JPH01312153A

JPH01312153A - 建築用パネル

Info

Publication number: JPH01312153A
Application number: JP14648388A
Authority: JP
Inventors: Takashi Ishikawa; 石川　尭
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1988-06-13
Filing date: 1988-06-13
Publication date: 1989-12-15

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は建築、構築物の外壁、内壁を構成するのに有用
な建築用パネル（以下、単にパネルという）に関するも
のである。さらに詳しくは、化粧面幅、パネル厚さを大
きくしても、雄、雌嵌合構造にして壁下地より剥落する
ことがなく、がっ、釘等の固定具が外部へ露出しなく、
縦、横張り可能で、さらに、縦目地部をコーキング材に
よって密封した構造とするのに有用なパネルに関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来、この種パネルとしては表面材として金属製板材、
裏面材としてシート状物を使用し、合成樹脂発泡体等よ
りなる芯材で一体化した突合わせ構造、実矧ぎ構造、相
法り構造、引っ掛は構造の連結部を有するパネルが数多
く上布されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながらこの種パネルでは、躯体に固定するのに釘
、ボルト等を用い、脳天から固定すると、地震等による
躯体の変形に追従することができず、破損してしまう不
利があった。また、これらパネルは表面材が金属材であ
る場合には熱による伸縮にも追従することができず、化
粧面に変形が生じ、意匠性を大幅に低下させるものであ
った。さらに、パネルの固定を表面材の表面側からの固
定で裏面材も固定し、外部に固定具を露出させない構造
としたパネルは存在しなかった。また、この種パネルの
幅方向の端部、所謂木口面は切りっばなしの状態であり
、パネルを横張りした際に形成されるパネル端部同士の
縦目地部にコーキング材を植設すると、コーキング材と
パネルとは微小面積の表面材の端部とのみの接着にすぎ
ず、合成樹脂発泡体との接着は強度にほとんど寄与して
いないものである。その結果、コーキング材とパネルと
の接着は外力、または耐候的劣化によって容易に破損し
てしまったり、充填作業に熟練を必要とし、かつ、外観
を美しくしあげるために施工に長時間を要する不利があ
った。さらに、この種パネルは耐火性に劣る不利があっ
た。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような点を鑑み、表面材、裏面材に金属製
板材を用いると共に、表面材、裏面材を接触させない構
造とし、さらに表面材には化粧面部の幅方向の側端縁を
内方に屈曲した端面壁を形成したパネルを提供するもの
である。

〔実施例〕

以下に図面を用いて本発明に係るパネルについて詳細に
説明する。第１図は上記パネルＡの代表例であり、表面
材上、裏面材側、芯材２３からなるサンドインチ構造の
パネルＡである。表面材上、および裏面材列は金属製板
材よりなり、例えば八！、Ｆｅ、、Ｃｕ、ステンレス、
アルミ・亜鉛合金メ・ンキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー
鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラツド鋼板、サンドイン
チ鋼板等の一種をプレス成形、押出成形、ロール成形等
によって形成したものである。さらに詳説すると、表面
材上は第２図に示すように、横長の化粧面部Ｉと、雄型
連結部１、雌型連結部■とから樋状部１ａを形成したも
のであり、化粧面部スは化粧面２ａと、化粧面２ａの長
手方向の端縁を内方に任意角度で屈曲した側壁３．４と
、側壁３の下端縁を外方に突出した目地下地５と、化粧
面２ａの幅方向の側端縁を内方に屈曲した端面壁６とか
ら形成したものである。雄型連結部１は目地下地５の先
端をさらに外方に突出した上縁９と、上縁９の先端を内
方に屈曲した下縁１０よりなる差込縁８と、差込縁８の
上縁９に形成した凹状の固定溝１１と、下縁１０の先端
を内方にＬ字状に屈曲した補強片１２と、下縁１０、裏
面材列、芯材２３より形成された係合溝１３よりなるも
のである。差込縁８は後記する雌型連結部用の嵌合溝１
７に挿入され躯体に固定される部分であると共に、固定
溝１１に釘等の固定具を打設してパネルＡを躯体に固定
する固定部として機能する部分である。また凹状の固定
溝１１は、パネルＡを連結した際にパネルＡ間の連結部
に空隙を形成し、毛細管現象を防止し、防水性を強化す
るのにも役立つものである。さらに補強片１２は表面材
上の雄型連結部１側の補強と、第６図にパネルＡの連結
部を示すように、躯体αにパネルＡを固定する際に、固
定溝１１に釘等の固定具βを打設すると、補強片１２も
固定具βにより固定され、差込縁８が嵌合溝１７に挿入
された際に差込８ｉ８が下面１６により押圧され変形す
るのを防止し、確実に固定するのに役立つものである。

