JPH01313564A - 潜錫触媒を含有し薄層として架橋され得るポリオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

潜錫触媒を含有し薄層として架橋され得るポリオルガノシロキサン組成物

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JPH01313564A
JPH01313564A JP1100340A JP10034089A JPH01313564A JP H01313564 A JPH01313564 A JP H01313564A JP 1100340 A JP1100340 A JP 1100340A JP 10034089 A JP10034089 A JP 10034089A JP H01313564 A JPH01313564 A JP H01313564A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、潅腸触媒を含有しそして薄層として架橋され
得るオルガノポリシロキサン組成物に関する。
発明の背景 この種の組成物は、周知であり、そしてシラノール末端
基を有するポリオルガノシロキサン(A)と分子当り少
なくとも3個のSiH(水素化けい素)基を含有するポ
リジオルガノシロキサン(B)との間の重縮合反応によ
って錫又は白金触媒(C)の存在下に架橋する。
これらの組成物(一般には無機充填剤を含まない)は、
シリコーン被覆(薄層)(この厚さは約1μ度〜数am
の間を変動してよい)を付着させる目的で種々の基体(
担体)上に特に紙やポリオレフィン、ポリエステル、再
生セルロースの如きプラスチック物質又は金属等から作
ったフィルム上に非付着性及び(又は)撥水性エラスト
マー被覆を形成するのに使用することができる。
公知の工業用組成物は、3つの大きな群に分けることが
できる。
第一の群は、重合体(A)及び(B)を塊状で用いて即
ち実質上有機溶剤を用いないで作られる溶剤不含組成物
である。この種の組成物は特に英国特許第1.374.
792号及び同第1.504.716号に記載されてお
り、これらの特許では触媒(C)は白金化合物である。
この場合に、重合体(A)及び(B)の混合物は25°
Cにおいて約5.000mPasの粘度を示さなければ
ならない。
第二の群は、有機溶剤中に溶解させた溶液状態にある組
成物である。この場合に、重合体(’A)及び(B)は
、極めて高い粘度を示してよい(これは、被覆の品質を
向上させることができる)。溶剤は、架橋間に加熱する
ことによって除去される。錫触媒(C)を含有するかか
る組成物は、例えば米国特許第3.061.567号及
び英国特許第1.504.716号に記載されている。
第三の群は、3つの成分(A)、(B)及び(C)の他
に水及び乳化剤を含有する水性エマルジョン組成物であ
る。水は、架橋間に加熱することによって除去される。
この種の組成物は、例えば米国特許第4.127.46
0号、同第4.288.356号、及び同第4、624
.900号に記載されている。
上記種類の公知組成物はすべて、長期間の貯蔵において
十分なだけ安定でないという特性を示す。
この理由で、商業的な形態ではそれらはすべて少なくと
も2つの成分(又は2つのパック)として存在し、そし
てユーザーは必要時にそれらを混合しなければならない
。混合後には、この組成物は、一般には48時間よりも
長くない可使寿命を有する。
この少なくとも2つのバック状態にある包装は、製造業
者とりわけ組成物のユーザーに対して制限を課すことが
当業者には明らかである。
実際に混合を行なうに当って、特にユーザーは、量って
分配する際に間違いをしたりそして(又は)実際の必要
量よりも多過ぎる量の混合物を調製する場合がある。こ
のことは、製品の損失をもたらし、ゲル化を招き、それ
故に一旦可使寿命の期間が切れると不安定になる。
発明の概要 本発明の主な目的は、周囲温度において不活性であり且
つ温度を上げたときに活性になる潅腸触媒を含む上記種
類の組成物を提供することである。
本発明の他の目的は、改善された期間好ましくは48時
間よりも長い可使寿命を有する上記種類の組成物を提供
することである。
本発明の他の目的は、その最もよい具体例では、単一包
装において6ケ月以上の貯蔵安定性を与えることができ
る上記種類の組成物を提供することである。
本発明の更に他の目的は、50〜200 ”C好ましく
は60〜180℃の温度で架橋して所望の非粘着性及び
(又は)撥水性を示すエラストマー被覆になる上記種類
の組成物を提供することである。
これらの目的及び他の目的は、本発明に従ったポリオル
ガノシロキサン組成物に関する本発明によって達成され
るが、このポリオルガノシロキサン組成物は、 A、シラノール末端基を有する100重量部のポリジオ
ルガノシロキサン、 B 分子当り少なくとも3個のS i II基を有する
0、1〜25重量部のポリオルガノヒドロシロキサン、
及び C1式(1) [式中、 Rは、同種又は異種であって、線状又は分枝状C1〜C
2゜アルキル基、及び単核アリール、アリールアルキル
及びアルキルアリール基(ここで、アルキル部分はC,
−C,である)から選択され、R,及びR2基は、同種
