々には、ピ
ン７に対してクリップ要素４の連結部５の点と対向して
、制御すべきヘルド枠８に側方で固定された操作ケーブ
ル１０が接合され、この操作ケーブルの自由端は適当に
案内されて、織成機構の対応する可動性部材に引っ掛け
られている。

そのような牽引装置かヘルド枠８の制御を確保すること
は、容易に理解されるだろう。なぜなら、前記可動性部
材の変位により、前記ヘルド枠がばね１に抗してその低
い位置へ下がろうとするからであり、前記ばね１は、機
構の部材がその始めの位置へ戻るや否や、各レバー６に
作用することにより全体を高い位置へ戻すようになって
いるからである。

（発明が解決しようとする課題〕 この従来の装置は、作用速度が比較的中くらいである限
り全体的に満足である。他方では、現在織機に要求され
る高速に対してはそんなに満足ではなくなる。実際、連
結部の点５はピン７と同心の円弧を描いて運動するので
、作用中、クリンプ要素４がｄで示した位置の横方向ず
れを受ける。このような連続的な往復変位は、二連のま
たは二組みのばね１の組立体の作用に存置である振動を
与える。

本発明の主目的は、上記の欠点を克服することである。

（課題を解決するための手段〕 上記の課題を解決するには、本発明により、揺動レバー
の各々と各ばね組みの固着部の間の連結を、レバーの枢
軸にほぼ同心である前記レバーの部分に巻きつくケーブ
ルの形態の可撓性部材の助けで確保すればよい。

〔実施例］ 以下、本発明を図面に示した実施例により詳細に説明す
る。

図面を参照すると、第２図は主ケーブル１゜を再び示す
が、この主ケーブルは特別な形式の揺動レバー１１に固
定されており、この揺動レバーは、ケーブル１２の形態
の可撓性部材により対応するばね組み１のクリップ要素
４に連結されている。

特に第３図に示したように、この二次ケーブル１２は枢
着ピン７に同心にレバー１１の外周に作られた溝１１ａ
に巻きついている。このケーブル１２の端部の一つが、
クリップ要素４に適当に保持されたスターラップ要素１
３（第２図）と固着しており、一方対向端部は溝１１ａ
に収容された端部片１４　（第３Ｍ）を有し、この末端
部にはねし棒が設けられ、このねし棒は円筒状コア１５
の半径方向タップ孔にねしこまれている。この円筒状コ
ア１５は、同様に、主ケーブル１０の案内を確保するレ
バー１１の対向溝１１ｂに収容された同一の端部片１４
を受け入れており、この第二の端部片１４はその端部に
固定されている。コア１５は、側方で適当に肩に負われ
ているが、溝１．１　ａとｌｌｂの隣接する端部の間で
、レバー１１の外周に作られた半円筒状受け台１１ｃに
係合することができる。

容易に認められるように、各ヘルド枠８と関連した牽引
装置の二本の二次ケーブル１２に可撓性があるため、か
つこれらのケーブル１２がレバー１１の枢着ピン７と同
心の溝１１ａに巻きついているため、各クリップ要素４
とこの上に引っ掛けられているばね１は、完全に直線の
往復する垂直変位により付勢され、寄生的揺動を発生し
そうな横方向成分もなく、かつ往復変位の速度がどんな
速度であってもそうである。

コア１５に加えられる牽引力が平衡するため、固定部材
の必要もなくコア１５をその受け台１１ｃの所定の場所
に保持できることに気がつがなければならない。このよ
うにして、この構造と組立体は相当に単純化される。

ばね組みの全体の寄生的揺動と高速度の振動を除去する
ことは、前記ばね組みを少しの欠点もなく水平に配置で
きるようなものであるが、このことば、重力の影響が前
述した横方向振動に加えられなかったので現在まで予想
することができなかった。第４図には、機構１６の同し
可動性部材に取りつけられた二本の主ケーブル１０の各
々が、コア１５に固定されるために案内されているのが
示され、このコア１５は、第２図と第３図のように、問
題のばね組み１のクリップ要素４に接合された二次ケー
ブル１２の端部を受け入れている。このコア１５は揺動
レバー１１に保持されているが、この揺動レバーば、こ
こではほぼ円形の輪郭のプーリーの形をしていると仮定
され、このプーリーは、織機の垂直構造体３を連結する
水平ビーム３ａにより担持されたピン７にゆるく取りつ
げられている。

