JPH0130879Y2 - - Google Patents

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JPH0130879Y2
JPH0130879Y2 JP1983174259U JP17425983U JPH0130879Y2 JP H0130879 Y2 JPH0130879 Y2 JP H0130879Y2 JP 1983174259 U JP1983174259 U JP 1983174259U JP 17425983 U JP17425983 U JP 17425983U JP H0130879 Y2 JPH0130879 Y2 JP H0130879Y2
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lever
input
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conductive plate
speed
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JP1983174259U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は、時間切り換え可能な遅延作動スイツ
チの改良に関する。
従来技術 この種の遅延作動スイツチは、オフ操作後に、
2〜5分の遅れ時間後に、スイツチをオフの状態
に設定する機能を有し、電気機器や住宅機器に組
み込まれる。これには、小型、低ノイズ、確実な
動作さらに時間調整機能が要求される。
例えば特公昭48−14460号や特開昭52−119747
号などは、渦電流制動および遅延時間調整の原理
を示しているが、上記の要求を満たす構造になつ
ている。
考案の目的 したがつて、本考案の目的は、小型、ノイズレ
ス、確実な動作で、しかも遅延時間を可変できる
ようにすることである。
考案の解決手段 そこで、本考案は、駆動系のばねや減速用輪
列、スイツチ操作部分および制動部分を合理的な
配置とし、上記各部の機能を有機的に組み合わ
せ、上記目的を構成している。
考案の構成 第1図ないし第4図は、本考案の遅延作動スイ
ツチ1を示している。
この遅延作動スイツチ1は、ケース体2の内部
で入力部材3、増速輪列4、導電板5および一対
の磁石6,7を備えている。
上記ケース体2は、箱型のケース8、上蓋9お
よび下蓋10によつて構成されている。このケー
ス8および上蓋9は、溶着、圧入あるいは係り合
いなどではまり合い、ケース8の内部で軸11,
12を平行な状態で固定しており、またケース8
および下蓋10は、同様にはまり合い、軸13を
固定的に保持している。この軸13は、ピニオン
14およびこのピニオン14に固定された導電板
5を回転自在に保持し、かつヨーク兼用のホルダ
ー15を回転自在に支持している。またケース8
は、この導電板5と対応する部分で、環状の一方
の磁石6を接着などの手段により固定的に保持し
ている。そしてホルダー15は、ケース8の内部
で、それらの間の摩擦力により、または位置決め
手段例えばクリツクボールなどにより位置決めさ
れており、その外周に突起16を備えている。こ
の突起16は、ケース8の一側面に形成された窓
17の部分から外部に突出し、切換駒18に係り
合つている。また、このホルダー15は、上記導
電板5と対向する部分で、環状の他方の磁石7を
保持している。このようにして一対の磁石6,7
は、導電板5を挟んで、所定の空隙を形成しなが
ら対向している。なお、これらの磁石6,7は、
円周方向にそつてN極およびS極を交互に着磁さ
れている。
そして上記入力部材3は、軸11に対し回転自
在に支持されており、上蓋9から突出した部分で
角軸部19および丸軸部20を一体的に形成して
いる。この角軸部19は、入力レバー21の角孔
に対し回り止め状態ではまり合い、また、丸軸部
20は、制御レバー22の丸孔に対し摩擦的に回
動自在にはまり合つている。上記入力レバー21
は、ばね掛け片26のほか、蓄勢片23およびカ
ム片24を一体的に形成しており、かつそれらの
間で切欠き25を形成している。また、上記制御
レバー22は、その外周縁で折曲片27、ストツ
パー28およびこのストツパー28の先端部分で
規制片29を一体的に形成している。入力レバー
21および制御レバー22が入力部材3に組み込
まれたとき、折曲片27は、切欠き25の部分に
臨んでいる。また上蓋9の上面に支軸30が一体
的に形成されている。この支軸30は、スイツチ
駆動用のレバー31を回動自在に支持している。
このレバー31は、先端部分にピン33を備えて
おり、スプリング32によつて第1図で反時計方
向に付勢されている。なお上記ピン33は、遅れ
作動用のスイツチ34の一対の接点板35,36
のうち一方の接点板35と対応している。また上
記スプリング32は、一端でレバー31に係り合
つているが、他端部分で前記ばね掛け片26に引
き掛けられている。この結果、入力レバー21
は、軸11を中心として入力部材3とともに、第
