JPH01311029A - ヒトβ↓2−ミクログロブリン用吸着剤およびヒトβ↓2−ミクログロブリン除去用血液処理装置 - Google Patents

ヒトβ↓2−ミクログロブリン用吸着剤およびヒトβ↓2−ミクログロブリン除去用血液処理装置

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JPH01311029A
JPH01311029A JP63143194A JP14319488A JPH01311029A JP H01311029 A JPH01311029 A JP H01311029A JP 63143194 A JP63143194 A JP 63143194A JP 14319488 A JP14319488 A JP 14319488A JP H01311029 A JPH01311029 A JP H01311029A
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JP
Japan
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microglobulin
human
adsorbent
carrier
human beta2
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JP63143194A
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English (en)
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Fumio Ishimoto
石本 二見男
Masao Tanihara
正夫 谷原
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒトβ2−ミクログロブリン用吸着剤および
それを充填してなるヒトβ2−ミクログロブリン除去用
血液処理装置に関する。
本発明によって提供されるヒトβ2−ミクログロブリン
用吸着剤は、腎不全の患者の血液中に高濃度に存在し、
アミロイドタンパクの1部として組織に沈着して手根管
症候群を引き起こす原因物質であるとされているヒトβ
2−ミクログロブリンを特異的に吸着し得る。従って、
本発明によって提供されるヒトβ2−ミクログロブリン
用吸着剤およびそれを充填してなるヒトβ2−ミクログ
ロブリン除去用血液処理装置は、腎不全患者において発
生する手根管症候群の治療および予防において有用であ
る。
(従来の技術) 慢性腎不全患者に対する長期透析療法において手根管症
候群の合併が問題になっており、その疾患原因物質とし
てβ、−ミクログロブリンが注目されている[例えば、
腎と透析 別冊、第6〜9頁および第32〜38頁(1
987年);腎と透析、第23@第614〜620頁(
1987年)など参照]。
かかる疾患原因物質であるβ、−ミクログロブリンを吸
着除去する方法については、いくつかの報告がなされて
いる。佐藤らは、コラーゲンビーズ、アンバーライトX
AD−7、アンバーライトXAD−8、活性炭などの吸
着剤が長期透Fr患者の血清中のβ、−ミクログロブリ
ンをイン・ビトロ(in vitro)で吸着し得るこ
とを報告している[人工臓器、第17巻第1号第14〜
17頁(1988年)参照]。また、アキザワ(Aki
zawa)らは2−ヒドロキノエチルメタクリレートと
ジエチルアミノエチルメタクリレートとのランダム共重
合体で肢覆されたメチルメタクリレートとジビニルベン
ゼンとの共重合体の多孔性粒状成形物を用いて透Fr法
者の血液中からβ、−ミクログロブリンを吸着除去し得
ることを報告している[トランサクンヨンズ・オブ・ア
メリカン・ソサエティー・フォー・アーティフィシャル
・インターナル・オルガンズ(Transaction
s of !merican 5ociety for
Artificial Internal Organ
s) 、第33巻第532〜537頁(1987年)参
照コ。
(発明が解決しようとする課題) 佐藤らの報告において使用されているような、コラーゲ
ンビーズ、アンバーライトXAD−7、アンバーライト
XAD−8、活性炭などの吸着剤では、吸着平衡に達す
るまでに長時間を要すること、吸着の特異性が高くない
f二め吸着剤の表面がβ宜−ミクログロブリンの吸着に
おいて有効に利用されないことなどの欠点か存在するこ
とから、これらの吸着剤を使用するβ、−ミクログロブ
リンの吸着除去方法は実用的であるとは言い難い。
また、アキザワらの報告において使用されているような
多孔性粒状成形物は、β、−ミクログロブリンのみなら
ず血清中の低分子量タンパク質およびペプチドホルモン