ばね架２自体がこのビーム３ａに垂直に固定されており
、ばねが完全な直線運動であるため、有利には板の形を
している挿入体１７をばねの間で摺動させることができ
る。これらの要素１７は案内および揺れ止めとして役立
ち、かつこれらはばねが互いに接触するのを避け、その
結果ばねの寿命を延ばすのに寄与する。観察された構造
では、各レバーまたはプーリー１１は、調整棒１８によ
り制御すべきヘルド枠８に連結され、前記調整棒１８は
、前記レバーまたはプーリー１１に半径方向に固着した
クランクピン１９と関連していると仮定した。

ばね組み１を水平に配向することにより、前記ばね組み
を、ヘルド枠８の上にあるひんばんには妨げられない織
機の部分にしっかり差し込むことができる。このような
水平な配向が得られるのは、二次ケーブル１２を採用し
たことと、レバー１１の回転軸心と同心のレバー１１の
支承面に二次ケーブルを巻きつけることと、およびばね
１の間に挿入体１７を組み立てることのおかげである。

加えて、この同じ水平な配向によれば、第５図に２０で
示したばね組みのような単一のばね組みの助けで各ヘル
ド枠８の弾性的戻りを確保することができる。このよう
なばね組み２０では、挿入体（図示省略）により分離さ
れたばね１が二つのクリップ要素４の間で引き伸ばされ
るが、各クリップ要素は、二本の二次ケーブル１２の一
方または他方のための固着点を形成する。ヘルド枠８が
比較的長い長さを有する第６図の変形例では、ケーブル
１２のうちの一方が、他方より長い場合に、２１で示し
た中間案内プーリーと共働する。

さらに、以上の記載は例のつもりでのみ与えられ、かつ
記載された実施の細部を他のどんな均等物により置き換
えることによっても越えられない本発明の範囲を決して
制限するものではないことを理解しなければならない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の牽引装置の配置の概略正面図、第２図は
本発明による装置の配置を同様に示す概略正面図、第３
図は枢着レバーの一つに二本の対向するケーブルを固着
する方法を示す拡大垂直部分断面図、第４図は本発明の
他の実施例の概略正面図、第５図と第６図は二つの変形
例の概略正面図である。 １・・・組みの戻りばね、７・・・レバーの枢軸、８・
・・ヘルド枠、１０・・・主ケーブル、１１・・・ｔｉ
　動レバー、ｌｌｃ・・・受け台、１４・・・端部片、
１５・・・円筒状コア、１７・・・挿入体

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）各ヘルド枠ごとに揺動レバーを有し、この揺動レ
   バーが一方では主ケーブルにより織成機構とヘルド枠に
   、かつ他方では少なくとも一連のまたは一組みの戻りば
   ねに連結されている形式の、消極型の織成機構のヘルド
   枠を制御するための牽引装置において、各揺動レバーと
   、対応する組みとの間の連結が、前記レバーの枢軸とほ
   ぼ同心である前記レバーの部分に巻きつく可撓性部材ま
   た二次ケーブルにより確保されることを特徴とする装置
   。
2. （２）揺動レバーの二本のケーブルの固着は、二本のケ
   ーブルと固着された円筒状コアの助けで行われ、この円
   筒状コアは前記レバーの外周に形成された対応する受け
   台に係合している、請求項１に記載の装置。
3. （３）各ケーブルの端部には、コアに半径方向にねじこ
   まれた端部片が設けられている、請求項２に記載の装置
   。
4. （４）揺動レバーの外周には、二本のケーブルを巻きつ
   けるための案内を形成する溝が作られている、請求項１
   に記載の装置。
5. （５）各ばね組みがほぼ水平に配向され、かつ作用中ば
   ねの接触を避ける目的で異なるばねの間に置かれた挿入
   体を備えている、請求項１に記載の装置。
6. （６）同じヘルド枠と関連した二本の二次ケーブルが、
   単一のばね組みの対向端と共働する、請求項５に記載の
   装置。