JPH01310820A - ワイヤカット放電加工機のテーパカット装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的コ （産業上の利用分野） 本発明はワイヤカット放電加工機のテーパカット装置の
防水構造に関するものである。

（従来の技術） 従来、例えば加工槽を備えたワイヤカット放電加工機に
おいて、デイツプ方式と称される加工槽に加工液を溜め
て加工を行なう形式と、上下方向から加工液を噴射させ
て行なうフラッシュ方式特にフラッシュ方式にあっては
加工時に加工液を高圧で被加工材の加工点に噴入さぜる
ため、被加工材を取り付けたテーブルの内外に加工液の
飛散が激しい。

上述のごとき悪環境において上部アームの下端に設けら
れたテーパカット装置の防水対策は重要な問題となって
いる。

例えば第３図に示すごときテーパカット装置がワイヤカ
ット放電加工機に採用されている。

その構成は、上下方向（Ｚ軸）に移動自在な昇降体１０
１の下部にテーパカッ１−装置１０３が装着され、この
テーパカッ１〜装置１０３は、左右方向（Ｕ軸）へ移動
自在な摺動部材１０５と、前後方向（Ｖ軸）へ移動自在
な摺動部材１０７にて構成されている。

更に左右方向に移動する摺動部材１０５には、図示を省
略したが摺動ゴムシールが設けられ、前後方向へ移動す
る摺動部材１０７には蛇腹１０９を設けて防水対策が取
られているのが一般的である。なお、第３図において、
１１１は上部ノズル、１１３は下部ノズル、１１５は下
部アームであり、上部ノズル１１１と下部ノズル１１３
に案内された電極であるワイヤ１１７によってテーパカ
ッ１へ作業が行なわれる。

（発明が解決しようとする課題） 上述のこときテーパカット装置１０３にあっては、噴出
された加工液は被加工材に当接して霧状となって飛散す
るため摺動部材１０５に設けた摺動ゴムシールにては装
置内に侵入する加工液を完全に防ぐことができず、錆等
による故障が発生し易い問題点がある。

また、Ｖ軸方向に作動する摺動部材１０７には蛇腹１０
９が設けられているので、防水対策としては良好である
が、装置が比較的大きくなり、このため加工槽を大きく
しなければストロークが取れない等の問題点がある。

そこでこの発明は、上述した問題点に鑑み創案されたも
のであって、テーパカット装置を完全密封することによ
り、小型化と装置内の錆等の発生を防止したワイヤカッ
１ル放電加工機のテーパカッ１〜装置の提供を目的とす
る。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 前述の課題を解決するために、本発明は、コラムより突
出した上部アームに上下動自在な昇降体を設け、該臂降
体の下部に前後左右に移動自在な摺動部材で構成された
テーパカッ１〜装置を設け、該テーパカット装置をケー
シングで囲繞し、かつこのケーシングと接続した伸縮部
材によって前記昇降体の上下動軸を覆ったことを特徴と
してなるものである。

（作用） 前述の構成により、コラムより突出した上部アームに設
けた昇降体の上下軸を伸縮部材例えば蛇腹で覆い、昇降
体の下部に設けたテーパカット装置をケーシングで囲繞
し完全密封式の防水構造とした。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第２図を参照するに、第２図にはワイヤカット放電加工
機１の全体的構成が概念的に例示しである。

ワイヤカット放電加工機１は基台３の上面−側にコラム
５を立設し、基台３には被加工材Ｗを固定支持して前後
左右方向へ移動自在なワークテーブル７が設けである。

前記コラム５にはワークテーブル７の方向へ突出した上
部アーム９と下部アーム１１とが、上下に離隔して設け
てあり、上部アーム９の先端部には昇降体１３が設けで
ある。

前記昇降体１３の下部にはテーパカット装置１５が装着
され、このテーパカット装置１５の下面より延設したア
ーム１７の先端にワイヤ電極１９を案内する上部ノズル
２１が設（プられ、一方正部アーム１の先端部には下部
ノズル２３が設けである。

また、前記昇降体１３を覆う伸縮部材２５である例えば
蛇腹等が設りられ、この伸縮部材２５と一体的に接続し
て設りられた箱状のケーシング２７にて前記デーパカッ
ト装置２５は囲繞され完全に密封されている。