をも非特異的に吸着するという問題点を有している。
しかして、本発明の目的の1つは、ヒトβツーミクログ
ロブリンを特異的に吸着し得るヒトβ。
−ミクログロブリン用吸着剤を提供することにある。ま
た本発明の他の目的は、ヒトβツーミクログロブリンを
特異的に除去し得る血液処理装置を実供することにある
(課題を解決するための手段) 本発明によれば、上記の目的は、ヒトβツーミクログロ
ブリンと特異的結合性を有する物質を担体に固定化させ
てなることを特徴とするヒトβ。
−ミクログロブリン用吸着剤を提供することにより達成
され、また血液または血漿の導入口および導出口ならび
にヒトβツーミクログロブリンと特異的結合性を有する
物質を担体に固定化させてなるヒトβ2−ミクログロブ
リン用吸着剤を充填した層を有することを特徴とするヒ
トβヨーミクログロブリン除去用血液処理装置を提供す
ることにより達成される。
ヒトβツーミクログロブリンと特異的結合性を有する物
質としては、ヒトβツーミクログロブリンに対する抗体
またはそのH鎖、L鎖、FabフラグメントもしくはF
(ab’)mフラグメント;ヒトβツーミクログロブリ
ンのりセプター等が挙げられるが、この中でもヒトβ2
−ミクログロブリンに対する抗体またはそのH鎖、L鎖
、FabフラグメントらしくはF(ab’)mフラグメ
ントが特異性および安定性の高さ、入手の容易さなどの
面で優れており好ましく用いられる。
ヒトβツーミクログロブリンに対する抗体としては、ヒ
トβツーミクログロブリンに対するポリクローン抗体ま
たはヒトβツーミクログロブリンに対するモノクローン
抗体を使用することができる。ヒトβツーミクログロブ
リンに対するポリクローン抗体は、ウマ、ウノ、ヒツジ
、ヤギ、ロバ、イヌ、ウサギ、ラット、モルモット、ネ
ズミ等のヒト以外の哺乳動物をヒトβツーミクログロブ
リンで免疫し、次いで免疫された動物の血清、腹水等の
体液を精製操作に付することによって取得される。また
、ヒトβツーミクログロブリンに対するモノクローン抗
体は、前記のようなヒト以外の哺乳動物をヒトβツーミ
クログロブリンで免疫し、免疫された動物から末梢血リ
ンパ球、胸腺細胞、牌臓細胞またはリンパ節中のリンパ
球を採取し、得られたリンパ球または細胞を例えばケー
ラー(K5hler)とミルスタイン(Milstei
n)の方法[ネイチャー(Nature) 、第256
巻第495〜497頁(1975年)コに従って細胞融
合し、ヒトβ、−ミクログロブリンに対するモノクロー
ン抗体を産生ずる能力を有するハイブリドーマを選別し
、該ハイブリドーマを培養し、次いで得られた培養上清
を精製操作に付することによって取得される。ヒトβ2
−ミクログロブリンを用いる動物の免疫は、例えば瓜谷
郁三ら編「生物化学実験法15  免疫学実験入門J(
1981年、学会出版センター)第22〜23頁に記載
されているような通常の免疫原を用いて動物を免疫する
場合に採用される方法と同様の方法により行われる。ま
た、免疫され几動物の体液またはハイブリドーマの培養
上清からのヒトβ2−ミクログロブリンに対する抗体の
精製方法としては、例えば瓜谷郁三ら編「生物化学実験
法15  免疫学実験入門j (1981年、学会出版
センター)第61〜69頁に記載されているような塩析
、ゲルパーミェーションクロマトグラフィー、イオン交
換クロマトグラフィーなどの方法か採用される。
ヒトβ2−ミクログロブリンに対する抗体のH鎖、1.
ll、PabフラグメントおよびF(ab’)、フラグ
メントは、例えば瓜谷郁三ら編「生物化学実験法15 
 免疫学実験入門J(1981年、学会出版センター)
第39〜42頁、ジャーナル・オブ・イムノロジカルe
メソツズ(Journal of Ims+unolo
gica1Methods) 、第56@第235〜2
43頁(1983年)などに記載されているような一般
の抗体からそのH鎖、L鎖、Fabフラグメントまたは
F(ab’)*フラグメントを作成する場合に採用され
る方法に従って、ヒトβ2−ミクログロブリンに対する
抗体を分解することによって作成される。なお、抗体の
Fcフラグメント部分は抗原性が強く、種々の生体反応
を引き起こす可能性があるので、Pcフラグメント部分
を含まない抗体の構成部分であるFabフラグメント、
F(ab’)*フラグメントまたはL鎖をヒトβ。
−ミクログロブリンと特異的結合性を有する物質として
使用するのが望ましい。
ヒトβ2−ミクログロブリンと特異的結合性を有する物
質が固定化される担体としては、親水性の表面を有し、
該物質との間で共有結合を形成させるために利用し得る
アミノ基、カルボキシル基、水酸基等の反応性を有する
官能基を何し、血液、血漿などの体液に不溶性であり、
かつ多孔性であるものが好ましい。多孔性の担体として