又は異種であって、水素原子、シアノ基、C1〜Csア
ルキル基及びアルフキジカルボニル基(ここで、アルキ
ル部分はCI〜C6である)から選択され、更にR,及
びR2は互いに結合して5〜8個の炭素原子を有する飽
和炭化水素環を形成することもでき、 R3基は、水素原子、及び線状又は分枝状CI〜C7゜
アルキル基から選択される]を有する触媒的有効量の潅
腸触媒、 を含むことを特徴とするものである。
発明の詳細な記述 本発明の範囲内で好ましいR,R,、R,、及びR3基
は、 Rニブチル、オクチル及びフェニル、 R、: Hl R,: H,メチル及びシアン、 R,:14、メチル、ウンデカノイル、2−エチルペン
チル及びノニル、 である。
式(1)に従った好ましい化合物は、 式(1)においてR=ニブチルR,=R,=H。
R,=メチルのビス(2−アセトキシエチル)ジブチル
錫、 式(1)においてR−オクチル、R+ =Rt = H
R,=メチルのビス(2−アセトキシエチル)ジオクチ
ル錫、 式(1)においてR=ニブチルRI= Rt = H。
R3=ウンデカメイルのビス(2−ラウロイルオキシエ
チル)ジブチル錫、 式(1)においてR−オクチル、RI=Rt =H。
R1=ウンデカ/イルのビス(2−ラウロイルオキシエ
チル)ジオクチル錫、 式(1)においてR=ニブチルR、= R、= H1R
1=2−エチルペンチルのビス[2−(2−エチルヘキ
サノイルオキシ)エチルペンチル錫、式(1)において
R−オクチル、R,=R,=H。
R3=2−エチルペンチルのビス[2−(2−エチルヘ
キサノイルオキシ)エチル]ジオクチル錫、式(1)に
おいてR=ニブチルR,=R,=H1Rs ”ノニル(
l−位置に第四炭素を有する)のビス(2−デカノイル
オキシエチル)ジブチル錫、式(1)においてR=ニブ
チルR,=HSR,=R,=メチルのビス(2−アセト
キシ−2−メチルエチル)ジブチル錫、 式(1)においてR=ニブチルR、= H、R、=CN
R,=メチルのビス(2−アセトキシ−2−シアノエチ
ル)ジブチル錫、 式(r)においてR=ニブチルR,=R,=R,=Hの
ビス(2−ホルミルオキシエチル)ジブチル錫、 式(1)においてR=ニブチルR,=R,=H。
R,=エトキシのビス(2−エトキシカルボニルオキシ
エチル)ジブチル錫、 式(1)においてR=フェニル、R,=R,=H。
R,=メチルのビス(2−アセトキシエチル)ジフェニ
ル錫、 式(1)においてR=フェニル、R,=R,=H。
R3=ウンデカノイルのビス(2−ラウロイルオキシエ
チル)ジフェニル錫、 である。
式(1)の化合物は、式(II) (R)zs nHt      (II )C式中、R
は、同種又は異種であってよく、そして上記式(1)に
おけると同じ意味を有する]のジオルガノ錫シバライド
と、式(III)C式中、R1、R1及びR3基並びに
aは上記式(1)におけると同じ意味を有する]のエノ
ールカルボキシレートとの間の付加反応によって製造す
ることができる。
式(II)のシバイドライドの多くは、文献において知
られ且つ記載されている。これらが新規化合物であると
きには、これらは、対応するジオルガノ錫ジクロリドを
水素化リチウムアルミニウムと反応させることによって
得ることができる。
他の方法は、対応するジオルガノ錫オキシドをSiH官
能基を持つポリオルガノシロ牛サン例えば各末端にトリ
メチルシリル基を持つポリ水素化メチルシロキサンで還
元することよりなる。
式(II[)のカルボキシレートの大部分は、文献にお
いて知られ且つ記載されている。
かくして、式 )11C=C)10−C−R,(式(III)でR,=
R1−)1)のビニルカルボキシレートは、酸媒体中に
おける酢酸ビニルと酸R3C0OHとのエステル交換に
よって得られる。
式 のエノールカルボキシレートは、酸媒体中におけるケト
ン1LccOR2と酢酸インプロペニルとの反応によっ
て得られる。
式(II)の化合物と式(III)の化合物との間のヒ
ドロスタンネーション反応(hydrostannat
ion reac−t 1on)は、好ましくは、シク
ロヘキサンの如き有機炭化水素溶剤中において1モルの
式(I[)の化合物を2モルの式(III)の化合物と
周囲温度において反応させることによって実施される。
反応混合物は、UV照射(360n11)を施こされる
また、ヒドロスタンネーション反応は、遊離基発生剤の
存在下に例えばAIBN (アゾビスイソブチロニトリ
ル)の存在下に70〜80℃の温度で溶剤を用いずに実
施することもできる。
式(1)の錫化合物(これは、一般には、周囲温度にお
いて液状である)は、IR(赤外)スペクトル及びNM
R(核磁気共鳴1163.10C及びIH)の分析技術
によって並びにMOS5BAUER効果の質量スペクト
ル分析及び測定によって同定することができる。。
しかしながら、現状の分析技術の知識では、特にACA
DEMICPRESSのANNUAL REPORTS
 ON NMR5PE−CTROCSOPY(Vol、
 8.1978)に発表されたピータ−・ジェイ・スミ
ス氏の報文“CHEMICAL SHIFTS OF”
@Sn NUCLEI  IN 0RGANOTIN 
COMPOUNDS”に記載される如きN M R” 
” S n分析法は、混合物特に反応混合物中に存在す
