JPH01306127A - 金属の電気加工方法 - Google Patents

金属の電気加工方法

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JPH01306127A
JPH01306127A JP13532888A JP13532888A JPH01306127A JP H01306127 A JPH01306127 A JP H01306127A JP 13532888 A JP13532888 A JP 13532888A JP 13532888 A JP13532888 A JP 13532888A JP H01306127 A JPH01306127 A JP H01306127A
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JP
Japan
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machining
electrode
gap
workpiece
electrolyte
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JP13532888A
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Yohei Kuwabara
桑原 陽平
Takehiro Andou
安藤 剛廣
Masayoshi Moriya
森谷 政好
Toshihiko Atsumi
渥美 敏彦
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Shizuoka Seiki Co Ltd
Original Assignee
Shizuoka Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、金属の電気加工方法に係わり、特に放電加
工と電解加工を一つの加工装置で実施し得る電気加工方
法に関する。
[従来の技術] 従来の電極を用いて金属を加工する電気加工方法として
は、放電加工(EDM)と電解加工(ECM)が知られ
ているが、この放電加工と電解加工は電気をエネルギー
とし、電極を加工ツールとして用いながらも、非常に異
なった加工特性を示す。
即ち、放電加工は一定の電極間隙を保って進む加工であ
るので゛、加工条件を制御すれば転写精度に極めて優れ
るが、絶縁環境中で高周波数のパルス状の微少放電エネ
ルギーを供給して、金属ワークを溶融しながら加工を進
めるため、生産性と加工面の粗さとが裏腹の関係にあり
、また、加工表面の金属組織が熱的影響を受けて数十ミ
クロンの深さまで変質したり、電極も放電時の熱的影響
によって加工されて、徐々に変形(消耗)していくとい
う不都合がある。
これに対して電解加工は、通常、電極とワーク間に電解
液を流し、ワークを陽極として電極との極間に電流を作
用させ、ワーク金属を電解液中にイオン化して溶出する
。従って、電流密度を大きく作用させると速い加工速度
を実現できるし、また、加工された表面は、金属原子を
イオン化して溶出する電気化学的加工であるため、機械
的ないし熱的応力を受けずに欠陥がなく、電極も全く消
耗しないという利点がある。
反面、電解加工は電気化学的加工であるがために、ワー
ク表面の加工速度は、各部に流し得る電流密度と加工効
率に依存するが、現実の問題として最も影響を受けるの
は、電極間隙の電解液の速度分布である。複雑な三次元
形状物にいかに数多くの電解液供給孔を設けても、あら
ゆる加工間隙に同じ加工条件で新鮮な電解液を供給する
ことが不可能であり、また、直流電流を作用させると、
ワーク表面の電解液中の電解生成物(水酸化金属分子)
濃度が高まり、これにより、実効電気抵抗が高くなフて
、継続的電解作用を妨げる。従って、電解液供給口に近
い新鮮な電解液流入部と、そこから離れた汚染された電
解液が流れてくる部位とでは加工速度が異なり、電極の
転写精度を損なうという不都合がある。
そして、これらの放電加工及び電解加工は、加工液の性
状が全く異なるため、放電加工は放電加工装置で、また
、電解加工は電解加工装置でそれぞれ加工するのが一般
的であるが、これらの加工を同一の加工装置で行う電気
加工方法としては、例えば特開昭57−189733号
公報に開示されている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この電気加工方法にあっては、放電加工
用の加工液を貯留するタンクと、電解加工用の加工液を
貯留す−るタンクと、洗浄液用のタンクとをそれぞれ設
け、これらの3つタンクから加工槽に加工液と洗浄液と
を択一的に供給してワークを加工もしくは洗浄する方法
