JPH01313847A - 表面分析装置 - Google Patents

表面分析装置

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JPH01313847A
JPH01313847A JP63143531A JP14353188A JPH01313847A JP H01313847 A JPH01313847 A JP H01313847A JP 63143531 A JP63143531 A JP 63143531A JP 14353188 A JP14353188 A JP 14353188A JP H01313847 A JPH01313847 A JP H01313847A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分計〉 本発明は、分析精度が高く、かつ、絶縁物分析に適性を
有する表面分析装置に関するものである。
〈従来の技術〉 固体を真速のイオンビームで衝撃すると、表面からは、
正電荷の二次イオン、負電荷の二次イオン、電気的中性
の原子・分子(スパッタ原子と呼ぶ)、光、二次電子等
が放出する。これらのうち、固体の組成を直接反映する
のは前3者であるので、固体の組成分析には、二次イオ
ン、スパッタ原子の質量分析法が用いられ、前者が「二
次イオン質量分析」、後者が「二次中性粒子質量分析」
と称されている。高精度の組成分析を行うには、正電荷
の二次イオン、負電荷の二次イオン、スパッ夕原子の3
種類を同時に分析することが理想とされているが、現状
では、「正電荷二次イオンのみを分析する二次イオン質
量分析計」、「負電荷二次イオンのみを分析する二次イ
オン質量分析計」、「スパッタ原子のみを分析する二次
中性粒子質量分析計」と言うように、機能の分化した装
置が開発されてはいるものの、3種類を同時に分析しう
る機器はなかった。
正電荷の二次イオンを分析する二次イオン質量分析計と
しては、従来第3図に示すようなものが市販されている
。図中、1は例えば約10 KeV程度のエネルギーを
有する高速のアルゴンイオンビームを放出するイオン源
、2はイオン源1から放出される高速のイオンビーム(
−次イオンビーム)、3は分析すべき試料、4は試料台
、5は二次イオン、6はマスアナライザー、7は二次電
子増倍管、8は直流高電圧電源、9は出力端子、10は
正の直流電源、11はマスアナライザー6を通過した正
電荷のイオンである。この動作は以下のとおりである。
直流g*圧電rA8.出力端子9.直流電源10以外の
要素を真空容器に収め充分に排気する。イオン源1から
放出する一次イオンビーム2によって、分析すべき試料
3を衝撃する。この衝撃によって、試料3の表面から二
次イオンが放出する。二次イオンには、正電荷のものと
負電荷のものが含まれているが、直流電源10によって
、試料台4がマスアナライザー6よりも高い電位になっ
ているので、正電荷の二次イオン5のみがマスアナライ
ザー6に入射する。マスアナライザー6に入射した二次
イオン5の内、特定の質量のイオン11だけが、二次電
子増倍管7に入射する。
直流高電圧′rs源8は、二次電子増倍管7を動作させ
るものであるが、同時にマスアナライザー6を通過した
イオン11を充分なエネルギーにまで加速する役目も負
うている。結局、二次電子増倍管7に入ったイオン11
の信号が出力端子9から出力されて、試料3の組成、不
純物等が固定されるものである。
次に、負電荷二次イオンの質量分析計を第4図にしめす
。図中、1〜4.6〜9は第3図の対応する番号の要素
と同一の動作、機能を有する。21ζよ負電荷の二次イ
オン、22は負電荷イオン用マスアナライザーS23は
負の直流高電圧電源、24は高耐圧コンデンサー、25
は負の直流電源、26はマスアナライザー22を通過し
た負電荷のイオンである。この動作は第3図に示す分析
計の動作に類似しているが、直流電源25によって試料
台4に負の電圧をかけて、試料3から放出する二次イオ
ンのうち、負電荷のものをマスアナライザー22に入射
させている。またマスアナライザー22は、負電荷イオ
ンの質量分析ができるように電気的極性が設定しである
マスアナライザー22を通過したイオン26は、負の直
流高電圧電源23によって充分なエネルギーを得て二次
電子増倍管7に入射し、マススペクトルが出力端子9か
ら出力されろ。
コンデンサー24は直流分をカットするためのものであ