は、ヒトβ2−ミクログロブリンを吸着させ得る有効表
面積が広いことから、排除限界タンパク質分子量が約1
0′〜108の範囲内であるかまたは平均細孔径が約5
0〜1000ナノメートルの範囲内であるものを使用す
るのが好ましい。担体は粒子状、V&維状、シート状、
中空糸状などの任意の影状であることができる。かかる
担体としては、例えば、CM〜セルロファイン CH(
排除限界タンパク質分子量:約3X 10” 、生化学
工業株式会社販売)などのセルロース系担体: CM−
トヨバール650C(排除限界タンパク質分子量: 5
X 10@、東ソー株式会社製)などのポリビニルアル
コール系担体、CM−トリスアクリルM (CM −T
risacryl M ) [排除限界タンパク質分子
量:lX1G’;スウェーデン国ファルマシアーL K
 B (Pharmacia −L K B )社製1
などのポリアクリルアミド系担体;セファロースCL 
−48(5epharose CL −4B ) [排
除限界タンパク質分子量・2X 1G’ 、スウェーデ
ン国ファルマシアーL K B (Pharmacia
 −L K B )社製コなどのアガロース系担体など
の有機質担体;およびCP G −10−1000[排
除限界タンパク質分子量:lXl0”:平均細孔径: 
1100n :米国エレクトロ一二ュークレオニクス(
Electro−nucleonics)社製コなどの
多孔性ガラスなどの無機質担体が挙げられる。
本発明の吸着剤における担体上のヒトβ2−ミクログロ
ブリンと特異的結合性を有する物質の固定化量は、吸着
剤が血漿、血液等の体液中のヒトβ2−ミクログロブリ
ンの有意量を吸着しうるために通常的3X to−Jル
/g(担体)以上であることが必要であり、担体上に固
定化されたヒトβ2−ミクログロブリンと特異的結合性
を有する物質がヒトβ2−ミクログロブリンの吸着に有
効に利用されロタメニ約1XIO−s〜1×l0−6モ
ル/g(担体)ノ範囲内であるのか好ましい。
以下に、本発明の吸着剤の製造方法について述べる。
ヒトβ2−ミクログロブリンと特異的結合性を膏する物
質の担体上への固定化は、一般にタンパク質を担体上に
固定化する場合に採用される方法に従って行われる。そ
の固定化方法としては、例えば、担体が有するカルボキ
シル基をN−ヒドロキンコハク酸イミドと反応させるこ
とによってスフノンイミドオキシカルボニル基に変換し
、これにヒトβ2−ミクログロブリンと特異的結合性を
有する物質のアミノ基の部分を反応させる方法(活性エ
ステル法)、担体が有するアミノ基またはカルボキシル
基にシンクロヘキシルカルボッイミドなどの縮合試薬の
存在下でヒトβ2−ミクログロブリンと特異的結合性を
有する物質のカルボキシル基またはアミノ基を縮合反応
させる方法(縮合法)、担体とヒトβ2−ミクログロブ
リンと特異的結合性を有する物質とをグルグルアルデヒ
ドなどの2備以上の官能基を有する化合物を用いて架橋
する方法(担体架橋法)などが挙げられる。一般に、ヒ
トβ2−ミクログロブリンと特異的結合性を有する物質
を活性エステル法で担体上に固定化して得られる吸着剤
が特に高いヒトβ。
−ミクログロブリンの吸着能力を有する。
かかるヒトβ2−ミクログロブリン用吸着剤を用いる二
とによって本発明のヒトβ、−ミクログロブリン除去用
血液処理装置が提供される。
本発明の血液処理装置が適用される被処理液としては、
全面または選択性透過膜などを使用して全面から血球成
分を分離して得られる血漿を挙げることができる。被処
理液は、本発明の血液処理装置の導入口を経由して吸着
剤充填層に流入し、吸着剤充填層において吸着剤と接触
した後、導出口より流出する。
本発明の血液処理装置のハウジングは被処理液と接触す
る部分がポリプロピレン、ポリカーホネート、アクリル
−スチレン系共重合体等の生物学的に不活性な材質から
なるものであることが好ましい。また、血液または血漿
の導入口および導出口は通常用いられる血液回路と容易
に接続し得る形状を有していることが好ましい。導入口
と吸着剤充填層との間および導出口と吸着剤充填層との
間には、通常、被処理液を通過させ得るが吸着剤か通過
さけない支持体を接着する。かかる支持体としては、セ
ルロース系ポリマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエステル、テフロン等のポリマーからなる不織布:
これらの材質からなる約60〜240メツシユのネット
等が好ましく用いられる。
本発明の血液処理装置は滅菌処理されることが好ましい
。滅菌方法としては吸着剤の担体の材質に応して適切な
方法を選択し得るが、通常はγ線滅菌、エチレンオキサ
イドガス滅菌、オートクレーブ滅菌等が好ましく用いら