であるため、液の切り換え時に加工槽内の液を全て各タ
ンクに排出する必要があり、加工液及び洗浄液の切り換
えに時間がかかり、加工時間が長くなるとともに、洗浄
液による洗浄効果が十分でなく、高精度な表面品質が得
られないという不都合があった。
そこで、この発明の第1の目的は、同一の加工装置で放
電加工と電解加工を行うことができ、加工液の切り換え
時間を短くし得て、加工時間を大幅に短縮し得る金属の
電気加工方法を実現するにあり、また、この発明の第2
の目的は、電解加工と放電加工を効率的に組み合わせる
ことにより、加工時間を短縮し得て高精度な表面品質が
得られる金属の電気加工方法を実現するにある。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するために、この出願の第1の発明は、
加工槽内に電極と被加工物を所定間隙で対向配置するス
テップと、前記加工槽に電解加工及び放電加工用の比重
の異なる少なくとも2種類の加工液を供給するステップ
と、前記加工液の境界面を上下動して電極と被加工物を
いずれか一つの加工液中に浸漬、させるステップと、前
記電極とワークとの極間にパルス電流を供給するステッ
プとを具備することを特徴とし、また、第2の発明は、
加工槽内で対向配置した電極とワークとの間隙に電解液
を介在させ、電極とワークとの極間にパルス電流を供給
すや第1のステップと、前記間隙の電解液を排出すると
ともに、該間隙に放電加工液を介在させ、極間にパルス
電流を供給する第2のステップと、前記間隙の放電加工
液を排出するとともに、該間隙に電解液を介在させ、極
間にパルス電流を供給する第3のステップとを具備する
ことを特徴とする。
[作用] この出願の第1の発明の構成によれば、加工槽内に電解
加工用の第1の加工液を供給した後、この第1の加工液
より比重の軽い放電加工用の第2の加工液を供給する。
そして、電極とワーク間に第1もしくは第2の加工液を
介在させた状態で、所定のパルス電流を供給してワーク
を電解もしくは放電加工し、ワークが所定量加工された
ら、第1の加工液と第2の加工液との境界面を上下動さ
せ、電極とワーク間に第2もしくは第1の加工液を介在
させ、所定のパルス電流を供給してワークを放電もしく
は電解加工する。また、第2の発明の構成によれば、加
工初期の粗加工は生産性の優れた電解加工で、寸法形状
を整える工程は放電加工で加工し、最終の仕上げ工程は
、電解加工により面粗度を向上させつつワーク表面の変
質層を除去し、鏡面状の光沢面を得る。
[実施例] 以下この発明の実施例を図面に基づいて詳細かつ具体的
に説明する。
第1〜3図はこの発明の一実施例を示す。第1図におい
て、1は加工槽、2は電極駆動装置3に固定した電極、
4は加工槽1内の定盤5に固定したワーク、6は放電加
工液70オーバーフロー装置、8は電解液9のオーバー
フロー装置、10は前記放電加工液7を清浄化する放電
加工液濾過装置、11は前記電解液9を清浄化する電解
液濾過装置、12は制御装置、13は制御装置12の制
御信号に基づき、電極2とワーク4の極間に所定のパル
ス電流を供給する電源装置、14は超音波洗浄装置であ
る。
前記電極駆動装置3は、制御装置12の制御信号によっ
て駆動するモータ15の回転を上下方向の運動に変換し
て、電極2を上下動させ、ワーク4と所定間隙工6を維
持する如く設定する。
前記オーバーフロー装置6は加工槽1に管17.18に
よフて接続した容器19と、上端が前記v18より上方
に位置し、下端が容器19の下面を貫通するオーバーフ
ロー管20と、放電加工液7と電解液9の種別を検出し
、その信号を制御装置12に出力する液検出センサ21
と、制御装置12の制御信号によりこの液検出センサ2
1を上下動させる駆動装置22等からなる。このオーバ
ーフロー装置6は放電加工液7の上面が前記オーバーフ
ロー管20の上端を越えた場合に、線管20により放電
加工液7をタンク23に排出する。
また、前記オーバーフロー装置8は、加工槽1の最下面
に配設した管24によって加工槽1に接続した容器25
と、下端が容器25の下面を貫通して容器25内部で上
下動可能に配設したオーバーフロー管26と、このオー
バーフロー管26を制御装置12の制御信号により上下
動させる駆動装置27等からなり、電解液9の上面がオ
ーバーフロー管26の上端を越えた場合に、線管26を
介して電解液9をタンク28に排出する。
前記放電加工液濾過装置10は、タンク23内の放電加
工液を回収して濾過するとともに、この濾過した清浄な
放電加工液を、制御装置120制御信号により開閉され
る開閉バルブ29及び供給管30によって加工槽1に供
給し、また、前記電解液濾過装置llは、タンク28内
の電解液を回収して濾過するとともに、この濾過した清
浄な電解液を、開閉バルブ31及び供給管32を介して
