JPH01312487A - 識別子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ産業上の利用分野 本発明は識別子に関し、特に識別管理電波に応答して識
別コード情報を送出し得るようにしたものである。

Ｂ発明の概要 本発明は、電波を用いた識別子において、基板の表面に
プリント配線された配線パターンに対して、基板に穿設
された凹部に収納した電池から電源を供給できるように
したことにより、実用上全体としての厚さが十分に薄い
識別子を容易に実現し得る。

Ｃ従来の技術 この種の識別子は、例えば空港の手荷物受渡作業などに
おいて、コンベアによって搬送される手荷物等の物品に
対してタグ（下げ札）として付着させたり、ゲートを通
過する入退出者に識別票として所持させておき、当該物
品又は大退出者に割り当てられた識別コード情報を識別
装置において判別できるようにした識別システムにおい
て用いられる。

例えば第７図に示すように、識別システム１は認識装置
２から送信アンテナ３を介して例えばマイクロ波でなる
識別管理用電波ｗｔを所定の識別処理エリア例えば航空
貨物仕分所、入退出ゲート等に放射し、当該識別エリア
を通過するタグ、識別票などでなる識別子４（４Ａ、４
Ｂ・・・・・・）がこれに応動し得るようになされてい
る。

各識別子４　（４Ａ、４Ｂ・・・・・・）にはそれぞれ
予め個存の識別コードが割り当てられており、識別管理
用電波Ｗｌが放射されている識別処理エリアに入ってい
る間、識別コード用電波（Ｗ２Ａ、Ｗ２Ｂ・・・・・・
）を放射し、認識装置２はこの識別コード情報用電波（
Ｗ２Ａ、Ｗ２Ｂ・・・・・・）を受信アンテナ５によっ
て受信して対応する識別子４をもつ物品、入退出者等の
適格性の６ｉ認作業を実行する。

Ｄ発明が解決しようとする問題点 このような構成の識別システムｌに用いられる識別子４
は、搬送される手荷物及びゲートを入出門する人出間者
等が移動したり、搬送車や、コンベアなどに移し換えら
れたりする際に邪魔にならないような形状をもたせるこ
とが望ましい。

特にタグや識別票などは、手荷物の表面や人出間者の胸
などのように、外部から一見して見分は易いような表面
部分に付着させることができれば便利であるので、でき
るだけ厚みが薄いシート状ないしカード状形状をもたせ
ることができるようにすることが望ましい。

本発明は以上の点を考慮してなされたもので、識別コー
ド情報用電波を放射するために必要な構成要素をできる
だけ薄い厚さの中に収納できるようにした識別子を提案
しようとするものである。

Ｅ問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、基板２
１上に電池３２を収納する電池収納用凹部３１を形成し
、基板２１上にアンテナ素子２２Ａ。

２２Ｂと、電池３２の電極に接続する接続用端子３３Ａ
、３３Ｂと、回路素子２３に対する配線パターン３７．
３９とを一体的にプリント配線し、電池３２を電池収納
用凹部３１に挿入保持することによりアンテナ素子２２
Ａ、２２Ｂから識別コード情報用電波Ｗ２Ｘを放射する
ようにする。

Ｆ作用 基板２１上に電池３２を収納する電池収納用凹部３１を
形成すると共に、アンテナ素子２２Ａ、２２Ｂ１電池３
２に対する接続端子３４．３８、配線パターン３７．３
９を基板２１上にプリント配線するようにしたことによ
り、全体として十分に薄い厚みを有する識別子４を容易
に実現し得る。

Ｇ実施例 以下図面について本発明の一実施例を詳述する。

第７図との対応部分に同一符号を付して示す第２図にお
いて、識別子４はダイポールアンテナで構成された反射
用アンテナ９を有し、識別管理用電波Ｗ１を受波したと
き誘起される受信電流Ｉに基づいて再放射される反射波
によって識別コード情報用電波Ｗ２Ｘを認識装置２に放
射する。