る各種錫化合物を特徴づけ、且つこれらの化合物の大部
分の化学式を定めることができるのに十分なだけ正確な
方法であると思われる。
N M R” ’ S nによって評価される基本パラ
メーターは、基準物質(一般にはテトラメチル錫)と比
較した化学置換値(ppm単位で表わされる)である。
化学置換値δは、錫原子が担持する基の電気陰性度及び
錫原子の配位数の変動に特に敏感である。
N M R日” S nを基にした有機錫誘導体の特性
決定に関する特定の研究については、特にアール・ジー
・デービス及びピー・ジェイ・スミス両氏がCompr
ehensive Organo Metallic 
Che++1stry 11Tin”の第523〜52
9頁に、またジエイ・ジエイ・オテラ氏が“Organ
omeL、 Chew、 221”の第57〜61頁(
1981)にそれぞれ記載している。
式(1)の化合物は、周囲温度において安定であり且つ
オルガノポリシロキサン組成物硬化用触媒として不活性
である。
他方、式(1)の化合物は、高められた温度を施こされ
ると、下記の式に従って熱分解を受けて周知の化合物即
ち対応する錫ジオルガノジカルボキシレート又は錫ジオ
ルガノジアルコラートになり同時に対応する不飽和アル
ケン化合物を離脱する。
式(1)の化合物の熱分解は、各化合物に対して特定の
温度で行われる。この温度は、一般には、50〜250
℃である。
離脱されたジオルガノ錫ジカルボキシレートは、オルガ
ノポリシロキサン組成物の硬化のための活性触媒になる
それ故に、式(1)の潜触媒の利益は、いかなる触媒反
応も及ぼさずに出発化合物に潜触媒を混合しそしてその
混合物を潜触媒の分解温度に加熱することによって反応
の触媒作用を開始させることができることである。
それ故に、本発明は、重合体(A)及び(B)並びに触
媒として有効量の式(I)の潜触媒(C)を周囲温度で
混合しそしてその混合物を潜触媒の熱分解温度以上の温
度に加熱し、場合によっては混合物中に存在する溶剤又
は水を蒸発させることからなるポリオルガノシロキサン
組成物の架橋法をも目的とする。
触媒の分解温度は、一般には、60〜200℃である。
これは、用いる潜触媒の種類及びポリオルガノシロキサ
ン組成物の形態に左右される。
この分解温度は、例えば、水、第二有機アミン、有機ア
ルコール、シラノール官能基を持つ有機けい素化合物及
びメルカプト官能基(SH)を持つ有機化合物の中から
選択される有効量の求核性薬剤の添加によって下げるこ
とができる。求核性薬剤の有効量とは、式(1)の錫化
合物1モル当り求核性薬剤0.001〜10モル又はそ
れ以上を意味する。
かくして、溶剤を含まないポリオルガノシロキサン組成
物及び有機溶剤中に溶解させた溶液状態のものの場合に
は、この分解温度は、潜触媒に特定的な固有の分解温度
に近い。これらの2つの種類の組成物の場合には、6ケ
月を越えることができる貯蔵安定期間を有する単一パッ
クの形態でかかる組成物を包装することが時には可能で
ある。
他方、水性エマルジョン組成物の場合には、この分解温
度はある場合には周囲温度に下げることができる。エマ
ルジョンは少なくとも2つのバックで包装するのが一般
には望ましく、この場合には組成物の可使寿命期間は公
知の錫触媒(特にジアルキル錫ジカルボキシレート)を
含有する組成物と比較して著しく改善される。
本発明に従えば、潜触媒の有効量とは、重合体(A)及
び(B)の総固形分100重量部当り式(1)の潜触媒
一般には0.001〜6部好ましくは0.01〜3部(
錫金属の重量として計算して)の含量を意味する。
本発明に従った被覆組成物は、一般には、無機充填剤を
全く含有しない。しかしながら、シリコーンエラストマ
ー組成物中に一般に用いられる充填剤好ましくはけい酸
質充填剤(沈降シリカ、熱分解法シリカ、けいそう土、
粉砕石英等)の存在は、重合体(A)100部当り充填
剤1〜50部の割合では問題にされない。
重合体(A)及び(B)は、長ら(知られており、そし
て特に上記の特許文献に記載されている。
重合体(A)は、25℃において少なくとも10mPa
sの粘度を有する末端ヒドロキシル基(シラノール末端
基)含有ポリジメチルシロキサンから選択することがで
きる。これらの重合体(A)は、例えばl Q a+P
as〜5.000mPasの範囲内の比較的非粘性の油
、5. OOO〜I Q @mPasの粘性油及びIQ
”r@Pasよりも上の粘度の樹脂を包含する。
重合体(B)は、線状、環状又は分枝状であってよい。
実質上線状又は分枝状の重合体(B)は、次の平均一般
式単位 R14S 1o(4,、)/2         (I
V)y 1式中、R基は、同種又は異種でありそして上記の意味
を有するが、但し、ある種のR基はビニル基を示す場合
があることを除外しないものとする1を含有する。好ま
しくは、R基の少な(とも80%はメチル基である。
記号Xは1−1.99の範囲内の任意数を示し、記号y
は1.1〜0.7の範囲内の任意数を示し、そしてXと
yとの合計は1.7〜2.6である。メチルヒドロポリ
シロキサンをオルガノヒドロポリシロキサン(B)とし
て使用するのが好ましい。
分枝鎖重合体(B)に関して言えば、これらの各各は、
式Ra5iOo、s、RtSiO1R8iO+、s、S
 r Ot%IIRtsi0.、、.1IR3iO及び