加工槽1に供給する。
なお、電解液濾過装置11は加工槽1の下面に配設した
排出管33及び手動操作の排出バルブ34を介して加工
槽1の電解液9をも回収する。
前記超音波洗浄装置14は、加工槽1内に固定するため
の取付はベース35と、上下方向(矢印イ)に移動可能
な駆動棒36と、水平方向に移動及び回転(矢印口、ハ
)可能な駆動棒37と、これらの駆動棒36.37を駆
動する駆動装置38と、前記駆動棒37の先端に固定さ
れた超音波発信器39等からなる。
この超音波洗浄装置14は、制御装置12の制御信号に
より、駆動棒36.37を移動及び回転させて、超音波
発信器39を電極2とワーク4間に位置させ、この状態
で超音波発信器39から超音波を発信して電極2及びワ
ーク4を洗浄する。なお、第1図中、符号40は電極2
とワーク4間に前記電解液濾過装置11を介して清浄な
電解液を供給するための噴出ノズルである。
次にこの発明の作用を第2図及び第3図に基づいて説明
する。
まず、電極2を電極駆動装置3に固定するとともに、ワ
ーク4を定盤5に固定(60) シ、ワーク4の大きさ
、加工間隙等の各種データを図示しない入力装置によフ
て入力(61)する。この入力データに基づき、制御装
置12は前記液検出センサ21の設定位置及び前記オー
バーフロー管26の設定位置を算出し、前記駆動装置2
2.27を駆動して、液検出センサ21及びオーバーフ
ロー管26をこれらの各位置に設定(62)する。そし
て、制御装置12の制御信号により、電解液濾過装置1
1から、例えば濃度が20〜40%の硝酸ナトリウム(
比重が1.1〜1.3)の電解液9を前記開閉バルブ3
1及び供給管32を介して加工槽1に供給(63)する
。なおこの時、前記オーバーフロー管26は、電解液9
の上面がワーク4の上面より上になる位置に設定されて
いるため、ワーク4は電解液9中に浸漬することになる
電解液9が供給されると、制御装置120制御信号によ
り、放電加工液濾過装置10から開閉バルブ29及び供
給管30を介して放電加工液7を加工槽1に供給(64
)する。この放電加工液7は例えば比重が0.8前後の
油性加工液で、電解液9より比重が軽いため、放電加工
液は電解液9上に層になって貯留される。なお、放電加
工液7の上面は、前記オーバーフロー管20の上端で規
制される。 そして、電極駆動装置3を駆動して電極2
とワーク4を所定間隙δ1に設定(65) u、制御装
置12が前記液検出センサ21により、間隙δ1に介在
する加工液が電解液9であることを確認(66・・・第
3図aの状態)したら、電源装置13から所定のパルス
電流を極間に供給(67) L/て所定回数の電解加工
を行う(68)。この電解加工は、電極2とワーク4の
間隙δ1の電解液9が静止した状態で所定のパルス電流
を供給し、パルス電流がオフした後に電極2を上昇させ
るとともに、拡大した間隙に前記ノズル40から清浄な
電解液を噴出して間隙の電解生成物を排除し、再び電極
2とワーク4を所定間隙δ1に設定して(従って、加工
が進むにしたがって電極2は下方に移動する)加工を行
う。
この電解加工により、三次元形状のワークが短時間に粗
加工される。
電解加工が終了すると、制御装置12の制御信号により
、前記駆動装置27を作動させて前記オーバフロー管2
6を下方の所定位置(制御装置12で入力データに基づ
き算出した位置)まで下降(69)するとともに、放電
加工液濾過装置10から放電加工液7を供給(70)す
る。この場合、オーバーフロー管26が下がると、加工
槽1の電解液9は原管26からタンク28に排出され、
電解液9の上面、即ち境界面Aが下がり、電解液9が減
少した分だけ放電加工液7が供給される。
電解液9の一部もしくは全部が排出され、放電加工液7
が供給されて、境界面Aが下降すると、電極駆動装置3
を駆動させて電極2を上昇(71)させ、電極2とワー
ク4の間隙を拡大させるとともに、制御装置12の制御
信号により、前記駆動装置38を作動させて、前記駆動
棒36及び37を移動あるいは回転させ、超音波発信器
39を電極2とワーク4の間隙に位置(72・・・第3
図すの状態)させる。そして、超音波発信器39から超
音波を発信して、電極2及びワーク40表面を洗浄(7
3) L/、該表面に付着した電解液及び電解生成物等
を除去する。所定時間洗浄したら、超音波発信器39を
元の位置に戻すとともに、電極2を下降させて、所定間
隙δlに設定(74)する。
そして、電極2とワーク4が放電加工液を介して対設し
、制御装置12が液検出センサ21により、間隙δlに
介在する加工液が放電加工液7であることを確認(75
・・・第3図Cの状態)したら、電源装置13から極間
に所定のパルス電流を供給(76)して、所定回数の放
電加工を行う(77)。この放電加工により、寸法形状
が整えられる。