る。
このように正電荷の二次イオン質量分析と負電荷の二次
イオン質量分析では、装置の大幅な電気的極性変更が必
要であるために、従来は正・負電荷二次イオンの同時分
析は困難であった。
第5図は従来の二次中性粒子質量分析計の構造の概要を
示したものである。図中1〜4.6〜9.’11は第3
図の対応する番号の要素と同一の動作、機能を有するも
のである。31はスパッタ原子、32はイオン化室であ
る。
この動作は以下のとおりである。
直流高電圧m源8.出力端子9以外の要素を真空容器に
収め充分に排気する。イオン源1から放出する一次イオ
ンビーム2によって、分析すべき試料3を衝撃する。こ
こまでは第3図の場合と同様である。乙の?[aによっ
て、試料3の表面がスパッタされてJi4気的に中性な
原子・分子(スパッタ原子31)が放出する。スパッタ
原子31はイオン化室32に入りイオン化された後、マ
スアナライザー6で質量を弁別され、特定の質量のイオ
ン11だけが、引き続いて二次電子増倍+1r7に入る
以下第3図の場合と同様、出力端子9からマススペクト
ルが出力され、試料3の組成分析がなされる。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記3種類の分析計は、すべて、試料を衝撃する一次ビ
ームとして、荷電性のイオンビームを用いている。この
ことは、試料3が金属などの電導性のものの場合は、特
に問題はないが、絶縁物の場合には、−次イオンビーム
2の電荷が絶縁物表面に!積して、表面が高電位に帯電
してしまう。実施例によれば、10 nmX 10 m
mX O,8−の形状の石英板にイオンビームを照射す
ると、表面の電位は瞬時に100OVJJ上に上昇する
。その結果、後続のイオンビームの入射が阻止されたり
、二次イオンのエネルギーが大幅に変化して、質量分析
計の測定条件から逸脱し、分析が進行しなくなることが
ある。これがこの種の分析機器の大きな欠点で、これを
回避するために、試料近傍に電子銃を置いて、試料表面
の帯電を電子で中和し、表面電位の上昇を抑えるなどの
方法がとられている。しかし、試料に対する電子衝撃、
あるいは電子銃からの輻射熱などのために、耐熱性の悪
い試料では、熱変質が生じて分析不能となることがある
本発明は、固体の組成分析において、分析精度を改善す
るために、正・負電荷の二次イオン、スパッタ原子の同
時分析を行い、かつ、耐熱性の悪い絶縁物試料に対して
も、熱変質などのトラブルを生じることなく分析が進行
する表面分析装置を提供することにある。
く課題を解決するための手段〉 本発明は1本のマスアナライザーで、正電荷と負電荷の
二次イオン、スパッタ原子の3腫類の質量分析を同時に
行うために、3本の二次電子増倍管、3枚の電磁シャッ
ターを備えているほか、−次ビーム線源として、非荷電
性の高速原子線を放出する線源を使用する分析機器を提
供するものであって、装置構造がこれまでの二次イオン
質量分析針や二次中性粒子質量分析計と全く異なる。
く実 施 例〉 第1図は、本発明の一実施例であって、1本の分析管で
、正電荷と負電荷の二次イオン、スパッタ原子の3種類
の質量分析を同時に行う装置の概要図である。図中、3
は試料、4は試料台であり、第3図の対応する番号の要
素と同一の動作、機能を有する。41は高速原子線を放
射する線源、42は高速原子線、43は正電荷・負電荷
の二次イオンとスパッタ原子の混合した二次ビーム、4
4は二次イオン引きだし電極、45は二次イオン引きだ
し電極44に電圧を印加するパルス電源、46は二次イ
オンの通過制御用ディフレクタ−147はディフレクタ
−46を駆動するパルスfls源、48はイオン化室、
49はイオン化室48を駆動するパルス電源、50はエ
ネルギーアナライザー、51は四I!極型マスアナライ
ザー、52,53.54は電磁シャッター、55.56
,5?はそれぞれの電磁シャッター52.53.54を
駆動するパルス電源、58.59.60は二次電子増倍
管、61゜62.63はそれぞれの二次電子増倍管58
゜59.60を駆動する直流高電圧電源、64は負電荷
イオン加速用の正の直流高電圧電源、65は直流分カッ
ト用の高耐圧コンデンサー、66.67.68は信号出
力端子、69はマスアナライザー51を通過したイオン
である。
二次イオン引きだし電極44.ディフレクタ−46,イ
オン化室48の動作、ならびにシャッター52.53.