HSiO+、sのものから選択される単位の組み合わせ
よりなる。重合体を規定する各組み合わせは、式R31
O+、s、S r Oを及びll5iO8゜のものから
選択される少な(とも1個の単位を含む。しかしながら
、これらの単位、は、1個のけい素の状態にされた各重
合体の平均式が上記の平均一般式内に含まれるような態
様で分布される。
これらの重合体の粘度は、25℃における2aPasか
ら25℃における10.000口Pasに及ぶ範囲内で
ある。
溶剤を含めずに組成物を用いる場合には、重合体(A)
及び(B)の粘度は、混合物即ち組成物の粘度が25℃
において40〜5.000mPas好ましくは100〜
3.000mPasになるように選択される。
本発明に従った組成物は、水中に乳化、分散若しくは希
釈することができ、又は組成物と相容性でそして例えば
アルカン、パラフィン系化合物を含有する石油留分、ト
ルエン、ヘプタン、キシレン、イソプロパツール、メチ
ルイソブチルケトン、テトラヒドロフラン、クロルベン
ゼン、クロロホルム、l、l、l−トリクロルエタン、
モノエチレングリフール及びメチレングリコール誘導体
から選択される揮発性有機溶剤中に溶解させることがで
きる。
水又は溶剤は、使用時に分散液又は溶液の50〜99重
■%を構成するのが好ましい。
水又は溶剤の蒸発を伴なう架橋処理間に組成物は硬化し
、それ故にそれは、金属、紙、プラスチック、ボール紙
等より作った可撓性支持体用の被覆組成物として使用す
ることができる。
本発明に従った組成物は、金属、ガラス、プラスチック
又は紙のシートの如き材料をそれらが通常付着するよう
な他の物質に対して非付着性にするための組成物として
用いるのが好ましい。
それ故に、本発明は、可撓性材料シートをそれらが通常
付着するような表面に対して非付着性にすることを可能
にする方法をも目的とするが、この方法は、本発明に従
った組成物を一般には0.1〜109/I”表面積の量
で塗布しそしてその組成物を上記の如くして加熱するこ
とによって架橋することよりなることを特徴とする。
周囲温度でのこれらの希釈組成物及び未希釈組酸物のゲ
ル化時間(可使寿命期間)は、数週間よりも長くそして
たいていの場合には数ケ月になる場合がある。
溶剤を含まない即ち未希釈の組成物は、少量の液体を均
一に付着することができる装置の助けを借りて塗布され
る。例えば、この目的に対して、特に2つの重ねたロー
ルからなる“ロールキスコーター(roll kiss
 coater)”として知られる装置を使用すること
ができる。組成物が入れられた塗布トラフ中に浸漬され
る下方d−ルの機能は、上方ロールに極めて薄い層を含
浸させることであり、これに対して後者ロールの機能は
、紙に所望量の組成物を付着させて含浸することである
。この種のロールでの計量は、反対方向に回転する2つ
のロールの相対速度を調節することによって得られる。
また、フランス特許第2.294.765号に記載され
る塗布機を用いることもできる。
希釈組成物即ち溶剤中に溶解させたもの又は水性エマル
ジョンは、“マルチドツト”グラビアロールの如き工業
用紙塗被機で用いられる装置及び“リバースロール”と
して知られる装置の助けを借りて塗布することができる
。基体に一旦付着されると、組成物はエネルギー人力に
よって硬化されるが、その少なくとも一部分は、UV線
下に通すことによる数秒間のUv照射によってまた約6
0〜200℃に加熱したトンネルオーブンで供給するこ
とができる。これらの炉における滞留時間は、一般には
2〜30秒の間である。所定のオーブン長さについて言
えば、それは被覆基体が走行するときの速度(この速度
は200m/分を越えてよい)の函数である。
基体に付着される組成物の量は、変動してよ(、たいて
いの場合に処理表面11当り0.1〜109の範囲内で
ある。これらの量は、基体の性状及び所要の非付着性に
左右される。たいていの場合に、これらは非孔質基体の
場合で0.5〜1.59/II”である。
全く明白であることであるが、(A)及び(C)を含有
する部分(1)と(B)を含有する部分(II)とに一
般に包装される水性エマルジョン組成物は、陰イオン性
、非イオン性又は陽イオン性であってよい通常の乳化剤
又は分散剤を含む。
ポリビニルアルコールの如き非イオン性重合体物質(ロ
ース・ブーラン社からの“Rhodoviol■25/
140”又はデュポン社からの“ElvanolR50
−42“)が部分(1)のために特に好適である。
更に、部分(Il)のためには、ポリアルキレングリコ
ールアルキルエーテル及びアルキルフェニルエーテル(
例えば、ロース・ブーラン社からの“Cemulsol
■O,N、 10−20”又はユニオン・カーバイド社
からのTergitol■NP−40″が特に好適であ
る。
明細書におけるすべての粘度は25℃において測定され
、そして部数及び百分率は特に記していなければ重量比
である。
次の実施例は本発明を例示するものであるが、本発明の
範囲を限定するものではない。
例  l ビス(2−アセトキシエチル)ジブチル錫の製造及び分
解 (a)  ジブチル錫シバイドライドの製造(C4H5
)tS nHt 3つの管を備えたIQの丸底フラスコに10.359の
水素化リチウムアルミニウムを入れ、そして窒素下に磁