1図で反時計方向に付勢されていることになる。
一方、上記入力部材3は、ケース8の内部で弓
状のラチエツト37を一体的に形成している。こ
のラチエツト37は、それ自体の材料変形によつ
て中心方向に弾力的に変形し、入力ギヤ38と一
体的に形成された内歯のラチエツトホイール39
に係り合つている。上記入力ギヤ38は、軸12
に対し回転自在に支持された小ギヤ40とかみ合
つており、この小ギヤ40と一体的な同ギヤ41
は、軸11に対し回動自在の小ギヤ42とかみ合
つている。また、この小ギヤ42と一体的な大ギ
ヤ43は、軸12によつて支持された小ギヤ44
とかみ合つている。この小ギヤ44と一体的な大
ギヤ45は軸11に支持された小ギヤ46とかみ
合い、さらにこの小ギヤ46と一体的なギヤ47
は、最終輪となる前記ピニオン14とかみ合つて
いる。そしてこれらのギヤ列は、2軸間で上下方
向に交互に重なり合つて、前記増速輪列4を構成
している。なお、これらの増速輪列4は、3枚の
中板48,49,50によつて仕切られている。
考案の作用 入力レバー21の蓄勢片23が図示しないスイ
ツチ釦の操作と連動し、駆動レバー51などによ
つて押され、第1図で時計方向に回されると、入
力レバー21は、その回転中にカム片24の斜面
でスイツチ駆動用のレバー31の端面に接し、そ
れに支軸30を中心とする時計方向の回転運動を
与える。このとき、レバー31のピン33は、第
5図に示すように、スイツチ34の接点板35に
当接し、一対の接点板35,36を電気的に閉
じ、スイツチ34をオン状態に設定する。レバー
31の回転の初期に制御レバー22のストツパー
28がレバー31の先端に当たつているため、そ
れ以上回転しない。しかしレバー31がカム片2
4に押されて、時計方向に回動しきると、折曲片
27は、蓄勢片23に押されて、時計方向に回動
し、そのストツパー28の外周面をレバー31の
端縁に当接させる。このときの制御レバー22の
回転量は、規制片29がレバー31の先端に当接
することによつて規制されている。このようにし
てレバー31の反時計方向つまり復帰方向への回
動が規制され、スイツチ34のオン状態が維持さ
れる。このときスプリング32が引き伸ばされて
いるため入力レバー21に復帰方向すなわち反時
計方向の回転力が与えられている。この入力レバ
ー21の時計方向への回転過程で、入力部材3の
ラチエツト37は、その弾性変形によつてラチエ
ツトホイール39の歯の上面を滑りながら乗り越
えていく。このため増速輪列4はもとの位置で停
止状態のままとなつている。
つぎにスイツチ操作によつて、駆動レバー51
がオンの位置からオフの位置に移動すると、入力
レバー21は、その駆動レバー51による拘束か
ら解放されるため、自由な状態となり、スプリン
グ32に引かれて反時計方向に回動する。回動の
初期において、制御レバー22は、レバー31と
摩擦的に接することにより、止められている。や
がて折曲片27に切欠き25の一端が当たるた
め、入力レバー21および制御レバー22は、こ
の時点から一体となつて、反時計方向に回転す
る。ストツパー28の外周がレバー31から外れ
ると同時に、レバー31が速やかに反時計方向に
回動するため、スイツチ34は、オフの状態に設
定される。
この入力レバー21および制御レバー22が回
転する過程で、ラチエツト37がラチエツトホイ
ール39とかみ合つているため、入力レバー21
の復帰方向への回転力は、入力部材3、ラチエツ
ト37、ラチエツトホイール39および入力ギヤ
38を経て、増速輪列4に伝達され、その出力側
のギヤ47からピニオン14に高速回転として伝
達される。この結果、導電板5は、一対の環状の
磁石6,7の間で高速回転する。しかし、この回
転は、対向の磁石6,7の渦電流制動の作用を受
けて、調速される。このスイツチ34は、オフ操
作後、所定の作動時間すなわち遅れ時間の後にも
とのオフ状態の位置に復帰することになる。
ところで、この遅れ時間は、一方の磁石7を隣
り合う磁極の中心角の範囲内で回転させることに
より調節できる。すなわち第6図に示すように、
磁石6,7とN極とS極とが直接対向している場
合には、それらの磁石6,7のほとんどの磁束が
導電板5を貫通するため、導電板5に大きな渦電
流が発生し、これが最大の制動力を発生させる。
しかし第7図のように、同極どうしが対向してい
ると、鎖交磁束が減少するから、制動力は、最小
となる。このような位置の切り換えは、外部の切
換駒18によつて行うか、または手動によつて突
起16を直接回転させるようにして行う。このよ
うな位置調整によつて遅れ時間の選択および時間
的な調整が外部から簡単に行える。
なお、磁石6,7のN極とS極とが位相を異に
し、直接対向していないとき、磁石7に磁気的吸
引力によつて回転力が作用するため、既に述べた
クリツクストツプなどの位置決め手段が必要とさ
れる。第8図は、板ばね52によつてホルダー1
5の回転を阻止する例であり、また第9図は、ば
ね53およびボール54によつて、二位置の切り
換えをする例を示している。
考案の効果 本考案では、次の効果が得られる。