反射用アンテナ９は給電線１０Ａ及びＩＯＢを通じて識
別コード発生回路１１に接続される。識別コード発生回
路１１は電池１２によって駆動され、当該識別子４に割
り当てられた識別コードに基づいて、給電線１０Ａ及び
１０８間のインピーダンスを２値変化させることより、
反射用アンテナ９の識別管理用電波Ｗ１に対するマツチ
ング状態を識別コードに対応する所定のパターンで変化
させることにより、受信電流Ｉの振幅従って識別コード
情報用電波Ｗ２Ｘの反射強度を当該割り当てられた識別
コードに応じて変化させるようになされている。

この実施例の場合識別コード発生回路１１は、例えばク
ロックパルス発生回路のクロックパルスをアドレスカウ
ンタにおいてカウントし、そのカウント内容に基づいて
Ｐ　ＲＯＭ　（ｐｒｏｇｒａａ＋ａｂｌｅ　ｒｅａｄ　
ｏｎｌｙ　ｍｅｍｏｒｙ）の記憶データを順次所定の周
期で読み出すことにより、給電線１０Ａ及び１０８間に
接続された電界効果型トランジスタでなるインピーダン
ス素子を駆動する。かくして、識別コード情報が論理「
１」のデータのとき反射用アンテナ９のインピーダンス
を５０　（Ω〕に設定して識別管理用電波Ｗ１とマツチ
ング状態に制御すると共に、識別コード情報が論理「０
」のとき給電線１０Ａ及び１０８間のインピーダンスを
１００〔Ω〕に変化させることにより、反射用アンテナ
９をミスマツチング状態に制御する。

かくして反射用アンテナ９から識別コード情報の論理レ
ベルに応じて電界強度が変化するような反射電波が再放
射され、これが識別コード情報用電波Ｗ２Ｘとして用い
られる。

識別子４は第１図に示すように、例えば熱可塑性樹脂機
材を射出成形してなる長方形状のシート状ないしカード
状基板２１を有し、その表面の長手方向の一辺に沿うよ
うにダイポールアンテナを形成する一対のアンテナ素子
２２Ａ及び２２Ｂ（第２図の反射用アンテナ９に相当す
る）が−直線上を延長するように配列されている。

アンテナ素子２２Ａ及び２２Ｂは、基板２１上に配線パ
ターンの一部を形成するように付着され、その内側端が
回路素子を構成するＩＣチップ２３（第２図の識別コー
ド発生回路１２に相当する）に接続されている。ＩＣチ
ップ２３は、第３図に示すように、基板２１の表面から
アンテナ素子２２Ａ及び２２Ｂ間位置に穿設された回路
素子収納用凹部２５内に収納されている。

この実施例の場合、識別コード発生回路１２を構成する
ＩＣチップ２３は相対向する側面の底部の四隅から４つ
の端子２６Ａ〜２６Ｄを突出させてなり、回路素子収納
用凹部２５に天地反転させるよに挿入した状態で、端子
２６Ａ及び２６Ｃがアンテナ素子２２Ａ及び２２Ｂへの
配線パターンに導電性接着剤２７　（第３図）によって
接着固定され、かつ端子２６Ｂ及び２６Ｄが電池３２へ
の配線パターンに導電性接着剤２７によって接着固定さ
れる。

また回路素子収納用凹部２５の外側には、端子２６Ａ、
２６Ｃ及び２６Ｂ、２６Ｄを配線パターンに接着する際
に、当該接着剤を上方に突出させないように窪み部２８
が形成されている。

基板２１の回路素子収納用凹部２５に対して、幅方向に
並ぶような位置に電池収納用凹部３１が穿設され、当該
電池収納用凹部３１内に電池３２が収納されている。

電池３２はいわゆるボタン型電池でなり、表面中央部に
負電極３３Ａ（第４図及び第６図）が突出すると共に、
当該表面以外の面すなわち裏面ないし側面に亘って正電
極３３Ｂが形成されている。

これに対して電池収納用凹部３１の底面には、負電極用
接続端子３４を形成する突起が設けられており、この負
電極用接続端子３４が負極側配線パターン３７に接続さ
れている。