気撹拌機で撹拌しながら250 RQの無水エーテルを
滴下(7た。次いで、100112の無水エーテル中に
溶解した52.19のジブチル錫ジクロリドを滴下した
。反応は、発熱的であった。添加が完了したときに、反
応混合物を2時間30分還流下に加熱した。
次いで、500R9のヒドロキノン及び100峠のペン
タンを連続的に加えた。次いで、混合物を0°Cに冷却
し、次いで徐々に加水分解した。
有機相を回収し、そして硫酸マグネシウムで脱水した。
周囲温度で2.7  kPaの真空下に溶剤を除去した
0.0013 kPaの真空下に35℃のカラムヘッド
温度でジブチル錫シバイドライドを蒸留した。
この反応は、70%の収率でジブチル錫シバイドライド
(C411s)−Snl(z(b、 p、 = 0.0
013 kPa上に35℃)をもたらした。
スペクトル特性: NMR’I+ (純)δ(ppm)=4.6 (2H,
n+) : 1.65−0.9(188,m) NMR’ ”Sn (CJs+ (CH3)aSn内部
)δ= −204,0ppm;1 ’J(SnH)l 
=1676 Hz; l ”J(SnH)l =561
1zIR(フィルム)  : v(SnH)=1840
cm−’(S)(b)ビス(2−アセトキシエチル)ジ
ブチル錫のサーモスタットを25℃に設定したバイレッ
クス■製ボウルに、2.3499 (0,01モル)の
ジブチル錫シバイドライド、1.7229 (0,02
モル)の蒸留酢酸ビニル及び29の無水シクロヘキサン
を入れた。
この溶液を紫外線照射に3時間さらした。次いで、周囲
温度において真空下にシクロヘキサンを除去した。目的
化合物が純形態において定量的収率で得られた。
この操作手順は、ジブチル錫ハイドライドを不飽和化合
物に加えた場合とすべてにおいて同じである。温度及び
露出時間だけは変動してよい。
得られた生成物は、次の式 %式%) スペクトル特性: NMR’11  (CC1,、TMS内部)δ(ppm
)=4.7−3.75(4H,s)  ; 1.95(
68,s);1.7−0.9(22H,m)NMR’ 
”Sn (C5Ds+ (CI+3)aSn内部)δ=
 −19,8ppm;IR(フィルム)  : V(C
o)=1740CI−’(S)(C)ビス(2−アセト
キシエチル)ジブチル錫の外層 水ボウルと連結した試験管に1849のビス(2−アセ
ト牛ジエチル)ジブチル錫を入れた。この管を、サーモ
スタットが110℃に設定された油浴に入れた。2時間
30分の終りに200ccのガスを回収し、そしてIR
スペクトル分析によって同定した。このガスのスペクト
ルは、エチレンのものと同じであった(950CJl−
’において特有の強い吸収バンド)。出発化合物(1,
599)の分解から得られた液体を0.013  kP
aの真空下に90°Cのカラムヘッド温度で蒸留した。
得られた生成物は、式(C4H−) tsn(OCOC
IIs)z (b、 り、 = 0.013 kPa下
に90℃)のジブチル錫ジアセテートであった。
スペクトル特性: NMR’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm)= 
2.0(6H,s) ;1、65−0.9(18H,m
) NM!11 ’ ”Sn (C,Ds+ (CH3)4
Sn内部)δ= −156,3ppa+;IR(フィル
ム)  : v(Go)=1605;1570:142
5ci−’(S)例  2 ビス(2−アセトキシエチル)ジオクチル錫の製造及び
分解 こめ製造例では、ジオクチル錫シバイドライド(CsH
+t)*5IIHzを予め合成することが必要である。
(a)ジオクチル錫シバイドライドの製造実施した操作
手順は、ジブチル錫シバイドライドの合成について例1
で用いたのと同じであったが、但しそれはジオクチル錫
ジクロリドから出発した。
生成物は、2.10−” kPaの真空下における90
℃(炉温度)での球管蒸留後に純形態で得られた。
NMR’11 (純)δ(ppm) = 4.6(21
1,m) ; 1.65−0.9(3411,m) (b)ビス(2−アセトキシエチル)ジオクチル錫A聚
A この化合物は、そのジブチル系列同族体即ち例1のビス
(2−アセトキシエチル)ジブチル錫と同じ態様で得ら
れた。
生成物は、次の式 %式%)] スペクトル特性: 口R’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm) −4
,65−3,7(4H。
m) : 1.95(6H,s) : 1.65 0.
9(38H,ff1)口R’ ”Sn (CoDs、 
(CHJ+Sn内部)δ=−20,4ppm(C)ビス
(2−アセトキシエチル ジオクチル錫の分解 純化合物の分解は、110℃において3時間後に完全で
あった。
得られた生成物は、式 %式%) のジオクチル錫ジアセテートであった。
スペクトル特性: NMR’II (CC1,、TMS内部)δ(pPIl
l) = 2.0−0.9(40H,m); NMR”Sn (C,D、、 (CHs)、Sn内部)
δ= −156,8pp+a例  3 2つの管を備えた1 0011Qの丸底フラスコに、5
1、59の酢酸ビニル及び209(0,1モル)のラウ
リン酸を入れた。加熱によって酸を溶解させ、そして0
.49の酢酸第二水銀を窒素流れ中に加えた。