54の電位のタイミングチャートを第2図に示す。
この実施例の動作は次のとおりである。パルス電極45
,47,49,55,56,57、直流高電圧電源61
,62,63,34、高耐圧コンデンサー652、信号
出力端子66゜67.68以外の要素を真空容器に収め
充分に排気する。高速原子線源41から放出される、エ
ネルギー0.5−10 KeV程度の高速原子綿4zで
、試料台4上の試料3を衝撃する。
これで試料3から正電荷・負電荷二次イオンとスパッタ
原子の混合した二次ビーム43が連続的に発生する。こ
の時、引きだし電極44、ディフレクタ−46、イオン
化室48、シャッター52,53.54は第2図のAモ
ードの状態であったとする。つまり二次イオン引きだし
電極44は接地電位、ディフレクタ−46はONである
ので、二次ビーム43中の正・負電荷二次イオンは共に
除去され、スパッタ原子のみがイオン化室48に入る。
イオン化室48もONであるので、スパッタ原子はイオ
ン化され、エネルギーアナライザー50を経て四重極型
マスアナライザー51に入射する。エネルギーアナライ
ザー50の役割については後で説明する。イオンはマス
アナライザー51で質量弁別を受け、特定質量のイオン
69だけがこれを通過する。シャッター52.53.5
4のうち、シャッター53゜54は接地電位、シャッタ
ー52t!けが負電位であるから、イオン69ばシャッ
ター52に引かれて二次電子増倍管58に入る。直流高
電圧電源61は二次電子増倍管58を駆動すると同時に
、イオンを加速する役目も負う。
結局出力端子66からマススペクトルが出力される。
次に、第2図のBモードの状態になったとする。この時
は、第1図の二次イオン引きだし電1ilI44が正電
位、ディフレクタ−46、イオン化室48はOFFであ
るために、二次ビーム43の中の負電荷二次イオンおよ
びスパッタ原子がエネルギーアナライザー50を通過し
てマスアナライザー51に入射する。
しかし電荷を有しないスパッタ原子は質量弁別を受けな
いから、負電荷二次イオンのみが質量弁別され、特定の
質量のイオン69のみがことを通過する。四重極型マス
アナライザー51は、電荷の正負に関係なく、質量の大
きさだけでイオンを弁別する特性を有するから、マスア
ナライザー51の電気的極性を変更することなく、負電
荷二次イオンも、正電荷二次イオンも分析できる。さて
シャッター52.53,54はシャッター52.54が
接地電位、シャッター53が正電位であるので、イオン
69はシャッター53に引かれて、二次電子増倍lr!
!:59に入射する。この場合は、直流高電圧電源62
の役目は二次電子増倍管59の駆動のみであり、イオン
の加速は、直流高電圧電源64が受は持つ。斯くして出
力端子67からマススペクトルが出力される。
コンデンサー65は直流分をカットするためのものであ
る。
次に、第2図のCモード状態になったとする。この時は
、第1図の二次イオン引きだし電極44は負電位、ディ
フレクタ−46、イオン化室48はOFFであるために
、二次ビーム43中の正電荷二次イオンおよびスパッタ
原子がエネルギーアナライザー50を通過してマスアナ
ライザー51に入射する。以下、上記と同様の過程を辿
って、正電荷二次イオンのマススペクトルが出力端子6
8から出力される。
この繰り返し婁ζよって、スパッタ原子、正電荷・負電
荷の二次イオンが順次質量分析されて出力されることに
なる。マスアナライザー51の質量掃引速度を、第2図
のパルス幅よ秒充分にゆっくりとるようにすれば、出力
端子66.67.68から出る信号の包絡線が38i類
のスペクトルを表すことになる。そして信号出力端子6
6.67.68を3チヤンネルの記録装置(図示省略)
に接続して、3つの信号を別々に記録する。
なお、イオン化室48がONの時には、装置内部の残留
ガスがイオンになって、イオン化したスパッタ原子に混
入して二次電子増倍#rR58に入る結果、スパッタ原
子のマススペクトルのS/N比を低下させる恐れがある
このような残留ガスイオンの除去に、エネルギーアナラ
イザー50が有効である。つまり、試料3から放出する
二次イオン、スパッタ原子のエネルギーはそれぞれ数〜
数10eV、数eVであるのに対して、残留ガスイオン
は熱運動エネルギー程度であるから、0.1eVどまり