また、端面壁６は第４図に第１図のイーイ線拡大断面図
を示すように、表面材上の化粧面部Ｉの幅方向の側端縁
を内方に屈曲したものであり、第５図に示すようにパネ
ルＡを躯体αに横張り状に形成した際にできる縦目地部
Ｂにハシクアップ材Ｃ、コーキング材りを植設した際に
、コーキング材りの植設を容易にすると共に、簡単かつ
美しく、短時間で、さらに接着力を大幅に向上し、耐久
性、耐候性を強化した縦目地部Ｂとするためのものであ
る。雌型連結部■は側壁４の下端縁を内方に屈曲した上
面１５と、上面１５の先端を外方に屈曲した下面１６と
、上面１５と下面１６とから断面略逆コ字状に形成した
嵌合溝１７と、下面１６の先端を内方に突出した補強片
１８と、下面１６、裏面材料、芯材２３よりなる係合縁
１９よりなるものである。この嵌合溝１７は、雄型連結
部１の差込縁８に係合され躯体αにパネルＡを固定する
部分である。なお、化粧面２ａに形成した段差２ｂ、２
Ｃは、化粧目地を階段状とし、横目地部の明確化を図る
ためのものである。裏面社則は第３図に示すように、長
尺状板材の両端縁を上方に突出した補強片２１．２２と
から樋状部２０ａを形成したものであり、芯材２３の裏
面を覆ってパネルＡをサンドイッチ構造体とし、パネル
Ａ自体の機械強度を向上すると共に、不燃材、防水材、
遮熱材、防音材、バッキング材などの１つの機能として
役立つものであり、その素材としては前記表面材上と同
質の素材、あるいはアスヘスト紙、クラフト紙、アスフ
ァルトフェルト、金属箔（Ａ　ｌ　、　Ｆｅ、、Ｐｂ、
、Ｃｕ）、合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石
膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の１種、ま
たは２種以上をラミネートしたもの、防水処理、難燃処
理されたシートなどからなるものである。

その装着は、図では補強片１２．１８間に張設し、表面
材上との間に間隙を有して形成し、耐火性の向上を図っ
ているが、補強片１２．１８の表面側、裏面側に配設す
ることができるものである。芯材２３は主に合成樹脂発
泡体を用い、断熱材、防水材、防音材、緩衝材、防火材
等として機能するものであり、例えばポリイソシアヌレ
ートフオーム、フェノールフオーム、ポリウレアフオー
ム、ポリイミドフオーム等の合成樹脂発泡体、およびこ
れら合成樹脂発泡体に難燃剤（硼酸塩、珪酸塩、リン酸
塩等）、難燃助剤（石膏スラグ、タルク、シラスバルー
ン等）、骨材（パーライト、ガラスピーズ等）、繊維状
物（長、短繊維）等を混入したもの、パーライトの周囲
にフェノールフオーム粉末をコーティングし、これを加
温、加圧して発泡させたもの、石膏ボード、岩綿ボード
、グラスウールボード、ＡＬＣ，インシュレーンヨンボ
ード、木片チップボード、グラスウール等で、単一素材
、あるいは複数の素材を組み合わせて形成するものであ
る。また芯材２３の形成は、表面材上と裏面材刈の樋状
部１ａ、２０ａに充填すると共に、補強片１２．１８と
補強片２１．２２とが接触しないようにするものであり
、表面材上が火災等により加熱されても、その熱が裏面
材刈へ伝わらないようにし、熱橋防止による耐火性の向
上を図るものである。さらに、表面材上と裏面相別の樋
状部１ａ、２０ａの開口幅Ｗ１、Ｗ２の関係はＷＩ′＝
、Ｗ２である。

