JPH01307577A - ダンパー開閉装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被駆動側の開閉板を形状記憶合金より成る駆
動素子にて動作するダンパー開閉装置に関するものであ
る。

従来の技術 例えば分割状態の冷凍室と冷蔵室とを備えた冷蔵庫では
、冷凍室と冷蔵室とを結ぶ通路に設けたダンパーの開閉
によって温度制御が行われている。

従来、その開閉の駆動源として、ガスサーモ式ベローズ
が用いられているが、ガスサーモ式ベローズでは、応答
速度が遅く、また装置が大型化するといった問題があシ
、最近では、駆動源に形状記憶合金より成る駆動素子を
用いたものが使用される様になってきた。

以下に、形状記憶合金より成る駆動素子を駆動源に用い
た従来のダンパー開閉装置について説明する。

従来のダンパー開閉装置は、例えば実開昭６２−１６７
９８１号公報に記されているものがある。

第４図は従来のダンパー開閉装置の断面図を示したもの
である。

従来のダンパー開閉装置１は、ダンパー装置の基板２の
一端部に開口部３が形成されて居り、その中腹部上面に
支持板４が突設されている。

６は上記支持板４に回動自在に枢支された開閉板で、そ
の先端部に上記基板２の開口部３を開閉するためのパツ
キン６が装着されている。又、上記開閉板６には常時開
口部３を閉成する方向に附勢する板ばね７が取着されて
いる。

８は所定温度以上に加熱されると収縮するように熱処理
された形状記憶合金からなる駆動素子にして、上記開閉
板５のパツキン６を設けていない側の一端部に取着され
て居り、通常時は伸長した状態となって上記板ばね７の
附勢力と共に前記開閉板６を閉成する方向に附勢し、そ
の収縮時には板ばね７の附勢力に抗して上記開閉板５を
開成する方向に附勢するようになっている。

９は上記駆動素子８の中空部内に配設された正特性サー
ミスタからなるヒーターにして、前記駆動素子８に直列
に接跣されて居り、ダンパー開成指令時に上記ヒーター
９に通電されるようになっている。該ヒーター９に通電
されるとこのヒーター９に近い部分の駆動素子８から順
番に収縮が始まシ、その結果駆動素子８の収縮力が上記
板ばね７の附勢力より勝り作動板開閉板が時計方向、即
ち開成方向に回動される。

尚１Ｑは駆動素子８及びヒーター９を収納するだめのカ
バーを示す。第５図は従来のダンパー開閉装置に用いる
制御ブロック図である。

以上の様に構成されたダンパー開閉装置について、以下
その動作について説明する。

先ず、通常時即ちダンパーの開成指令がでていない時に
は、ヒーター９には通電されず、従って駆動素子８が伸
長状態にあり、開閉板５は板ばね７の附勢力によって閉
成方向に附勢され、このため開口部３は開閉板５のプレ
ート６で閉成されている。

而して、図示しない制御回路からダンパーを開成する指
令が出されると、リレースイッチ１１が閉成されてヒー
ター９及び駆動素子８の直列回路に電流が流れ、駆動素
子８はヒーター９によって加熱される。このため、駆動
素子８は収縮し、板ばね７の附勢力に抗して開閉板６を
時計方向に回動し開口部３を開成する。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記従来の構成では、加熱ヒーター９から
の熱伝達が駆動素子８に伝わりにくく、不安定な動作を
することが多い。又ヒーター９自身の容積も大きく、通
電を切った後でも、カバー１０にて密閉されている為、
ヒーター９の冷却時間が非常に長くかかり、開閉板６が
閉じるのが遅くなるといった欠点を有し、最悪の場合は
、冷蔵庫内の冷えすぎ凍結するといった問題が発生する
ものであった。

本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、開閉板
の開閉応答性を向上させることにより、冷蔵庫の温度精
度向上をはかる構造も簡単なダンパー開閉装置を提供す
ることを目的とする。

課題を解決するだめの手段 この目的を達成するために本発明のダンパー開閉装置は
、開口部を有する基板と、開口部を開閉自在にする開閉
板と、上記基板の裏側に取付けられた形状記憶合金よ構
成る駆動素子と、この駆動素子を加熱駆動させるヒータ
ーと、上記駆動素子の出力方向に取付けられ、直線的に
駆動されるピストンピンと、上記ピストンピン及び駆動
素子とヒーターとを冷気より保護するカバーとを備え、
前記開閉板は一端を基板の開口部に接し他端部を基板の
上記ピストンピンに対応する位置に設けた孔部を通して
取付けられたスピンドルビンの一端と四部にて当接し、
上記ピストンピンの動きによって動作するスピンドルピ
ンの一端によって開閉板の開閉を行うダンパー開閉装置
に於いて、前記ヒーターをコイルスプリング形状にして
、直接駆動素子の線芯に巻付けた構成を有している。

作　　用 この構成によって、加熱ヒーターはコイルスプリング形
状であシ、直接駆動素子の線芯に巻付けられている為、
駆動素子への熱伝達効率、及び冷即効率が非常に良く、
駆動素子への熱応答性が早くなシ開閉板の開閉応答性も
早くなることから、冷蔵庫内の温度精度向上及び冷えす
ぎといった問題は発生しなくなるものです。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