である。よって、エネルギーアナライザー50を、はぼ
1eVJ]上のイオンに対してのみ透過性をもたせるよ
うに設定しておけば、残留ガスイオンの影響は排除でき
ろ。
本発明の他の実施例として、第1図の二次イオン引きだ
し電極44とその駆動電源45を取り除いた場合がある
。二次イオンは試料3を出る時にすでに、数eV〜数1
0eVの運動エネルギーをもっているから、電極44で
ことさら引き出さなくても、マスアナライザー51に入
射して、上記の場合と全く同様に合析が進行する。ただ
し、二次イオンの分析感度は低下する。
以上、正電荷・負電荷二次イオンとスパッタ原子を同時
に質量分析する装置について述べたが、本発明には、試
料3を衝撃する二次ビームに、高速原子線42を使用し
ていると云う特徴がある。−次ビームの衝撃によって、
二次イオン、二次電子等の荷電粒子が放出するために、
試料3が絶縁物の場合には、表面は帯電する。しかし実
測によれば、10m11×10+m++X0.8−の形
状の石英板に高速原子線を照射した時の表面電位の上昇
はわずかに数Vであり、分析の障害にはならない。した
がって、プラスチックスなどの熱に弱い材料の分析にも
、本発明は適用できるものである。
〈発明の効果〉 近年、半導体素子の開発・製造、セラミックス・ガラス
工業、金属・プラスチックスを含めた新材料開発等広い
分析において、高精度の組成分析の必要性はますます高
まり、固体からスパッタする、正・負電荷の二次イオン
、電気的に中性な原子・分子(スパッタ原子)を分析す
ることが盛んになっている。二次イオン、スパッタ原子
の総和が、固体の成分濃度、不純物濃度に比例すること
に着目した、本発明になる二次イオン、スパッタ原子の
同時分析技術は、定量分析の精度向上に、特に重要な意
味を持っていると考えられる。
また、固体の衝撃に非荷電性ビームを用いて、帯電に起
因する分析上のトラブルを避ける手法は、金属、半導体
、絶縁物の混成でなる電子素子等の分析が重要となって
いる現在、大きな効果をもたらすものと期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す構成図、第2図は実施例
の動作状態を示すタイムチャート、第3図は従来の二次
イオン質量分析計を示す構成図、第4図は従来の負電荷
二次イオン質量分析計を示す構成図、第5図は従来の二
次中性粒子′I!1量分析計を示す構成図である。 図 面 中、 1はアルゴンイオンビームを放出するイオン源、2は二
次イオンビーム、3は分析試料、4は試料台、5は二次
イオン、6はマスアナライザー、7は二次電子1倍管、
8は直流高電圧電源、9は高抵抗、10は正の直流電源
、11は正電荷のイオン、21は負電荷二次イオン、2
2は負電荷イオン用マスアナライザー、23は負の直流
高電圧電源、24は高耐圧コンデンサー、25は負の直
流電源、26は負電荷のイオン、31はスパッタ原子、
32はイオン化室、41は高速原子線源、42は高速原
子線、43は正電荷・負電荷二次イオンとスパッタ原子
の混合した二次ビーム、44は二次イオン引きだし電極
、45はパルス電源、46は二次イオン通過制御ディフ
レクタ−147はディフレクタ−駆動用パルス電源、4
8はイオン化室、49はイオン化室駆動用パルス電源、
50はエネルギーアナライザー、51は四重極型マスア
ナライザー、52.53.54は電磁シャッター、55
゜56.57は電磁シャッター駆動用パルス電源、58
,59,60は二次電子増倍管、61.62,63は二
次電子増倍管駆動用の直流高電圧電源、64は負電荷イ
オン加速用の正の直流高電圧電源、65は直流分カット
用の高耐圧コンデンサー、66.67゜68は信号出力
端子、69はイオンである。 特  許  出  願  人 日本電信電話株式会社 代    理    人

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分析すべき試料を載せる試料台と、 試料台上の試料を衝撃する高速原子線を放射する線源と
    、 試料から放出した二次イオンを引きだすための二次イオ
    ン引きだし電極と、 二次イオン引きだし電極の後段にあって、 二次イオンの通過の許否を制御するディフレクターと、 ディフレクターの後段にあって、試料から放出したスパ