まず、スプリングや増速輪列が上下方向に重ね
合わせられているため、全体が薄型に構成でき、
小型となる。
また、制動力を渦電流方式によつて達成してお
り、回転部分と停止部分との間で物理的な接触が
ないため、動作時にノイズがほとんど発生せず、
静粛な運転が可能となる。
渦電流制動方式で、駆動力が小さくてよいた
め、経時変化がほとんどなく、また導電板の駆動
トルクが小さくてよく、入力回転力を増速輪列で
増速度できるため、入力側での小さな変位で大き
な回転数による時間調整が可能となる。
さらに、固定的な磁石に対し回動可能な磁石を
ホルダーによつて変位させることで、遅延時間が
容易に設定でき、しかもその状態が位置決め手段
によつて安定に保持されるため、外部からの遅延
時間の設定が容易であり、使用者の広汎な要求に
対応でき、組付け側で遅延時間の切り換え設定が
容易となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の遅延作動スイツチの平面図、
第2図は遅延作動スイツチの軸にそつた垂直階段
断面図、第3図は回転可能な磁石部分の水平断面
図、第4図はラチエツト部分の平面図、第5図は
動作時の遅延作動スイツチの平面図、第6図およ
び第7図は一対の磁石の磁束の状態を示す説明
図、第8図および第9図はホルダーの位置決め手
段を示す一部の平面図である。 1……遅延作動スイツチ、2……ケース体、3
……入力部材、4……増速輪列、5……導電板、
6,7……磁石、11,12,13……軸、15
……ホルダー、21……入力レバー、22……制
御レバー、31……駆動用のレバー、32……ス
プリング、34……スイツチ、37……ラチエツ
ト、39……ラチエツトホイール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転自在に支持された入力レバーと、この入力
    レバーを付勢するスプリングと、入力レバーに対
    して所定角度回転自在のスイツチ駆動用のレバー
    と、このレバーによりオン・オフされるスイツチ
    と、入力レバーとともに回動する入力部材と、こ
    の入力部材の回動を増速する経路中で2軸間で交
    互で上下に重なり合い状態で配置された複数のギ
    ヤからなる増速輪列と、この増速輪列の最終ギヤ
    と一体の円形の導電板と、空隙を介して導電板を
    挟む対向状態の環状の磁石と、上記各構成を支持
    するケース体と、一方の磁石を所定角度回転可能
    な状態でケース体に支持するホルダーと、このホ
    ルダーの位置決め手段と、から成る遅延作動スイ
    ツチ。
JP17425983U 1983-11-10 1983-11-10 時間切り換え可能な遅延作動スイッチ Granted JPS6082984U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17425983U JPS6082984U (ja) 1983-11-10 1983-11-10 時間切り換え可能な遅延作動スイッチ
US06/669,925 US4612469A (en) 1983-11-10 1984-11-09 Speed governor

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JP17425983U JPS6082984U (ja) 1983-11-10 1983-11-10 時間切り換え可能な遅延作動スイッチ

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JPS6082984U JPS6082984U (ja) 1985-06-08
JPH0130879Y2 true JPH0130879Y2 (ja) 1989-09-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH061653B2 (ja) * 1984-08-25 1994-01-05 松下電工株式会社 遅延スイツチ用駆動装置
JPH061652B2 (ja) * 1984-08-25 1994-01-05 松下電工株式会社 遅延スイツチ用駆動装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119747A (en) * 1976-03-31 1977-10-07 Hitachi Metals Ltd Magnetic coupling

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS52119747A (en) * 1976-03-31 1977-10-07 Hitachi Metals Ltd Magnetic coupling

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JPS6082984U (ja) 1985-06-08

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