放電加工が終了したら、前記ステップ(69)〜(73
)と同様に、オーバーフロー管26を最初の位置まで上
昇(78)させ、電解液9を供給(79) シて境界面
Aを上昇させるとともに、電極2を上昇(80)させて
電極2とワーク4間に超音波発信器39を位置(81・
・・第3図dの状態)させ、電極2とワーク40表面を
洗浄(82) シて、該表面に付着した放電加工液及び
加工屑等を除去する。
電極2とワーク40表面が洗浄されたら、電極2を下降
して所定間隙δ2に設定(83)するとともに、制御装
置12が液検出センサ21によって、間隙δ2の加工液
が電解液であることを確認(84・・・第3図eの状態
)したら、電源装置13から所定のパルス電流を供給(
85) L/て、所定回数(86)の電解加工を行い、
一連の加工を終了(87)する。
この電解加工は、静止した電解液7中で、電極2とワー
ク4間にピーク電流密度が例えば40A/cm2の単一
のパルス電流を供給し、このパルス電流がオフしたら電
極2を上昇させるとともに、間隙に前記噴出ノズル40
から清浄な電解液を噴出して、間隙の電解生成物を排除
し、その後電極2を下降させて、最初に間隙δ2を設定
した位置に再設定するというステップを所定回数繰り返
す(76)。
従ってこの場合の加工は、前記した電解加工及び放電加
工とは異なり、加工中に電極2は下降せず、常に同じ位
置でパルス電流が供給されて加工され、加工間隙は加工
の進行に従い大きくなる。
この電解加工により、放電加工により形成されたワーク
表面の面粗度を向上させつつ、ワーク表面の変質層を除
去し、鏡面状の光沢面が得られる。
このようにこの実施例においては、三次元形状のワーク
4の粗加工を電解加工によって行うので、放電加工によ
る加工時間の数分の一以下(例えば0.1mm程度を加
工する場合は微少な電流で行う放電加工の数十分の−)
の時間で加工し得るとともに、同一の加工装置で電解加
工と放電加工を実施するため、段取り時間の短縮、及び
最終仕上げの手磨き時間の削減ないし省略により、全体
としての加工時間を大幅に短縮することができる。また
、段取り工程の削除で、加工品質に大きく影響する電極
2とワーク4の芯出し作業を不要とし、仕上げ表面の面
粗度が優れるばかりか、表面の変質層もなく、高精度な
表面品質が得られる。
さらに、放電加工では電極2の消耗が避けられず、特に
三次元形状の型彫り加工では、最初に加工を始める電極
2下端の局部的な加工点の電流が大きくなって、この部
分の消耗が避けられず、これにより加工形状を損なうば
かりか、一つの型彫り加工をするのに高価な電極2を複
数個必要とするが、加工量の多い粗加工を電極2の消耗
がゼロである電解加工で行い、形状の損なわれない同じ
電極2で、寸法形状を整える放電加工をし、電解加工に
より仕上げ加工を行うため、1本の電極2で加工するこ
とができ、電極製作費用の削減及び電極交換時間の短縮
が図れる。
第4図はこの発明の他の実施例を示す。この実施例の特
徴は、電解液9と放電加工液7の中間に、電解液より比
重が軽く、放電加工液より比重が重い、適宜の洗浄液4
1を介在させた点にある。この実施例においては、上記
実施例におけるオーバーフロー装置6.8の他に、洗浄
液41用のオーバーフロー装置42を必要とする。
このオーバーフロー装置42は、加工槽1に管43で接
続された容器44と、この容器44内に上下動可能に配
設されたオーバーフロー管45と、この管45を制御装
置12の制御信号により上下動させる駆動装置46等か
らなり、前記オーバーフロー装置8と同様、制御装置1
2の制御信号により、オーバーフロー管45が上下動し
て、洗浄液41と放電加工液7の境界面Bを上下させる
。そして、このオーバーフロー装置42は、境界面Bが
オーバーフロー管45の上端を超えた場合に、原管45
を介してタンク47に洗浄液41を排出し、この洗浄液
41は、洗浄液濾過装置48によって濾過され、制御装
置120制御信号により、開閉バルブ49及び供給管5
0を介して加工槽1に供給される。
また、この実施例においては、放電加工液7用のオーバ
ーフロー装置6の容器19と加工槽1間に、前記管17
と管18との間に第3の管51を設け、液検出センサ2
1により、3種類の液を検出するように構成される。こ
の実施例においても、上記実施例と同様の作用効果が得
られるほか、超音波洗浄装置が不要になるという効果が
得られる。
なお、上記実施例における電解加工及び放電加工の加工
方法(具体的なステップ)は、−例にすぎず、例えば、
放電加工時に、電解加工と同様に清浄な放電加工液を噴
出するノズルを設け、パルス電流供給後に間隙に清浄な
放電加工液を噴出するようにしたり、電極2に電解液あ
るいは放電加1液の噴出孔を設けてもよく、また、電解
加工時に、電解液を供給管32から供給し続け、加工槽