    ッタ原子をイオン化するイオン化室と、 イオン化室の後段に設置されたエネルギーアナライザー
    と、 エネルギーアナライザーの後段にあって、 二次イオンおよびイオン化したスパッタ原子の質量を弁
    別する1本の四重極型マスアナライザーと、 四重極型マスアナライザーを通過した正電荷二次イオン
    、負電荷二次イオンおよびイオン化したスパッタ原子を
    各々別々に検出する3本の二次電子増倍管と、 四重極型マスアナライザーと各二次電子増倍管との間に
    あって、正電荷二次イオン、負電荷二次イオンおよびイ
    オン化したスパッタ原子が二次電子増倍管へ入射するこ
    との許否を電気的に制御する第1、第2、第3のシャッ
    ターと、 経時的に連続して順次循環する第1、第2、第3のモー
    ドの中で、第1のモードでは第1のシャッタを負電位に
    するとともに第2、第3のシャッタを接地電位とし、第
    2のモードでは第2のシャッタを正電位にするとともに
    第1、第3のシャッタを接地電位とし、第3のモードで
    は第3のシャッタを負電位にするとともに第1、第2の
    シャッタを接地電位とするように各シャッタにパルス電
    圧を印加する電子回路と、 前記第1、第2、第3のモードの中で、二次イオン引き
    だし電極を、第1のモードでは接地電位とし、第2のモ
    ードでは正電位とし、第3のモードでは負電位とするよ
    う二次イオン引きだし電極に対し電圧を印加する電子回
    路と、 前記第1、第2、第3のモードの中で、ディフレクター
    を、第1のモードでは二次イオンの通過を拒否させ、第
    2、第3のモードでは二次イオンの通過を許容させるよ
    う動作させる電子回路と、 前記第1、第2、第3のモードの中で、イオン化室を、
    第1のモードではイオン化動作させ、第2、第3のモー
    ドではイオン化動作を停止させる電子回路と、を有する
    ことを特徴とする表面分析装置。
  2. (2)分析すべき試料を載せる試料台と、 試料台上の試料を衝撃する高速原子線を放射する線源と
    、 二次イオン引きだし電極の後段にあって、 二次イオンの通過の許否を制御するディフレクターと、 ディフレクターの後段にあって、試料から放出したスパ
    ッタ原子をイオン化するイオン化室と、 イオン化室の後段に設置されたエネルギーアナライザー
    と、 エネルギーアナライザーの後段にあって、 二次イオンおよびイオン化したスパッタ原子の質量を弁
    別する1本の四重極型マスアナライザーと、 四重極型マスアナライザーを通過した正電荷二次イオン
    3負電荷二次イオンおよびイオン化したスパッタ原子を
    各々別々に検出する3本の二次電子増倍管と、 四重極型マスアナライザーと各二次電子増倍管との間に
    あって、正電荷二次イオン、負電荷二次イオンおよびイ
    オン化したスパッタ原子が二次電子増倍管へ入射するこ
    との許否を電気的に制御する第1を第2、第3のシャッ
    ターと、 経時的に連続して順次循環する第1、第2、第3のモー
    ドの中で、第1のモードでは第1のシャッタを負電位に
    するとともに第2、第3のシャッタを接地電位とし、第
    2のモードでは第2のシャッタを正電位にするとともに
    第1、第3のシャッタを接地電位とし、第3のモードで
    は第3のシャッタを負電位にするとともに第1、第2の
    シャッタを接地電位とするように各シャッタにパルス電
    圧を印加する電子回路と、 前記第1、第2、第3のモードの中で、ディフレクター
    を、第1のモードでは二次イオンの通過を拒否させ、第
    2、第3のモードでは二次イオンの通過を許容させるよ
    う動作させる電子回路と、 前記第1、第2、第3のモードの中で、イオン化室を、
    第1のモードではイオン化動作させ、第2、第3のモー
    ドではイオン化動作を停止させる電子回路と、を有する
    ことを特徴とする表面分析装置。
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