なお、従来例にて説明した部分と同一のものは同じ番号
を付与しである。

第１図において、１はダンパー開閉装置であり、被駆動
部材としての開閉板６及び、その駆動源としての形状記
憶合金より成る駆動素子（以下駆動素子と呼ぶ）８及び
駆動源を冷気より保護するカバー１０を基板２の裏側に
備えている。

上記開閉板６は、下方の両端に設けられた軸１２によっ
て基板２の軸受でラケット１３によって開閉自在に支持
され開口部３と対応する位置にそれよりもやや大きいパ
ツキンｅを備えておシ、基板２に固定された板状のばね
７によって開口部３を常に閉じる方向に付熱されておシ
、駆動素子８の線芯８ａに巻付けられているコイルスプ
リング状の加熱ヒーター９により加熱され直線的に駆動
され、駆動素子８の出力方向端面に取付けられているピ
ストンピン１４を通じて基板２の孔部１５は取付けられ
ているスピンドルビン１６に伝わシ、このスピンドルピ
ン１６の一端を開閉板５のくぼみ部１７に接触させ駆動
させることにより開閉板５を動作させている。

又カバー１０にはピストンピン１４の一端に取付けられ
ている磁石１８にて動作する加熱ヒーター９の制御用ス
イッチ１９が設けられている。

第２図は、駆動素子８に取付けられた、コイルスプリン
グ形状の加熱ヒーター９を示す。

第３図は、本発明のダンパー開閉装置に用いる制御ブロ
ック図である。

以上の様に構成されたダンパー開閉装置について、動作
を説明する。

開閉板６が開口部３を閉じている状態で、冷蔵室内の温
度が上昇したとき、制御回路２２は温度センサ２３の信
号によって加熱ヒーター９を通電加熱させ、その熱によ
り駆動素子８を直線的に駆動させ、駆動素子８の一端に
取付けられているピストンピン１４からスピンドルビン
１６を通じて開閉板５を開放状態とし、この時ピストン
ピン１４の一端に取付けられている磁石１８にて、カバ
ー１０に取付けられている加熱ヒーター９の制御用スイ
ッチ１９が切替わる為、制御回路２２によって自動的に
維持される。この時冷気が冷蔵室内に送りこまれる。

反対に、冷蔵室内の温度が低くなると、制御回路２２は
、加熱ヒーター９への通電を停止する。

この状態にて加熱ヒーター９及び駆動素子８が効率よく
冷気により急速に冷却され、板ばね７にて開閉板６が閉
じる。

以上の様に、本実施例により、コイルスプリング状の加
熱ヒーター９を駆動素子８の線芯８ａに巻付けることに
より開閉板６の開閉応答性を而単に向上させることが出
来る。

発明の効果 以上の様に本発明は、開口部を有する基板と、開口部に
開閉自在に設けられる開閉板と、上記基板の裏側に取付
けられた形状記憶合金より成る駆動素子と、この駆動素
子を加熱駆動させるヒーターと、上記駆動素子の出力タ
向に取付けられ直線的に駆動されるピストンピンと、上
記ピストンピン及び駆動素子とヒーターとを冷気より保
護するカバーとを備え、前記開閉板は一端を基板の開口
部に接し、他端部を基板の上記ピストンピンに対応する
位置に設けた孔部を通して取付けられたスピンドルビン
の一端と凹部にて当接し、上記ピストンピンの動きによ
って動作するスピンドルピンの一端によって開閉板の開
閉を行うダンパー開閉装置に於いて、前記ヒーターをコ
イルスプリング形状にして、直接駆動素子の線芯に巻付
けたことにより、開閉板の開閉応答性が向上し、構造も
簡単なダンパー開閉装置を実現出来るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のダンパー開閉装置の断面図
、第２図は本判の駆動素子に巻付けた加熱ヒーターを示
す斜視図、第３図は本発明のダンバー開閉装置の制御ブ
ロック図、第４図は従来のダンパー開閉装置の断面図、
第５図は、従来のダンパー開閉装置の制御ブロック図で
ある。 １・・・・・・ダンパー開閉装置、２・・・・・・基板
、５・・・・・・開閉板、８・・・・・・形状記憶合金
よ構成る駆動素子、９・・・・・・加熱ヒーター、１ｏ
・・・・・・カバー、１４・・・・・・ピストンピン、
１６・・・・・・スピンドルビン。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−−ダン／Ｘ′−開閂荻資 １０−一カハ゛− ／４−　ビ°ストン乙°ン Ｎ　１　図　　　　　　　　／６−−−スビントＪｔ／
ｃ・ン第２図 ７′ ／ ａ　　　Ｑ 第３図 第４図 −５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 開口部を有する基板と、開口部を開閉自在にする開閉板
   と、上記基板の裏側に取付けられた形状記憶合金より成
   る駆動素子と、この駆動素子を加熱駆動させるヒーター
   と、上記駆動素子の出力方向に取付けられ直線的に駆動
   されるピストンピンと、上記ピストンピン及び駆動素子
   とヒーターとを冷気より保護するカバーとを備え、前記
   開閉板は、一端を基板の開口部に接し、他端部を基板の
   上記ピストンピンに対応する位置に設けた孔部を通して
   取付けられたスピンドルピンの一端と凹部にて当接し、
   上記ピストンピンの動きによって動作するスピンドルピ
   ンの一端によって開閉板の開閉を行うダンパー開閉装置
   に於いて、前記ヒーターをコイルスプリング形状にして
   、直接駆動素子の線芯に巻付けたことを特徴とするダン
   パー開閉装置。