1内の電解液が緩やかに流動する状態(電解液が供給管
32→加工槽1→管24→オーバーフロー管26→タン
ク28の循環を繰り返す状態)でパルス電流を供給した
り、これを放電加工時に適用(供給管30→加工槽1→
管18→オーバーフロー管20→タンク23を循環させ
ながらパルス電流を供給)する等、種々の変更が可能で
ある。
また、上記実施例においては、液検出センサ21をオー
バーフロー装置6に配設したが、加工槽1内に配設して
も、よく、この液検出センサとしては、電導度等の電気
的特性を検出するもの、比重を検出するもの等適宜のセ
ンサを使用すればよい。さらに、上記実施−例において
は、オーバーフロー管20を固定し、オーバーフロー管
26を自動的に上下動させるように構成したが、前記管
20を制御装置によフて自動的に移動させたり、前記管
20.26をワークの大きさに応じ、手動で位置設定す
るように構成してもよい。また、各オーバーフロー装置
の容器と加工槽との接続位置を固定せず、ワーク等の大
きさに応じて上下にスライドできる構成としてもよい。
[発明の効果コ この発明は上述の通りに構成したので、次に記載する効
果を奏する。
(第1発明) ■ 加工層内に比重の異なる電解加工及び放電加工用の
加工液を供給し、その境界面を上下動させて、電極とワ
ークをいずれかの加工液中に浸漬させて加工を行うため
、一つの加工装置で電解加工と放電加工を実施し得て、
段取り時間等を短くすることができるとともに、加工液
の交換時間を短くすることができて、全体の加工時間を
短縮することができる。
(第2の発明) ■ 加工量の多い粗加工を電解加工で行い、放電加工に
よって形状を整え、仕上げ加工を電解加工で行うため、
1本の電極で加工することができ、電極製作費用を削減
し得るとともに、電極交換等の段取り時間を短縮し得る
。、 ■ 仕上げ加工を電解加工で行うため、放電加工時の変
質層を除去することができて、鏡面状の光沢面等の高精
度な表面品質が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す概略構成図、第2図
はこの発明の一実施例を示すフローチャート、第3図は
作用を説明するための図、第4図はこの発明の他の実施
例を示す概略構成図である。 l・・・加工槽、2・・・電極、4・・・ワーク、 6
.8.42・・・オーバーフロー装置、7・・・放電加
工液、9・・・電解液、10・・・放電加工液濾過装置
、11・・・電解液濾過装置、12・・・制御装置、1
3・・・電源装置、14・・・超音波洗浄装置、21・
・・液検出センサ、20.26.45・・・オーバーフ
ロー管、22.27.46・・φ駆動装置、41・・・
洗浄液。 特許出願人  静岡製機株式会社 代表者鈴木重夫

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)次の構成を具備する金属の電気加工方法。 イ、加工槽内に電極とワークを所定間隙で対向配置する
    ステップ、 ロ、前記加工槽に電解加工及び放電加工用の比重の異な
    る少なくとも2種類の加工液を供給するステップ、 ハ、前記加工液の境界面を上下動させて、電極と被加工
    物をいずれか一つの加工液中に浸漬させるステップ、 ホ、前記電極とワークとの極間にパルス電流を供給する
    ステップ。
  2. (2)次の構成を具備する金属の電気加工方法。 a、加工槽内で対向配置した電極とワークとの間隙に電
    解液を介在させ、電極とワークとの極間にパルス電流を
    供給する第1のステップ、 b、前記間隙の電解液を排出するとともに、該間隙に放
    電加工液を介在させ、極間にパルス電流を供給する第2
    のステップ、 c、前記間隙の放電加工液を排出するとともに、該間隙
    に電解液を介在させ、極間にパルス電流を供給する第3
    のステップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100407888B1 (ko) * 2001-05-15 2003-12-03 한국과학기술원 전해방전 가공장치
CN102528188A (zh) * 2012-03-08 2012-07-04 哈尔滨工业大学 一种微细电极的电火花电化学复合加工方法

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KR100407888B1 (ko) * 2001-05-15 2003-12-03 한국과학기술원 전해방전 가공장치
CN102528188A (zh) * 2012-03-08 2012-07-04 哈尔滨工业大学 一种微细电极的电火花电化学复合加工方法

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