れる。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明するか、本発
明はこれらの実施例により限定されるものではない。
参考例1(抗体の作成) ヒトβ2−ミクログロブリン[米国ングマ(Sigma
)社製] 0.25Bを0 、5mQの生理食塩液に溶
解し、0.5n+(のフロイント・コンプリート・アノ
ユバントと、足台してエマルジョンを調製した。このよ
うにして得られるエマルジョンの0111ずつを1箇月
間隔で1年間(計13回)ウサギの後足の指先の皮下に
注入した。1回めのエマルジョンの注入から3箇月後の
注入(4回めの注入)以降においては、各注入時より1
週間後にウサギの心臓より30+aflずつ採血を行な
った。得られた血液をそれぞれ4℃で1晩静置した後遠
心して、計150m1!のウサギ血清を得た。
このようにして得られたウサギ血清150mcに飽和硫
酸アンモニウム水溶液751を除々に加え、よく撹拌し
、次いで4℃で1時間静置した後、遠心した。得られた
沈澱に、150i12の生理食塩液を加えて再溶解させ
た。この溶液に再び飽和硫酸アンモニウム水溶液75m
(!を加え、よく撹拌しf二後に4℃で1時間静置した
。遠心し、て得られた沈澱を少量の生理食塩液に溶解し
、loa+Mのリン酸塩緩衝液(pH7,4)に対して
透析した。透析によって得られた試料をlO+aMのリ
ン酸塩緩衝液(pH7,4)で平衡化したジエチルアミ
ノエチル化セルロース[イギリス国ワットマン・バイオ
・ンステムズ(Whatman Bio 5ystea
+s)社製、D E −523を充填したカラムに循環
した。その後、10dリン酸塩鏝i動液(pH7,4)
からなる溶離液をその食塩濃度を除々に上昇させながら
上記のカラムに流し、溶出液を一定量ずつ順次分取した
。潟られた各画分をドデンル硫酸ナト1ノウムの存在下
に実施されるポリアクリルアミドゲル電気泳動法で分析
した結果、循環残液と初期の溶出液の中にIgG (免
疫グロブリンG)が含まれていることが判明したので、
これらを合一シた。このようにして71られた抗体含有
溶液中の抗体の量を波長28On+aでの吸光度に基づ
いて定量したところ、該抗体量は約2.3gであること
が判明した。
参考f”12(Fabフラグメントの作成)参考例1で
得られた抗体の100mgを、塩化ナトリウム、エチレ
ンジアミン四酢酸およびメルカプトエタノールをそれぞ
れ0,15モルIQ、 1ミリモル/Qおよび25 ミ
II tル/Qの濃度で含有させたlo++M’lン酸
塩緩衝液(pH7,4) lOmcに溶解し、IBのパ
パイン[米国シグマ(Sigma)社製、2 X cr
ystallizedlを加えて37°Cで1時間イン
キュベートした。さらに最終濃度が30+旧こなるよう
にニードアセトアミドを加えて37℃で15分間インキ
ュベートしたl、101リン酸塩緩衝液(pH7,4)
に対して4°Cで透析した。透析によって得られた試料
を10iMIJン酸塩緩衝液で平衡化したジエチルアミ
ノエチル化セルロースロイギリス国ワットマン・バイオ
・システムズ(買hatman Bio 5ysteI
Is)社製、D E −523を充填したカラムに循環
して非吸着成分を含有する循環残液を得た。この循環残
液を、ヒl−1gGのFcフラグメントに特異性を有す
る抗体ロデンマーク国タコ(Dako)社製、ラビット
・アンチ−ヒユーマンIgG、  スベンフイック・フ
ォーFcフラグメン ト  (Rabbit  Ant
i−human  IgG、   5pecific 
 forFc fragment) Lを固定化したア
ガロース系担体Cスウェーデン国ファルマシアーLKB
(Pharmacia −L K B )社製、CNB
r−セファロースCL −4B(CN B r−Sep
harose CL−48)iを充填したカラムに循環
させ、8存するIgGおよびFcフラグメントを吸着さ
せた。得られた循環残液を、ポリアクリルアミド系担体
ロスウェーデン国ファルマンアーL K B (Pha
rmacia −L K B )社製、セファクリル(
5ephacryl) S −30CBを充填したカラ
ム(内径:18+旧1m;長ざ・600mm)および食
塩を0.15tル/Qの濃度で含有するlo+nMリン
酸塩緩衝液(p)17.4)からなる溶離液(原虫・1
m+2/m1n)を用いて分取操作にけすることにより
、溶出時間90分付近の成分として抗体のFabフラグ
メノトを得fこ。こJ)ようにして(4られr:Fab
フラグメノトの量は、波長2800巾での吸光度測定の
結果、約30Bであることか判明したつ 参考例3 [F(ab’ )、フラグメントの作成:・
参考例1で得られf二抗体のloomgを50a+Cの
0.1Mクエン酸緩衝液(pH3,5)に溶解し、ベブ
ノンE米国ング? (Sigma)社製:活性: 3.