次に施工例について簡単に説明する。いま第１図に示す
ようなパネルＡを用いて第６図に示すように施工すると
仮定する。なお、パネルＡとしては、表面材上、裏面社
則として０．５ｍｍ厚のカラー鋼板を用い、芯材２３と
してはポリイソシアヌレートフオームを原料で吐出し、
反応、発泡させ、次にキュアして一体化したものである
。そこで主柱、間柱、防水シート、あるいは鉄骨下地等
からなる躯体αに第ｎ段目のパネルＡ１の固定溝１１を
ボルト等の固定具βを介して固定する。次にｎ＋１段目
のパネルＡ２の雌型連結部月、の嵌合溝１７を、パネル
Ａ１の差込縁８に落とし込むようにして挿入し、第６図
のような横目地部を形成するものである。また壁体全体
を形成するには、上記したような工程を土台から桁に向
かって行えばよいものである。その後、パネルＡ間に形
成された縦目地部Ｂに第５図に示すようにバックアツプ
材Ｃ、コーキング材りを充填し、施工を完了するもので
ある。

なお、土台部分にはスタータ（図示せず）、出、入隅等
の部分（図示せず）にはコーキング材、役物を用いる必
要がある。

〔その他の実施例〕

以上説明したのは本発明に係るパネルＡの−・実施例に
すぎず、第７図（ａ）〜（ｙ）〜第１５図（ａ）〜（局
に示すように形成することができる。すなわち、第７図
（ａ）〜（ｙ）は雄型連結部１側の変形例であり、（ａ
）〜（Ｃ）図は固定溝１１を四角形、半円形、三角形状
等に形成した雄型連結部ユ、（ｄ）〜（ｐ）図は差込縁
８を各々変形させた雄型連結部↑、（ｑ）〜（ｙ）図は
補強片１２を各々変形させた雄型連結部工である。また
第８図（ａ）〜（ｖ）は雌型連結部Ｈ側の変形例であり
、（ａ）、（ｂ）図は側壁４を直角としたり、鋭角とし
た雌型連結部■、（Ｃ）〜（１）図は嵌合溝１７を各々
変形させた雌型連結部■、（ｕ）、（ｖ）図は補強片１
８を変形した雌型連結部■である。さらに、第９図（ａ
）〜（ｈ）は裏面相別の補強片２１．２２の変形例であ
る。また第１０図（ａ）〜（ｎ）は表面材上の端面壁６
の変形例であり、第１１図（ａ）〜に）は裏面材刈の幅
方向の側端縁に端面壁２０ｂを形成した場合の変形例で
ある。なお、第７図〜第１１図においては、表面材上、
裏面相別の一部を示し、板厚は省略しである。さらに第
１２図（ａ）〜（ｊ）はパネルへの幅方向の側端部の端
面壁６の状態のその他の実施例を説明する一部切り欠き
断面図である。また、第１３図（ａ）〜（ｐ）は主に表
面材上を各々変形したパネルＡであり、特に（ｐ）図は
裏面社則の幅方向の側端縁を内方に屈曲して端面壁６と
同様な端面壁２０ｂを形成したパネルＡである。さらに
、第１４図（ａ）〜（ｈ）は主に裏面社則を各々変形し
たパネルＡである。また第１５図（ａ）〜（（２）はパ
ネルＡのその他の実施例を示すものであり、（ａ）、（
ｂ）図は表面材上のみのパネルＡ、（Ｃ）図は裏面材料
を除去したパネルＡ、（ｄ）図は嵌合溝１７の最奥部に
バンキング材、コーキング材等２４を形成したパネルＡ
、（ｅ）図は芯材２３が合成樹脂発泡体のように、原料
で吐出した際に表面材上と裏面材並間より液洩れしない
ようにシート状物２５で被覆したパネルＡ、（ｆ）図は
表面材上と裏面材迎が接触しないようにするだめの嵩上
げ材、耐火材（無機材）、液洩れ防止用として機能する
バックアツプ材２６を形成したパネルＡ、（（２）図は
表面材上と裏面材迎との間隔、所謂厚さ決定するための
嵩上げ材２７を形成したパネルＡである。勿論、第７図
（ａ）〜（ｙ）〜第１５図（ａ）〜（ｇ）を各々組み合
わせたパネルＡとすることもできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るパネルによれば、■躯
体への固定は表面材の一端縁の二重になった部分を固定
するため、パネルの躯体−１の固定が確実となり、剥落
等することがない。■釘、ボルト等を外部へ露出させる
ことなく、大型のパネルを躯体に確実に固定できる。■
パネルの表面材の幅方向の側端縁に端面壁を形成したた
め、パネルを躯体に取り付けた際に形成される縦目地部
のコーキング材処理が、正確かつ簡単であり、接着強度
が向上し、コーキング材が外力または耐候的劣化により
破損することがない。■防水性、気密性、耐震性、断熱
性、耐火性、防音性、施工性を向上したパネルとなる。