更に、前記ワークテーブル７上には被加工材Ｗを取り付
ける取付台２９が設けられ、加工液の飛散を防ぐ加工槽
３１を設けて構成しである。

なお、図示を省略したが電極ワイヤ１９を送り出し、巻
取る装置が設けられているが、一般公知のものであり詳
細な説明は省略する。

次に本実施例に係るテーパカッ１〜装置１５の防水構造
についてさらに詳細に説明する。

第１図を参照するに、第１図（ａ）は、テーパカット装
置の断面説明図であり、第１図（ｂ）にはテーパカット
装置を作動させた状態を示しである。

昇降体１３（１部図示省略）の上下方向に移動するＺ軸
３３の下部に装着したテーパカット装置１５は、前後方
向（第１図にて左右方向）に移動自在な摺動部材３５と
左右方向へ移動自在な摺動部材２７にて構成さている。

前記摺動部材３５の下面プレー１〜３９にアーム１７が
固着し、このアーム１７の先端に電極ワイＡ７１９を案
内する上部ノズル２１が設けである。

更に、摺動部材３５の下面に密封一体向に箱状のケーシ
ング２７（例えば鋼板構造）が設けられ、摺動部材３５
．３７が全ストローク移動しても接触しない広さを持っ
て取り付【プられている。

このケーシング２７の上面には、Ｚ軸３３を覆いかつ上
部を上部アームに取付けた例えば蛇腹のごとき伸縮部材
２５が連結され、接合部は密封されている。

上記の構成によりその作用としては、第１図（ｂ）に示
すごとく、上部ノズル２１を前進さぜ、図示を省略した
下部ノズル２３との相対位置をずらしてテーパカットす
る場合は、摺動部材３５を作動さぜることにより可能と
なる。

また、左右方向へ移動させる場合は、摺動部材３７を作
動させれば良く、組み合わされた２つの摺動部材３５．
３７を適宜移動させることにより所望するテーパカット
作業を行なうことができる。

なお、ゲージング２７は摺動部材３５と一体に移動する
が、ＺｌｌＩｌｌ１３３を覆う蛇腹等の伸縮部材２５は
ケーシング２７に追従して動き得る構成のため、噴射さ
れて霧状となった加工液は全密封状態のテーパカッ１〜
装置内に侵入することがない。

このため、摺動部分に錆の発生もなく高精度の作業を維
持することができ、且つ、従来の如く前後方向くＶ軸）
に移動する摺動部材を覆う蛇腹を必要としなのいて小型
化を図ることかできる。

なｄ３、上述した実施例に限定されることなく、本発明
の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。

［発明の効果］ 以上のごどき実施例の説明から理解されるＪ：うに、要
づ−るに本発明は、二］ラムより突出した上部アームに
上下動自在な昇降体を設け、この昇降体の下部に前後左
右に移動自在な摺動部材で構成されたテーパカット装置
を設け、この°テーパカッ］・装置をケーシングで囲繞
し、かつこのケーシングと接続した伸縮部材によって前
記昇降体の上下動軸を覆ったことにより、霧状加工液の
侵入を防止し、錆の発生を防ぎ加工精度の維持を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ　）および（ｂ）は本発明の一実施例を示す
テーパカット装置の防水構造を示す断面説明図で、第１
図（ａ）は通常時の断面説明図、第１図（ｂ）はテーパ
カット作動時の断面説明図である。 第２図はワイヤカット放電加工機全体の配置的構成を概
念的に示した説明図である。 第３図は従来例を示し、テーパカット装置の斜視説明図
である。 １・・・ワイヤカッ１ル放電加工機 ５・・・コラム　　　　９・・・上部アーム１３・・・
昇降体　　　１５・・・テーパカット装置２５・・・伸
縮部材　　２７・・・箱体３３・・・７軸　　　　３５
・・・摺動部材３７・・・摺動部材 Ｎ Ｕ） ト「リド 冥 協　　冑

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　コラムより突出した上部アームに上下動自在な昇降体
   を設け、該昇降体の下部に前後左右に移動自在な摺動部
   材で構成されたテーパカット装置を設け、該テーパカッ
   ト装置をケーシングで囲繞し、かつこのケーシングと接
   続した伸縮部材によつて前記昇降体の上下動軸を覆った
   ことを特徴とするワイヤカット放電加工機のテーパカッ
   ト装置。