200〜3,800units/+g]IJBを加え3
7℃で静置しf二。1時間後、1Mトリス(2−アミノ
−2−ヒドロキンメチル−IJ−プロパンツオール)水
溶液を加えることによりpi(を7.0に調整し、食塩
をQ、15tル/Qの濃度て含有する10mMリン酸塩
緩衝液(pH7,4)に対して4℃で透析しLoさらに
、ゲルパーミェーションカラムクロマトグラフィー[カ
ラム充填剤:東ソー味式会社製、T S K gelG
 3000S W Glass;溶離液:食塩を0.1
3’ckt’QO) 1度で含有t ルloaMリン酸
塩緩衝液(pH7,4) (流速: Q、8mQ/5i
n)コにおいて、溶出時間12分付近の成分として抗体
のF(ab’)、フラグメントを得fこ。このようにし
て得られf二F(ab’)tフラグメントの量は、波長
28On−での吸光度測定の結果、約20111g″S
″あることか判明しfこ。
実施例1(抗体が固定化されr二吸着剤の製IJiL)
金属ナトリウムの存在下で蒸留することによって得られ
fこノオキサン50mfl中にセルロース粒子(生化学
工業株式会社販売、CN・I−セルロファイン CH)
lOgを懸濁し、得らメ−fこ@濁液にN−ヒドロキシ
コハク酸イミド0.5gおよびジシクロへキノルカルボ
ノイミド1.ogを加え、混合物を室温下でl晩振盪攪
拌したO (’Jられ几混合物を0.02Mリン酸塩緩
衝液(pH7,4)で洗浄し、吸引が過した。
得られた粒子を、参考例1て得られL抗体の2hgを含
有する10n+M ’ノン酸塩緩衝液(pH7,4) 
20mCと混合し、この混合物を4℃の温度で1晩攪拌
した。
得られた混合物を吸引が過した。が液をドデンル硫酸ナ
トリウムの存在下に非還元条件下でポリアクリルアミド
ゲル電気泳動(ゲル濃度:8重量%)に付したが、残存
する未反応の抗体は認められなかった(担体上への抗体
の固定化率;約10Q%)。
このようにして、参考例1で得られた抗体の20Bが固
定化された吸着剤を約log得fこ。
実施例2(抗体のFabフラグメントが固定化された吸
着剤の製造) 実施例1においてセルロース粒子logの代りにポリビ
ニルアルコール粒子(東ソー昧式会社製、CM−)ヨパ
ール65GC) logを用い、かつ参考例1て得られ
f二抗体20Bの代りに参考例2て得られた抗体のFa
bフラグメント20II1gを用いる以外は同様な方法
により、参考例2て得られた抗体のFabフラグメント
の18.41ngが固定化された吸着剤を約log得几
(Fabフラグメントの固定化率、約92%)。
実施例3[抗体のF(ab’)tフラグメントが固定化
された吸着剤の製造] 多孔性ガラス粒子[米国エレクトロ一二ュークレオニク
ス(Electro −nucleonics)社製C
PG−10−1000] IQgを、γ−アミノプロピ
ルトリエトキンシランを51含有するトルエン溶液10
0m(!中で24時間加熱還流下に反応させた。得られ
f二混合物を、金属ナトリウムの存在下で蒸留すること
によって得られたジオキサンで洗浄し、吸引濾過した。
得られた粒子を、金属ナトリウムの存在下で蒸留するこ
とによって得られたジオキサンl[lQmll!に懸濁
し、この懸濁液に無水コハク酸3gを加え、混合物を室
温下で1晩攪拌した。得られf二混合物を、金属ナトリ
ウムの存在下て蒸留することによって得られたジオキサ
ンで洗浄し、吸引が過した。
得られn粒子を、金属ナトリウムの存在下で蒸留すこと
によって得られたジオキサン501中に懸濁し、この@
濁液にN−ヒドロキシコハク酸イミド05gおよびジシ
クロへキンルカルボノイドミ1.ogを加え、混合物を
室温下でl晩攪拌しfコ。得らイを几混合物を1011
1!11リン酸塩緩衝液(pH7,4)で洗浄し、吸引
が過した。得られた粒子を、参考例3で得られた抗体の
F(ab’)tフラグメント2QBを含有するloaM
リン酸塩緩衝液(pH7,4) 20mCと混合し、こ