かくして、混合物を周囲温度において窒素下に磁気撹拌
機で30分間撹拌した。次いで、2滴の硫酸(95%)
を加え、そして反応混合物を還流で3時間加熱した。次
いで、周囲温度に戻してから、0、219の酢酸ナトリ
ウムを加えた。
周囲圧での蒸留によって過剰の酢酸ビニルを回収した。
0.013  kPaの真空下に94°Cのカラムへ・
ノド温度においてラウリン酸ビニルを蒸留した。
生成物は70%収率で得られた。これは、次の式 %式%) スペクトル特性: 口R’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm) = 
7.2(18,dd) ;4.75(LH,dd) ;
 4.45(IH,dd) ; 2.3(2H,t) 
; 1.9−0.9(21H,m) (b)ビス(2−ラウロイルオキシエチル)ジブチル錫
の製造 実施した操作手順は、例1におけると同じであった。酢
酸ビニルを4.5269 (0,02モル)のラウリン
酸ビニルによって置きかえた。この溶液を紫外線照射に
4時間さらした。
生成物は、定量的に得られそして次の式%式%) 分解は、例1における如くして実施した。140℃にお
いて、それは2時間30分後に完全であった。
分解生成物は、式 %式%) のジブチル錫ジラウレートと同定された。
ん5ム上互上1: NMR’H(CCI、、  TMS内部)δ(ppm、
) = 2.2(4H,t) ;1、6−0.9(60
tl、 m) NMR’ ”Sn (CIDel (Cl’5)Jn内
部)δ= −152,5ppm;既−1 (a)ビス(2−ラウロイルオキシエチル)ジオクチル
錫の製造 この化合物をラウリン酸ビニルのヒドロスクンネーショ
ン(hydrostannat 1on)によって得た
。溶液を紫外線照射に7時間さらした。生成物は、次の
式 %式%) スペクトル特性: 口R’)I (CC1,、TMS内部)δ(ppm) 
−4,6−3,9(4H,m) ; 2.4−0.9(
848,m)NMRl1s3n(CIDel(CH3)
4Sn内部)δ= −20,sppm;これは、ビス(
2−ラウロイルオキシエチル)ジブチル錫と同じ条件下
に実施され、そしてジブチル錫ジラウレート (CJ+t)tsn(OCOC+ +Hffi3)tを
もたらした。
スペクトル特性: NMR’II (CCI、、  TMS内部)δ(pp
m) = 2.4−0.9(8011,m) 例  5 パイレックス■製管に、2.3499 (0,01モル
)のジブチル錫シバイドライド、3.4059  (0
,02モル)の蒸留2−エチルヘキサノン酸ビニル及び
2.5gの無水シクロヘキサンを入れた。紫外線照射へ
の露出は、30〜35°Cで8時間30分続けた。真空
下に周囲温度で溶剤を除去した。
反応生成物は、定量的に得られ、そして次のものであっ
た。
(Ca11s)tsn[cHtcHtOcOclI(C
zlls) (C4H−)] tん5久上水11: NMR’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm)−4
,7−4(4H,o+) ;2、4−0.9(52H,
m) NMR”’Sn (C,D、、(CH3)4Sn内部)
δ= −20,9ppm:IR(フィルム)  : v
(Co)= 1735cm−’(S)(b) ビス[2
−(2−エチルヘキサノイルオキシ)分解は、例1にお
ける如くして実施された。これは、140°Cで5時間
後に完全であった。得られた生成物は、 (C−11−)−3n[0COC!I(CzHs) (
C411s)Lと同定された。
スペクトル特性: 口R’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm) −2
,5−0,9(48L m) ; NMR” ’Sn (CaDs、 (CHs)isn内
部)δ= −154,9ppm例  6 2−エチルヘキサノン酸ビニルへのジオクチル錫シバイ
ドライドの添加をジブチル錫シバイドライド(例5)と
同じ態様で実施した。
これは、反応混合物を紫外線照射に13時間さらした後
に完全であった。
生成物は、定m的に得られ、そして式 %式%)] スペクトル特性: NMR’■(CC1,、TMS内部)δ(ppm)= 
4.7−4.0(4H,m) ; 1.6−0.9(6
8H,m)NMR” ’Sn (C−Ds、(CH3)
−3■内部)δ= −21,7pp+aこれは、ジブチ
ル同族体(例5)の分解と同じ条件下に行われた。
分解生成物は、次の式 %式%] : ビス(2−デカノイルオキシエチル)ジブチル錫ベルサ
チックアシド■10(シェル)は、分子式C10II 
t。鵠の酸の混合物(この少なくとも98%は、酸官能
基に対するα−位置に第四炭素原子を含有する)である
。それ故に、式(1)におけるR8基は、ノニル基と同
じにすることができる。
操作手順は、ラウリン酸ビニルの製造の場合と同じであ
った。ビニルベルサテートは、蒸留によって60%収率
で得られた。
H,C= CHOCOC,H,、(3,3kPa下にす
、 p、 = 100℃)スペクトル特性: NMR’11 (CC1,、TMS内部)δ(ppm)
= 7.22(1■、 dd) ;4、78(IH,d
d) ; 4.45(IH,dd) : 2.0−0.