等の特徴、効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る建築用パネルの一実施例を示す一
部切り欠き斜視図、第２図は表面材の一例を示す説明図
、第３図は裏面材の一例を示す説明図、第４図は第１図
におけるイーイ線拡大断面図、第５図は縦目地部の施工
状態を説明する説明図、第６図は本発明に係る建築用パ
ネルの施工状態を示す一部切り欠き断面図、第７図（ａ
）　”−（ｙ）、第８図（ａ）〜（ｖ）、第９図（ａ）
〜（ｈ）、第１０図（ａ）〜（ｎ）、第１１図（ａ）〜
（ｍ）、第１２図（ａ）〜（ｊ）、第１３図（ａ）〜（
ｐ）、第１４図（ａ）〜（ｈ）、および第１５図（ａ）
〜（（２）はその他の実施例を示す説明図である。上・・・表面材、６・・・端面壁、８・・・差込縁、１
７・・・嵌合溝、刈・・・裏面材、２３・・・芯材。特許出願人　株式会社アイジー技術研究所第２図第３図第＋図、へ第Ｓ図べ　　　　　Ｃワし、第７図 “）　　　　　　　　市甚　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｏ９′
茨″ヒノ −ｙ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１
７第８図（′ＩＯ〕　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　（Ｃ）（Ｑ＋〜ｚ０２１、シｔ（）ｌ）　　　　　　　　　　　　（Ｃ）２１．２λ （＋７’１第１０図市　　　　　　　　　　　　　　（す（ｅＪ　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｅＪ２ノ
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　　　（Ａ）６　　　　　　　　　　　　　　　　乙（
１−）　　　　　　　　　　　　　　　　　（ツノ（？
’ｌ）第１／図（い　　　　　　　　　　　　　　　　　（Ｃ〕；ｅＪ
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　　　（ス）

Claims

【特許請求の範囲】

（１）長尺状板材の表面材、裏面材間に芯材を充填した
建築用パネルにおいて、前記表面材は横長の化粧面部と
、該化粧面部の長手方向の一側縁を内方に屈曲した側壁
と、該側壁を外側方へ突出した上縁と、該上縁の先端を
内方に略コ字状に屈曲した下縁とから形成した雄型連結
部と、他側縁を内方に屈曲した側壁と、該側壁の下端縁
を内方に屈曲した上面と、該上面の先端を外方に屈曲し
た下面からなる断面略逆コ字状の嵌合溝を形成した雌型
連結部とからなり、前記裏面材は表面材と接触しないよ
うに前記芯材で一体化し、かつ、前記表面材には、化粧
面部の幅方向の側端縁を内方に屈曲した端面壁を形成し
たことを特徴とする建築用パネル。