の混合物を4℃の温度でI l1M1tff’した。得
られた混合物を吸引が過することによって、参考例3で
得られた抗体のF(ab’)tフラグメントの2011
1gか固定化されr二吸着剤を約10g1! 几[F(
ab’ )tフラグメントの固定化率 約100%]5 試験例1〜3および比較試験例1(吸着剤またはグリン
ン固定化セルロース粒子を用いた吸着試験)慢性腎不全
の患者の血a0.5mQに実施例1て得られた吸着剤の
50mgを加え、37°Cで3時間静置した。静置後、
遠心して得られた上前中のヒトβ2−ミクログロブリン
およびIgGのa変を測定した(試験例1)。ま几、実
施例1で得られf二吸着削の501gの代りに、実施例
2で得られlこ吸着剤(試験例2)、実施例3で得られ
た吸着剤(試験例3)または実施例1におけると同様な
方法によりグリシノ20mgをセルロース粒子10gに
固定化させて得られたグリンン固定化セルクース粒子(
比較試験例I)をそれぞれ50B用いた以外:よ同様に
して慢性腎不全のも者の血清を処理し、ヒトβツーミク
ログロブリンおよびIgGの濃度を測定した。これらの
結果を第1表に示す。なお、吸着剤またはグリンン固定
化セルロース粒子を加えない点以外は同様にして慢性腎
不全の患者の血清を処理した場合におけるヒトβツーミ
クログロブリンおよびIgGの濃度は、それぞれ60.
0mg/Qおよび1340mg/dQ、てあった。
試験例  1      45.3         
1330試験例  2      37.2     
    1305試験例  3      40.5 
        1290実施例4(血液処理装置の製
造) 実施例1におけると同様な方法により得られた抗体が固
定化された吸着剤の1ooffL!を、体液の導入口と
吸着剤充填層との間および体液の導出口と吸着剤充填層
との間にそれぞれ180メツツユのボリエステル製フィ
ルターからなる支持体を装着さ仕たポリカーボネート製
のハウジング(吸着剤充填層の形状・内径30an+の
円筒形)に充填しfこ。このようにして得られた吸着剤
が充填されたハウジングをγ線滅菌処理に付することに
より、目的とする[fIl液処理装置を得f二。
試験例4(血液処理装置を用いrニヒトβ、−ミクログ
ロブリン除去試験) 実施例4て得られた血液処理装置に、慢性腎不全の患者
の血漿(ヒトβツーミクログロブリン1変: 61.1
mg#! ; IgG蟲度: 1000mg/d&) 
500mRを20nc/@inの流量で2時間循環した
。処理後の血漿中のヒトβ2−ミクログロブリン濃度は
29.5mg/f!で1) 9、まりIgGifi度:
11320mg/d(!i:’ a ツた。
(発明の効果) 本発明によれば、上記の実施例から明らかなとおり、ヒ
トβツーミクログロブリンを特異的に吸着する能力を有
する新規な吸着剤がtl!供される。
また、該吸着剤を充填してなる血液処理装置を用いるこ
とによって、血漿等の被処理液中のヒトβツーミクログ
ロブリンを特異的に除去することが可能である。
特許出願人 株式会社 り ラ し

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトβ_2−ミクログロブリンと特異的結合性を有
    する物質を担体に固定化させてなることを特徴とするヒ
    トβ_2−ミクログロブリン用吸着剤。 2、血液または血漿の導入口および導出口ならびに請求
    項1記載のヒトβ_2−ミクログロブリン用吸着剤を充
    填した層を有することを特徴とするヒトβ_2−ミクロ
    グロブリン除去用血液処理装置。
JP63143194A 1988-06-09 1988-06-09 ヒトβ↓2−ミクログロブリン用吸着剤およびヒトβ↓2−ミクログロブリン除去用血液処理装置 Pending JPH01311029A (ja)

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