8(1911,m)例Iの操作手順を実施した。サーモ
スク、ト付きのボウルは、OoCに設定された。この溶
液を紫外線照射に2時間さらした。目的化合物が定量的
に得られた。その式は、次の如くであった。
(C−11−) 2Sn(CHtCHtOCOCell
 1s) xスペクトル特性: NMR’11 (CCV、、  TMS内部)δ(pp
m)= 4.5−4.0(4H,m) ; 2.0−0
.8(60H,m)NMR””Sn (CaD@、(C
113)4Sn内部)δ−−22,3ppm:IR(フ
ィルム) : v(Co)= 1730cm−’(S)
分解は、例1における如〈実施された。140℃におい
て、この化合物の65%が4時間後に消失した( NM
R’ ”Snによって定量される百分率)。
分解生成物は、ジブチル錫ジベルサテートであった。
(C411s)tsn(OCOCeH+s)zスペクト
ル特性: NMR’II (CC1,、TMS内部)δ(ppm)
 −2,0−0,8(56H,ff1) ; NMR” 9So (CaDs+ (CI+3)asn
内部)δ−−162,6ppmH例  8 操作手順は、ビニルベルサテートへの添加についての例
7と同じであった。ここでは、それは2、0029 (
0,02モル)の酢酸インプロペニルによって置きかえ
た。反応混合物を紫外線照射に0℃で3時間30分さら
した。生成物は、定量的に得られ、そして次の一般式 %式%] スペクトル特性: NMR’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm)= 
5.6−4.6(2H,n) ; 1.95(6H,s
) ; 1.8−0.9(281!、m) ;NMR”
’Sn (C,DB、 (CI!3)、Sr+内部)δ
=−24,91)I)III(b)ビス(2−アセトキ
シ−2−メチルエチルジブチル錫の分解 純生成物を試験管において80°Cに加熱した。
分解は、増時間後に完全であった。ジブチル錫ジアセテ
ートが純形態で得られた。その特性は、例1の終りに示
されている。
例  9 例1の操作手順に従って1−シア/ビニルアセテートへ
のジブチル錫シバイドライドの添加を行なった。紫外線
照射への露出を5時間続けた。得られた生成物は、式 %式%] ブチル錫と同定された。
スペクトル特性: NMR’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm) =
 5.4(2tl、 t) ;2、1(611,s) 
; l、65−0.9(22!l、 m) ;NMRI
l’Sn (coos、 (CH3)4Sn内部)δ−
−22,6ppm(b)ビス(2−アセトキシ−2−シ
アノエチル)分解を110℃において例1における如く
して実施した。2時間後にジブチル錫ジアセテーとアク
リロニトリルとの混合物を得た。出発物質は少しも含ま
れていなかった。
アクリロニトリルのスペクトル特性: CH,= CD
 CMNMR’H(CCL、  TMS内部)δ(pp
m)= 6.4−5.4(C4Hs)zsn(OCOC
Hs) tのものについて:例1参照例  10 ビス(2−ホルミルオキシエチル)ジブチル錫の製造及
び分解 (a)ギ酸ビニルの製造 実施した操作手順は、ラウリン酸ビニルの製造について
の例1におけると同じであった。カデイオット(Cad
iot)装置(回転バンドを持つ50cmカラム)にお
いて蒸留を実施した。得られた生成物は、次の式 %式%) スペクトル特性: NMR’H(CC1,、TMS内部)δ(ppm) =
 8.05(ill、 s) ;7、32−(18,d
d) ; 4.95(IH,dd) ; 4.65(I
ll、 dd)例5の操作手順に従ってパイレックス■
製管においてギ酸ビニルへのジブチル錫シバイドライド
の添加を30〜35℃で実施した。生成物は単離しなか
った。と云うのは、それは形成時に分解したからである
ここにはジブチル錫ジホルメーh (CaL)tsn(
OCOU)tのスペクトル特性のみを記載する。
スペクトル特性: 口R1■(C,D、、 TMS内部)δ(ppa+) 
= 8.25(2H,s) ;1、8−0.9(18H
,m) ; NMR” @Sn (CJs+ (C■、)、Sn内部
)δ−−102,5ppm皿−−L± 実施した操作手順は、ジブチル錫シバイドライトの合成
について例1で用いたものと同じであった。この生成物
は不安定であった。これは、きれいなガラス器具(連結
部にグリースをつけない)での蒸留を必要とした。これ
は、球管において0、27 kPaの真空下に100〜
110℃(炉温度)で実施された。
無水シクロヘキサンを収容するパイレックス■管に化学
量論的量のジフェニル錫シバイドライト及び酢酸ビニル
を入れた0反応混合物を紫外線照射に30℃で1時間さ
らした。次いで、周囲温度において真空下に溶剤を除去
した。生成物は、定量的に得られそして次の式 %式%) : 純化合物の分解は、150℃で1時間後に完全であり、
そして式 %式%) のジフェニル錫ジアセテートをもたらした。
入竺之Σ及且五: NMRIH(CC1,、TMS内部ンt (ppm) 
=7.9−7.0 (1(18,m) ;1、8 (4
H,m) ; (6H,s) 。
この化合物は、先の例IIにおけると同じ条件下に得ら
れた。生成物は、次の式 %式%) L二叉Σ及■ユニ NMR’11(CCI4.TMS内部) t (ppm
) =7.5−6.9(IOH,m) :4.75−3
.7(4F1.m);2.2−0.75(50H,m)
150℃で1時間後に、この化合物は消失した。ジフェ
ニル錫ジラウレートが得られた。
(Cs+Hs) zsn (OCOC+ 1Hzs) 
t&二文旦止且五: NMR’H(CC1,、TMS内部)t (ppm) 
=7.75−7.0(l叶、 m) ; 2.2−0.