電池収納用凹部３１の側壁は、電池３２の外周電極面と
ほぼ同一形状（すなわちぼぼ同一直径をもつ円筒形状）
に成形され、その内部表面上に正電極用接続端子３８が
形成され、この正電極用接続端子３８が正極側配線パタ
ーン３９に接続され・ている。

ここで、負電極用接続端子３４及び正電極用接続端子３
８は、それぞれアンテナ素子２２Ａ、２２Ｂと、回路素
子としての識別コード発生回路１２と、電池３２とを電
気的に接続するための配線パターン３７．３９を、基板
２１上にプリント配線技術によって形成する際に、これ
と一体に形成される。

この実施例の場合、電池収納用凹部３１の上側周辺部に
面取部４０　（第４図及び第６図）が形成され、これに
より電池収納用凹部３１に電池３２を挿入する際に、面
取部４０の傾斜を利用して容易に嵌め込む作業を容易に
なし得るようになされている。

また負極側配線パターン３７及び正極側配線パターン３
９は、互いに電気的に接触しないように、電池収納用凹
部３１を中心として互いに逆方向に、基板２１の長手方
向に延長する傾斜溝４２及び４３を介して基板２１の表
面に出るようになされている。

以上の構成において、中央部にＩＣチップ収納用凹部２
５及び電池収納用凹部３１を有する基板２１が射出成形
技術によって製造された後、アンテナ素子２２Ａ及び２
２Ｂ、負電極３３Ａ及び正電極３３Ｂと、これらを電気
的に接続する負極側配線パターン３７及び正極側配線パ
ターン３９とがプリント配線技術によって基板２１の表
面に付着される。

この状態において、ＩＣチップ収納用凹部２５に識別コ
ード発生回路１２を構成する１ｃチツプ２３を嵌め込ん
でその端子２６Ａ〜２６Ｄをアンテナ素子２２Ａ及び２
２Ｂ、配線パターン３９に接着すると共に、電池収納用
凹部３１に電池３２を嵌め込むことにより、基板２１に
対する識別コード発生回路１２及び電池３２の実装工程
を終了する。

この状態において、実装済みの基板２１の外表面に絶縁
性オーバーシートを被着することにより、全体として識
別子４を得ることができる。

以上の構成によれば、全体としての厚みがシート状ない
しカード状厚みとして実用上十分に満足し得る程崩（例
えば０．２〜０．３　　（ｕ）程度）の識別子を得ろこ
とができる。

なお上述の実施例においては、本発明を識別管理用電波
Ｗ１に対して反射機能をもついわゆる反射型の識別子に
適応した場合の実施例を述べたが、本発明はこれに限ら
ず、例えば第２図の認識装置２の識別管理用電波Ｗ１に
応答して当該識別管理用電波とは異なる信号形式の識別
コード用電波を発生するようにしたいわゆる能動型の識
別子にも広く適応し得る。

■（発明の効果 −ｈ述のように本発明によれば、実用上十分に厚みが薄
い簡易な構成の識別子を容易に実現し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による識別子の一実施例を示す平面図、
第２図は識別システムの全体構成を示すブロック図、第
３図、第４図、第５図、第６図は、それぞれ第１図にお
いて、■−■線上、ＴＶ−ＴＶ綿線上■−■線上、ＶＩ
−ＶＩ綿線上とって示す断面間、第７図は識別システム
の一般的構成を示すブロック図である。 １・・・・・・識別システム、２・・・・・・認識装置
、４・・・・・・識別子、２１・・・・・・基牟反、２
２Ａ、２２Ｂ・・・・・・アンテナ素子、２５・・・・
・・回路素子収納用凹部、２７・・・・・・４電性接着
剤、３１・・・・・・電池収納用凹部、３２・・・・・
・電池、３７・・・・・・負極側配線パターン、３９・
・・・・・正極側配線パターン。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 基板上に電池を収納する電池収納用凹部を形成し、上記
   基板上にアンテナ素子と、上記電池の電極に接続する接
   続用端子と、回路素子に対する配線パターンとを一体的
   にプリント配線し、上記電池を上記凹部に挿入保持する
   ことにより上記アンテナ素子から識別コード情報用電波
   を放射することを特徴とする識別子。