75 (46H,m) 。
匠−上1 次の混合物、即ち、 30X10’mPasの粘度を有する90部の(α、ω
−ジヒドロキシ)ポリジメチルシロキサン樹脂、 100 mPasの粘度を有する210部の(a、 ω
−ジヒドロキシ)ポリジメチルシロキサン油、20 m
Pasの粘度を有する14部のポリヒドロメチルシロキ
サン、及び 686部のキシレン、 を均質化し、そして上記の浴i、ooo部に4.000
部のヘキサンを加えた。
得られた組成物5,000部に、 γ−アミノプロピルトリエトキシシラン及びγ−グリシ
ドオキシプロビルトリメトキシシランを等モルで付加さ
せることによって形成した生成物20部、及び 例1で製造したビス(2−アセトキシエチル)ジブチル
錫1.75部、 を加えた。
混合物を周囲温度(20℃)で激しく数分間攪拌し、次
いでこの混合物をメイヤーNo、10塗布棒によって”
 Glacine 5ibille■9562−紙上に
付着させ(約1〜3g/m” ) 、そしてこのシリコ
ーン組成物を150℃に設定した強制空気循環炉におい
て30秒間硬化させた。架橋は完全でありそして品質が
優れていた。
1 14〜15  び     16 例13の操作手順を正確に反復したが、但し、机上Aで
は、例13の潜触媒13部を例8で製造した1、85部
のビス(2−アセトキシ−2−メチルエチル)ジブチル
錫で置きかえ、 跳上1では、例13の潜触媒1.75部を例3で製造し
た2、95部のビス(2−ラウロイルオキシエチル)ジ
ブチル錫で置きかえ、 跳上玉では、例13の潜触媒1.75部を例5で製造し
た2、45部のビス[2−(2−エチルヘキサノイルオ
キシ)エチル]ジブチル錫を置きかえ、 嵐校五ユjでは、例13の潜触媒1.75部を1.50
部のジブチル錫ジカルボキシレートで置きかえた。
例13におけるように、架橋は完全であり、品質が優れ
ており、そして同等量の錫化合物の場合に同様であった
伝−−Lヱ この例は、次のもの、即ち、 14.000mPasの粘度を有する23部のα、ω−
ジヒドロキシポリジメチルシロキサン油、20mPas
の粘度を有する1部のトリメチルシロキシル末端基含有
ポリヒドロメチルシロキサン油、及び 0.712ミリモルの錫化合物x1 を空気中において混合することから得られた組成物に対
して潜触媒及び対応する活性触媒で得られた可使寿命を
例示するものである。
空気中での混合物の安定性は、混合物の各々が20℃で
150,000mPasに達するのに要した時間を測定
することによって決定された。これは、サーモスタット
を20℃に設定したコーン/プレート系が取り付けられ
ている”Carri−Med■”しオメーターで行われ
た。
得られた結果を次の表に集めた。
この表から、本発明に従った潜触媒を含む混合物は、触
媒を含まない対照混合物(300時間)に非常に近くし
かもそれらの熱分解生成物を含有する混合物よりも常に
ずっと長い可使寿命を示すことが明らかである。
1″−M 代理人の氏名  倉 内 基 弘 一゛\ 同  風間弘志。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A、シラノール末端基を有する100重量部のポ
    リジオルガノシロキサン、 B、分子当り少なくとも3個のSiH基を有する0.1
    〜25重量部のポリオルガノヒドロシロキサン、及び C、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、 Rは、同種又は異種であって、線状又は分枝状C_1〜
    C_2_0アルキル基、及び単核アリール、アリールア
    ルキル及びアルキルアリール基(ここで、アルキル部分
    はC_1〜C_6である)から選択され、R_1及びR
    _2基は、同種又は異種であって、水素原子、シアノ基
    、C_1〜C_8アルキル基及びアルコキシカルボニル
    基(ここで、アルキル部分はC_1〜C_8である)か
    ら選択され、更にR_1及びR_2は互いに結合して5
    〜8個の炭素原子を有する飽和炭化水素環を形成するこ
    ともでき、 R_3基は、水素原子、及び線状又は分枝状C_1〜C
    _2_0アルキル基から選択される]を有する触媒的有
    効量の潜錫触媒、 を含むことを特徴とするポリオルガノシロキサン組成物
  2. (2)重合体(Λ)及び(B)の総固形分100重量部
    当り0.001〜6重量部の潜触媒(C)を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  3. (3)溶剤を含まず、しかも成分(A)及び(B)の粘
    度を、組成物の粘度が40〜5,000mPasになる
    ように選択したことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載の組成物。
  4. (4)有機溶剤中に溶解させた溶液状態にあることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  5. (5)水性エマルジョンの形態にあることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  6. (6)軟質材料シートをそれらが通常付着する表面に対
    して非付着性にする方法において、 被覆しようとする表面積1m^2当り、次の組成物、A
    、シラノール末端基を有する100重量部のポリジオル
    ガノシロキサン、 B、分子当り少なくとも3個のSiH基を有する0.1
    〜25重量部のポリオルガノヒドロシロキサン、及び C、式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、 Rは、同種又は異種であって、線状又は分枝状C_1〜
    C_2_0アルキル基、及び単核アリール、アリールア
    ルキル及びアルキルアリール基(ここで、アルキル部分
    はC_1〜C_6である)から選択され、R_1及びR
    _2基は、同種又は異種であって、水素原子、シアノ基
    、C_1〜C_8アルキル基及びアルコキシカルボニル
    基(ここで、アルキル部分はC_1〜C_8である)か
    ら選択され、更にR_1及びR_2は互いに結合して5
    〜8個の炭素原子を有する飽和炭化水素環を形成するこ
    ともでき、 R_3基は、水素原子、及び線状又は分枝状C_1〜C
    _2_0アルキル基から選択される]を有する触媒的有
    効量の潜錫触媒、 を含むポリオルガノシロキサン組成物を0.1〜10g
    の量で塗布し、次いで この組成物を潜触媒(C)の分解温度に少なくとも等し
    い温度で架橋させる、 ことを特徴とする軟質材料シートの非付着性化法。
JP1100340A 1988-04-21 1989-04-21 潜錫触媒を含有し薄層として架橋され得るポリオルガノシロキサン組成物 Granted JPH01313564A (ja)

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JPH01313564A true JPH01313564A (ja) 1989-12-19
JPH057426B2 JPH057426B2 (ja) 1993-01-28

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